| 【発明の名称】 |
浴室用表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】洞谷 謙二
【氏名】藤垣 善昭
【氏名】樋口 哲也
【氏名】前川 勝紀
【氏名】東島 宏彰
【氏名】石王丸 仁美
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| 【要約】 |
【課題】浴槽内の入浴者が、給湯器の運転状態や操作状態を容易に確認して、容易に操作することができる浴室用表示装置を提供する。
【解決手段】給湯器を遠隔操作するための操作部7を備え、浴槽5又はその近辺に配置されたリモコン6と、該リモコン6からの信号に基づいて、該給湯器の運転状態及び該リモコン6による操作状態を浴室1の壁面3、4又は天井2に拡大縮小可能に投影して表示するプロジェクタ8とを備える浴室用表示装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】給湯器を遠隔操作するための操作部を備え、浴槽又はその近辺に配置されたリモコンと、該リモコンからの信号に基づいて、該給湯器の運転状態及び該リモコンによる操作状態を浴室の壁面又は天井に拡大縮小可能に投影して表示するプロジェクタとを備えることを特徴とする浴室用表示装置。 【請求項2】浴室内に設けられ、給湯器を操作するための音声を認識する音声認識装置と、該音声認識装置からの信号に基づいて、該給湯器の運転状態及び該音声認識装置により認識された操作状態を浴室の壁面又は天井に拡大縮小可能に投影して表示するプロジェクタとを備えることを特徴とする浴室用表示装置。 【請求項3】前記プロジェクタは、記憶装置に保存された画像又は外部機器からの画像を入力される手段を備えており、前記給湯器の運転状態の他に、前記各画像のうちの少なくとも一つを投影して表示可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室用表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器の運転状態などを表示する浴室用表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、浴槽への給湯などを行う給湯器の運転状態は浴室内のリモコンにより遠隔操作されている。この浴室リモコンは、通常、浴室の壁面に固定して設置されており、給湯器を遠隔操作するための操作部と、給湯器の運転状態やリモコンによる操作状態を表示する表示部とを備えている。使用者は、リモコンの表示部を見て、給湯器の運転の入/切、給湯や風呂の設定温度などの給湯器の運転状態やリモコンによる操作状態を確認しながら、リモコンの操作部を操作していた。また、リモコンの他の例としては、操作部と表示部とを備えたリモコンを持ち運び可能としたワイヤレスリモコンもあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の浴室の壁面に固定して設置されたリモコンの場合には、入浴中にリモコンを操作するためには、壁面に設置されたリモコンまで近づかなければならない不都合がある。また、表示部の大きさがリモコンの寸法内に制限され、表示される文字などの大きさに限界があるので、入浴時に眼鏡を外した近視の人などは、リモコンの表示部に目を近づけなければ表示内容を確認し難い不都合がある。 【0004】ワイヤレスリモコンの場合には、リモコンを入浴者の手元に置いたり手に持ったりして、表示部を見ながら操作部を操作することが可能である。しかし、持ち運びの都合上、リモコンの寸法が壁面に設置されるタイプより一層制限されるので、リモコンに一体化された表示部の大きさが一層小さくなる。そのため、老眼の人などは、手元にリモコンを置いたりしても表示部の表示内容を確認することが難しくなる不都合がある。 【0005】本発明は、上記不都合を解消し、浴槽内の入浴者が、給湯器の運転状態や操作状態を容易に確認して、容易に操作することができる浴室用表示装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の浴室用表示装置は、上記目的を達成するため、給湯器を遠隔操作するための操作部を備え、浴槽又はその近辺に配置されたリモコンと、該リモコンからの信号に基づいて、該給湯器の運転状態及び該リモコンによる操作状態を浴室の壁面又は天井に拡大縮小可能に投影して表示するプロジェクタとを備えることを特徴とする。本発明によれば、浴槽内の入浴者は、浴槽又はその近辺に配置されたリモコンの操作部を手元で容易に操作することができ、プロジェクタにより見やすい大きさに表示された給湯器の運転状態やリモコンによる操作状態を容易に確認しながら、給湯器を遠隔操作することができる。 【0007】本発明の他の浴室用表示装置は、浴室内に設けられ、給湯器を操作するための音声を認識する音声認識装置と、該音声認識装置からの信号に基づいて、該給湯器の運転状態及び該音声認識装置により認識された操作状態を浴室の壁面又は天井に拡大縮小可能に投影して表示するプロジェクタとを備えることを特徴とする。この場合には、入浴者は、プロジェクタにより見やすい大きさに表示された給湯器の運転状態や操作状態を確認しながら、入浴者の姿勢や位置に制約されずに音声のみにより給湯器を操作することができる。 