| 【発明の名称】 |
空気調和装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】米野 範幸
【氏名】近藤 正満
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| 【要約】 |
【課題】フィンを折り曲げ輻射熱も発生するフィンチューブ熱交換器により小型軽量化を実現すること。
【解決手段】高温の熱媒を流す熱媒管7と伝熱関係を持つように取り付けられ、長辺の一端が折り曲げられるとともに長辺の他端が一端と逆方向に折り曲げられたフィン19と、吸い込み口からフィン19に室内空気を導く送風手段25からなり、フィン19の一端20が室内に臨むように筐体14に開口部15を設けフィン19から開口部15に室内空気が流れるように構成されている。上記構成によって熱媒の熱が熱媒管7とフィン19を加熱し、送風手段25からフィン19に送られた室内空気を加熱して温風とし開口部15から吹出すとともに、フィン19の折り曲げられた折曲部22から輻射エネルギーを発生させ、開口部15から室内に輻射することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 熱媒を流す熱媒管と、この熱媒管と伝熱関係を持つように取り付けられ一端が折り曲げられたフィンと、筐体に設けた吸い込み口から前記フィンに室内空気を導く送風路と、前記フィンの一端が室内に臨むように前記筐体に設けた開口部とを備え、前記フィンから前記開口部に室内空気が流れるように構成した空気調和装置。 【請求項2】 熱媒を流す熱媒管と、この熱媒管と伝熱関係を持つように取り付けられると共に一端は折り曲げられ他端は一端と逆方向に折り曲げられたフィンと、筐体に設けた吸い込み口から前記フィンに室内空気を導く送風路と、前記フィンの一端が室内に臨むように前記筐体に設けた開口部とを備え、前記フィンから前記開口部に室内空気が流れるように構成した空気調和装置。 【請求項3】 熱媒を流す熱媒管と、この熱媒管と伝熱関係を持つように斜めに取り付けられたフィンと、筐体に設けた吸い込み口から前記フィンに室内空気を導く送風路と、前記フィンの一端が室内に臨むように前記筐体に設けた開口部とを備え、前記フィンから前記開口部に室内空気が流れるように構成した空気調和装置。 【請求項4】 フィン表面に樹脂や金属酸化物等のフィン素材よりも輻射率の高い材料を塗装した請求項1、2又は3記載の空気調和装置。 【請求項5】 送風路に送風手段を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和装置。 【請求項6】 フィンに対して開口部と逆側にフィンよりも輻射率の低い反射板を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和装置。 【請求項7】 送風路に多数の開口を有する均圧板を設け、前記均圧板からフィン他端に室内空気を導く請求項5記載の空気調和装置。 【請求項8】 開口部に多数の開口を有する温風拡散防止体を設け、フィンから発生した輻射エネルギーの少なくとも一部は透過し、前記開口部から室内に送風される空気の通過に抵抗となる構成とした請求項1〜7のいずれか1項に記載の空気調和装置。 【請求項9】 温風拡散防止体の開口のフィン側に突起を設けた請求項8記載の空気調和装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、熱媒を循環させて室内の空気調和を行う空気調和装置に関するものである【0002】 【従来の技術】従来のこの種の空気調和装置は実用新案登録第3000863号公報に記載されているようなものが一般的であった。この暖房装置は図11示すように本体に放熱フィンを多数枚並行して設け、放熱フィン1を貫通して放熱管2を設け放熱フィン1の一部を本体前面に露出させた露出部3を設けた構成となっていた。ボイラ等で高温になった熱媒体は放熱管に流入し、放熱管を加熱し、放熱フィンに伝わって放熱フィン周りの空気を加熱する。これによって本体下部に設けられた空気吸込口4より空気が吸い込まれ、自然対流によって本体上部に設けられた温風吹出口5より室内に吹出すとともに放熱フィン露出部から輻射エネルギーが輻射する構成となっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の空気調和装置では、空気吸込口から流入した空気は放熱フィンを垂直に上昇する途中で伝熱フィンから熱伝達によって加熱される構成の為、露出部からの輻射エネルギーを大きくする為、露出部の垂直方向の形状を大きくすると、フィン垂直方向の長さも長くなり、フィン表面の境界層が発達しフィンの熱伝達率が減少する。