| 【発明の名称】 |
給湯装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】若田 武志
【氏名】朝倉 宏
【氏名】本岡 英典
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| 【要約】 |
【課題】貯湯槽の温度成層を崩すことなく、安定した温度の湯を給湯できるようにすることを目的とする。
【解決手段】ヒートポンプによる貯湯を行う際には、サーミスタ19で貯湯槽2の上部の温度を検出し、その検出温度がヒートポンプの沸き上げ温度以上であるときには、循環ポンプ4を駆動して貯湯槽2の湯水を、下部の導入口3aから導入して水−冷媒熱交換器5で熱交換して三方弁18を介して貯湯槽2の電気ヒータ6よりも低い位置の還流口3cに還流させて貯湯するようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 貯湯槽の下部から該貯湯槽の上部に至る循環経路の途中に熱交換器を配設し、前記貯湯槽の下部からの湯水を、前記熱交換器で間接加熱して貯湯槽の上部に戻して貯湯する貯湯式の給湯装置において、貯湯槽内の湯水を加熱する補助熱源を備え、前記熱交換器で間接加熱された湯水を、前記貯湯槽に戻す別の循環経路を設けるとともに、循環経路を切り替える循環経路切り替え手段を設けたことを特徴とする給湯装置。 【請求項2】 請求項1記載の給湯装置において、前記別の循環経路は、前記熱交換器で間接加熱された湯水を、前記貯湯槽の前記上部よりも該貯湯槽の低い位置に戻すものであり、前記循環経路切り替え手段は、貯湯槽内の湯水の温度に応じて、循環経路を切り替えることを特徴とする給湯装置。 【請求項3】 請求項1または2記載の給湯装置において、前記貯湯槽内の所定の高さ位置に、前記補助熱源としてのヒータを配設するとともに、該ヒータの上方の貯湯槽内に、浴槽からの湯水を間接加熱する風呂用熱交換器を配設したことを特徴とする給湯装置。 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の給湯装置において、前記貯湯槽の上部の給湯口から給湯する給湯経路と、前記給湯口よりも低い位置の給湯口から給湯する給湯経路とを備えるとともに、給湯経路を切り替える給湯経路切り替え手段を備えることを特徴とする給湯装置。 【請求項5】 貯湯槽の下部から該貯湯槽の上部に至る循環経路の途中に熱交換器を配設し、前記貯湯槽の下部からの湯水を、前記熱交換器で間接加熱して貯湯槽の上部に戻して貯湯する貯湯式の給湯装置において、浴槽からの湯水を間接加熱する風呂用熱交換器を備え、前記貯湯槽の上部からの湯水を、前記風呂用熱交換器を介して前記貯湯槽の下部に戻す別の循環経路を設けるとともに、循環経路を切り替える循環経路切り替え手段を設けたことを特徴とする給湯装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ヒートポンプ給湯装置のような給湯装置に関し、更に詳しくは、湯を貯湯槽に貯湯した後、給湯する貯湯式の給湯装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のヒートポンプ給湯装置を、図3に示す。同図において、1は圧縮機や蒸発器等を備えたヒートポンプユニット、2は貯湯槽であり、この貯湯槽2には、その下部の導入口3aから上部の還流口3bに至る循環管路3が接続されており、この循環管路3には、貯湯槽2の湯水を循環させる循環ポンプ4およびヒートポンプユニット1の冷媒と貯湯槽2からの湯水との熱交換を行なう水−冷媒熱交換器5がそれぞれ配設されている。 【0003】貯湯槽2内の下部には、ヒートポンプの沸き上げ温度以上の温度で沸き上げて高温貯湯するための補助熱源としての電気ヒータ6が設けられる一方、上部には、浴槽7から風呂用循環ポンプ8、三方弁9を介して浴槽7に循環される湯水を、貯湯槽2内の高温の湯で間接加熱する風呂用熱交換器10が設けられている。 【0004】また、貯湯槽2の下部には、減圧弁11が介装された給水配管12が接続される一方、上部の給湯口13aには、給湯配管13が接続されており、この給湯配管13には、貯湯槽2の湯と給水配管12が分岐されたパイパス配管14からの水とを、設定温度になるように混合して給湯栓15あるいは風呂電磁弁16を介して浴槽7に給湯する出湯混合弁17が設けられている。 【0005】かかるヒートポンプ給湯装置による貯湯は、次のようにして行われる。