| 【発明の名称】 |
玄関足元照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】川角 直紀
【氏名】伊藤 良泰
【氏名】日比野 稔
【氏名】足立 真治
【氏名】馬場 俊郎
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| 【要約】 |
【課題】外観意匠性を向上させた玄関足元照明装置を提供する。
【解決手段】玄関土間1から立設した立上り部2の上部に玄関床面3の玄関土間側前端部に水平配置した上がり框4を位置させる。上記上がり框4の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した収納部5を設ける。上記収納部5に照明装置8を配置すると共に上記収納部5の前面の開口を閉塞するようにカバー6を装着する。上記カバー6には下方にいく程奥方に位置するような傾斜部7を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 玄関土間から立設した立上り部の上部に玄関床面の玄関土間側前端部に水平配置した上がり框を位置させ、上記上がり框の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した収納部を設け、上記収納部に照明装置を配置すると共に上記収納部の開口を閉塞するようにカバーを装着し、上記カバーには下方にいく程奥方に位置するような傾斜部を形成したことを特徴とする玄関足元照明装置。 【請求項2】 上がり框の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した切欠部を形成し、上記切欠部に少なくとも前面に開口した収納ボックスを固着させて収納部を形成し、上記切欠部の上端部分における前端部分に収納ボックスの上部における前端部分を臨ませ、カバーの上端部に上方に突出すると共にカバーの水平方向に亘る被覆突起片を設け、上記切欠部の上端部における前端部分と収納ボックスの上部における前端部分とに上記被覆突起片の裏面を当接させたことを特徴とする請求項1に記載の玄関足元照明装置。 【請求項3】 照明装置のうち所定部分に照明光を発する照明器具を備え、上記所定部分を被覆するカバーの所定部分の傾斜部を光が透過する透光材で形成させたことを特徴とする請求項1に記載の玄関足元照明装置。 【請求項4】 上がり框の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した切欠部を形成し、上記切欠部に少なくとも前面に開口した収納ボックスを固着させて収納部を形成し、上記収納ボックスにカバーを係脱自在に装着したことを特徴とする請求項1に記載の玄関足元照明装置。 【請求項5】 コントローラと照明部とで構成した照明装置を収納部に収納し、収納部に被着したカバーは複数のカバー部材を並設して構成し、上記複数のカバー部材の対向する側端同士を重ね合うように配置したことを特徴とする請求項1に記載の玄関足元照明装置。 【請求項6】 上がり框の下部に少なくとも前方に開口する切欠部を設けると共に上記切欠部に少なくとも前方に開口した収納ボックスを装着して収納部を形成し、上記収納ボックスの下端位置に水抜き開口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の玄関足元照明装置。 【請求項7】 コントローラと照明部とで構成した照明装置を収納部に収納し、収納部に被着したカバーには上記収納部に収納した照明部を覆う照明部カバーを有し、照明部カバーの上部を非透光材で形成すると共に上記照明部カバーの下部を透光材で形成したことを特徴とする請求項1に記載の玄関足元照明装置。 【請求項8】 照明部カバーの上下端部にそれぞれ係止片を奥方に突設すると共に上記係止片の先端に上方または下方のうち同一向きに突出した爪部をそれぞれ形成し、上記係止片を照明部収納ボックスの開口縁内部の上下端に設けた前方に開口した係止凹部に挿入し、上記爪部を上記係止凹部の一部を更に凹没させて形成した爪受け部に係合させたことを特徴とする請求項7に記載の玄関足元照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、玄関の上がり框に照明装置を配置してなる玄関足元照明装置に関する発明である。 【0002】 【従来の技術】従来から、玄関土間1を照射する玄関足元照明装置においては、図23に示すように、玄関壁面40に配設した照明装置8'により玄関土間1を照射するものがあった。このような玄関足元照明装置においては、玄関壁面40に配設した照明装置8'が意匠的に玄関足元照明装置が玄関施工の後に後付けされたものであることを連想させるようなものであり、消費者に玄関足元照明装置を玄関に取り付けることへの魅力を与えるものではなく、また、玄関壁面40に配設した照明装置8'では玄関土間1の足元部分のみを照射することができないものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、玄関床面3の玄関土間側先端部に設けた上がり框4の下部に照明装置を配置して構成した玄関足元照明装置が提案されるに至った。この玄関足元照明装置においては上がり框4の下部に設けた照明装置が上がり框4の下方位置の玄関土間1の足元部分を照射することができるものとして有効なものであるが、玄関土間側からは照明装置が見えてしまって、依然として玄関の外観意匠性の向上という問題は解決されずに残されたものであり、玄関足元照明装置の外観意匠性の向上が切望されるものであった。 【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、玄関の上がり框に配置した照明装置からなる玄関足元照明装置において、その外観意匠性を向上させた玄関足元照明装置を提供することを課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る玄関足元照明装置にあっては、玄関土間1から立設した立上り部2の上部に玄関床面3の玄関土間側前端部に水平配置した上がり框4を位置させ、上記上がり框4の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した収納部5を設け、上記収納部5に照明装置8を配置すると共に上記収納部5の前面の開口を閉塞するようにカバー6を装着し、上記カバー6には下方にいく程奥方に位置するような傾斜部7を形成したことを特徴とする。