したがって伝熱量を確保する為には、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要が有り、装置が大型化し、また重量が増加するという課題があった。 【0004】また、温風吹出口から吹出す温風は真上に上昇する為、室内に広がらず、装置上方の天井付近に滞留し、温度分布が悪いという課題があった。 【0005】また、露出部背面からも本体内側に輻射エネルギーが輻射され本体背面が加熱されるという課題があった。 【0006】さらに、放熱フィン下部は、空気吸込口から流入した低温空気により冷却されるので露出部の温度も下がり、露出部下部の輻射エネルギー発生量が少なく、足元で十分な輻射感を得るのが難しいという課題があった。 【0007】本発明は上記課題を解決するため、フィンの熱伝達率を向上させ、小型・軽量で輻射と対流を発生する空気調和装置の提供を目的とする。 【0008】また、熱媒からの熱交換後の温風が斜め前方に吹出し、室内に温風が循環する室温むらの少ない空気調和装置の提供を目的とする。 【0009】また、発生した輻射エネルギーが筐体内部へ輻射するのを防止し効率よく輻射を発生させる空気調和装置の提供を目的とする。 【0010】さらに、輻射面温度を均一にし、足元も暖かい快適な輻射感を得る事ができる空気調和装置の提供を目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和装置は、ボイラー等から送られた高温の熱媒を熱媒管に送り込み、熱媒管と伝熱関係を持つように取り付けられ長辺の一端が折り曲げられた矩形のフィンを加熱し、送風路からフィンに送られた室内空気を加熱して温風とし開口部から吹出すとともに、フィンの折り曲げられた一端から輻射エネルギーを発生させ、開口部から室内に輻射する。この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィンの短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。また、室内空気はフィンの折り曲げ角度に沿って斜め上方に吹出し、室内を循環する流れを起すので、室内温度ムラを防止することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る空気調和装置は、ボイラー等から送られた高温の熱媒を流す熱媒管と、熱媒管と伝熱関係を持つように取り付けられ長辺の一端が折り曲げられた複数枚の矩形のフィンと、吸い込み口からフィンに室内空気を導く送風路からなり、フィンの一端が室内に望むように筐体に開口部を設け、フィンから開口部に室内空気が流れる構成としてある。上記構成によって熱媒の熱が熱媒管とフィンを加熱し、送風路からフィンに送られた室内空気を加熱して温風とし開口部から吹出すとともに、フィンの折り曲げられた一端から輻射エネルギーを発生させ、開口部から室内に輻射する。この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィンの短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。なお、開口部正面から見て、フィン折曲部が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。また、室内空気はフィンの折り曲げ角度に沿って斜め上方に吹出し、室内を循環する流れを起すので、室内温度ムラを防止することができる。 【0013】本発明の請求項2に係る空気調和装置は、ボイラー等から送られた高温の熱媒を流す熱媒管と、熱媒管と伝熱関係を持つように取り付けられ長辺の一端が折り曲げられるとともに長辺の他端が一端と逆方向に折り曲げられたフィンと、吸い込み口からフィンに室内空気を導く送風路からなり、フィンの一端が室内に望むように筐体に開口部を設けフィンから開口部に室内空気が流れる構成としてある。上記構成によって熱媒の熱が熱媒管とフィンを加熱し、送風路からフィンに送られた室内空気を加熱して温風とし開口部から吹出すとともに、フィンの折り曲げられた一端から輻射エネルギーを発生させ、開口部から室内に輻射する。この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィンの短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。なお、開口部正面から見て、フィン一端折曲部と他端折曲部が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができるとともに、一端の折曲部フィン間の距離を大きくできるのでフィンの圧力損失を小さくする事ができる。