| 【発明の名称】 |
給湯遠隔制御システム |
| 【発明者】 |
【氏名】鬼頭 昭仁
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| 【要約】 |
【課題】リモコンから伝言を録音可能にし、更にその伝言を他のリモコンからでも再生可能にすることを目的とする。
【解決手段】録音保持回路19を持たない風呂リモコン1aから録音する場合には、録音SW22aが押されている間、マイクアンプ17a,変調回路5aをオンしてマイク7aから受信した音声信号を音声キャリアに変調し、メインコントローラ61を介して給湯リモコン1bへ送信し、給湯リモコン1bの復調回路6bをオンして、送られてきた音声キャリアを音声信号に復調し、録音保持回路19へ録音し続ける。手が放されると給湯リモコン1bの復調回路6b,風呂リモコン1aの変調回路5a,マイクアンプ17aを全てオフし、録音を自動的に終了する。同様に、風呂リモコン1aから再生する場合にも、メインコントローラ61を介して給湯リモコン1bの録音保持回路19から音声通信する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 給湯器本体に設けられ給湯運転を制御するメインコントローラと、室内に設けられ該メインコントローラに対して遠隔指令操作する複数のリモコンとを備え、少なくとも2つ以上のリモコンに、音声を入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、該リモコン間で音声信号を伝達する音声伝達手段とを設けた給湯遠隔制御システムにおいて、上記音声入力手段から入力された音声信号を録音する録音手段と、上記録音手段に録音された音声信号を上記音声出力手段を用いて再生する再生手段とを備えたことを特徴とする給湯遠隔制御システム。 【請求項2】 上記録音手段を上記複数のリモコンのうちの特定のリモコンに設け、所定操作により各リモコンの上記音声入力手段からの音声信号を上記音声伝達手段を介して上記特定リモコンの録音手段に録音指令する通信録音指令手段と、所定操作により上記録音手段に録音された音声信号を上記音声伝達手段を介して呼び出して該所定操作が行われたリモコンの上記音声出力手段から再生させる通信再生指令手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の給湯遠隔制御システム。 【請求項3】 上記録音手段を上記メインコントローラに設け、所定操作により各リモコンの上記音声入力手段からの音声信号を上記音声伝達手段を介して上記メインコントローラの録音手段に録音指令する通信録音指令手段と、所定操作により上記録音手段に録音された音声信号を上記音声伝達手段を介して呼び出して該所定操作が行われたリモコンの上記音声出力手段から再生させる通信再生指令手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の給湯遠隔制御システム。 【請求項4】 給湯器本体に設けられ給湯運転を制御するメインコントローラと、室内に設けられ該メインコントローラに対して遠隔指令操作するリモコンとを備えた給湯遠隔制御システムにおいて、上記リモコンに、音声を入力する音声入力手段と、上記音声入力手段から入力された音声信号を録音する録音手段と、上記録音手段に録音された音声信号を再生する再生手段とを備えたことを特徴とする給湯遠隔制御システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器や給湯器付風呂釜の給湯運転を制御するメインコントローラと、メインコントローラに対して遠隔指令操作するリモコンとを備えた給湯遠隔制御システムに関する。 【従来の技術】 【0002】従来から給湯器付風呂釜には、台所やシャワー等への給湯および浴槽の湯張りを行う給湯回路と、浴槽水を強制的に循環加熱して追焚する風呂釜と、給湯回路および風呂釜を制御するメインコントローラとが備えられ、加えて、メインコントローラに対して浴槽の湯温調節や風呂自動給湯等の指示を遠隔操作で行うリモコンが、浴室や台所に複数設けられている。 【0003】最近では、給湯器付風呂釜のリモコンの高機能化が進み、浴室の内外で通話可能なインターホン機能を付加したリモコンも知られていて、各リモコンには、マイク及びスピーカーが内蔵されると共に、インターホン機能を作動させるインターホンスイッチが配設される。