| 【発明の名称】 |
ランプ構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 晴央
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| 【要約】 |
【課題】防水対策用の部品を必要とせず、インナハウジングの取付作業性の良いランプ構造を提供する。
【解決手段】呼吸孔8、9に突起部14、15を形成すると共に、インナハウジング16に係合リブ21、22を形成し、該係合リブ21、22の先端を呼吸孔8、9内に挿入して、爪部23、24を突起部14、15に係合させた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アウタハウジングの開口をカバーにより塞いでバルブ及びインナハウジングが収納される灯室を形成すると共に、該アウタハウジングの裏壁に呼吸孔を形成したランプ構造であって、前記呼吸孔の一部に内側へ突出した突起部を形成すると共に、インナハウジングの呼吸孔に対応する裏面部位に、前記呼吸孔の突起部に係合可能な爪部を有する係合リブを形成し、該係合リブの爪部を呼吸孔内に挿入して、爪部を突起部に係合させることにより、インナハウジングをアウタハウジングに固定したことを特徴とするランプ構造。 【請求項2】 請求項1記載のランプ構造であって、前記呼吸孔及び前記係合リブが二組形成され、一方の爪部と他方の爪部とが互いに反対側を向いていることを特徴とするランプ構造。 【請求項3】 請求項2記載のランプ構造であって、前記インナハウジングの裏面部位に、前記呼吸孔内に挿入される位置決めリブを形成し、該位置決めリブの先端が、互いに反対側を向かせた爪部の方向とは異なる方向で、呼吸孔の一部と当接することを特徴とするランプ構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ランプ構造、特にインナハウジングの取付け方に工夫を施したランプ構造に関する【0002】 【従来の技術】自動車のランプは、アウタハウジングの開口をカバーにより塞いで形成した灯室内に、バルブやインナハウジングを収納した構造になっている(類似技術として、特開平11−329020号公報参照)。インナハウジングは、灯室内において、アウタハウジングに取付けられるもので、リフレクタ形状をしたものや、インナレンズが組み合わされたものなど、用途に合わせて様々な構造をしている。 【0003】アウタハウジングの裏壁には、灯室内部の密閉化を防いで、カバーの曇りの発生を防止するための呼吸孔が形成されている。この呼吸孔から灯室内部に水が侵入するのを阻止するために、呼吸孔の先端に空気の通過のみを許容する構造の防水型のキャップを被せたり、或いは、呼吸孔の周囲を遮水壁により囲んだ防水対策がなされている。 【0004】インナハウジングは、アウタハウジングの裏壁から防水用のシールワッシャを介してネジ込んだスクリューにより、アウタハウジングに対して取付けられている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の技術にあっては、インナハウジングを取付けるために、防水用のシールワッシャを必要とするため、部品点数の増加を招いていた。 【0006】また、アウタハウジングの裏壁側からネジ込んだスクリューにより、アウタハウジング内部のインナハウジングをアウタハウジングに対して締結するため、インナハウジングの取付部位が作業者から見えず、作業性の面で大変不利である。しかも、シールワッシャを介在させた状態での作業のため、作業が非常に困難である。 【0007】この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、防水対策用の部品を必要とせず、インナハウジングの取付作業性の良いランプ構造を提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、アウタハウジングの開口をカバーにより塞いでバルブ及びインナハウジングが収納される灯室を形成すると共に、該アウタハウジングの裏壁に呼吸孔を形成したランプ構造であって、前記呼吸孔の一部に内側へ突出した突起部を形成すると共に、インナハウジングの呼吸孔に対応する裏面部位に、前記呼吸孔の突起部に係合可能な爪部を有する係合リブを形成し、該係合リブの爪部を呼吸孔内に挿入して、爪部を突起部に係合させることにより、インナハウジングをアウタハウジングに固定した。 【0009】請求項1記載の発明によれば、既存の呼吸孔に突起部を形成し、そこにインナハウジングに形成した係合リブを係合させるだけで、インナハウジングの取付けが行えるため、従来のような防水対策用の部品を介在させる必要がなく、部品点数の低減を図ることができる。また、アウタハウジングの開口側からインナハウジングを入れるだけで、係合リブが呼吸孔内に挿入されて取付けが完了するため、従来のようなアウタハウジングの裏側からの作業に比べて、作業が容易である。 【0010】請求項2記載の発明は、呼吸孔及び係合リブが二組形成され、一方の爪部と他方の爪部とが互いに反対側を向いている。 【0011】請求項2記載の発明によれば、2つの係合リブに形成された爪部の係合力が、互いに反対方向に作用するため、インナハウジングに振動等の外力が加わっても外れにくい。 【0012】請求項3記載の発明は、インナハウジングの裏面部位に呼吸孔内に挿入される位置決めリブを形成し、該位置決めリブの先端が、互いに反対側を向かせた爪部の方向とは異なる方向で、呼吸孔の一部と当接する。 【0013】請求項3記載の発明によれば、位置決めリブと呼吸孔の一部との当接により、位置決めリブの先端が、互いに反対側を向かせた爪部の方向(例えば水平方向)とは異なる方向(垂直方向)での厳密な位置決めが行える。