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【発明の名称】 ノズルユニット、ノズル装置、及び循環浴槽
【発明者】 【氏名】徳永 勇次

【要約】 【課題】ノズル交換が簡単であり、且つノズル交換の際に部品が紛失するのを防ぐことができる循環浴槽及び循環浴槽用ノズル装置並びにノズルユニットを提供することにある。

【解決手段】ノズルユニット15はノズルケースCを構成する筒状部材21及びフロントカバー22と、可動ノズルとしての直噴ノズル23とを備え、前記直噴ノズル23と、ノズルケースCとが一体的取扱可能にユニット化されている。前記ノズルユニット15はノズル装置11に対してユニット単位で着脱可能に形成されている。即ち、ノズルユニット15は、その雄ねじ部24を連結ケース13の雌ねじ部17に螺合するように形成され、雄ねじ部24と雌ねじ部17との螺合、螺合解除により前記ノズルユニット15の装着、取り外しを行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 循環浴槽に付設されるノズル装置のノズル取付部に対し着脱可能とされたノズルユニットであって、浴槽内への浴湯の噴出方向を変更するための可動ノズルと同可動ノズルをシール部材を介して転動自在に支持するノズルケースとが一体的取扱可能にユニット化されてなるノズルユニット。
【請求項2】 前記ノズルケースには浴湯の噴出方向を固定した固定ノズルがその噴出方向を前記可動ノズル側に向けた状態で一体化されている請求項1に記載のノズルユニット。
【請求項3】 前記シール部材は、前記可動ノズルの外面とノズルケースの内面との間に介在され、同ノズルケースの内面に係合保持された状態で前記可動ノズルの外面と摺接係合する構成とされている請求項1又は請求項2に記載のノズルユニット。
【請求項4】 循環浴槽の浴槽本体に付設されるノズル装置であって、そのノズル取付部に請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のノズルユニットを着脱可能に組み付けてなるノズル装置。
【請求項5】 請求項4に記載のノズル装置を浴槽本体に付設してなる循環浴槽。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルユニット、ノズル装置、及び循環浴槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、気泡混じりの浴湯を浴槽内に噴出する気泡発生循環浴槽におけるノズル装置としては、図6に示すようなノズル装置51が知られている。
【0003】即ち、このノズル装置51では浴槽本体(図6には側壁の一部断面のみ図示)52に開口形成された貫通孔52aと対応するように浴槽本体52の外側に流入パイプ53及びエアーパイプ54を連結した連結ケース55が配設されている。また、前記連結ケース55内には流入パイプ53との連通口53aに固定ノズル56が嵌着されている。一方、浴槽本体52の内側からは前記貫通孔52a内へ筒状をなすシートパッキン57を介してノズルカバー58が挿着され、同ノズルカバー58には更に浴槽本体52の内側からフロントカバー59が被着されている。
【0004】前記フロントカバー59は略円筒状をなしており、その筒状部59a内には、浴湯をその噴出口60aの指向方向に向けて直噴する可動ノズルとしての直噴ノズル60が内装されている。そして、直噴ノズル60の外周面とノズルカバー58の筒状部58aの内周縁との間にはOリング61が配設され、直噴ノズル60の外周面とフロントカバー59の筒状部59aの内周面との間にはパッキン62が配設されている。従って、前記直噴ノズル60は、前記パッキン62を介して前記ノズルカバー58及びフロントカバー59に組み付け支持された状態で転動自在になっている。
【0005】さて、前記ノズル装置51を使用する際、図示しないポンプを運転すると、前記流入パイプ53及び固定ノズル56を介して浴湯が連結ケース55内に噴出される。すると、前記連結ケース55内に負圧が生じ、前記エアーパイプ54から吸い込まれた空気と浴湯が混じり合い、気泡混じりの浴湯が直噴ノズル60からその噴出口60aの指向方向に向けて直噴される。ここで、浴槽52の入浴者が前記直噴ノズル60から噴出される気泡混じりの浴湯の噴出方向を変えたいときには、同ノズル60の噴出口60aに指を差し込み、同噴出口60aの指向方向が変化するように直噴ノズル60を転動させることにより、入浴者は浴槽52内への浴湯の噴出方向を任意に変えることができる。
