| 【発明の名称】 |
換気装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐伯 卓也
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| 【要約】 |
【課題】住宅の構造や利用者の個別的な要求に応じることのできる適応性の高い換気装置を得る。
【解決手段】操作部6でのタイマー運転指令により起動するタイマー部7を有し、このタイマー部7の出力を受けて送風機1を所定の時間運転させる制御手段4を備えた換気装置について、タイマー部7によるタイマー運転の終了後の送風機1の運転モードを操作部6において予め設定できるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 操作部でのタイマー運転指令により起動するタイマー部を有し、このタイマー部の出力を受けて送風機を所定の時間運転させる制御手段を備えた換気装置であって、前記タイマー部によるタイマー運転の終了後の前記送風機の運転モードを操作部において予め設定できるようにした換気装置。 【請求項2】 操作部でのタイマー運転指令により起動するタイマー部を有し、このタイマー部の出力を受けて送風機を所定の時間運転させる制御手段を備えた換気装置であって、前記タイマー部によるタイマー運転の終了後は前記送風機を予め設定された運転モードで運転するようにした換気装置。 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の換気装置であって、室内の空気質を検知するセンサーを設け、このセンサーの出力に基づいて送風機を自動運転する自動運転プログラムを制御手段に組込むとともに、タイマー部によるタイマー運転中も前記自動運転プログラムを実行するようにした換気装置。 【請求項4】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記載の換気装置であって、タイマー運転終了後の運転モードによる運転時間を設定できるようにした換気装置。 【請求項5】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記載の換気装置であって、タイマー運転の運転モードを設定できるようにした換気装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主として居室の換気を行う換気装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】住宅の高気密高断熱化が推進される中で、快適な室内環境を維持するためには換気装置が重要な役割を果すことになる。自然換気に依存できない住宅構造では、定風量での換気を24時間行う換気装置が住居の空気環境を整えている。こうした換気装置は、基本的には自動運転するようになっているが、室内の空気質が悪化したり、留守にしたりする場合にはそれに対応できる機能を備えている。例えば、大勢の人が集まり炭酸ガス濃度が高くなったり、煙等が多くなった場合には、雑ガスセンサー等により室内の空気質が監視されていて、その出力に基づいて大風量での換気運転が行われ、これによって悪化した室内の空気環境が速やかに改善されるようになっている。また、留守にするような場合には、タイマーをセットすることによって、所定のタイマー時間経過後に換気装置が停止するようになっている。例えば、喫煙した直後に外出するような時には、タイマーを設定しておくことにより、換気装置は設定時間の間運転を継続し、排煙してから停止する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来の高気密住宅対応形の換気装置においては、タイマーの設定は換気停止指令と同じ意味を持ち、タイマーの設定時間経過後は、換気は停止することになる。これは、留守の間は停止させておくことで省エネルギー性を図ったものであるが、高気密住宅では、留守であっても換気をしておく必要性が高いことが多い。例えば、長期にわたって留守にするような場合、換気を停止させておくと建材や家具に含まれる有機化合物が室内に蔓延したり、湿気が滞ってカビの発生を招いたりすることにもなる。 【0004】本発明は、係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その課題とするところは、住宅の構造等に対する適応性の高い換気装置を得ることであり、住宅の構造や利用者の個別的な要求に応じることのできる適応性の高い換気装置を得ることである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を達成するために請求項1の発明は、操作部でのタイマー運転指令により起動するタイマー部を有し、このタイマー部の出力を受けて送風機を所定の時間運転させる制御手段を備えた換気装置について、そのタイマー部によるタイマー運転の終了後の送風機の運転モードを操作部において予め設定できるようにする手段を採用する。 【0006】前記課題を達成するために請求項2の発明は、操作部でのタイマー運転指令により起動するタイマー部を有し、このタイマー部の出力を受けて送風機を所定の時間運転させる制御手段を備えた換気装置について、そのタイマー部によるタイマー運転の終了後は送風機を予め設定された運転モードで運転するようにする手段を採用する。 