また、室内空気はフィンの折り曲げ角度に沿って斜め上方に吹出し、室内を循環する流れを起すので、室内温度ムラを防止することができる。 【0014】本発明の請求項3に係る空気調和装置は、ボイラー等から送られた高温の熱媒を流す熱媒管と、熱媒管と伝熱関係を持つように熱媒管に対し短辺が斜めに取り付けられた複数枚の矩形のフィンと、吸い込み口からフィンに室内空気を導く送風路からなり、フィンの一端が室内に望むように筐体に開口部を設け、フィンから開口部に室内空気が流れる構成としてある。上記構成によって熱媒の熱が熱媒管とフィンを加熱し、送風路からフィンに送られた室内空気を加熱して温風とし開口部から吹出すとともに、フィンの折り曲げられた一端から輻射エネルギーを発生させ、開口部から室内に輻射する。この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィンの短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。また、開口部正面から見て、フィンが隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。また、室内空気はフィンの折り曲げ角度に沿って斜め上方に吹出し、室内を循環する流れを起すので、室内温度ムラを防止することができるる。 【0015】本発明の請求項4に係る空気調和装置は請求項1〜3の構成において、フィン表面にフィン素材よりも輻射率の高いアクリル樹脂やシリコーン樹脂、あるいは鉄、マンガン、チタン等の金属酸化物を塗装したものである。上記構成によってフィンからの輻射量を大きくする事ができる。 【0016】本発明の請求項5に係る空気調和装置は請求項1〜4の構成において、送風路に送風手段を設けたものである。上記構成によってフィンへの送風量を増やす事ができ、温風による放熱量を大きくする事ができるとともに、室内空気はフィンの折り曲げ角度に沿って斜め上方に高速で吹出し、室内を循環する流れを起すので、室内温度ムラを防止することができる。 【0017】なお、送風手段に調速手段を設けた構成においては、フィンへの送風量を任意に設定する事ができ、温風による放熱量を任意に設定する事ができる。 【0018】本発明の請求項6に係る暖房装置は、請求項1〜5の構成に加え、フィンに対して開口部と逆側にフィンよりも輻射率の低い反射板を設けたものである。上記構成によってフィンで発生した輻射エネルギーのうち、開口部から室内へ輻射されず筐体内部へ輻射された輻射は反射板によってフィンに反射され、フィンを再加熱する。したがって、輻射エネルギーが筐体内部へ輻射するのを防止し効率よく輻射を発生させることができる。 【0019】本発明の請求項7に係る空気調和装置は、請求項5記載の構成に加え、送風路に多数の開口を有する均圧板を設け均圧板からフィン他端に室内空気を導く構成としたものである。上記構成によってファンから送風した室内空気は均圧板によって均一にフィン他端に送風され、フィン全体から熱を奪い温風となって開口部から室内に送風される。したがってフィン全体の伝熱面を有効に使え、温風発生量を大きくする事ができる。また、フィンから均等に熱を奪うので筐体下部にあるフィンも上部のフィンと概略同じ温度になり、足元でも十分な輻射感を得る事ができる。 【0020】さらに、均圧板をフィンよりも輻射率の低い構成とする事により、開口部から室内へ輻射されず筐体内部へ輻射された輻射は均圧板によってフィンに反射され、フィンを再加熱する。したがって、輻射エネルギーが筐体内部へ輻射するのを防止し効率よく輻射を発生させることができる。 【0021】本発明の請求項8に係る空気調和装置は、請求項1〜7の構成に加え、開口部に多数の開口を有する温風拡散防止体を設け、フィンから発生した輻射エネルギーの少なくとも一部は透過するが開口部から室内に送風される空気の通過に抵抗となる構成としたものである。上記構成によってフィンで熱交換後の温風の一部は温風拡散防止体の開口から流出できず再びフィン一端に導かれ、再びフィン一端で加熱され、より高温の温風となり温風拡散防止体の開口から流出し筐体開口部から室内に流出し温風による放熱量を大きくする事ができる。なお、フィン一端で発生した輻射は温風拡散防止体の開口から室内に輻射される。 【0022】本発明の請求項9に係る空気調和装置は、請求項8の構成において温風拡散防止体の開口のフィン側に突起を設けたものである。上記構成によって、請求項8の構成と輻射の開口率は同じでも、フィンで熱交換後の温風のより多くが温風拡散防止体の開口から流出できず再びフィン一端に導かれ、再びフィン一端で加熱され、より高温の温風となり温風拡散防止体の開口から流出し筐体開口部から室内に流出し温風による放熱量を大きくする事ができる。なお、フィン一端で発生した輻射は温風拡散防止体の開口から室内に輻射される。 