このインターホンスイッチが押されると、給湯器付風呂釜のメインコントローラを介して風呂リモコンと給湯リモコンとの間で通話ができるようになる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インターホン機能では、相手がその場に居合わせていないと、メッセージを伝えることができなかった。そこで、本発明の給湯遠隔制御システムは上記課題を解決し、リモコンから伝言を録音可能にし、更にその伝言を他のリモコンからでも再生可能にすることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発明の請求項1記載の給湯遠隔制御システムは、給湯器本体に設けられ給湯運転を制御するメインコントローラと、室内に設けられ該メインコントローラに対して遠隔指令操作する複数のリモコンとを備え、少なくとも2つ以上のリモコンに、音声を入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、該リモコン間で音声信号を伝達する音声伝達手段とを設けた給湯遠隔制御システムにおいて、上記音声入力手段から入力された音声信号を録音する録音手段と、上記録音手段に録音された音声信号を上記音声出力手段を用いて再生する再生手段とを備えたことを要旨とする。 【0006】また、本発明の請求項2記載の給湯遠隔制御システムは、上記請求項1記載の給湯遠隔制御システムにおいて、上記録音手段を上記複数のリモコンのうちの特定のリモコンに設け、所定操作により各リモコンの上記音声入力手段からの音声信号を上記音声伝達手段を介して上記特定リモコンの録音手段に録音指令する通信録音指令手段と、所定操作により上記録音手段に録音された音声信号を上記音声伝達手段を介して呼び出して該所定操作が行われたリモコンの上記音声出力手段から再生させる通信再生指令手段とを備えたことを要旨とする。 【0007】また、本発明の請求項3記載の給湯遠隔制御システムは、上記請求項1記載の給湯遠隔制御システムにおいて、上記録音手段を上記メインコントローラに設け、所定操作により各リモコンの上記音声入力手段からの音声信号を上記音声伝達手段を介して上記メインコントローラの録音手段に録音指令する通信録音指令手段と、所定操作により上記録音手段に録音された音声信号を上記音声伝達手段を介して呼び出して該所定操作が行われたリモコンの上記音声出力手段から再生させる通信再生指令手段とを備えたことを要旨とする。 【0008】また、本発明の請求項4記載の給湯遠隔制御システムは、給湯器本体に設けられ給湯運転を制御するメインコントローラと、室内に設けられ該メインコントローラに対して遠隔指令操作するリモコンとを備えた給湯遠隔制御システムにおいて、上記リモコンに、音声を入力する音声入力手段と、上記音声入力手段から入力された音声信号を録音する録音手段と、上記録音手段に録音された音声信号を再生する再生手段とを備えたことを要旨とする。 【0009】上記構成を有する本発明の請求項1記載の給湯遠隔制御システムによれば、リモコンの音声入力手段から入力された音声信号を音声伝達手段により別のリモコンへ送信し、送信された音声信号を音声出力手段へ出力する。この結果、各リモコン間で通話することができる。リモコンは、音声入力手段から受信した音声信号を録音手段に録音する。そして、録音手段に録音されたメッセージを、再生手段を用いて音声出力手段から再生する。また、音声伝達手段を用いれば、録音手段に録音されたメッセージをどのリモコンの音声出力手段からでも聞くことができる。 【0010】また、本発明の請求項2記載の給湯遠隔制御システムは、録音手段を備えないリモコンであっても、そのリモコンに所定操作が行われると、通信録音指令手段が、そのリモコンの音声入力手段から入力された音声信号を音声伝達手段を介して特定リモコンの録音手段に録音する指令を出し、そのメッセージ等の音声が録音される。また、所定操作が行われると、通信再生指令手段が、特定リモコンの録音手段に録音された音声信号を音声伝達手段を介して呼び出してそのリモコンの音声出力手段から再生する指令を出し、そのメッセージ等の音声が再生される。このように、録音手段を持たないリモコンであっても、音声伝達手段を用いることにより、特定リモコンの録音手段と音声通信して録音や再生を行う。 