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【発明の名称】 温風暖房機
【発明者】 【氏名】斉藤 尚

【氏名】柏瀬 毅

【氏名】久間木 宏任

【要約】 【課題】加湿皿とこの加湿皿へ給水する給水装置を備えた温風暖房機において、加湿皿を本体ケースから容易に取り外して掃除できるようにした温風暖房機を提供する。

【解決手段】空気吸込口15及び温風吹出グリル14を有する本体ケース11と、この本体ケース11内に形成され、前記空気吸込口15と温風吹出グリル14とを連絡する送風流路18と、この送風流路18に配設された対流用ファン34及び熱交換部20と、この熱交換部20内に燃焼熱気を供給する燃焼部21と、前記熱交換部20の風下側の送風流路18内に配設され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿40と、この加湿皿40を着脱可能に収容保持する皿受け体36と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置45とを備えた暖房機10である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空気吸込口及び温風吹出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に形成され、前記空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路と、この送風流路に配設された対流用ファン及び熱交換部と、この熱交換部内に燃焼熱気を供給する燃焼部と、前記熱交換部の風下側の送風流路内に配設され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置とを備えたことを特徴とする温風暖房機。
【請求項2】 前記加湿皿には、温風に接触するように通気性で、かつ、吸水性の蒸発促進体が付設されていることを特徴とする請求項1に記載の温風暖房機。
【請求項3】 前記蒸発促進体が、セラミックスファイバーを母材として作られていることを特徴とする請求項2に記載の温風暖房機。
【請求項4】 前記皿受け体には、この皿受け体の温度を検出する温度センサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の温風暖房機。
【請求項5】 前記温度センサが、予め定められた温度以上を検出した場合には、加湿皿内の加湿水が渇水状態である旨を渇水報知手段で報知するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の温風暖房機。
【請求項6】 空気吸込口及び温風吹出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に形成され、前記空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路と、この送風流路に配設された対流用ファン及び熱交換部と、この熱交換部内に燃焼熱気を供給する燃焼部と、前記熱交換部の風下側の送風流路内に配置され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置とを備え、前記給水装置は、着脱可能なカートリッジ式の給水タンクと、この給水タンクからの加湿水を受けるタンク受け体と、このタンク受け体内の加湿水を汲み上げる電動給水ポンプと、この電動給水ポンプに繋がれた給水管とから構成されていることを特徴とする温風暖房機。
【請求項7】 前記給水タンクは、本体ケースの天面部に設けられたタンク出し入れ口から本体ケース内に出し入れ自在に収容される構成としたことを特徴とする請求項6に記載の温風暖房機。
【請求項8】 前記電動給水ポンプは、汲み上げ量を可変としたことを特徴とする請求項6に記載の温風暖房機。
【請求項9】 前記電動給水ポンプが、電磁ポンプで構成されていることを特徴とする請求項6に記載の温風暖房機。
【請求項10】 前記給水管の先端吐出口部を、前記加湿皿の直上に臨ませたことを特徴とする請求項6に記載の温風暖房機。
【請求項11】 空気吸込口及び温風吹出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に形成され、前記空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路と、この送風流路に配置された対流用ファン及び熱交換部と、この熱交換部内に燃焼熱気を供給する燃焼部と、前記熱交換部の風下側の送風流路内に配置され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置とを備え、この給水装置は、着脱可能なカートリッジ式の給水タンクと、この給水タンクからの加湿水を受けるタンク受け体と、このタンク受け体内の加湿水を汲み上げる電動給水ポンプと、この電動給水ポンプに繋がれた給水管とから構成され、前記皿受け体と前記タンク受け体とは、前記加湿皿から溢れた余剰水を皿受け体からタンク受け体内へ戻す戻り水路を介して連絡されていることを特徴とする温風暖房機。
【請求項12】 前記戻り水路を構成する戻しパイプは、皿受け体側の入口部よりもタンク受け体側の出口部を下位置にして、前記余剰水を落差によりタンク受け体側へ戻すようにしたことを特徴とする請求項11に記載の温風暖房機。