【0023】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。 【0024】(実施例1)図1は本発明の実施例1の暖房装置の斜視図であり、図2は同断面図であり、図3は実施例1の他の構成の断面図である。 【0025】図1、2において、ボイラー等から送られた温水等の高温の熱媒は流入ヘッダー管6により熱媒管7に送られ流出ヘッダー管8を通ってボイラーに戻される。9は長辺の一端が上方に折り曲げられ、折曲部18を形成した複数枚の矩形のフィンであり、前記熱媒管7と伝熱関係を持つようにフィンにバーリング加工を施し熱媒管を拡管することで取り付けられている。 【0026】なお、フィン表面にフィン素材よりも輻射率の高いアクリル樹脂やシリコーン樹脂、あるいは鉄、マンガン、チタン等の金属酸化物を塗装してある。13は筐体14に設けられた吸い込み口12から前記フィン他端11に室内空気を導く送風路であり、さらに筐体14にはフィンの一端10が室内に望むように開口部15が設けられ、フィン9から開口部15に室内空気が流れる構成としてある。 【0027】以上のように構成した空気調和装置において、75℃に加熱された熱媒の熱が熱媒管7とフィン9を約75℃に加熱し、送風路13からフィン9に送られた室内空気16を加熱して温風とし開口部15から吹出すとともに、フィンの折曲部18も75℃になるので、折曲部18が輻射面となり輻射エネルギー17を発生させ、開口部15から室内に輻射する。 【0028】この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィン9の短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部15を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。なお、開口部正面から見て、フィン一端の折曲部18が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。 【0029】なお、図3はフィン9を下方に折り曲げられた構成であり、開口部から室内に吹出す温風が下向きになるので室内温度分布がさらに向上する。 【0030】(実施例2)図4は本発明の実施例2の暖房装置の断面図である。 【0031】図4において、ボイラー等から送られた温水等の高温の熱媒は流入ヘッダー管6により熱媒管7に送られ流出ヘッダー管8を通ってボイラーに戻される。19は長辺の一端20が上方に折り曲げられるとともに長辺の他端21が一端と逆方向に折り曲げられ、一端折曲部22、他端折曲部23を形成した複数枚の矩形のフィンであり、前記熱媒管7と伝熱関係を持つようにフィンにバーリング加工を施し熱媒管を拡管することで取り付けられている。 【0032】なお、フィン表面にフィン素材よりも輻射率の高いアクリル樹脂やシリコーン樹脂、あるいは鉄、マンガン、チタン等の金属酸化物を塗装してある。13は筐体14に設けられた吸い込み口12から前記フィン他端11に室内空気を導く送風路であり、さらに筐体14にはフィンの一端10が室内に望むように開口部15が設けられ、フィン9から開口部15に室内空気が流れる構成としてある。 【0033】以上のように構成した空気調和装置において、75℃に加熱された熱媒の熱が熱媒管7とフィン19を約75℃に加熱し、送風路13からフィン19に送られた室内空気16を加熱して温風とし開口部15から吹出すとともに、フィンの折り曲げられた一端折曲部22および他端折曲部23も75℃になるので、一端折曲部22、他端折曲部23が輻射面となり輻射エネルギー17を発生させ、開口部15から室内に輻射する。 【0034】この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィン19の短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部15を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。なお、開口部正面から見て、フィン一端の折曲部18が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。 【0035】なお、開口部正面から見て、フィン一端折曲部22と他端折曲部23が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができるとともに、フィン19間の距離を大きくできるのでフィンの圧力損失を小さくする事ができる。また、室内空気はフィンの折り曲げ角度に沿って斜め上方に吹出し、室内を循環する流れを起すので、室内温度ムラを防止することができる。 