【0007】前記課題を達成するために請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記手段に、室内の空気質を検知するセンサーを設け、このセンサーの出力に基づいて送風機を自動運転する自動運転プログラムを制御手段に組込み、タイマー部によるタイマー運転中も自動運転プログラムを実行するようにする手段を採用する。 【0008】前記課題を達成するために請求項4の発明は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段におけるタイマー運転終了後の運転モードでの運転時間を設定できるようにする手段を採用する。 【0009】前記課題を達成するために請求項5の発明は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段におけるタイマー運転の運転モードを、設定できるようにする手段を採用する。 【0010】 【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4によって示す本実施の形態は、高気密住宅対応形の換気装置に関するものである。この換気装置は、図1に示すように送風機1のモーター2を駆動する駆動回路3と、この駆動回路3を介して送風機1のモーター2を制御するマイクロコンピューター等で構成された制御手段4とを備えている。制御手段4には室内の空気質(ガス濃度や湿度等)を検知し信号を出力するセンサー5及び各種の指令入力を出力するリモコンとして構成された操作部6が信号受信可能に電気的に接続されている。制御手段4には操作部6での操作で起動するタイマー部7と駆動回路3に制御信号を出力する制御部8が、いずれもプログラムとして組込まれている。 【0011】操作部6には、図2に示すように運転の入/切を指令する入/切スイッチ9の他、自動運転を指令する自動運転スイッチ10や、連続強運転を指令する強運転スイッチ11及び連続弱運転を指令する弱運転スイッチ12並びにタイマー運転を設定するタイマー運転スイッチ13等が設けられている。入/切スイッチ9を、電源投入時に押すと自動運転になり、停止中に押すと停止前の運転モードで運転が開始されるようになっている。 【0012】制御手段4は、図3及び図4のフローチャートで示す制御プログラムに従って換気装置に対する制御動作を行う。なお、図3のフローチャートはタイマー部7によるタイマー運転に特記して示してあり、図4のフローチャートはセンサー5による自動運転に特記して示してある。始めに、図3のフローチャートに基づいてタイマー運転に関する制御動作を説明する。 【0013】電源の投入とともに制御手段4は、ステップ♯1において操作部6で設定された運転モードに関する情報を取込みメモリに記憶する処理を行い、ステップ♯2へ進む。ステップ♯2では操作部6のタイマー運転スイッチ13によるタイマー運転の指令が有るかどうかを判定し、タイマー運転の指令が有れば、ステップ♯3で送風機1を強運転させるタイマー運転の処理を行いステップ♯4へ進み、指令がなければステップ♯1の処理に戻る。ステップ♯4では予め設定された時間(例えば1時間)が経過したかどうかの判定を行い、経過していればステップ♯5においてステップ♯1で記憶した運転モードが強運転モード又は自動運転モードかどうかを判定し、経過していなければステップ♯3の処理に戻る。 【0014】ステップ♯5で、記憶された運転モードが強運転モード又は自動運転モードであれば、ステップ♯6に進み、自動運転モードの運転を開始する処理を行いステップ♯1へ戻る。ステップ♯5で、記憶された運転モードが強運転モード又は自動運転モードでなければ、ステップ♯7においてステップ♯1で記憶された運転モードが停止かどうかを判定し、停止であればステップ♯9で送風機1を停止する処理をしてステップ♯1に戻り、停止でなければステップ♯8で送風機1を弱運転する処理をしてステップ♯1に戻る。 【0015】なお、タイマー運転前の運転モードにかかわらず、タイマー運転中であってもセンサー5の出力信号は逐次制御手段4に取込まれていて、自動運転モードに移行した時には、その時点の空気質に応じた自動運転が速やかに行われる。また、タイマー運転の運転時間は適宜に設定することが可能である。 【0016】続いて、図4のフローチャートに基づいて自動運転に関する制御動作を説明する。電源の投入とともに制御手段4は、センサー5が雑ガスセンサーの場合、センサー5に通電し、図4のステップ♯1においてヒートアップ時間(例えば5分)が経過したかどうかを判定する。これは雑ガスセンサーが初期においては通電から5分間くらいは出力が不安定である特性があるため、この間は自動制御無効期間とする処置である。ステップ♯1でヒートアップ時間が経過していれば、ステップ♯2で基準値を設定する処理を行いステップ♯4へ進む。ヒートアップ時間が経過していなければ、ステップ♯3において送風機1を強運転させる処理をしてステップ♯1へ戻る。 【0017】ステップ♯4では、センサー5の出力電圧が基準値から所定値(例えば0.3V)以上上昇したかどうかを判定し、上昇したならステップ♯5で送風機1を強運転する処理を行い、ステップ♯6へ進む。ステップ♯4で基準値からの上昇が所定値未満であれば、ステップ♯9で送風機1を停止する処理をしてステップ♯1へ戻る。ステップ♯6ではセンサー出力電圧が基準値まで下降したかどうかを判定し、下降したならステップ♯7で送風機1を弱運転する処理をしてステップ♯8へ進み、下降していなければステップ♯5の処理に戻る。ステップ♯8では所定時間(例えば30分)経過したかどうかを判定し、経過したならステップ♯9で送風機1を停止する処理をしてステップ♯1へ戻り、経過していなければステップ♯7の処理に戻る。 