【0006】一方、前記ノズル装置51における可動ノズルとしては、上記した直噴ノズル60以外に噴出方向がスパイラル状に変化するスパイラルノズル(図示しない)が知られている。即ち、このスパイラルノズルには、複数の噴出口が設けられており、各噴出口はそれぞれの軸線方向が時計回り方向に傾くように形成されている。そのため、固定ノズル56側からの浴湯の噴出を受けたスパイラルノズルは、各噴出口から噴出される浴湯の反力により、噴出口が傾いている方向とは逆の反時計回り方向に回転し、同ノズルからはスパイラル状に浴湯が浴槽52内へ噴出するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、可動ノズルとして前記直噴ノズル60又はスパラルノズルの一方を備えたノズル装置51が装着セットされた気泡発生浴槽を購入した場合、前記浴槽52の入浴者は、常に当該浴槽52に装着セットされた可動ノズル(直噴ノズル60又はスパイラルノズル)の噴出形態のみしか楽しむことができなかった。従って、例えば、直噴ノズル60を備えたノズル装置51が装着セットされている気泡発生浴槽を所有している人が、スパイラルノズルの噴出形態を楽しみたい場合は、スパイラルノズルを備えたノズル装置が装着セットされた気泡発生浴槽を新たに購入しなければならなかった。または、直噴ノズル60が装着セットされた図6に示すノズル装置51を分解し、そのノズル装置51から直噴ノズル60を取外してスパイラルノズルと交換するしかなかった。
【0008】しかし、この場合には、前記ノズル装置51のフロントカバー59を外した後、直噴ノズル60を取外してスパイラルノズルを新たに組み付けて支持する必要があった。従って、その取外し及び組み付けの作業が煩わしいと共に、直噴ノズル60とスパイラルノズルの交換作業時に、直噴ノズル60とフロントカバー59の間に介在するパッキン62や直噴ノズル60とノズルカバー58との間に介在するOリング61等の部品を紛失してしまうおそれがあった。
【0009】本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、ノズル交換作業が簡単であり且つノズル交換作業時における部品紛失を防止できるノズルユニット、ノズル装置、及び循環浴槽を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、循環浴槽に付設されるノズル装置のノズル取付部に対し着脱可能とされたノズルユニットであって、浴槽内への浴湯の噴出方向を変更するための可動ノズルと同可動ノズルをシール部材を介して転動自在に支持するノズルケースとが一体的取扱可能にユニット化されてなることを要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のノズルユニットにおいて、前記ノズルケースには浴湯の噴出方向を固定した固定ノズルがその噴出方向を前記可動ノズル側に向けた状態で一体化されていることを要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のノズルユニットにおいて、前記シール部材は、前記可動ノズルの外面とノズルケースの内面との間に介在され、同ノズルケースの内面に係合保持された状態で前記可動ノズルの外面と摺接係合する構成とされていることを要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、循環浴槽の浴槽本体に付設されるノズル装置であって、そのノズル取付部に請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のノズルユニットを着脱可能に組み付けてなることを要旨とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のノズル装置を浴槽本体に付設してなることを要旨とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を気泡発生循環浴槽及びそのノズル装置に具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0016】図1に示すように、本実施形態におけるノズル装置11は、気泡発生循環浴槽の浴槽本体(以下、「浴槽」という。なお、図1には側壁の一部断面のみ図示)12に開口形成された貫通孔12aに付設されている。前記浴槽12の外側(図1で浴槽12の右側)には前記貫通孔12aと対応するように連結ケース13が配設され、前記浴槽12の内側にはノズルカバー14がその筒状部14aを前記貫通孔12a内へ挿通するようにして配設されている。そして、このノズルカバー14の筒状部14a内に浴槽12の内側からノズルユニット15が着脱可能に装着セットされている。