【0036】(実施例3)図5は本発明の実施例3の暖房装置の断面図である。 【0037】図において、ボイラー等から送られた温水等の高温の熱媒は流入ヘッダー管6により熱媒管7に送られ流出ヘッダー管8を通ってボイラーに戻される。 【0038】24は前記熱媒管7に対し短辺が斜めに取り付けられた複数枚の矩形のフィンであり、前記熱媒管7と伝熱関係を持つようにフィンにバーリング加工を施し熱媒管を拡管することで取り付けられている。 【0039】なお、フィン表面にフィン素材よりも輻射率の高いアクリル樹脂やシリコーン樹脂、あるいは鉄、マンガン、チタン等の金属酸化物を塗装してある。13は筐体14に設けられた吸い込み口12から前記フィン24に室内空気を導く送風路であり、さらに筐体14にはフィン24が室内に望むように開口部15が設けられ、フィン24から開口部15に室内空気が流れる構成としてある。 【0040】以上のように構成した空気調和装置において、75℃に加熱された熱媒の熱が熱媒管7とフィン24を約75℃に加熱し、送風路13からフィン24に送られた室内空気16を加熱して温風とし開口部15から吹出すとともに、フィン24も75℃になるので、フィンが輻射面となり輻射エネルギー17を発生させ、開口部15から室内に輻射する。 【0041】この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィン24の短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部15を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。なお、開口部正面から見て、フィン上面が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。 【0042】(実施例4)図6は本発明の実施例4の暖房装置の断面図である。 【0043】図6において、ボイラー等から送られた温水等の高温の熱媒は流入ヘッダー管6により熱媒管7に送られ流出ヘッダー管8を通ってボイラーに戻される。19は長辺の一端20が上方に折り曲げられるとともに長辺の他端21が一端と逆方向に折り曲げられ、一端折曲部22、他端折曲部23を形成した複数枚の矩形のフィンであり、前記熱媒管7と伝熱関係を持つようにフィンにバーリング加工を施し熱媒管を拡管することで取り付けられている。 【0044】なお、フィン表面にフィン素材よりも輻射率の高いアクリル樹脂やシリコーン樹脂、あるいは鉄、マンガン、チタン等の金属酸化物を塗装してある。13は筐体14に設けられた吸い込み口12から前記フィン他端11に室内空気を導く送風路であり、送風路途中にはクロスフローファン等の送風手段25が設けられている。さらに筐体14にはフィンの一端10が室内に望むように開口部15が設けられ、フィン9から開口部15に室内空気が流れる構成としてある。 【0045】以上のように構成した空気調和装置において、75℃に加熱された熱媒の熱が熱媒管7とフィン19を約75℃に加熱し、送風路13からフィン19に送られた室内空気16を加熱して温風とし開口部15から吹出すとともに、フィンの折り曲げられた一端折曲部22および他端折曲部23も75℃になるので、一端折曲部22、他端折曲部23が輻射面となり輻射エネルギー17を発生させ、開口部15から室内に輻射する。 【0046】この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィン19の短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部15を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。なお、開口部正面から見て、フィン一端の折曲部18が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。 【0047】送風手段を設けた事によってフィン19への送風量を増やす事ができ、温風による放熱量を大きくする事ができるとともに、室内空気はフィンの折り曲げ角度に沿って斜め上方に高速で吹出し、室内を循環する流れを起すので、室内温度ムラを防止することができる。、室内空気はフィンの折り曲げ角度に沿って斜め上方に吹出し、室内を循環する流れを起すので、室内温度ムラを防止することができる。 【0048】なお、送風手段に調速手段を設けた構成においては0、フィンへの送風量を任意に設定する事ができ、温風による放熱量を任意に設定する事ができる。 【0049】(実施例5)図7は本発明の実施例5の暖房装置の断面図である。 