【0011】また、本発明の請求項3記載の給湯遠隔制御システムは、録音手段がメインコントローラに設けられ、あるリモコンに所定操作が行われると、通信録音指令手段が、そのリモコンの音声入力手段から入力された音声信号を音声伝達手段を介してメインコントローラの録音手段に録音する指令を出し、そのメッセージ等の音声が録音される。また、所定操作が行われると、通信再生指令手段が、メインコントローラの録音手段に録音された音声信号を音声伝達手段を介して呼び出してそのリモコンの音声出力手段から再生する指令を出し、そのメッセージ等の音声が再生される。このように、リモコンに録音手段を設けなくても、音声伝達手段を用いることにより、メインコントローラの録音手段と音声通信して録音や再生を行う。 【0012】また、本発明の請求項4記載の給湯遠隔制御システムは、リモコン内に音声入力手段,録音手段,再生手段を備え、音声入力手段から受信した音声信号を録音手段に録音し、録音手段に録音されたメッセージ等の音声を再生手段を用いて再生する。 【0013】 【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の給湯遠隔制御システムの好適な実施形態について説明する。 【0014】本発明の一実施形態としての給湯遠隔制御システムについて図1〜図8を用いて説明する。図3は、給湯器付風呂釜60の給湯遠隔制御システムを示す。給湯器付風呂釜60は、給湯栓やシャワー等への給湯および浴槽64の湯張りを行う給湯回路62と、浴槽64内の水を強制的に循環加熱して追焚する追焚回路63と、給湯回路62および追焚回路63を図示しないマイコンにより制御するメインコントローラ61とを備える。 【0015】この給湯器付風呂釜60を遠隔制御するため、浴室には風呂リモコン1aが、台所には給湯リモコン1bが設けられる。各リモコン1は、図1,図3に示されるように、二線ケーブル2によってメインコントローラ61と接続され、メインコントローラ61から電源供給されると共に、給湯制御に関わるデータ通信と各リモコン1間のインターホンに関わる音声通信とを行う。図1は、音声機能について示したもので、その他の機能は省略している。尚、図中では、各リモコン1a,1bにおいて同じ機能を持つものには、符号に同一の数字を用い、末尾に浴室側には符号aを台所側には符号bを付して、説明上これらを総称する際には符号a,bを略して数字のみを用いる。 【0016】図2は、給湯リモコン1bの回路ブロック図である。尚、給湯リモコン1bの機能部と風呂リモコン1aの機能部とは、後述の録音保持回路19以外同じ構成である。また、図2では数字末尾の符号bを省略する。給湯リモコン1bには、マイコン3と、メインコントローラ61間で制御データを送受信するデータ通信回路4と、音声信号を送信する変調回路5と、音声信号を受信する復調回路6と、設定温度を設定する操作スイッチ8(以下、スイッチをSWと記す)と、インターホンの動作を開始するためのインターホンSW9と、インターホンの動作中に給湯リモコン1bから会話を開始するためのトークSW16と、温度表示等のための表示回路10と、メインコントローラ61から供給される電源からリモコン動作用の定電圧電源を供給する電源回路11と、その電圧を監視する電圧監視回路12と、音声信号を音声記録メモリに録音保持する録音保持回路19(録音手段)と、給湯リモコン1bからメッセージを録音開始するための録音SW22と、録音保持回路19に録音されたメッセージを再生開始するための再生SW23とが設けられる。尚、インターホンSW9は、伝言再生中に押されると、伝言消去モードに入る機能も備える。 【0017】変調回路5の入力側には、マイクユニットとしてマイクアンプ17とマイク7とが設けられる。マイクアンプ17は、コンデンサ18を介して変調回路5と接続されて、マイク7から得られる音声信号を増幅し、変調回路5へ出力する。変調回路5は、所定の周波数の搬送波を変調(ここでは周波数変調(FM)方式が採用される)して送信するものである。一方、復調回路6は、他のリモコン1から送信される音声キャリアを音声信号に復調するものである。 【0018】また、復調回路6の出力側には、スピーカーユニットとしてスピーカーアンプ13とスピーカー14とが設けられる。スピーカーアンプ13は、コンデンサ15を介して復調回路6と接続されて、復調回路6から出力された音声信号を増幅し、スピーカー14から音声出力することを可能にしている。