【0018】このようにこの換気装置では、タイマー運転の終了後には、操作部6で予め設定された運転モード(自動運転モード、強運転モード、弱運転モード、停止モード)のいずれかの運転モードでの運転に移行することになる。省エネルギー性を最優先にするか、極短時間留守にするようなときには、停止モードを設定しておけばよく、換気優先であれば自動運転モード、強運転モード、弱運転モードなど、住宅の構造や利用者の要望に応じた設定をしておけばよい。長期にわたって留守にするような場合であっても、住宅構造や利用者の要望に添った換気運転を行うことができ、高気密住宅での建材や家具に含まれる有機化合物の室内への蔓延や、湿気の滞りなどを防止することができる。また、タイマー運転中も自動運転のプログラムを実行しているため、自動運転へ移行する際に円滑な自動制御による換気が実施されることになる。 【0019】実施の形態2.図5と図6によって示す本実施の形態は、実施の形態1で示した換気装置にタイマー運転の運転モードを設定できる機能を持たせたもので、これに係る構成以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用いそれらについての説明は省略する。 【0020】本実施の形態の換気装置には、図5に示すように操作部6にタイマー運転の際の運転モードを弱運転に設定するタイマー運転モード設定スイッチ14が設けられている。制御手段4は、図3のフローチャートにより示した実施の形態1に関する制御プログラムの、ステップ♯3の処理を図6に示すフローチャートの処理に置換した制御プログラムにより制御動作を行う。 【0021】即ち、タイマー運転モード設定スイッチ14が押されていれば、タイマー運転は図6におけるステップ♯10の判定により、ステップ♯12の処理で弱運転で行われ、押されていなければステップ♯11の処理で強運転で行われる。従って、利用者の要望や住宅事情に応じたタイマー運転を実施することができるようになる。これ以外の機能は実施の形態1のものと同じである。 【0022】実施の形態3.図7と図8によって示す本実施の形態は、実施の形態1や実施の形態2で示した換気装置にタイマー運転の後の運転モードでの運転時間を設定できる機能を持たせたもので、これに係る構成以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1や実施の形態2のものと同じ部分については同じ符号を用いそれらについての説明は省略する。 【0023】本実施の形態の換気装置には、図7に示すように操作部6にタイマー運転後の運転モードでの運転時間を設定する運転時間設定スイッチ15が設けられている。制御手段4は、図3や図6のフローチャートにより示した実施の形態1や実施の形態2に関する制御プログラムの、最終ステップの後に図8に示すフローチャートの処理を付け加えた制御プログラムにより制御動作を行う。 【0024】即ち、タイマー運転後に設定された運転モードで送風機1を運転させ、図8におけるステップ♯13において運転時間設定スイッチ15で設定された設定時間(例えば24時間)が経過したかどうかを判定する。経過していればステップ♯14で送風機1を停止させる処理をして制御プログラムを終了する。経過していなければステップ♯13へ戻る。これにより留守時間に応じた換気運転をさせることができ、また省エネルギー性も得られる。これ以外の機能は実施の形態1や実施の形態2のものと同じである。 【0025】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、住宅の構造や利用者の個別的な要求に応じることのできる適応性の高い換気装置が得られる。 【0026】請求項2の発明によれば、住宅の構造等に対する適応性の高い換気装置が得られる。 【0027】請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記効果とともに、自動運転への移行を円滑にすることができる。 【0028】請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記効果とともに留守時間に応じた換気運転が可能になり、省エネルギー性も得られる。 【0029】請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記効果とともに利用者の要望に広く応えることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月21日(2000.11.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102439 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 金雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−162074(P2002−162074A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月7日(2002.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−354422(P2000−354422) |
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