【請求項13】 空気吸込口及び温風吹出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に形成され、前記空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路と、この送風流路に配設された対流用ファン及び熱交換部と、この熱交換部内に燃焼熱気を供給する燃焼部と、前記熱交換部の風下側の送風流路内に配置され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置とを備え、この給水装置は、着脱可能なカートリッジ式の給水タンクと、この給水タンクからの加湿水を受けるタンク受け体と、このタンク受け体内の加湿水を汲み上げる電動給水ポンプと、この電動給水ポンプに繋がれた給水管とから構成され、前記本体ケースには、前記加湿皿を本体ケース内に出し入れ可能に収容する開口部が設けらていることを特徴とする温風暖房機。
【請求項14】 前記開口部は、着脱可能な前パネルにて覆われていることを特徴とする請求項13に記載の温風暖房機。
【請求項15】 前記開口部は、前パネルとは別に本体ケースの前面下部に設けられた点検蓋にて覆われていることを特徴とする請求項13に記載の温風暖房機。
【請求項16】 前記前パネルは、前記加湿皿と対応する位置に加湿皿の点検口が設けられ、この点検口が点検蓋にて覆われていることを特徴とする請求項14に記載の温風暖房機。
【請求項17】 前記点検口は、加湿皿が出し入れ可能な大きさ及び形状に設定されていることを特徴とする請求項16に記載の温風暖房機。
【請求項18】 前記点検蓋は、それの上端側が本体ケースの前方へ回動するように本体ケースに回動可能に設けられていることを特徴とする請求項15又は16に記載の温風暖房機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加湿機能を備えた石油ファンヒータ、ガスファンヒータ等の温風暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温風暖房機1としては、図6に示すように、前面下部に温風吹出口2を、背面上部に空気吸込口を設けた本体1A内に対流ファン3及び熱交換器4を設け、これらの対流ファン3及び熱交換器4が配置された送風流路5における熱交換器4よりも風下側に加湿皿6を配置しているものが知られている。
【0003】この加湿皿6には、カートリッジ式の給水タンク7とタンク受け体8とを有する給水装置から加湿用の水が供給されており、加湿皿6とタンク受け体8とが給水管9で一体に連結されている。また、給水タンク7はタンク受け体8に着脱自在に載置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のような従来の温風暖房機1では、タンク受け体8が本体1A内に固定され、しかも、加湿皿6とタンク受け体8とが給水管9で一体に連結されているため、加湿皿6を本体1Aから取り外すことは容易でなかった。そのため、加湿皿6を掃除する時には、加湿皿6が本体1A内に収納されたまま行うことになり、掃除がやりしにくいという問題があった。
【0005】この発明は上述のような問題点を解決したものであり、加湿皿とこの加湿皿へ給水する給水装置を備えた温風暖房機において、加湿皿を本体ケースから容易に取り外して掃除できるようにした温風暖房機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、空気吸込口及び温風吹出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に形成され、前記空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路と、この送風流路に配設された対流用ファン及び熱交換部と、この熱交換部内に燃焼熱気を供給する燃焼部と、前記熱交換部の風下側の送風流路内に配設され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置とを備えた温風暖房機であることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の温風暖房機において、前記加湿皿には、温風に接触するように通気性で、かつ、吸水性の蒸発促進体が付設されていることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載の温風暖房機において、前記蒸発促進体が、セラミックスファイバーを母材として作られていることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1に記載の温風暖房機において、前記皿受け体には、この皿受け体の温度を検出する温度センサが設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4に記載の温風暖房機において、前記温度センサが、予め定められた温度以上を検出した場合には、加湿皿内の加湿水が渇水状態である旨を渇水報知手段で報知するようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、空気吸込口及び温風吹出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に形成され、前記空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