インターホン機能は、変調回路5,復調回路6,マイクユニット,スピーカーユニットが用いられる。 【0019】給湯リモコン1bは、マイク7bから入力した音声信号を録音保持回路19に記憶保持させる。これに対して、風呂リモコン1aは、録音保持回路を備えておらず、マイク7aから入力した音声信号を給湯リモコン1bの録音保持回路19に記憶保持させる。どのリモコン1から録音しても、その録音内容をスピーカー14a,14bの何れからでも再生させることができる。 【0020】次に、各リモコン1の機能部について図4,図5を用いて説明する。浴室に設置される風呂リモコン1aは、図4に示されるように、ケース21a上面に、浴槽への湯張り,保温を行うための風呂自動SW41a、水栓やシャワー等を給湯可能状態にする給湯SW42a、浴槽湯温を高くするための「あつめ」SW43、浴槽湯温や給湯温度等を表示する表示部44a、マイク7a、スピーカー14a、インターホンSW9a、録音SW22a、再生SW23aが、それぞれ配設されると共に、ケース21aの陥没部32aに、給湯温度のアップ・ダウンSW46a,45a、浴槽湯温や湯量を増減するアップ・ダウンSW48,47、湯量設定する湯量SW49、浴槽に所定量の湯を追加する足し湯SW50、浴槽に所定量の水を追加する「ぬるめ」SW51がそれぞれ配設される。 【0021】風呂リモコン1aのケース蓋33aは、通常、陥没部32aを覆って操作頻度の少ない各スイッチを隠すことで使い勝手を良くしている。また、運転を指示する各SW9a,23a,41a,42a,43,50,51にはランプが設けられ、点灯により作動中であることを示す。尚、湯量設定時は、湯量SW49を押してアップ・ダウンSW48,47を押すと設定湯量を増減することができ、また、浴槽湯温を設定する時は、湯量SW49を押さずにアップ・ダウンSW48,47を押して行う。 【0022】一方、台所に設置される給湯リモコン1bには、図5に示されるように、ケース21b上面に、風呂自動SW41b,給湯SW42b,表示部44b,スピーカー14b,インターホンSW9b,給湯リモコン1bからの送話を可能にするトークSW16,録音SW22a、再生SW23a,給湯温度のアップ・ダウンSW46b,45bが配設されると共に、ケース21bの陥没部32bに、マイク7b,時刻を設定するための時SW52および分SW53,リモコンの時計を合わせる時刻合わせSW54,浴槽へ湯を張る予約時刻を設定する予約時刻SW55,予約するための予約SW56,予約したことを表示する予約ランプ57が配設される。尚、ケース蓋33bにはマイク用孔34が開口され、ケース蓋33bが閉じてもマイク7bが覆われず良好に音を感知できるようにしている。 【0023】上述した構成のリモコン1によれば、インターホンを利用する場合に、インターホンSW9をオン操作すると、インターホンが作動し、送話方向を浴室→台所にする。このような状態で浴室の人が風呂リモコン1aのマイク7aに向かって話すと、マイク7aからの音声信号が、マイクアンプ17aで増幅され変調回路5aで音声キャリアに変調されて二線ケーブル2を介して給湯リモコン1bへ送信される。そして、給湯リモコン1bでは、送られてきた音声キャリアを復調回路6bで音声信号に復調し、スピーカーアンプ13bで増幅してスピーカー14bから音声として出力し、台所の人が浴室の人の声を聞くことができる。このインターホン作動中にトークSW16が押されると、送話方向が台所→浴室に切り替わり、台所の人が浴室の人に話すことができる。 【0024】また、伝言機能を給湯リモコン1bで利用する場合には、録音SW22bを押しながらマイク7bに向かって話すと、マイク7bからの音声信号がマイクアンプ17bで増幅されて録音保持回路19に記憶保持される。再生の場合には、再生SW23bを一度押すと、録音保持回路19に録音された音声信号をスピーカーアンプ13bで増幅してスピーカー14bから音声として出力される。 【0025】一方、伝言機能を風呂リモコン1aで利用する場合には、風呂リモコン1aが録音保持回路19を備えていないため、給湯リモコン1bとの音声通信を利用する。録音SW22aを押しながらマイク7aに向かって話すと、マイク7aからの音声信号がマイクアンプ17aで増幅され、変調回路5aで音声キャリアに変調された後に、二線ケーブル2を介して給湯リモコン1bへ送信され、その復調回路6bで音声信号に復調し、給湯リモコン1bの録音保持回路19に録音される。