| 【発明の名称】 |
空気調和機 |
| 【発明者】 |
【氏名】小川 豊
【氏名】江口 和秀
【氏名】山口 泰平
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| 【要約】 |
【課題】空気調和機において、外装板分割部の構成を補助フレーム及び取り付けねじ無しで構成し、取り付けねじの結露防止と機内有効スペースの増大を目的とする。
【解決手段】パッキンを外装板分割部の外装板が互いに向き合う隙間に挿入し、補助フレームと取り付けねじを廃止することにより、上記効果が得られる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空調装置が収容された空気調和機の筐体の壁面が、一対の対向板の間に断熱材を充填して所定厚の2重壁とし、かつ、前記壁面の外形を複数に分割する外装板で構成されている空気調和機の筐体において、前記外装板の対峙する側面部位に気密性と断熱性を有する弾性パッキングを介在させて前記壁面の外形を形成する筐体を備えたことを特徴とする空気調和機。 【請求項2】 空調装置が収容された空気調和機の箱型筐体の壁面が、一対の対向板の間に断熱材を充填して所定厚の2重壁とし、かつ、前記壁面の外形を複数に分割する外装板と、前記壁面の周縁に沿って前記箱型筐体の各稜線を連接して形成した主フレームとで構成される空気調和機の筐体にあって、前記外装板の対峙する側面部位に気密性と断熱性を有する弾性パッキングを介在させて前記壁面の外形を形成する筐体を備えたことを特徴とする空気調和機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ビルなどの空気調和を行う空気調和機の筐体にかかわり、詳しくはその筐体の壁面となる外装板の組付け側面部位の熱流遮断に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の空気調和機の筐体について図2を参照しながら説明する。 【0003】主骨101を骨組みしたフレームに機内と機外間の空気の流通と熱流の遮断をする外装板103を取りつけて筐体を構成し、その内部には空調空気を生成する送風装置104、熱交換器105、フィルター106等を配置させている。外装板103は空気調和機の大きさに応じて、一般に筐体の各壁面を複数個に分割されたものを組み付けに際しその組付けの側面部位は気密性を持たせるために補助フレーム107にパッキン108を介して取り付けねじ109で締結している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の外装板の組付け構造では、フレームに締結する取り付けねじは機内温度域と機外温度域を貫通しているため、冷房運転時に機内域の冷気で冷却されてねじ頭に結露が発生して床面を濡らし清掃管理の繁雑さと共に、使用部材の腐食による耐久性に課題があった。また補助フレームは筐体の各壁面の開口を多数個に区画することになり、一区画の有効面積が小さくなって筐体に配置される機能機器の大きさによっては据付、搬出に際し制限を受けるという課題があった。 【0005】本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、取り付けねじによる結露とそれに伴う腐蝕と筐体側面の一区画面積の減少を解消することができる空気調和機の筐体を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の空気調和機は、空調装置が収容された空気調和機の筐体の壁面が、一対の対向板の間に断熱材を充填して所定厚の2重壁とし、かつ、前記壁面の外形を複数に分割する外装板で構成されている空気調和機の筐体において、前記外装板の対峙する側面部位に気密性と断熱性を有する弾性パッキングを介在させて前記壁面の外形を形成する筐体を備えたことを特徴とする。 【0007】請求項2記載の本発明の空気調和機は、空調装置が収容された空気調和機の箱型筐体の壁面が、一対の対向板の間に断熱材を充填して所定厚の2重壁とし、かつ、前記壁面の外形を複数に分割する外装板と、前記壁面の周縁に沿って前記箱型筐体の各稜線を連接して形成した主フレームとで構成される空気調和機の筐体にあって、前記外装板の対峙する側面部位に気密性と断熱性を有する弾性パッキングを介在させて前記壁面の外形を形成する筐体を備えたことを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による空気調和機は、空調装置が収容された空気調和機の筐体の壁面が、一対の対向板の間に断熱材を充填して所定厚の2重壁とし、かつ、前記壁面の外形を複数に分割する外装板で構成されている空気調和機の筐体において、前記外装板の対峙する側面部位に気密性と断熱性を有する弾性パッキングを介在させて前記壁面の外形を形成する筐体を備えているため、機器内側及び外側の空気の遮断と熱流の遮断をする外装板の互いに向き合う分割面に気密性を保持するパッキンを配置したものとなり、外装板分割部の取り付けねじと補助フレームが無いので、その取り付けねじによる結露と冷房エネルギーの浪費を防止でき、補助フレームによる機内有効スペースの減少も発生しない。 