路と、この送風流路に配設された対流用ファン及び熱交換部と、この熱交換部内に燃焼熱気を供給する燃焼部と、前記熱交換部の風下側の送風流路内に配置され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置とを備え、前記給水装置は、着脱可能なカートリッジ式の給水タンクと、この給水タンクからの加湿水を受けるタンク受け体と、このタンク受け体内の加湿水を汲み上げる電動給水ポンプと、この電動給水ポンプに繋がれた給水管とから構成されている温風暖房機であることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項6に記載の温風暖房機において、前記給水タンクは、本体ケースの天面部に設けられたタンク出し入れ口から本体ケース内に出し入れ自在に収容される構成としたことを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項6に記載の温風暖房機において、前記電動給水ポンプは、汲み上げ量を可変としたことを特徴とする。
【0014】請求項9の発明は、請求項6に記載の温風暖房機において、前記電動給水ポンプが、電磁ポンプで構成されていることを特徴とする。
【0015】請求項10の発明は、請求項6に記載の温風暖房機において、前記給水管の先端吐出口部を、前記加湿皿の直上に臨ませたことを特徴とする。
【0016】請求項11の発明は、空気吸込口及び温風吹出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に形成され、前記空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路と、この送風流路に配置された対流用ファン及び熱交換部と、この熱交換部内に燃焼熱気を供給する燃焼部と、前記熱交換部の風下側の送風流路内に配置され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置とを備え、この給水装置は、着脱可能なカートリッジ式の給水タンクと、この給水タンクからの加湿水を受けるタンク受け体と、このタンク受け体内の加湿水を汲み上げる電動給水ポンプと、この電動給水ポンプに繋がれた給水管とから構成され、前記皿受け体と前記タンク受け体とは、前記加湿皿から溢れた余剰水を皿受け体からタンク受け体内へ戻す戻り水路を介して連絡されている温風暖房機であることを特徴とする。
【0017】請求項12の発明は、請求項11に記載の温風暖房機において、前記戻り水路を構成する戻しパイプは、皿受け体側の入口部よりもタンク受け体側の出口部を下位置にして、前記余剰水を落差によりタンク受け体側へ戻すようにしたことを特徴とする。
【0018】請求項13の発明は、空気吸込口及び温風吹出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に形成され、前記空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路と、この送風流路に配設された対流用ファン及び熱交換部と、この熱交換部内に燃焼熱気を供給する燃焼部と、前記熱交換部の風下側の送風流路内に配置され、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体と、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置とを備え、この給水装置は、着脱可能なカートリッジ式の給水タンクと、この給水タンクからの加湿水を受けるタンク受け体と、このタンク受け体内の加湿水を汲み上げる電動給水ポンプと、この電動給水ポンプに繋がれた給水管とから構成され、前記本体ケースには、前記加湿皿を本体ケース内に出し入れ可能に収容する開口部が設けらている温風暖房機であることを特徴とする。
【0019】請求項14の発明は、請求項13に記載の温風暖房機において、前記開口部は、着脱可能な前パネルにて覆われていることを特徴とする。
【0020】請求項15の発明は、請求項13に記載の温風暖房機において、前記開口部は、前パネルとは別に本体ケースの前面下部に設けられた点検蓋にて覆われていることを特徴とする。
【0021】請求項16の発明は、請求項14に記載の温風暖房機において、前記前パネルは、前記加湿皿と対応する位置に加湿皿の点検口が設けられ、この点検口が点検蓋にて覆われていることを特徴とする。
【0022】請求項17の発明は、請求項16に記載の温風暖房機において、前記点検口は、加湿皿が出し入れ可能な大きさ及び形状に設定されていることを特徴とする。
【0023】請求項18の発明は、請求項15又は16に記載の温風暖房機において、前記点検蓋は、それの上端側が本体ケースの前方へ回動するように本体ケースに回動可能に設けられていることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明の一実施例を図1〜図3の図面に基づいて説明する。
【0025】図1は本発明の一実施形態における石油温風暖房機の外観斜視図であり、図2はその側断面図であり、図3は石油温風暖房機の一部切欠正面図である。図1において、石油温風暖房機(以下暖房機という)10は、箱体状の本体ケース11を備え、この本体ケース11はケース本体10Aと前パネル12を有し、ケース本体10Aの前面が着脱可能に取り付けられた前パネル12で覆われ、この前パネル12の下部には、複数の水平案内羽根13を備えた横長状の温風吹出グリル(温風吹出口)14を臨ませている。また、本体ケース11の天面には、暖房機10を運転するための運転スイッチ、所望の室内温度を設定するための設定温度スイッチ及び加湿モードを設定するための加湿運転スイッチ等を有する操作部(図示せず)や暖房機の運転モードや設定温度等を表示する表示部(図示せず)が設けられている。