【0050】図6において、ボイラー等から送られた温水等の高温の熱媒は流入ヘッダー管6により熱媒管7に送られ流出ヘッダー管8を通ってボイラーに戻される。19は長辺の一端20が上方に折り曲げられるとともに長辺の他端21が一端と逆方向に折り曲げられ、一端折曲部22、他端折曲部23を形成した複数枚の矩形のフィンであり、前記熱媒管7と伝熱関係を持つようにフィンにバーリング加工を施し熱媒管を拡管することで取り付けられている。 【0051】なお、フィン表面にフィン素材よりも輻射率の高いアクリル樹脂やシリコーン樹脂、あるいは鉄、マンガン、チタン等の金属酸化物を塗装してある。13は筐体14に設けられた吸い込み口12から前記フィン他端11に室内空気を導く送風路であり、送風路途中にはクロスフローファン等の送風手段25が設けられている。さらに筐体14にはフィンの一端10が室内に望むように開口部15が設けられ、フィン9から開口部15に室内空気が流れる。さらにフィン19に対して開口部15と逆側にフィン19よりも輻射率の低いアルミ板等の反射板26を設けた構成としてある。 【0052】以上のように構成した空気調和装置において、75℃に加熱された熱媒の熱が熱媒管7とフィン19を約75℃に加熱し、送風路13からフィン19に送られた室内空気16を加熱して温風とし開口部15から吹出すとともに、フィンの折り曲げられた一端折曲部22および他端折曲部23も75℃になるので、一端折曲部22、他端折曲部23が輻射面となり輻射エネルギー17を発生させ、開口部15から室内に輻射する。 【0053】この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィン19の短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部15を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。なお、開口部正面から見て、フィン一端の折曲部18が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。さらに、フィン19の他端折曲部21で発生した輻射エネルギーのうち、開口部から室内へ輻射されず筐体内部へ輻射された輻射27は反射板26によって反射され、フィンを19再加熱する。したがって、輻射エネルギーが筐体14内部へ輻射するのを防止し効率よく輻射を発生させることができる。 【0054】(実施例6)図8は本発明の実施例6の暖房装置の斜視図であり、図9は同断面図である。 【0055】図8、図9において、ボイラー等から送られた温水等の高温の熱媒は流入ヘッダー管6により熱媒管7に送られ流出ヘッダー管8を通ってボイラーに戻される。9は長辺の一端10が上方に折り曲げられる折曲部18を形成した複数枚の矩形のフィンであり、前記熱媒管7と伝熱関係を持つようにフィンにバーリング加工を施し熱媒管を拡管することで取り付けられている。 【0056】なお、フィン表面にフィン素材よりも輻射率の高いアクリル樹脂やシリコーン樹脂、あるいは鉄、マンガン、チタン等の金属酸化物を塗装してある。13は筐体14に設けられた吸い込み口12から前記フィン他端11に室内空気を導く送風路であり、送風路13途中にはクロスフローファン等の送風手段25が設けられている。 【0057】さらに、送風手段25下流には多数の開口29を有するフィン9よりも輻射率の低いアルミ板等の均圧板28を設け均圧板28からフィン他端11に室内空気を導くようになっている。さらに筐体14にはフィンの一端10が室内に望むように開口部15が設けられ、フィン9から開口部15に室内空気が流れる構成としてある。 【0058】以上のように構成した空気調和装置において、75℃に加熱された熱媒の熱が熱媒管7とフィン9を約75℃に加熱し、送風手段25から送風した室内空気は均圧板28の開口29を通る事で整流されて均一にフィン他端11に送風され、フィン全体から熱を奪い温風となって開口部15から室内に送風される。フィンの折り曲げられた折曲部18も75℃になるので、折曲部18が輻射面となり輻射エネルギー17を発生させ、開口部15から室内に輻射する。 【0059】この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィン9の短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部15を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。 【0060】なお、開口部正面から見て、フィン一端の折曲部18が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。