【0017】なお、本実施形態では、図2に示すように、ノズル装置11の構成部材である前記ノズルカバー14の筒状部14aの内部空間がノズルユニット15のノズル取付部Sとして構成されている。そして、このノズル取付部Sに対して図3に示すノズルユニット(第1のノズルユニットともいう。)15と、図4に示すノズルユニット(第2のノズルユニットともいう。)28とが選択的に装着セットされるようになっている。また、以下の説明において上流側及び下流側というときは、各図の図示内容における左側を下流側、右側を上流側と称するものとする。
【0018】さて、前記連結ケース13は略円筒状をなし、図1及び図2に示すように、その筒状部13aの上流側開口部には上方へ延びるように浴湯の流入パイプ16が一体形成される一方、下流側開口部の外周縁にはフランジ13bが形成されている。そして、前記筒状部13aにおいて前記流入パイプ16と連通する上流側開口部の内周面には雌ねじ部17が形成されている。また、前記連結ケース13の筒状部13aにおいて前記流入パイプ16との連通部位よりも下流側の周壁部には前記流入パイプ16と平行に上方へ延びるようにエアーパイプ18が一体形成されている。前記エアーパイプ18と連結ケース13との連通部位には連結ケース13内に空気を取り込むためのエアー注入口18aが形成されている。
【0019】次に、前記ノズルカバー14は略円筒状をなし、図1及び図2に示すように、その筒状部14aにおける下流側開口部の外周縁にはフランジ14bが形成されている。なお、同フランジ14bの外周縁は浴槽12の内側に臨む表面部位の形状がアール状に面取りされている。そして、前記ノズルカバー14は、前記浴槽12の内側から貫通孔12a内へ筒状部14aを挿入した状態において、同筒状部14aの外周面と連結ケース13における筒状部13aの内周面との間に筒状のシートパッキン19を介在させて連結ケース13に嵌着固定されている。また、前記ノズルカバー14のフランジ14bと浴槽12の内側壁の間、及び前記連結ケース13のフランジ13bと浴槽12の外側壁の間には、それぞれ前記貫通孔12aの周縁に沿うようにシートパッキン20が介在されている。
【0020】次に、前記第1のノズルユニット15について説明する。図3に示すように、このノズルユニット15は、筒状部材21とフロントカバー22とが一体化されてなるノズルケースCと、ノズルケースCに内装される可動ノズルとしての直噴ノズル23とを備えている。そして、この直噴ノズル23とノズルケースCとは一体的取扱可能にユニット化された態様とされ、ユニット単位で前記ノズル取付部Sへ着脱可能に装着されるようになっている。
【0021】前記筒状部材21の上流側の外周面には雄ねじ部24が形成されており、同雄ねじ部24は前記連結ケース13の雌ねじ部17に螺合可能に形成されている。また、図3に示すように、前記筒状部材21の上流側端部には固定ノズル25が一体的に形成され、同固定ノズル25はその噴出口25aの内径が上流側開口部から下流側に向かうに従い小径となるように収束形成されている。また、前記筒状部材21の長さ方向略中央の周壁部には前記エアーパイプ18のエアー注入口18aからエアーを筒状部材21内へ受け入れるためのエアー取り込み口21aが形成されている。そして、前記筒状部材21の下流側開口部にはその内周縁に沿うように段部21bが形成されている。
【0022】また、前記フロントカバー22は略筒状をなし、図3に示すように、その筒状部22aの略中央部内周面には周方向へ段部22bが形成されている。そして、この筒状部22aの下流側開口部の外周縁にはフランジ22cが形成され、同フランジ22cの外周縁は前記ノズルカバー14のフランジ14bのアール状をなす外周縁と対応するように上流方向へ湾曲形成されている。従って、図1に示すように、ノズル装置11におけるノズルカバー14の筒状部14a内へノズルユニット15を挿入した装着セット状態においては、前記フロントカバー22のフランジ22cによってノズルカバー14のフランジ14b表面が被嵌されるようになっている。
【0023】また、前記直噴ノズル23は略球状をなし、同ノズル23の中心部を貫通する噴出口23aはその内径が軸線方向へ(つまり、上流側から下流側へ)同一径となるように形成されている。そして、この直噴ノズル23が前記ノズルケースCに内装支持された状態では、前記筒状部材21の段部21bに係合保持されたOリング(シール部材)26と、前記フロントカバー22の段部22bに係合保持されたリング状をなすパッキン(シール部材)27とが、直噴ノズル23の球面状をなす外面に摺接係合するようになっている。従って、このノズルケースCへの内装状態において、前記直噴ノズル23はOリング26及びパッキン27を介して転動自在に支持される。
【0024】また、前記ノズルケースCへの内装状態において、直噴ノズル23は、Oリング26及びパッキン27を介してノズルケースCの長さ方向へ変位しないように即ち前記固定ノズル25との相対的位置(距離)関係が変わらないように、位置決め保持される。また、図1及び図3に示すように、前記直噴ノズル23は、その噴出口23aの指向方向を水平方向へ向けると、その噴出口23aが前記固定ノズル25の噴出口25aと同一軸線上に位置するように構成されている。