すなわち、 安価な深夜電力を利用してヒートポンプユニット1で冷媒を循環させるとともに、循環ポンプ4を駆動して貯湯槽2の水を、下部の導入口3aから上部の還流口3bに至る循環管路3で循環させ、水−冷媒熱交換器5で熱交換して貯湯槽2の湯水を加熱して貯湯槽2内に蓄える。 【0006】例えば、冬季のように外気温度が低く、ヒートポンプユニット1の蒸発器からの吸熱量が減少して水−冷媒熱交換器5での加熱能力が低下して必要な湯量を確保できないような場合には、電気ヒータ6によって、貯湯槽2の湯を加熱して高温貯湯して必要な給湯量を確保する。 【0007】一方、風呂の追い焚きを行う場合には、浴槽7内の湯を、風呂循環ポンプ8で循環させ、貯湯槽2内に配設された風呂用熱交換器10で貯湯槽2内の高温の湯と熱交換して、風呂を追い焚きするものである。 【0008】また、風呂の湯張りや給湯栓15からの給湯は、給水配管12から貯湯槽2の下部に水を供給する一方、貯湯槽2の給湯配管13から出湯混合弁17を介して給湯するものである。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】このようなヒートポンプ給湯装置では、冷媒の種類にもよるが、昇温できる湯の最高温度が、60℃〜65℃程度に制限されるため、必要に応じて上述のように電気ヒータ6によって、例えば、80℃〜90℃程度に昇温して高温貯湯している。 【0010】このように高温貯湯されて、貯湯槽2の上部に80℃〜90℃程度の高温の湯が存在している状態において、ヒートポンプを駆動すると、ヒートポンプによる貯湯温度が、60℃〜65℃程度であるために、貯湯槽2の上部の高温の湯が低温の湯によって攪拌され、貯湯槽2の上部に高温の温度成層を形成することができなくなり、このため、貯湯槽2の上部の給湯口13aから給湯される湯の温度が安定しないという難点がある。 【0011】本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、貯湯槽の温度成層を崩すことなく、安定した温度の湯を給湯できるようにすることを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的を達成するために、次のように構成している。 【0013】すなわち、請求項1に係る本発明の給湯装置は、貯湯槽の下部から該貯湯槽の上部に至る循環経路の途中に熱交換器を配設し、前記貯湯槽の下部からの湯水を、前記熱交換器で間接加熱して貯湯槽の上部に戻して貯湯する貯湯式の給湯装置において、貯湯槽内の湯水を加熱する補助熱源を備え、前記熱交換器で間接加熱された湯水を、前記貯湯槽に戻す別の循環経路を設けるとともに、循環経路を切り替える循環経路切り替え手段を設けている。 【0014】請求項1に係る本発明によれば、貯湯槽の湯水を、該貯湯槽の下部から熱交換器を介して貯湯槽の上部に戻す従来の循環経路とは別の循環経路を設けているので、補助熱源によって貯湯槽内の湯水を加熱して高温貯湯した状態で、貯湯槽の湯水を、前記熱交換器で間接加熱して貯湯槽に戻す場合に、貯湯槽内の温度成層を崩さないように別の循環経路で戻すことができる。 【0015】請求項2に係る本発明は。請求項1の発明において、前記別の循環経路は、前記熱交換器で間接加熱された湯水を、前記貯湯槽の前記上部よりも該貯湯槽の低い位置に戻すものであり、前記循環経路切り替え手段は、貯湯槽内の湯水の温度に応じて、循環経路を切り替えるものである。 【0016】請求項2に係る本発明によれば、貯湯槽内の湯水の温度が、熱交換器で間接加熱されて貯湯槽に戻される湯水の温度よりも高いときには、その温度成層を崩さないように、別の循環経路を介して熱交換器で加熱された湯水を、貯湯槽の低い位置に戻すことができる。 【0017】請求項3に係る本発明は、請求項1または2の発明において、前記貯湯槽内の所定の高さ位置に、前記補助熱源としてのヒータを配設するとともに、該ヒータの上方の貯湯槽内に、浴槽からの湯水を間接加熱する風呂用熱交換器を配設している。 【0018】請求項3に係る本発明によれば、貯湯槽の湯水を加熱して高温貯湯するためのヒータの上方に、風呂用熱交換器を配設しているので、貯湯槽内の高温の湯によって、風呂の追い焚きや保温を行うことができる。 【0019】請求項4に係る本発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記貯湯槽の上部の給湯口から給湯する給湯経路と前記給湯口よりも低い位置の給湯口から給湯する給湯経路とを備えるとともに、給湯経路を切り替える給湯経路切り替え手段を備えている。 【0020】請求項4に係る本発明によれば、給湯設定温度に応じて、給湯経路を切り替えることができるので、給湯設定温度が低いときには、貯湯槽の低い位置の給湯口からの給湯経路で比較的低温の湯水を給湯することにより、貯湯槽の上部の高温の湯水を蓄えておくことができる。 