【0008】本発明において、前記プロジェクタは、テレビ放送の画像、ビデオ、DVD、ハードディスクなどに保存された画像、インターネットの画像など、記憶装置に保存された画像又は外部機器からの画像を入力する手段を備えており、前記給湯器の運転状態の他に、前記各画像のうちの少なくとも一つを投影して表示可能であることが好適である。これにより、入浴者は、浴室の壁面又は天井にテレビ放送などの画像を観賞し易い大きさに表示して鑑賞することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】次に本発明の一の実施形態について図を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の浴室用表示装置を備えた浴室の概略透視図である。図2(a)(b)(c)はリモコンの操作部及びプロジェクタによる投影面の概略説明図である。図1を参照して、1はシステムバスとして構成された浴室、2は浴室1の天井、3,4は浴室1の壁面、5は浴槽である。 【0010】6は図示しない給湯器を遠隔操作する浴室用のリモコンである。リモコン6は、浴槽5内の入浴者が手元で容易に操作できるように、浴槽5の上縁部に設置されている。なお、リモコン6を設置する位置はこれに限らず、浴槽5内の入浴者が手元で容易にリモコン6を操作することができるような浴槽5及びその近辺の場所に配置されればよい。また、リモコン6を所望の場所に持ち運び可能なワイヤレスリモコンとして、ワイヤレスリモコンからの信号の受信装置を後述するプロジェクタ8に設けても良い。 【0011】7はリモコン6に設けられた、給湯器を遠隔操作するための操作部である。操作部7は近視や老眼の人などでも見易く操作し易くするため、形状が大きく且つ数を少なくした操作ボタンからなっており、操作部に表示される文字や記号なども少なくし、表示する場合も大きな文字や記号を使用する。本実施形態では、操作部7は、図2(a)に示すような3つの操作ボタン7a,7b,7cからなっている。操作ボタン7a、7b,7cは、各ボタンの押し操作の組合わせにより、給湯器の運転の入/切、給湯温度と風呂温度の切り替え、給湯温度や風呂温度の設定などの各機能を行って給湯器の運転状態を操作すると共に、給湯器の運転状態や操作状態に応じた信号をリモコン6から後述するプロジェクタ8に送る。 【0012】8は浴室1の天井2に設けられたプロジェクタである。プロジェクタ8は、操作部7の操作に応じてリモコン6から入力された信号に基づいて、図示しない給湯器の運転状態やリモコン6の操作部7による操作状態を、浴室1の壁面3に拡大縮小可能に投影して表示する。9はプロジェクタ8により壁面3に投影して表示された投影面であり、投影面9の大きさはリモコン6の操作部7の操作により拡大又は縮小して、入浴者に見やすい大きさとすることができる。 【0013】プロジェクタ8は投影する投影面の大きさの他、投影する方向や角度を変更可能とすることにより、投影面の位置を任意に変更できるようにして、給湯器の運転状態やリモコン6による操作状態を浴室1の天井2や壁面4に投影して表示できるようにしてもよい。例えば、壁面4の投影面10に投影するようにしてもよい。更に移動可能な投影板11を設けて、浴室1内の所望の場所に置いた投影板11に給湯器の運転状態などを投影して表示するようにしてもよい。 【0014】また、プロジェクタ8による表示内容の一部を選択して、該選択した部分のみを任意の大きさに拡大又は縮小して表示できるようにしてもよく、また、その選択部分は使用者が任意に選択できるようにしてもよい。 【0015】なお、浴室内には湯気が立ち込み易いので、浴室1内にプロジェクタ8を設ける場合には、プロジェクタ8の投影光を発する図示しないレンズの結露防止のため、該レンズに向かって送風する図示しない送風装置をプロジェクタ8と一体又は別体に設けることが好適である。また、浴室1の天井又は壁面に図示しないガラスなどの透明部材を設け、該透明部材の背後にプロジェクタを設けて、該透明部材を通して浴室1内に投影するようにしてもよい。この場合、該透明部材の結露防止のために、該透明部材に送風する送風装置を設けることが好適である。 【0016】本実施形態のプロジェクタ8は、前記のような給湯器の運転状態を表示することの他に、テレビ放送の画像、ビデオ、DVD、ハードディスクなどの記憶装置に保存された画像、インターネットの画像など、図示しない記憶装置に保存された画像や外部機器からの画像を入力するための図示しない各入力端子が設けられており、外部機器などから入力された各画像を浴室1の壁面3などに観賞し易い大きさで表示する。これにより、入浴者はテレビ放送などを見やすい大きさで観賞することができる。更に、プロジェクタ8は、外部機器などからの音声を入力する図示しない入力端子が設けられていると共に、この音声を発するスピーカなどの音響設備が設けられている。これにより、入浴者はテレビ放送などの画像と音声との両方を視聴することができ、またラジオ放送やCDなどの音声のみを楽しむこともできる。なお、プロジェクタ8は、以上のテレビ放送などの画面を投影して表示している際に、同時に給湯温度や現在時刻などを表示するようにしてもよい。プロジェクタ8によるテレビ放送などの画像の表示は、リモコン6の操作部7の操作ボタン7a、7b,7cの所定の押し操作の組合わせにより行うことができる。なお、プロジェクタ8はコストや必要性に応じて、給湯器の運転状態のみを表示できるようにして、テレビ放送の画像などを表示する機能を省略しても良い。 