【0025】次に、前記第2のノズルユニット28について説明する。図4に示すように、この第2のノズルユニット28は、図3に示す前記第1のノズルユニット15と比較した場合、ノズルケースCに内装される可動ノズルが直噴ノズル23でなくスパイラルノズル29とされている点で相違している。また、シール部材として第1のノズルユニット15におけるOリング26に代えて耐摩耗性を有する環状のノズル保持部材30が筒状部材21の段部21bに係合保持されている点でも相違している。なお、その他の点では第1のノズルユニット15の場合と同様の構成であるため、以下では前記第1のノズルユニット15と相違する部分の構成について主に説明することとし、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複説明は省略する。
【0026】さて、図4に示すように、前記スパイラルノズル29は、その長さ方向の中途から上流側が略円筒状の小径部29aとされる一方、その中途から下流側が前記小径部29aよりも大径の大径部29bとされ、小径部29aと大径部29bの境界部分の外周面は上流側から下流側へ次第に拡径するテーパ面29cが周方向へ連続形成されている。また、前記大径部29bにおける外周面の下流側部位には突条部29dが周方向へ連続形成されている。前記小径部29aの内側には流入口29eが貫通形成され、同流入口29eの内径は軸線方向へ同一径となるように形成されている。一方、前記大径部29bの内側には複数(本実施形態では2つ)の噴出口29fが形成され、各噴出口29fは下流側から見たときに各噴出口29fの軸線が時計回り方向に傾くように形成されている。
【0027】そして、図5に示すように、このスパイラルノズル29が前記ノズルケースCに内装支持された状態では、前記筒状部材21の段部21bに係合保持されたノズル保持部材(シール部材)30が小径部29aの外周面に摺接係合するようになっている。また、同様に、前記フロントカバー22の段部22bに係合保持されたリング状をなすパッキン(シール部材)27が大径部29bの外周面に摺接係合するようになっている。従って、このノズルケースCへの内装状態において、前記スパイラルノズル29はノズル保持部材30及びパッキン27を介して転動自在に支持される。
【0028】また、前記ノズルケースCへの内装状態において、スパイラルノズル29は、ノズル保持部材30及びパッキン27を介してノズルケースCの長さ方向へ変位しないように即ち前記固定ノズル25との相対的位置(距離)関係が変わらないように、位置決め保持される。また、図4及び図5に示すように、前記スパイラルノズル29は、その小径部29aにおける流入口29eの軸線が前記固定ノズル25の噴出口25aと同一軸線上に位置するように構成されている。
【0029】次に、以上のように構成された本実施形態におけるノズル装置11の作用について説明する。さて、本実施形態の気泡発生循環浴槽ではノズル装置11における前記ノズル取付部Sに対して前記第1のノズルユニット15又は第2のノズルユニット28が選択的に装着セットされる。例えば、入浴者がノズル装置11から噴出される浴湯の噴出形態のうち直噴する形態を楽しみたい場合には、前記直噴ノズル23を内装した第1のノズルユニット15が使用され、スパイラル状の噴出形態を楽しみたい場合には、前記スパイラルノズル29を内装した第2のノズルユニット28が使用される。
【0030】即ち、図2に示すように、前記ノズルカバー14が浴槽12の内側から貫通孔12aを介して連結ケース13に嵌着固定された状態においてノズルユニット15,28が装着セットされていない状態では、ノズルカバー14の筒状部14aの内部空間(つまり、ノズル取付部S)は浴槽12内に向けて開放された状態にある。従って、この状態から、第1及び第2のノズルユニット15,28のうち何れか一方を装着セットするには、ノズルユニット15,28のノズルケースCを把持してその筒状部材21側を前記ノズル取付部S内に挿入する。そして、筒状部材21の先端部(上流側端部)に形成された前記雄ねじ部24を連結ケース13側に形成されている前記雌ねじ部17に螺合させる。
【0031】すると、ノズルユニット15,28は、ノズルケースCのフロントカバー22がそのフランジ22cでもって前記ノズルカバー14のフランジ14bの表面を被嵌した状態とされ、この状態でノズル装置11のノズル取付部Sへの装着作業が終了する。そして、この装着セット状態から他方のノズルユニット15,28に交換する際には、前記フロントカバー22の部分を把持して回転させることで前記雌ねじ部17に対する雄ねじ部24の螺合を解除すれば、簡単にノズル取付部Sから当該ノズルユニット15,28は取外しができる。しかも、その交換作業の際において、シール部材(パッキン27等)は取外しされることもない。