【0021】請求項5に係る本発明の給湯装置は、貯湯槽の下部から該貯湯槽の上部に至る循環経路の途中に熱交換器を配設し、前記貯湯槽の下部からの湯水を、前記熱交換器で間接加熱して貯湯槽の上部に戻して貯湯する貯湯式の給湯装置において、浴槽からの湯水を間接加熱する風呂用熱交換器を備え、前記貯湯槽の上部からの湯水を、前記風呂用熱交換器を介して前記貯湯槽の下部に戻す別の循環経路を設けるとともに、循環経路を切り替える循環経路切り替え手段を設けている。 【0022】請求項5に係る本発明によれば、貯湯槽の湯水を、該貯湯槽の下部から熱交換器を介して貯湯槽の上部に戻して貯湯する従来の循環経路とは別の循環経路を設けているので、風呂の追い焚きや保温を行う場合に、貯湯槽に貯湯された高温の湯水を、風呂用熱交換器で浴槽からの湯水と熱交換して貯湯槽に戻す場合に、貯湯槽の温度成層を崩さないように下部に戻すことができる。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。 【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の一つの実施の形態に係る給湯装置を備えるシステムの構成図であり、上述の従来例に対応する部分には、同一の参照符号を付す。 【0025】同図において、1は圧縮機や蒸発器等を備えたヒートポンプユニット、2は貯湯槽であり、この貯湯槽2には、その下部の導入口3aから上部の還流口3bに至る循環管路3が接続されており、この循環管路3には、貯湯槽2の湯水を循環させる循環ポンプ4およびヒートポンプユニット1の冷媒と貯湯槽2からの湯水との熱交換を行なう水−冷媒熱交換器5がそれぞれ配設されている。 【0026】貯湯槽2内の所定の高さ位置、この実施の形態では、ほぼ中間位置には、ヒートポンプの沸き上げ温度以上の温度で沸き上げて高温貯湯するための補助熱源としての電気ヒータ6が設けられる一方、その上部には、浴槽7から風呂用循環ポンプ8、三方弁9を介して浴槽7に循環される湯水を、貯湯槽2内の高温の湯で間接加熱する風呂用熱交換器10が設けられている。ここで、電気ヒータ6が設置される所定の高さ位置は、この電気ヒータ6で加熱してその上方に高温貯湯したい湯量に応じて決定されるものであり、この実施の形態のように、中間位置に限らないのは勿論である。 【0027】貯湯槽2の下部には、減圧弁11が介装された給水配管12が接続される一方、上部の給湯口13aには、給湯配管13が接続されており、この給湯配管13には、貯湯槽2の湯と給水配管12が分岐されたパイパス配管14からの水とを、設定温度になるように混合して給湯栓15あるいは風呂電磁弁16を介して浴槽7に給湯する出湯混合弁17が設けられている。 【0028】以上の構成は、電気ヒータ6の設置個所を除いて基本的に従来例と同様である。 【0029】この実施の形態では、貯湯槽2の下部の導入口3aから上部の還流口3bに至る従来と同様の循環管路3とは別に、該循環管路3の途中に介装された三方弁18から貯湯槽2の中間位置よりもやや低い位置の還流口3cに至る循環管路3’を設けるとともに、貯湯槽2内の上部の湯水の温度を検出する第1のサーミスタ19を設けている。 【0030】さらに、この実施の形態では、貯湯槽2の上部の給湯口13aから給湯する従来の給湯経路とは別に、貯湯槽2の電気ヒータ6よりも低い位置の給湯口13bから給湯する給湯経路13’を設けるとともに、給湯経路を切り替える給湯経路切り替え手段としての三方弁20を設けている。また、給湯口13bに対応する高さ位置の貯湯槽2の湯温を検出する第2のサーミスタ21を設けている。 【0031】次に、以上の構成を有する給湯装置の動作を説明する。 【0032】図示しない制御ユニットは、貯湯槽2の加温制御について、日々の給湯使用量等を監視し、貯湯槽2の沸き上げ温度を、ヒートポンプ最高沸き上げ温度である60℃〜65℃で止めるか、電気ヒータ6で更に65℃以上に沸き上げるかを、選択することができる。 【0033】貯湯槽2に、ヒートポンプ最高沸き上げ温度以上で貯湯する場合には、深夜電力を利用して循環ポンプ4を駆動し、循環管路3で貯湯槽2の湯水を、下部の導入口3aから導入して水−冷媒熱交換器5で熱交換して三方弁18を介して貯湯槽2の上部の還流口3bに還流させて循環するとともに、電気ヒータ6で更に加熱して貯湯槽2全体を、所要温度まで沸き上げる。 【0034】貯湯槽2に、ヒートポンプ最高沸き上げ温度で貯湯する場合は、深夜電力を利用して循環ポンプ4を駆動し、循環管路3で貯湯槽2の湯水を、下部の導入口3aから導入して水−冷媒熱交換器5で熱交換して三方弁18を介して貯湯槽2の上部の還流口3bに還流させて循環して60℃〜65℃に沸き上げる。