再生の場合には、風呂リモコン1aの再生SW23aを一度押すと、給湯リモコン1bにおいて録音保持回路19に録音された音声信号を変調回路5bで音声キャリアに変調した後、二線ケーブル2を介して風呂リモコン1aへ送信し、復調回路6aで音声信号に復調しスピーカーアンプ13aで増幅してスピーカー14aから音声として出力される。 【0026】次に、給湯リモコン1bのマイコン3bが行う録音再生制御処理について図6を用いて説明する。先ず、給湯器付風呂釜60に電源が供給されると、録音再生制御ルーチンが起動し、給湯リモコン1bの録音SW22bが押されたか否かを判断する(S1)。押されたと判断したら、マイクアンプ17bをオンし(S2)、マイク7bから受信した音声信号を録音保持回路19に録音開始して(S3)(録音指令手段)、録音SW22bが手から放されたか否かを判断する(S4)。録音SW22bが押されている間は録音し続け、放されるとマイクアンプ17bをオフし(S5)て録音を自動的に終了し、全てのリモコン1の再生SW23のランプを点滅させて伝言があることを表示し(S6)、ステップ1に戻る。 【0027】ステップ1において、録音SW22bが押されない場合には、再生SW23bが押されたか否かを判断し(S7)、押されたと判断したらスピーカーアンプ13bをオンして(S8)、録音保持回路19に記憶保持された音声信号を呼び出してスピーカー14bから再生し始め(S9)(再生通信指令手段)、後述する再生終了サブルーチンの制御処理後(S10)、スピーカーアンプ13bをオフして(S11)再生の動作を終了し、ステップ1に戻り、以下同様に繰り返す。 【0028】ここで、ステップ10の再生終了サブルーチンの制御処理について図7を用いて説明する。まず、伝言消去にも用いられるインターホンSW9が押されたか否かを判断する(S50)。インターホンSW9が押されない間は、録音内容を再生し続け、伝言を再生し終えたら(S51)、このサブルーチンを終了する。 【0029】伝言再生中にインターホンSW9が押されると、伝言消去モードに入って表示部44bに「伝言消去?」という確認表示をして(S52)、再度インターホンSW9が押されると(S53)、再生中の伝言のみ消去する(S55)。他に録音された伝言が無ければ(S56)、再生SW23a,23bのランプを消灯して(S57)このサブルーチンを終了する。まだ他にも伝言が残されていれば、再生SW23a,23bのランプを点滅させたまま、このサブルーチンを終了し、伝言が録音されていることを知らせ続ける。 【0030】ステップ53において、伝言消去モード中に所定時間経過してもインターホンSW9が再び押されない場合には、伝言を消去せず、ステップ51へ進んで伝言の再生を終了したか否かを判断し、再生を終了したら、サブルーチンを終了する。 【0031】このように、録音保持回路19を備えた給湯リモコン1bでは、変調回路5および復調回路6(音声伝達手段)を使わずに、給湯リモコン1b内で録音再生処理を行う。これに対して、録音保持回路19を備えない風呂リモコン1aでは、給湯リモコン1bの録音保持回路19を用いる必要があるため、二線ケーブル2を介して音声伝達を行う。尚、この録音再生処理の際、メインコントローラ61を介して音声通信をしているが、介さなくても構わない。 【0032】以下、風呂リモコン1aのマイコンが行う録音再生制御処理について図8を用いて説明する。先ず、給湯器付風呂釜60に電源が供給されると、録音再生制御ルーチンが起動し、風呂リモコン1aの録音SW22aが押されたか否かを判断する(S20)。押されたと判断したら、マイクアンプ17aをオンし(S21)、変調回路5aをオンしてマイク7aから受信した音声信号を音声キャリアに変調し(S22)、二線ケーブル2を介して給湯リモコン1bへ送信する。 【0033】そして、風呂リモコン1aのマイコンが給湯リモコン1bのマイコン3bに録音制御を行うように指令し、マイコン3bは、復調回路6bをオンして送られてきた音声キャリアを音声信号に復調し(S23)、給湯リモコン1bに備えられた録音保持回路19への録音を開始して(S24)(録音指令手段)、風呂リモコン1aの録音SW22aが押されている間は録音し続け(S25)、放されると給湯リモコン1bの復調回路6b,風呂リモコン1aの変調回路5a,マイクアンプ17aを全てオフし(S26〜S28)、再生SW23a,23bのランプを点滅させ(S29)、録音を自動的に終了してステップ20に戻る。 