【0009】本発明の第2の実施による空気調和装置は、空調装置が収容された空気調和機の箱型筐体の壁面が、一対の対向板の間に断熱材を充填して所定厚の2重壁とし、かつ、前記壁面の外形を複数に分割する外装板と、前記壁面の周縁に沿って前記箱型筐体の各稜線を連接して形成した主フレームとで構成される空気調和機の筐体にあって、前記外装板の対峙する側面部位に気密性と断熱性を有する弾性パッキングを介在させて前記壁面の外形を形成する筐体を備えているため、機器内側及び外側の空気の遮断と熱流の遮断をする外装板の互いに向き合う分割面に気密性を保持するパッキンを配置したものとなり、外装板分割部の取り付けねじと補助フレームが無いので、その取り付けねじによる結露と冷房エネルギーの浪費を防止でき、補助フレームによる機内有効スペースの減少も発生しない。 【0010】以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 【0011】 【実施例】図1に示すように、フィルターブロック1、コイルブロック2、及びファンブロック3により空気調和機を構成している。簡単に運転状態を空気の流れに沿って説明すると、空調されるべき空気は屋内或いは屋外よりダクト等を通ってRA開口4より機内に入り、フィルターブロック1内にあるフィルター5を通過し塵埃等を除去し、コイルブロック内にある熱交換器(コイル)6及び加湿器7により冷房、暖房、加湿、除湿等を行う。次に空気の搬送をするファン8を通ってSA開口9よりダクト等を介して屋内に運ばれる。このような空気の流れにおいて、以下のような構成とする。 【0012】分割部において互いに向き合う配置の外装板10は、2枚の鋼鈑11により挟まれ、周縁部にサイドモール12を配置し内部に充填される硬質室発泡ウレタン等の断熱材13を封じ込んでいる。この外装板10は一般的に用いられるものであるが、2枚の鋼鈑11に0.6mm厚さを用い外装板の厚さを30mmとした仕様のものでは、曲げ強さ(断面2次モーメントx縦弾性係数)を実測してみると、1000mm幅当たり2.5x10(7乗)(kg・cm2)となり、従来空気調和機のメインフレームに良く用いられるJIS3192に定められる等辺山形鋼の曲げ強さはL50x50x4tで1.9x10(7乗)と比較しても補助フレーム無しでも十分に機内機外の圧力差や運転振動さらには機器の運送搬入にも耐えうるものである。パッキン14は弾力性と断熱性を兼ね備えたスポンジゴムや発泡ポリエチレン等の材料で、外装板10の分割部に挿入されているが外装板10がフレーム15にフレームパッキン16を挟み込み、固定ねじ17により固定される時、パッキン14に気密性能を満たす適切な加圧をしながら固定されるように、外装板10の分割部隙間寸法が設定されている。 【0013】上記構成においてパッキン14は外装板10の隙間に加圧挿入されているので、取り付けねじや、補助フレーム無しに気密性を保持することができ、取り付けねじの結露や補助フレームによる有効スペ―スの減少も無い。 【0014】 【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、結露の原因になる取り付けねじ及び、有効スペースを減少させる補助フレームを持たずに気密性を得ることができるので、耐結露性能が高く、コンパクトで製造コストの低い空気調和機を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006242 【氏名又は名称】松下精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−162061(P2002−162061A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月7日(2002.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−357298(P2000−357298) |
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