その後、循環ポンプ4は動作させずに、電気ヒータ6で加温する。このとき、第2のサーミスタ21がヒートポンプ最高沸き上げ温度+20℃(80℃〜85℃)程度まで上昇したときに加温を停止する。 【0035】このようにして貯湯した後に、ヒートポンプによる貯湯槽2の再加熱が必要な場合には、第1のサーミスタ19によって検出される貯湯槽2の上部の湯温が、ヒートポンプによる最高沸き上げ温度、例えば、65℃以上でないときには、循環ポンプ4を駆動し、従来例と同様の循環管路3で貯湯槽2の湯水を、下部の導入口3aから導入して水−冷媒熱交換器5で熱交換して三方弁18を介して貯湯槽2の上部の還流口3bに還流させて貯湯する。 【0036】一方、第1のサーミスタ19によって検出される貯湯槽2の上部の湯温が、65℃以上であるときには、電気ヒータ6によって加熱された高温、例えば、80℃〜90℃程度の湯が上部に存在するとして、制御ユニットは、循環経路切り替え手段としての三方弁18を、別の循環管路3’側に切り替え、循環ポンプ4を駆動して貯湯槽2の湯水を、破線矢符Aで示されるように、下部の導入口3aから導入して水−冷媒熱交換器5で熱交換して三方弁18を介して貯湯槽2の電気ヒータ6よりも低い位置の還流口3cに還流させて貯湯するのである。 【0037】このように、貯湯槽2の上部に、ヒートポンプによる最高沸き上げ温度以上の高温の湯が存在している状態では、水−冷媒熱交換器5で熱交換された湯水を、貯湯槽2の電気ヒータ6よりも低い位置に戻すので、上部の高温の温度成層を崩すことなく、貯湯できることになる。 【0038】また、貯湯槽2からの給湯については、制御ユニットに対して設定されている給湯設定温度よりも第2のサーミスタ21で検出される温度が高いときには、破線矢符Bで示されるように貯湯槽2の電気ヒータ6よりも低い位置の給湯口13bから給湯経路13’、三方弁20、出湯混合弁17を介して給湯し、それ以外のとき、例えば、風呂の追い焚きによって、風呂用熱交換器10の周辺の湯温が低下して第2のサーミスタ21で検出される温度が、給湯設定温度あるいはヒートポンプ最高沸き上げ温度未満であるときには、従来と同様に、貯湯槽2の上部の高温の湯を給湯口13aから三方弁20、出湯混合弁17を介して給湯するものである。 【0039】このように第2のサーミスタ21で検出される温度が、給湯設定温度よりも高いときには、電気ヒータ6よりも低い位置の給湯口13bから給湯するので、電気ヒータ6で加熱されて高温貯湯された湯を使用することなく、蓄えておくことができ、省エネルギーを図ることができる。 【0040】以上のようにして貯湯槽2の上部の高温の温度成層を崩すことなく、貯湯あるいは給湯がなされるので、給湯負荷が少ないときでも風呂の追い焚きと高温出湯を両立できるとともに、温度成層を利用して、風呂の追い焚きのために必要最小限の湯量のみを加温することができ、省エネルギーを図ることができる。 【0041】(実施の形態2)図2は、本発明の他の実施の形態の構成図であり、上述の従来例に対応する部分には、同一の参照符号を付す。 【0042】同図において、1は圧縮機や蒸発器等を備えたヒートポンプユニット、2は貯湯槽であり、この貯湯槽2には、その下部の導入口3aから上部の還流口3bに至る循環管路3が接続されており、この循環管路3には、貯湯槽2の湯水を循環させる循環ポンプ4およびヒートポンプユニット1の冷媒と貯湯槽2からの湯水との熱交換を行なう水−冷媒熱交換器5がそれぞれ配設されている。 【0043】貯湯槽2内の下部には、ヒートポンプの沸き上げ温度以上の温度で沸き上げて高温貯湯するための補助熱源としての電気ヒータ6が設けられている。 【0044】また、貯湯槽2の下部には、減圧弁11が介装された給水配管12が接続される一方、上部の給湯口13aには、給湯配管13が接続されており、この給湯配管13には、貯湯槽2の湯と給水配管12が分岐されたパイパス配管14からの水とを、設定温度になるように混合して給湯栓15あるいは風呂電磁弁16を介して浴槽7に給湯する出湯混合弁17が設けられている。 【0045】この実施の形態では、浴槽7から風呂用循環ポンプ8を介して浴槽7に循環される湯水を、貯湯槽2からの高温の湯で間接加熱する風呂用熱交換器22が、貯湯槽2の外部に設けられているとともに、貯湯槽2内の貯湯された湯水を、風呂用熱交換器22を介して循環させるための循環管路23,24が設けられ、さらに、循環管路を切り替えるための循環管路切り替え手段としての三方弁25,26が設けられている。 