| 【発明の名称】 |
ロールフィルタ巻取装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】桧物 健
|
| 【要約】 |
【課題】外気調和機のロールフィルタの交換作業時に、外気調和機周辺(クリーンルーム等)を持ち出した塵埃で汚染することが無い外気調和機のロールフィルタ巻取装置を提供する。
【解決手段】外気通過部11Cからロールフィルタ装填部11Aへの外気Aの通過を遮蔽する仕切板17Aと、外気通過部11Cからロールフィルタ巻取部11Bへの外気Aの通過を遮蔽する仕切板17Bと、ロールフィルタ巻取部11Bに巻き取られるロールフィルタ10を収納し密閉するロールフィルタ梱包袋15とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ロールフィルタを装填するロールフィルタ装填部と、前記ロールフィルタを巻き取るロールフィルタ巻取部と、取り入れられた外気が前記ロールフィルタ装填部及び前記ロールフィルタ巻取部間の前記ロールフィルタへと通過する外気通過部とを有するロールフィルタ巻取装置において、前記外気通過部から前記ロールフィルタ装填部への前記外気の通過を遮蔽する第1の仕切と、前記外気通過部から前記ロールフィルタ巻取部への前記外気の通過を遮蔽する第2の仕切とを有することを特徴とするロールフィルタ巻取装置。 【請求項2】 前記第1の仕切と前記第2の仕切は、仕切板である請求項1記載のロールフィルタ巻取装置。 【請求項3】 前記ロールフィルタ装填部と前記ロールフィルタ巻取部にさらに夫々設けられた外部との開閉扉を有している請求項1記載のロールフィルタ巻取装置。 【請求項4】 ロールフィルタを装填するロールフィルタ装填部と、前記ロールフィルタを巻き取るロールフィルタ巻取部と、取り入れられた外気が前記ロールフィルタ装填部及び前記ロールフィルタ巻取部間の前記ロールフィルタへと通過する外気通過部とを有するロールフィルタ巻取装置において、前記ロールフィルタ巻取部に巻き取られる前記ロールフィルタを収納し密閉するロールフィルタ梱包袋を有することを特徴とするロールフィルタ巻取装置。 【請求項5】 前記ロールフィルタ梱包袋は、前記ロールフィルタ巻取部に取り付けられた巻取ロールに巻き取られる前記ロールフィルタを、前記巻取ロール毎収納し密閉する請求項4記載のロールフィルタ巻取装置。 【請求項6】 前記ロールフィルタ梱包袋がビニール袋である請求項4または5記載のロールフィルタ巻取装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロールフィルタ巻取装置に関し、特に外気調和機のロールフィルタ巻取装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のクリーンルームの空調システムは、図4(a)の構造図で示すように、空気を循環させる設備である空調機2と、クリーンルーム100へ温湿度が一定で塵埃が少ない外気Aを供給する設備である外気調和機(以下外調機という)1から構成されていた。そして、空調機2及び外調機1は専用の空調機械室200の中に設置されていた。 【0003】ここで、外調機1のロールフィルタ10の交換作業は、図3の部分平面図で示すように、実施される。まず、外調機1のロールフィルタ巻取装置11のロールフィルタ装填部11Aに装填されたロール状に巻回されたロールフィルタ10は、ロールフィルタ巻取装置11のロールフィルタ巻取部11Bの巻取ロール12に巻き取られている。 【0004】そして、作業者Bが外調機1の点検口13から外調機1内に出入りして、ロールフィルタ10の交換作業を実施していた。 【0005】そして、外調機1の中でロールフィルタ10の交換作業を実施するため、作業者Bが着用している着衣(例えば作業着)は、外調機1内に取り入れた外気Aに含まれる塵埃や交換するロールフィルタ10に捕捉された塵埃に汚染されてしまう。しかし、作業者Bが着用している着衣が汚染しても、空調機械室200内での作業なので、このことによりクリーンルーム100内を汚染することはなく、クリーンルーム100の清浄度上の問題は無かった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、クリーンルームの清浄度を向上させるため、最新のクリーンルームの空調システムは、図4(b)の構造図で示すように、空気を除塵しながら循環させる設備であるFFU(ファンフィルターユニット)3と、外調機1から構成されている。