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。この実施形態は、自動車後部の左右両側に設置されるリヤコンビネーションランプ1に関するものである。尚、この実施形態では、左側のリヤコンビネーションランプ1だけを代表して図示している。 【0015】このリヤコンビネーションランプ1は、アウタハウジング2の開口2aにカバー3を取付けて灯室4を形成し、その各灯室4に下側から、バックランプ用のバルブ5、テール・ストップランプ用のバルブ6、ターンシグナルランプ用のバルブ7をそれぞれ設置している。また、該灯室4内に後述するインナハウジング16が収納されている。 【0016】アウタハウジング2の裏壁には、上下に円筒状の呼吸孔8、9がそれぞれ形成されている。この呼吸孔8、9は、上下に離れているだけでなく、左右方向でも離れている。この呼吸孔8、9の先端は、ゴム製のキャップ10が防水のために被せてある。呼吸孔8、9の下部には、キャップ10から外に出るスリット11(図3、図4参照)が形成され、このスリット11で灯室4の内部空間を外部に連通させている。更に、呼吸孔8、9の周囲には、遮水壁12、13が一体に形成され、呼吸孔8、9の周囲に水が近づかないようにされている。 【0017】そして、この呼吸孔8、9の灯室4側の入口には、それぞれ左右方向で互いに反対側を向いた突起部14、15が、呼吸孔8、9の内部側へ多少突出した状態で形成されている。すなわち、上側の呼吸孔8には、後ろから見て右側に突起部14が形成され、下側の呼吸孔9には左側に突起部15が形成されている。尚、上側の突起部14は右側だけでなく、呼吸孔8の上側(図4参照)にも回り込んでいる。 【0018】灯室4内に設置された各バルブ5、6、7は、灯室4のインナハウジング16にそれぞれ形成されたリフレクタ17、18、19により区画されている。各リフレクタ17、18、19には、インナレンズ20も取付けられている。 【0019】このインナハウジング16は、アウタハウジング2に略相応する形状を有し、その裏面の呼吸孔8、9に対応する部位には、それぞれ係合リブ21、22が形成されている。これらの係合リブ21、22は、呼吸孔8、9内に挿入可能な長さを有している。そして、上側の係合リブ21の先端には、上側の呼吸孔8の突起部14に対応する側に爪部23が形成され、下側の係合リブ22の先端には、反対側に爪部24が形成されている。また、上側の係合リブ21の隣接位置には、対応する呼吸孔8内に挿入可能な位置決めリブ25も形成されている。 【0020】このインナハウジング16の取付け方としては、カバー3を取付ける前のアウタハウジング2に対して、このインナハウジング16を開口2aからセットし、各係合リブ21、22及び位置決めリブ25を、対応する呼吸孔8、9内に挿入するだけで良い。そうすると、各係合リブ21、22の爪部23、24が呼吸孔8、9の突起部14、15に係合し、アウタハウジング2に対する取付状態が得られる。このように、インナハウジング16をアウタハウジング2の開口2a側から入れるだけで、係合リブ21、22が呼吸孔8、9内に挿入されて取付けが完了するため、従来のようにアウタハウジング2の裏側からの作業に比べて、作業が容易である。 【0021】取付けた状態において、インナハウジング16の周縁の当接部26(図5参照)がアウタハウジング2の周縁に当接し、爪部23、24が各呼吸孔8、9における突起部14、15の裏側に係合した状態になるため、インナハウジング16が、この爪部23、24と突起部14、15との弾性係合力に応じた締結力で、確実に取付けられることになる。 【0022】また、爪部23、24と突起部14、15とが、左右方向で互いに離反する方向を向いているため、両者の係合力は左右方向において互いに引っ張り合う状態で作用し、インナハウジング16に対して振動等の外力が加わっても外れにくい。 【0023】更に、爪部23、24と突起部14、15の係合と同時に、上側の位置決めリブ25が、上側の呼吸孔8の上面に回り込んだ突起部14に当接するため、爪部23、24と突起部14、15による方向(左右方向)とは、直交する方向(上下方向)での位置決めもなされ、インナハウジング16をアウタハウジング2に対して正確な位置精度で取付けることができる。 【0024】以上のように、この実施形態によれば、既存の呼吸孔8、9に突起部14、15を形成し、そこにインナハウジング16に形成した係合リブ21、22を係合させるだけで、インナハウジング16の取付けが行えるため、従来のような防水対策用の部品(シールワッシャ等)を介在させる必要がなく、部品点数の低減を図ることができる。 【0025】尚、以上の実施形態では、リヤ側のコンビネーションランプ1を例にしたが、フロント側でも良く、コンビネーションランプ1以外のヘッドランプ等でも良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003997 【氏名又は名称】日産自動車株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月14日(2001.5.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−343131(P2002−343131A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月29日(2002.11.29) |
| 【出願番号】 |
特願2001−143615(P2001−143615) |
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