【0026】図2及び図3において、ケース本体10Aの背板の上部には、着脱自在なフィルタ15aを備えた空気吸込口15が設けられ、また、ケース本体10Aの底板の四隅部近くには水平調節用の取付脚16を高さ調節自在に取り付けている。
【0027】17は前記ケース本体10Aの後部に取り付けられたバックガードであり、このバックガード17は天面板と左右の側面板とからなり、ケース本体10Aと室壁との間の後方空間の上方及び左右両側方を覆うものである。
【0028】前記ケース本体10A内には、空気吸込口15から温風吹出グリル14に連なる送風流路18が形成されている。この送風流路18には、灯油等の石油燃料を気化して燃焼させる石油バーナ21と、この石油バーナ21に連結された燃焼筒22、この燃焼筒22に連結された連結箱23、複数の熱交換パイプ24及び排気集合箱25を有する熱交換部20と、排気集合箱25に連結した排気管26とが収容されている。また、前記ケース本体10A内の一側下部には、給油管(図示せず)から送られる石油燃料を貯めるオイルレベラー(図示せず)が収容され、このオイルレベラー内の燃料は、燃料ポンプ(図示せず)及び燃料供給管27を介して石油バーナ21に供給される。28は前記石油バーナ21に燃焼空気を供給する給気用送風機であり、この給気用送風機28は一端面に給気管29が接続され、他端部は石油バーナ21に連結してある。
【0029】ケース本体10A内の上部には、空気吸込口15に対向して温風用送風機31が設けられ、この温風用送風機31は、モータ33と、複数のシロッコファン34(対流用ファン)と、複数のファンケース35とから構成され、空気吸込口15からケース本体10A内に吸引した室内空気を前記熱交換部20に向けて送風するようになっている。
【0030】熱交換器20よりも風下側となる送風流路18内、即ちケース本体10A内の下部には、温風により蒸発させる加湿水を貯溜するための加湿皿40を着脱自在に収容する皿受け体36が設けられ、前記加湿皿40は温風吹出グリル14を外すことによって形成される挿脱用開口部37(図2参照)を介してケース本体10Aの外部へ取り出すことができるものである。
【0031】皿受け体36の底板43の下面には、この皿受け体36の温度を検出する温度センサ44が取り付けられ、そして、前記温度センサ44が、予め定められた温度以上を検出した場合には、加湿皿40内の加湿水が渇水状態である旨を本体ケース11の天面に設けられた表示部(渇水報知手段)に表示する。
【0032】また、この皿受け体36は、皿形状をして右側面に排水口41を有し、この排水口41に戻しパイプ42が接続されている。皿受け体36には、加湿皿40が設置され、加湿皿40から溢れた水が戻しパイプ42を通して排出される。
【0033】加湿皿40には、セラミックスファイバーを母材として作られ、通気性と吸水性を有する蒸発促進体38が付設されている。この蒸発促進体38は、暖房機10の加湿運転モードにおいて、加湿皿40の水を吸い上げて湿った状態に保たれ、この蒸発促進体38に温風が接触することにより、水分が気化され、その気化された水分で室内が加湿される。
【0034】皿受け体36の右側方には、給水装置45が設けられている。この給水装置45は、着脱可能なカートリッジ式の給水タンク47と、この給水タンク47からの加湿水を受けるタンク受け体46と、このタンク受け体46内の加湿水を汲み上げる電動給水ポンプ48と、この電動給水ポンプ48に繋がれた給水管51とから構成されている。
【0035】タンク受け体46は、ケース本体10A内に固定され、その内部には略一定の水量が保たれるようになっており、そして、このタンク受け体46内には、定常水面よりも水位が低下したことを検出するフロートスイッチ52が設けられている。このフロートスイッチ52は、タンク受け体46内の水位の低下を検出した際に、その検出信号を制御器(図示せず)に送り、制御器が電動給水ポンプ48の駆動を停止して、電動給水ポンプ48の空打ちを防止する。
【0036】また、このタンク受け体46には、前記皿受け体36に取り付けられた戻しパイプ42の他端を臨ませており、戻しパイプ42は加湿皿40から溢れた余剰水を皿受け体36からタンク受け体46へ戻す戻り水路になっている。
【0037】戻しパイプ42は、皿受け体36側の入口部よりもタンク受け体46側の出口部を下位置にして、前記余剰水を落差によりタンク受け体46側へ戻すようにしている。
【0038】給水タンク47は、本体ケースの天面部に設けられたタンク出し入れ口49から本体ケース11内に出し入れ自在に収容される構成としており、タンク出し入れ口49は開閉蓋49Aで閉塞されている。また、給水タンク47はタンク受け体46上に倒立させて着脱自在に取り付けられ、底部には弁付きキャップを有し、タンク受け体46に加湿用の水を供給している。
【0039】電動給水ポンプ48は、水の吸込口と吐出口とを有し、吸込口がタンク受け体46内の水面下に位置し、そして吐出口には給水管51が接続され、この給水管51の先端吐出口部51Aは加湿皿40の直上に臨ませている。また、電動給水ポンプ48は電磁ポンプで構成されており、加湿運転モード時に作動するが、その作動時には、シロッコファン34の回転数(モータ33の回転数)の増減に応じて汲み上げ量が増減するように、その汲み上げ量を可変できる。