【0032】従って、本実施形態によれば以下のような効果を奏し得る。
(1) 前記実施形態では、直噴ノズル23又はスパイラルノズル29からなる可動ノズルとノズルケースCとが一体的取扱可能にユニット化され、前記直噴ノズル23は第1のノズルユニット15に、前記スパイラルノズル29は第2のノズルユニット28に、それぞれシール部材としてのパッキン27等を介して転動自在に内装されている。従って、噴出形態を変更するべく、各ノズルユニット15,28を交換する作業が簡単であると共に、その交換時に前記パッキン27が紛失するのを防ぐことができ、さらにはノズルケースC内でのパッキン27のシール構造を壊すこともない。
【0033】(2) 前記実施形態では、固定ノズル25がノズルケースCに一体形成されると共に、直噴ノズル23等の可動ノズルが固定ノズル25に対する相対的位置関係が変化しない状態でノズルケースCに内装支持されている。従って、上流側の固定ノズル25から下流側の可動ノズルへの気泡混じりの浴湯の噴出状況が、各ノズルユニット15,28の交換作業を経たとしても、予め最適に設定された噴出状況から変わってしまうこともない。
【0034】(3) 前記各ノズルユニット15,28において、前記パッキン27は前記ノズルケースCの内面に係合保持された状態でそれぞれ前記各可動ノズル23,29の外面と摺接係合するようになっているので、前記各可動ノズル23,29が転動しても各ノズル23,29の外面を下流側から上流側に伝って浴槽12の外側へ浴湯漏れすることを抑制できる。
【0035】(4) 前記実施形態では、各ノズルユニット15,28がノズル装置11に対してユニット単位で着脱可能に構成されると共に、その着脱に際しては各ノズルユニット15,28の雄ねじ部24を連結ケース13側の雌ねじ部17に螺合又は螺退するだけでよいため、各ノズルユニット15,28の着脱作業を簡単にできる。
【0036】(5) また、各ノズルユニット15,28のノズル装置11への装着セット状態では、前記雄ねじ部24と雌ねじ部17との螺合によって、前記連結ケース13には下流側へ向かう力が働く一方、前記ノズルカバー14には上流側へ向かう力が働くので、前記ノズル装置11を浴槽12の貫通孔12aと対応する位置において確実に固定することができる。
【0037】なお、前記実施形態は、以下のように変更して具体化してもよい。
・ 前記実施形態では、貫通孔12aが浴槽12の側壁に形成されていたが、貫通孔12aは浴槽12の底面に形成されていてもよい。
【0038】・ 前記実施形態では、連結ケース13にエアーパイプ18が一体形成されていたが、エアーパイプ18は省略してもよい。即ち、例えば、図示しないポンプにおいて空気を導入して気泡混じりの浴湯を生成し、同浴湯を流入パイプ16に注入するようにしてもよい。また、気泡混じりの浴湯ではなく、気泡の混じらない浴湯のみを噴出する通常の循環浴槽に適用してもよい。
【0039】・ 前記実施形態では、シール部材としてのパッキン27が各可動ノズル23,29とフロントカバー22との間に介在していたが、各可動ノズル23,29と筒状部材21との間に介在するようにしてもよい。
【0040】・ 前記実施形態では、前記ノズル装置11の付設状態において、前記各ノズル23,29の雄ねじ部24を連結ケース13の雌ねじ部17に螺合することにより固定していたが、各ノズルユニット15,28の上流側部分を樹脂製材質等の嵌合部にして連結ケース13側に嵌合固定する構成にしてもよい。
【0041】・ 前記実施形態では、ノズルカバー14の筒状部14aの内部空間によりノズル取付部Sを構成していたが、ノズルカバー14を省略し、連結ケース13を貫通孔12aの内側まで延設して同連結ケース13の内部空間にてノズル取付部Sを構成するようにしてもよい。
【0042】・ 前記実施形態では、直噴ノズル23に1つの噴出口23aが形成されると共に、スパイラルノズル29には2つの噴出口29fが形成されていたが、噴出口の数は適宜の数に変更可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ノズル交換作業が簡単であり且つノズル交換作業時における部品紛失を防止できる。
【出願人】 【識別番号】000213862
【氏名又は名称】朝日興業株式会社
【出願日】 平成12年11月21日(2000.11.21)
【代理人】 【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
【公開番号】 特開2002−162102(P2002−162102A)
【公開日】 平成14年6月7日(2002.6.7)
【出願番号】 特願2000−354315(P2000−354315)