さらに、フィン9の他端11付近で発生した輻射エネルギーのうち、開口部から室内へ輻射されず筐体内部へ輻射された輻射27は均圧板28によって反射され、フィン9を再加熱する。したがって、輻射エネルギーが筐体14内部へ輻射するのを防止し効率よく輻射を発生させることができる。 【0061】(実施例7)図10は本発明の実施例7の暖房装置の断面図である。 【0062】図7において、ボイラー等から送られた温水等の高温の熱媒は流入ヘッダー管6により熱媒管7に送られ流出ヘッダー管8を通ってボイラーに戻される。19は長辺の一端20が上方に折り曲げられるとともに長辺の他端21が一端と逆方向に折り曲げられ、一端折曲部22、他端折曲部23を形成した複数枚の矩形のフィンであり、前記熱媒管7と伝熱関係を持つようにフィンにバーリング加工を施し熱媒管を拡管することで取り付けられている。 【0063】なお、フィン表面にフィン素材よりも輻射率の高いアクリル樹脂やシリコーン樹脂、あるいは鉄、マンガン、チタン等の金属酸化物を塗装してある。13は筐体14に設けられた吸い込み口12から前記フィン他端11に室内空気を導く送風路であり、送風路途中にはクロスフローファン等の送風手段25が設けられている。 【0064】さらに筐体14にはフィンの一端10が室内に望むように開口部15が設けられ、フィン9から開口部15に室内空気が流れる。さらに開口部に多数のフィン側に突起30を持った開口31を有する温風拡散防止体32を設け、フィンから発生した輻射エネルギーの少なくとも一部は透過するが開口部から室内に送風される空気の通過に抵抗となる構成としてある。 【0065】以上のように構成した空気調和装置において、75℃に加熱された熱媒の熱が熱媒管7とフィン19を約75℃に加熱し、フィンで熱交換後の温風の一部33は温風拡散防止体32の開口31から流出できず再びフィン一端に導かれ、再びフィン一端で加熱され、より高温の温風となり温風拡散防止体の開口から室内に吹出すので温風による放熱量を大きくする事ができる。 【0066】また、フィンの折り曲げられた一端折曲部22および他端折曲部23も75℃になるので、一端折曲部22、他端折曲部23が輻射面となり輻射エネルギー17を発生させ、開口31から室内に輻射する。この場合、室内空気は輻射面の形状に影響を受けないフィン19の短辺を流れる間に熱交換されるので、輻射面となる開口部15を大きくしてもフィン短辺の長さには関係なく、熱伝達率が低下しない長さにできるので、放熱フィンの奥行き方向の長さを大きくしたり、フィン枚数を増やす必要がなく、装置を小型化、薄型化する事ができる。なお、開口部正面から見て、フィン一端の折曲部18が隙間無く配置された場合は正面からの形態係数も輻射面を平板とした場合と同等になり大きな輻射エネルギーを発生させる事ができる。 【0067】 【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の空気調和装置によれば次の効果が得られる。 【0068】請求項1〜3記載の発明によれば、流路方向に短いフィンで輻射エネルギーを発生させる事ができ、対流熱伝達率を向上させることができるので、小型・軽量で輻射と対流を発生する空気調和が実現でき、さらに、空気調和装置が実現できる。 【0069】また、請求項4記載の発明によれば、フィンの輻射率が大きくなるので、空気調和装置から発生する輻射量を大きくする事ができる。 【0070】また、請求項5記載の発明によれば、熱媒からの熱交換後の温風が斜め前方に吹出し、室内に温風が循環する室温むらの少ない空気調和装置を実現する事ができる。 【0071】また、請求項6記載の発明によれば、発生した輻射エネルギーが筐体内部へ輻射するのを防止し効率よく輻射を発生させる空気調和装置が実現できる。 【0072】さらに、請求項7記載の発明によれば均圧板でフィンに均等に室内空気を送風できるので個々のフィンで温度差が少なくなり、輻射面全体の温度を均一にし足元も暖かい快適な輻射感を得る事ができる空気調和装置が実現できる。 【0073】そしてまた、請求項8、9記載の発明によれば、温風拡散防止体により室内空気への伝熱量を大きくする事ができ、より高温の温風による空気調和を実現する事ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−162053(P2002−162053A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月7日(2002.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−357263(P2000−357263) |
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