【0040】上述の構成において、暖房機10の運転を開始させると、石油バーナ21に給気用送風機28から燃焼空気が供給されるとともに、燃料ポンプ(図示せず)の作動によって燃料供給管27から石油燃料が供給され、石油バーナ21が燃焼を開始する。この石油バーナ21の燃焼開始により燃焼ガスは熱交換部20を通って排気管26から屋外に排出される。
【0041】ここで、熱交換部20の温度が所定温度以上の高温になると、温風用送風機31が駆動し、フィルタ15aで浄化された室内空気が空気吸込口15から本体ケース11内に吸引され、この空気は温風用送風機31のシロッコファン34で加速されて熱交換部20に向けて送風され、熱交換部20と熱交換して温風となり、この温風は温風吹出グリル14から本体ケース11の前方に向けて放出され、室内の暖房を行う。この時、熱交換部20の下流側に設けられた加湿皿40及び蒸発促進体38に温風が当たり、加湿皿40に貯えられた加湿水が加熱され、蒸発して温風吹出グリル14から放出され室内が加湿される。
【0042】なお、加湿皿40に加湿水が無い状態で暖房機10が運転されると、加湿皿40と共に皿受け体36の底板43の温度が上昇する。底板43に取り付けられた温度センサ44が予め定められた温度以上の値を検出した場合には、渇水である旨が表示部に表示されるので、ユーザーは渇水である旨を容易に認識することができる。
【0043】このように、本実施形態における暖房機10の加湿皿40は、固定されることなく皿受け体36に載置されるので、加湿皿40に蓄積されたゴミやホコリ等を掃除するときには、ケース本体10Aから前パネル12を外した後、温風吹出グリル14を外して加湿皿40を挿脱用開口部37からケース本体10Aの外部へ容易に取り出すことができる。また、掃除終了後は、加湿皿40を皿受け体36に容易に戻し入れることができる。
【0044】また、加湿皿40から溢れた加湿水は、皿受け体36で受けられ、戻しパイプ42を介してタンク受け体46へ戻されるので、加湿水が本体ケース11の外部へ溢れ出る心配がなく、しかも、電動給水ポンプ48の汲み上げ量を加湿皿40での加湿水の蒸発量よりも多めに設定しても加湿水が溢れ出る心配がないので、電動給水ポンプ48の汲み上げ量の設定をラフにすることができる。
【0045】(実施形態2)実施形態1においては、皿受け体36の前方位置に加湿皿40の挿脱用開口部37を設け、この挿脱用開口部37を温風吹出グリル14とケース本体10Aの前面を覆う前パネル12にて覆っているが、図4に示すように、前パネル12とは別に本体ケース11の前面下部の加湿皿40と対応する位置に点検蓋55を設け、この点検蓋55で挿脱用開口部37を覆うようにしても良い。この点検蓋55は、上端部が矢印イの如く本体ケース11の前方へ回動するようにケース本体10Aに回動可能、かつ着脱自在に取り付けられている。
【0046】このように、前パネル12と点検蓋55とを別体にすることにより、点検蓋55だけを外せば加湿皿40の点検が可能になり、点検時の確認作業及び加湿皿40の出し入れ作業が軽減される。
【0047】(実施形態3)実施形態2とは別に、図5に示すように、加湿皿40と対応する位置の前パネル12に、点検口56を形成する。この点検口56は、加湿皿40が出し入れ可能な大きさ及び形状に設定され、加湿皿40の点検ができ、加湿皿40の本体ケース11内への出し入れも可能である。この点検口56には、点検蓋57を設け、この点検蓋57は、矢印イのように、上端側が本体ケース11の前方へ回動するように下端側が前パネル12に枢支されている。
【0048】このように、前パネル12に回動可能な点検蓋57を設けることによって、加湿皿40の点検作業が容易になり、また加湿皿40の出し入れ作業も軽減される。
【0049】以上、各種実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0050】また、本実施形態では石油バーナ21を使用した暖房機で説明しているがガスバーナを使用した暖房機であっても良い。
【0051】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、本体ケース内に形成された空気吸込口と温風吹出口とを連絡する送風流路内に、温風により蒸発させる加湿水を貯留するための加湿皿と、この加湿皿を着脱可能に収容保持する皿受け体とを設け、前記加湿皿に加湿水を供給する給水装置を加湿皿とは別にしたことにより、加湿皿を機器の外部へ容易に取り出すことができて、加湿皿の掃除が容易に行えると共に、給水も簡便であり、快適暖房を実現しつつ、メンテナンスに優れた加湿器内蔵型の温風暖房機を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【識別番号】300034895
【氏名又は名称】三洋電機空調株式会社
【出願日】 平成12年11月20日(2000.11.20)
【代理人】 【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
【公開番号】 特開2002−162071(P2002−162071A)
【公開日】 平成14年6月7日(2002.6.7)
【出願番号】 特願2000−353085(P2000−353085)