【0034】ステップ20において、録音SW22aが押されず、再生SW23aが押された場合には(S30)、給湯リモコン1bのマイコン3bに再生制御を行うように指令し、マイコン3bは、変調回路5bをオンして録音保持回路19に記憶保持された音声信号を呼び出し音声キャリアに変調して(S31)、給湯リモコン1bから二線ケーブル2を介して風呂リモコン1aへ送信する。 【0035】そして、風呂リモコン1aでは、復調回路6aをオンして送られてきた音声キャリアを音声信号に復調し(S32)、スピーカーアンプ13aをオンして(S33)、スピーカー14aから再生し始め(S34)(再生通信指令手段)、給湯リモコン1bの録音再生制御に用いた再生終了サブルーチンを行った後(S10)、スピーカーアンプ13a,復調回路6a,給湯リモコン1bの変調回路5bの全てをオフして(S35〜S37)、ステップ20に戻り、以降同様に繰り返す。 【0036】このように、録音保持回路19を備えない風呂リモコン1aでは、インターホン機能の変調回路5および復調回路6を利用して給湯リモコン1bと通信し、録音保持回路19で録音再生を行う。 【0037】以上説明した給湯器付風呂釜60によれば、誰かに伝えたいことがある場合には、インターホンを使って会話でき、たとえ相手が不在であっても、その場所から伝言をリモコン1に残すことができる。そして、メッセージが録音されると、全てのリモコン1の再生SW23のランプが点滅するため、伝言があることが一目で分かる。また、どのリモコン1からでも録音内容を再生することができるため、自分の近くにあるリモコン1からメッセージを聞けて便利である。加えて、録音保持回路19の有無に関係なく、どのリモコンからでも録音・再生操作が共通であるため使い勝手がよい。 【0038】ところで、各リモコン1にそれぞれ録音保持回路19を設け、音声伝達手段を設けない場合では、録音させたリモコン1からしか伝言を再生することができない。つまり、風呂リモコン1aから録音すると、給湯リモコン1bからはその伝言を再生できず、わざわざ伝言が録音されているリモコン1の所へ行って再生させなければならず不便であり、しかも、録音保持回路19の数が増えた分だけ製造コストが高くなってしまう。これに対して、本実施形態では、音声伝達機能を持っているため、給湯リモコン1bのマイコン3bに指示して自分の所にあるリモコン1から再生でき、便利である。しかも、録音保持回路19を一箇所設けるだけで済み、製造コストを抑えることができる。 【0039】また、どのリモコン1からでも録音保持回路19にメッセージを録音することができ、伝言内容を思い付いた時に、近くのリモコン1を使って録音できるため便利である。しかも、伝言を録音・再生するため、読み書きのできない子供や目の不自由な人でも伝言を聞いたり、伝言を残すことができる。また、リモコンは通常、操作しやすい壁面に設けられるため、そのままマイク7内蔵のリモコンに向かって話せばよく、マイクを手で持たなくてもよいため、録音や再生操作がしやすい。 【0040】また、録音や再生時に、マイクユニット,スピーカーユニット,変調回路,復調回路といったインターホン機能(音声伝達手段)や音声通信回線をそのまま利用して伝言を各リモコンへ通信することができるため、部品点数が増えず製造コストを抑えることができる。更に、録音保持回路19がどのリモコン1に設けられていても、録音・再生の操作は全て同じなので使い勝手がよい。また、録音する間のみ録音SW22を押し続けるため、録音終了操作が不要になる。この結果、録音状態が延々と続くことがなく、しかも、操作が簡単で使い易い。一方、再生する場合には、再生SW23を一度押せば再生が開始され自動的に再生が終了するため、操作が簡単である。しかも、再生SW23を押す毎に伝言が1件再生されるため、伝言全件を聞く必要がなく時間の節約になる。 【0041】更に、伝言を1件ずつ消去でき、全件消去したら再生SW23のランプが自動的に消灯するため、特別の操作をしなくても、伝言が無いことを知らせることができる。また、伝言消去用SWとインターホンSWとを兼用するため、省スペースになりリモコンが大型化しないし、また部品点数が減少して製造コストが抑えられる。