【0017】次に本実施形態の浴室用表示装置の操作方法を説明する。プロジェクタ8は、通常、浴室1の天井2や壁面3,4に何も表示しない。これにより、浴室1の天井2や壁面3,4のリモコン表示部を廃し、必要のない場合には何も表示しないようにして、美観を向上させた浴室を提供することができる。 【0018】浴室用表示装置を操作する場合には、図2(a)を参照して、先ずリモコン6の操作ボタン7aを1回押すと、プロジェクタ8により浴室1の壁面3に投影面9aが表示される。投影面9aには、「給湯器」、「テレビ」、「ビデオ」などの文字が表示され、そのうちのいずれか一つの文字が点滅する。点滅する文字の切り換えは、操作ボタン7bを押すと点滅する文字が上方の文字へ移動し、操作ボタン7cを押すと点滅する文字が下方の文字へ移動することにより行う。プロジェクタ8により表示する内容の決定は操作ボタン7aを押すことにより行い、例えば「給湯器」の文字が点滅しているときに操作ボタン7aを押すと、プロジェクタ8により表示する内容が給湯器の運転状態に決定され、投影面9aから図2(b)に示すような投影面9bに切り換わる。 【0019】図2(b)を参照して、プロジェクタ8により浴室1の壁面3に投影面9bが表示されたとき、前回に給湯器の運転が「入」に設定されていれば「入」が点滅し、「切」に設定されていれば「切」が点滅する。「切」から「入」への点滅の切り換えは操作ボタン7bを押すことにより、また「入」から「切」への点滅の切り換えは操作ボタン7cを押すことにより行う。「切」の点滅状態で操作ボタン7aを押すと、「切」が確定して給湯器の運転が停止すると共に、プロジェクタ8の表示が消える。他方、「入」の点滅状態で操作ボタン7aを押すと、プロジェクタ8の投影面9bが図2(c)の投影面9cに切り換わる。 【0020】図2(c)を参照して、投影面9cには現在の給湯温度及び風呂温度が表示され、「給湯」温度を示す数字が点滅し、給湯温度を設定できる状態となる。ここで、操作ボタン7aの押し操作毎に、「給湯」温度を示す数字の点滅と、「ふろ」温度を示す数字の点滅とが切り換わり、給湯温度の設定と風呂温度の設定とを切り換えることができる。そして、例えば図2(c)のように「給湯」の温度を示す数字が点滅しているとき、操作ボタン7bを1回押すと点滅する数字が1ずつ大きくなり、押し続けると数字が連続的に大きくなり、給湯の設定温度が上がる。給湯の設定温度を下げる場合には、操作ボタン7cにより同様の押し操作を行う。風呂温度の設定についても操作ボタン7b,7cを用いて同様に行う。 【0021】図2(a)、図2(b)、図2(c)において、操作ボタン7a、7bを同時に押すと、それぞれ投影面9a,9b,9cの大きさが拡大し、また、操作ボタン7a、7cを同時に押すと、それぞれ投影面9a,9b,9cの大きさが縮小する。これにより、入浴者はプロジェクタ8により表示される投影面の大きさを見やすい大きさに設定して、給湯器の動作状態やリモコン6の操作状態、又はテレビ放送の画面などを容易に確認しながら、リモコン6を操作することができる。 【0022】以上の操作において、リモコン6の操作部7の操作を何も行わない時間が所定時間経過すると、プロジェクタ8は表示を消す。また、給湯器の操作以外の、テレビ放送やビデオなどの操作については、それぞれの必要に応じて定められたリモコン6の操作ボタン7a,7b,7cの押し操作の組合わせにより、プロジェクタ8により必要な投影面を表示しながら操作を行う。 【0023】本発明の上記実施形態の浴室用表示装置は、リモコン6を用いて給湯器及びプロジェクタ8を操作した。本発明の他の実施形態の浴室用表示装置は、リモコン6を設けずに、又は、リモコン6に加えて、給湯器及びプロジェクタ8を操作するための音声を認識する音声認識装置を備える。音声認識装置はプロジェクタ8と一体に又は別体に設けられ、浴室1の入浴者の音声による指令を認識して、給湯器やプロジェクタ8を動作させる。入浴者はプロジェクタ8により壁面3などに投影された表示内容を見ながら、給湯器やプロジェクタ8を操作する。これにより、入浴者は手を使ってリモコンなどを操作する必要がなくなるので、入浴者の姿勢や位置などに制約されずに給湯器やプロジェクタ8を操作できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115854 【氏名又は名称】リンナイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月27日(2000.11.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077805 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 辰彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−162107(P2002−162107A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月7日(2002.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−359354(P2000−359354) |
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