そして、外調機1はクリーンルーム100の設備4が設置されている床の床下のスペースを利用して、設置されている。 【0007】そして、外調機1のロールフィルタ10の交換作業で、作業者Bが着衣(無塵衣)を着用して外調機1内に出入りして交換作業を実施することは、作業者Bが着用して塵埃で汚染された着衣(無塵衣)により塵埃を外調機1外へ持ち出し、外調機1の設置場所がクリーンルーム100の床下であるため、クリーンルーム100内が持ち出した塵埃で汚染されてしまい、クリーンルーム100の清浄度上問題がある。 【0008】従って、本発明の目的は、外気調和機のロールフィルタの交換作業時に、外気調和機周辺(クリーンルーム等)を持ち出した塵埃で汚染することが無い外気調和機のロールフィルタ巻取装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明のロールフィルタ巻取装置は、ロールフィルタを装填するロールフィルタ装填部と、前記ロールフィルタを巻き取るロールフィルタ巻取部と、取り入れられた外気が前記ロールフィルタ装填部及び前記ロールフィルタ巻取部間の前記ロールフィルタへと通過する外気通過部とを有するロールフィルタ巻取装置において、前記外気通過部から前記ロールフィルタ装填部への前記外気の通過を遮蔽する第1の仕切と、前記外気通過部から前記ロールフィルタ巻取部への前記外気の通過を遮蔽する第2の仕切とを有することを特徴とする。 【0010】また、前記第1の仕切と前記第2の仕切は、仕切板である。 【0011】また、前記ロールフィルタ装填部と前記ロールフィルタ巻取部にさらに夫々設けられた外部との開閉扉を有している。 【0012】本発明のロールフィルタ巻取装置は、ロールフィルタを装填するロールフィルタ装填部と、前記ロールフィルタを巻き取るロールフィルタ巻取部と、取り入れられた外気が前記ロールフィルタ装填部及び前記ロールフィルタ巻取部間の前記ロールフィルタへと通過する外気通過部とを有するロールフィルタ巻取装置において、前記ロールフィルタ巻取部に巻き取られる前記ロールフィルタを収納し密閉するロールフィルタ梱包袋を有することを特徴とする。 【0013】また、前記ロールフィルタ梱包袋は、前記ロールフィルタ巻取部に取り付けられた巻取ロールに巻き取られる前記ロールフィルタを、前記巻取ロール毎収納し密閉する。 【0014】また、前記ロールフィルタ梱包袋がビニール袋である。 【0015】この様な本発明によれば、ロールフィルタ巻取装置の外気通過部とロールフィルタ巻取部及びロールフィルタ装填部とは夫々仕切板で遮蔽されている。また、巻き取られたロールフィルタはロールフィルタ梱包袋に収納され密閉されている。 【0016】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態を示す部分平面図、図2は図1の一実施形態の外気調和機の全体的な構造を示す構造図である。 【0017】まず、図2に示すように、本実施形態の外気調和機(以下外調機という)1は、外気Aを導入する(取り入れる)ファン(F)50、取り入れた外気Aに含まれる塵埃を除去し少なくするロールフィルタ10及び中性能フィルタ20、取り入れた外気Aの温湿度を一定にする加熱コイル30、加湿器40及び除湿コイル60から構成されている。 【0018】そして、図1に示すように、本実施形態の外気調和機(1)のロールフィルタ巻取装置(11)は、ロールフィルタ10を装填するロールフィルタ装填部11A、ロールフィルタ10を巻き取るロールフィルタ巻取部11B、ロールフィルタ装填部11Aに装填されたロールフィルタ10をロールフィルタ巻取部11Bに巻き取らせる案内であるガイドロール14、ロールフィルタ巻取部11Bに取り付けられロールフィルタ10を巻き取る巻取ロール12、巻取ロール12に設けられた駆動モーター(図示せず)、ロールフィルタ巻取部11Bに取り付けられ巻取ロール12に巻き取られるロールフィルタ10を巻取ロール12毎収納し密閉するロールフィルタ梱包袋15、外気調和機1内に外気Aを取り入れるロールフィルタ装填部11A及びロールフィルタ巻取部11B間に設けられた外気取入口16、外気取入口16から取り入れられた外気Aがガイドロール14間のロールフィルタ10へと通過する外気通過部11C、外気通過部11Cからロールフィルタ装填部11Aへの外気Aの通過を遮蔽する仕切板17A、外気通過部11Cからロールフィルタ巻取部11Bへの外気Aの通過を遮蔽する仕切板17B、ロールフィルタ装填部11Aに設けられた外部との開閉扉18A、ロールフィルタ巻取部11Bに設けられた外部との開閉扉18B、外気取入口16から取り入れられた外気Aがガイドロール14間のロールフィルタ10を通過する時の差圧を測定する差圧計(図示せず)を有している。 