同様に、伝言の有無を表示するランプを再生SWの操作面に設けたため、リモコンが省スペースとなり大型化しない。伝言消去モードに入ってからインターホンSW9が押されない状態が所定時間以上続くと、伝言消去モードの動作を自動的に終了するため、終了操作を忘れても再生機能の動作電力を浪費しなくなって省エネとなる。 【0042】加えて、家族の就寝中に帰宅しても、伝言を聞くことによりコミュニケーションが図れる。特に、浴室からでも伝言を録音できるため、例えば、風呂水が熱いから気を付けるように、といったメッセージを次の入浴者に残しておくことができ、次の人が熱い湯に驚くといったことがない。同様に、台所や浴室の給湯温度の設定を変更したり、浴槽への自動湯張り運転のタイマー設定を変更したりしても、変更したことを録音できるため、次の使用者が給湯器を使用する前や入浴する前に、近くのリモコン1の再生SW23のランプの点滅に気が付いて伝言を聞くことにより、給湯運転の設定変更点を把握でき、安心して給湯器を使用できる。しかも、給湯運転の設定を変更したその場でリモコン1に録音できるため、変更について伝言することを忘れにくい。 【0043】以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。 【0044】例えば、録音保持回路19を風呂リモコン1aに設けてもよい。また、録音保持回路19をメインコントローラ61に設けてもよい。この場合には、リモコンの1つが故障しても、他のリモコンからメインコントローラに録音することができる。更に、録音保持回路19の有無によって分類する必要がないため、リモコンの種類が増えることがなく在庫管理が簡単になり、しかも、リモコン1種類当たりの製造数が多くなり型償却費が低減して製造コストを抑えることができる。加えて、録音・再生の音声通信回線を、メインコントローラ61とリモコン1との間の通信回線と兼用できるため、製造コストを低減できる。 【0045】また、3つ以上のリモコン1を備えた給湯遠隔制御システムでは、インターホン通信を行わないリモコン1に録音保持回路19と音声伝達手段(変調回路や復調回路)とを設けてもよい。この場合には、インターホン機能を備えたリモコンから音声入力し、インターホン機能により録音保持回路19を備えたリモコンへこの音声信号を送信して、その録音保持回路19に録音する。そして、インターホン機能を備えたリモコンから伝言を再生する。つまり、録音保持回路19を備えたリモコンに、マイクユニットやスピーカーユニットといったインターホン機能を備える必要はない。 【0046】また、リモコン1は、音声伝達手段(変調回路や復調回路)を備えず、録音保持回路19,マイクユニット,スピーカーユニットを備える構成にしてもよい。このリモコン1では、それ自身だけで、メッセージ等の音声を録音・再生できる。 この結果、音声伝達手段が不要な分だけ、伝言の録音・再生システムの構造が簡単で、製造コストを抑えることができる。また、リモコンを1つだけ備えた給湯器においても、伝言機能を利用できる。 【0047】また、時計機能を備えたものでは、録音時刻を伝言と共に記憶させ、再生時に録音時刻を表示部44に表示させてもよい。例えば、「1時間後に買物から帰ってくる」と録音した場合に、録音された時刻を見れば帰宅予定時刻が分かり、わざわざ帰宅時刻を具体的に録音する必要がない。つまり、録音する人は、再生される時刻等いろいろなことを考えなくてもよく、自然な話し方で伝言を残すことができる。 【0048】また、再生をスキップする機能を備えてもよい。録音時刻記憶機能も備える場合には、一度再生された伝言が消去されていなくても、録音時刻を見てその伝言の再生をスキップするかどうか判断でき、聞きたい伝言をすぐに再生できる。また、再生SW23を一度押したら、伝言を全件再生する制御にしてもよい。また、録音SW22,再生SW23を設けずに、例えば、インターホンSW9とアップSW46との同時押しにより録音させたり、インターホンSW9とダウンSW45との同時押しにより再生させる制御をしてもよい。また、給湯器付風呂釜に代えて、台所等への一般給湯機能のみを備えた給湯器の給湯遠隔制御システムに適用してもよい。 【0049】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1記載の給湯遠隔制御システムによれば、リモコンからメッセージ等の音声を録音したり再生することができる。