【0046】三方弁25は、ヒートポンプによる貯湯を行うための貯湯槽2の下部の導入口3aから循環ポンプ4、水−冷媒熱交換器5および風呂用熱交換器22を介して貯湯槽2の上部の還流口3bに至る循環管路3の導入口3a側に介装され、三方弁26は、前記循環管路3の還流口3b側に介装されている。 【0047】循環管路23は、貯湯槽2の上部の導入口23aから三方弁25に至る管路であり、循環管路24は、三方弁26から貯湯槽2の下部の還流口24aに至る管路であり、循環管路23、循環管路24および循環管路3の一部を含めて、後述のように、貯湯槽2の上部の高温の湯水を、下部に還流する循環管路が構成される。 【0048】この実施の形態の給湯装置では、貯湯槽2に貯湯する場合には、循環ポンプ4を駆動し、三方弁25を介して貯湯槽2の下部の導入口3aから湯水を、循環管路3に導入し、水−冷媒熱交換器5で熱交換して三方弁26介して貯湯槽2の上部の還流口3bに還流して貯湯する。必要に応じて、電気ヒータ6で加熱して高温貯湯する。 【0049】貯湯槽2に貯湯されたお湯は、給湯栓15が開かれると、貯湯槽2の上部から給湯配管13を介して出湯混合弁17で設定温度に調整されて給湯され、また、風呂のお湯張りは、風呂電磁弁16が開かれて設定された温度でお湯張りされる。 【0050】風呂の保温あるいは追い焚きは、風呂循環ポンプ8によって浴槽7の湯を循環させるとともに、貯湯槽2の循環ポンプ4を動作させて矢符で示されるように、貯湯槽2の上部の導入口23aから貯湯槽2の上部の湯を導入し、循環管路23、三方弁25、循環ポンプ4、水−冷媒熱交換器5を介して風呂熱交換器22に導いて浴槽7からの湯水を間接加熱し、三方弁26を介して貯湯槽2の下部の還流口24aに還流させることによって行うものである。 【0051】このとき、風呂用熱交換器22は、貯湯槽2の下部に還流される水温を、水道水程度の温度まで下げられる能力を有している。 【0052】このように貯湯槽2の上部の高温の湯を風呂用熱交換器22に導入して浴槽7からの湯水を加熱して貯湯槽2の下部の戻すので、貯湯槽2内の温度成層を崩すことなく、高温湯を貯湯槽2の上部に確保できる。また、安価な深夜電力を利用して貯湯槽2に貯湯された高温の湯を利用して風呂の保温や追い焚きを行うので、ランニングコストが低減される。 【0053】(その他の実施の形態)上述の実施の形態では、ヒートポンプを熱源としたけれども、本発明は、ヒートポンプに限るものではなく、他の熱源、例えば、エンジン発電機や燃料電池のような発電機を用いて廃熱を回収して給湯を行うようにしてもよい。 【0054】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、貯湯槽の湯水を、該貯湯槽の下部から熱交換器を介して貯湯槽の上部に戻す従来の循環経路とは別の循環経路を設けているので、貯湯槽の上部の高温の温度成層を崩すことなく、貯湯できることになり、安定した温度の湯を給湯できる。 【0055】また、本発明によれば、貯湯槽に貯湯された高温の湯水を、風呂用熱交換器で浴槽からの湯水と熱交換して風呂の追い焚きや保温を行う場合に、貯湯槽の上部の高温の温度成層を崩すことがなく、安定した温度の湯を給湯できるとともに、安価な深夜電力を利用して貯湯槽に貯湯された高温の湯で風呂の保温や追い焚きを行うので、ランニングコストが低減される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004709 【氏名又は名称】株式会社ノーリツ
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| 【出願日】 |
平成12年11月28日(2000.11.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086737 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 和秀
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| 【公開番号】 |
特開2002−162116(P2002−162116A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月7日(2002.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−361426(P2000−361426) |
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