【0019】ここで、この外気調和機(1)のロールフィルタ巻取装置(11)は、次に示すように動作する。 【0020】まず、ロールフィルタ装填部11Aに設けられた開閉扉18A及びロールフィルタ巻取部11Bに設けられた開閉扉18Bを、作業者Bが夫々開く。 【0021】そして、作業者Bが、ロールフィルタ装填部11Aに新しいロールフィルタ10を装填する。 【0022】そして、作業者Bが、ロールフィルタ巻取部11Bに巻取ロール12とロールフィルタ梱包袋15を取り付ける。この時、ロールフィルタ梱包袋15は巻取ロール12を覆っている。 【0023】そして、作業者Bが、ロールフィルタ装填部11Aに装填したロールフィルタ10の初端部を、ガイドロール14を介して、ロールフィルタ巻取部11Bの巻取ロール12に取り付ける。 【0024】そして、開閉扉18A及び開閉扉18Bを、作業者Bが夫々閉じる。 【0025】次に、外気Aを外気取入口16から取り入れ、ガイドロール14間のロールフィルタ10を通過させる。この時、外気Aに含まれる塵埃はロールフィルタ10に捕捉され、塵埃の少ない外気Aになる。なおこの時の、ガイドロール14間のロールフィルタ10をロールフィルタ10の捕捉面10Aと呼ぶ。 【0026】そして、差圧計(図示せず)により測定している、外気Aがロールフィルタ10の捕捉面10Aを通過する時の差圧が所定の差圧より高くなると、(つまりロールフィルタ10に捕捉された塵埃の量が多くなると)、ロールフィルタ巻取部11Bに設けられた駆動モーター(図示せず)により巻取ロール12を回転させ、ロールフィルタ10をロールフィルタ梱包袋15内に所定量巻き取り、ロールフィルタ10の新たな捕捉面10Aを設ける。 【0027】次に、ロールフィルタ10がロールフィルタ巻取部11Bに取り付けられたロールフィルタ梱包袋15内に全て巻き取られたら、作業者Bが開閉扉18Bを開き、ロールフィルタ梱包袋15を密閉する。 【0028】そして、作業者Bが、ロールフィルタ10が巻取ロール12に巻き取られて収納されているロールフィルタ梱包袋15を、ロールフィルタ巻取部11Bから取り出す。そして、開閉扉18Bを、作業者Bが閉じる。 【0029】なおここで、ロールフィルタ装填部11Aに装填した新しいロールフィルタ10の初端部を、ロールフィルタ巻取部11Bの巻取ロール12に取り付けるには、それまで装填していた古い(全て巻き取られる)ロールフィルタ10の終端部に、新しいロールフィルタ10の初端部を接続して、古いロールフィルタ10毎巻取ロール12まで巻き取って行う。 【0030】そして、ロールフィルタ梱包袋15としては、収納したロールフィルタ10に捕捉された塵埃が密閉されていれば良く、例えばビニール袋を用いている。 【0031】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロールフィルタ巻取装置の外気通過部とロールフィルタ巻取部及びロールフィルタ装填部とは夫々仕切板で遮蔽されていて、また、巻き取られたロールフィルタはロールフィルタ梱包袋に収納され密閉されているので、外気調和機のロールフィルタの交換作業時に、作業者が着用している着衣(無塵衣)が、外気調和機内に取り入れた外気に含まれる塵埃や交換するロールフィルタに捕捉された塵埃に汚染されてしまうことは無い。そのため、外気調和機のロールフィルタの交換作業時に、外気調和機周辺(クリーンルーム等)を持ち出した塵埃で汚染することが無いという効果が得られる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000181284 【氏名又は名称】鹿児島日本電気株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082935 【弁理士】 【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2002−162094(P2002−162094A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月7日(2002.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−358297(P2000−358297) |
|