例えば、給湯温度の設定を変更したり、浴槽に張った湯を熱めにしたり、湯張り開始のタイマー設定を変更したりして給湯運転の設定変更を行った場合に、その場でその変更点を録音でき、しかも、次の使用者は、給湯器を使用する前や入浴する前にその伝言を聞くことができて便利である。また、自分自身への覚えとしてリモコンに録音しておくこともできる。更に、リモコンは通常、操作しやすい位置に設けられるため、そのままリモコン本体に向かって話せば録音でき、録音したり再生したりする操作もしやすい。しかも、メッセージの録音や再生の際に既存の音声入力手段と音声出力手段とを用いることができ、伝言機能専用の音声入力手段や音声出力手段を設ける必要がなく、製造コストを抑えることができる。加えて、メッセージを伝えたい相手が、その場に居合せていても不在であっても、状況に応じてインターホン機能と伝言録音再生機能とを使い分けてその場で伝言することができて便利である。 【0050】更に、本発明の請求項2記載の給湯遠隔制御システムによれば、特定リモコンだけに録音手段を備えても、音声伝達手段を用いることにより、どのリモコンからでもメッセージ等の音声の録音および再生を行うことができる。つまり、近くのリモコンを使用して録音でき、しかも、録音をしたリモコンとは別のリモコンからもメッセージを再生することができるので、遠くまで足を運ばなくてもよく便利である。しかも、特定のリモコンにだけ録音保持部を設けるため、製造コストを抑えることができる。 【0051】更に、本発明の請求項3記載の給湯遠隔制御システムによれば、音声伝達手段を用いることにより、どのリモコンからでもメッセージ等の音声の録音および再生を行うことができるため、近くのリモコンを使用できて便利である。また、録音手段をメインコントローラに設けたため、リモコンの一つが故障しても、他のリモコンから音声伝達手段を用いてメインコントローラの録音手段と音声通信して録音や再生を行うことができる。しかも、録音手段の有無によるリモコンの種類分けが不要になり、在庫管理が容易で、しかも、製造コストを抑えることができる。更に、メインコントローラにだけ録音保持部を設けるため、製造コストを抑えることができる。加えて、録音や再生といった音声通信を行う際に、メインコントローラとリモコンとの間の通信回線をそのまま利用できるため、製造コストアップに繋がらない。 【0052】更に、本発明の請求項4記載の給湯遠隔制御システムによれば、リモコンからメッセージ等の音声を録音したり再生することができるため、次の使用者に伝言を残す等、大変便利になる。例えば、給湯温度の設定を変更したり、浴槽に張った湯を熱めにしたり、湯張り開始のタイマー設定を変更したりして給湯運転の設定変更を行った場合に、その場でその変更点を録音でき、しかも、次の使用者は、給湯器を使用する前や入浴する前にその伝言を聞くことができる。また、自分自身への覚えとしてリモコンに録音しておくこともできる。更に、リモコンは通常、操作しやすい位置に設けられるため、そのままリモコン本体に向かって話せば録音でき、録音したり再生したりする操作もしやすい。しかも、リモコン間で音声信号を伝達する音声通信手段を設ける必要がないため、伝言の録音・再生システムの構造が簡単で、製造コストを抑えることができる。加えて、リモコンが少なくとも1つあればメッセージ等の音声を録音・再生できるため、給湯器に複数のリモコンを備える必要がなく、製造コストアップに繋がらない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000112015 【氏名又は名称】パロマ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月22日(2000.11.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−162105(P2002−162105A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月7日(2002.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−355351(P2000−355351) |
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