これにより、上記上がり框4の前面の下部に位置するカバー6に傾斜部7を設けたことにより、上記玄関土間1に立つ人から上記カバー6を見えにくいものとすることができ、更に、玄関土間1に立つ人の見下ろし角度(玄関土間1に対する視線の角度β)よりも傾斜部7の傾斜角度(玄関土間1に対する傾斜の角度α)を浅い角度にさせると、上記玄関土間1に立つ人の視界から上記カバー6の傾斜部7を見えなくさせることができるものであって、玄関土間1に立つ人には上記玄関において照明装置8の存在を感じさせにくいものとすることができ、玄関の外観及びその意匠性を向上させ得るものである。 【0006】また、本発明の請求項2に係る玄関足元照明装置にあっては、請求項1において、上がり框4の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した切欠部14を形成し、上記切欠部14に少なくとも前面に開口した収納ボックス15を固着させて収納部5を形成し、上記切欠部14の上端部分における前端部分に収納ボックス15の上部における前端部分を臨ませ、カバー6の上端部に上方に突出すると共にカバー6の水平方向に亘る被覆突起片9を設け、上記切欠部14の上端部における前端部分と収納ボックス15の上部における前端部分とに上記被覆突起片9の裏面を当接させたことを特徴とする。これにより、切欠部14の上端部における前端部分と収納ボックス15の上部における前端部分は、カバー6の上端に亘って設けられる被覆突起片9の裏面に当接して位置するものであって、ここで、切欠部14の上端部における前端部分とは上がり框4の前面の一部分であることから、カバー6はその被覆突起片9が上がり框4の前面に隙間無く沿うものであり、玄関土間1に立つ人から収納ボックス15や上がり框4の切断面である切欠部14を完全に見えなくさせることができるものであり、玄関の外観及びその意匠性を向上させるものであり、また、施工的にも収納ボックス15の切欠部14への納まりを良くできるものである。 【0007】また、本発明の請求項3に係る玄関足元照明装置にあっては、請求項1において、照明装置8のうち所定部分に照明光を発する照明器具28を備え、上記所定部分を被覆するカバー6の所定部分の傾斜部7を光が透過する光透過材で形成させたことを特徴とする。これにより、照明装置8の照明器具28が発する照明光を傾斜部7を通じてカバー6の外方に照射することができ、ここで、傾斜部7は玄関土間1に向って面をなす部分であることから、玄関土間1のうちの立上り部2の近傍位置に上記照明光を集中的に照射させることができるものである。 【0008】また、本発明の請求項4に係る玄関足元照明装置にあっては、請求項1において、上がり框4の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した切欠部14を形成し、上記切欠部14に少なくとも前面に開口した収納ボックス15を固着させて収納部5を形成し、上記収納ボックス15にカバー6を係脱自在に装着したことを特徴とする。これにより、収納部5に装着する照明装置8は、実質的には、収納ボックス15の内部に装着されるものであるが、上記収納ボックス15の前面の開口を閉塞するカバー6を収納ボックス15に対して係脱自在にしたことで、上記カバー6を収納ボックス15に対して容易に着脱自在にするものであって、例えば、照明装置8の上がり框4への配置施工や照明装置8のメンテナンスや照明装置8の交換等を容易に行わせることができるものである。 【0009】また、本発明の請求項5に係る玄関足元照明装置にあっては、請求項1において、コントローラ20と照明部21とで構成した照明装置8を収納部5に収納し、収納部5に被着したカバー6は複数のカバー部材を並設して構成し、上記複数のカバー部材の対向する側端同士を重ね合うように配置したことを特徴とする。これにより、カバー6を構成する各種カバー部材を並設した際に、各種カバー部材の製造時における寸法誤差や熱膨張(熱収縮)による寸法誤差を吸収すると共に各種カバー部材の間の隙間の発生を防止し、各種カバー部材の収納ボックス15からの外れやカバー部材の間からの水や砂等の異物の侵入を防止し、更には各種カバー部材の納まりのよい外観を提供できるものである。 【0010】また、本発明の請求項6に係る玄関足元照明装置にあっては、請求項1において、上がり框4の下部に少なくとも前方に開口する切欠部14を設けると共に上記切欠部14に少なくとも前方に開口した収納ボックス15を装着して収納部5を形成し、上記収納ボックス15の下端位置に水抜き開口46を設けたことを特徴とする。これにより、玄関土間1の清掃時などに収納部5内に水が浸入しても、上記収納部5を形成する収納ボックス15の下端位置の水抜き開口46から上記収納部5に侵入した水を速やかに抜くことができるものであって、収納部5に収納される照明装置8におけるショート等の不具合を避けることができるものである。 【0011】また、本発明の請求項7に係る玄関足元照明装置にあっては、請求項1において、コントローラ20と照明部21とで構成した照明装置8を収納部5に収納し、収納部5に被着したカバー6には上記収納部5に収納した照明部21を覆う照明部カバー6bを有し、照明部カバー6bの上部を非透光材63で形成すると共に上記照明部カバーの下部を透光材64で形成したことを特徴とする。これにより、収納部5に収納した照明部21が発する照明光のうち、上方に照射される照明光を照明部カバー6bの非透光材63で遮断することができて玄関土間1にいる人の目に直接照明光が入らないようにでき、玄関土間1の足元部分のみを照射させることができるものである。 【0012】また、本発明の請求項8に係る玄関足元照明装置にあっては、請求項7において、照明部カバー6bの上下端部にそれぞれ係止片18を奥方に突設すると共に上記係止片18の先端に上方または下方のうち同一向きに突出した爪部60を形成し、上記係止片18を照明部収納ボックス15bの開口縁内部の上下端に設けた前方開口した係止凹部19に挿入し、上記爪部60を上記係止凹部の一部を更に凹没させて形成した爪受け部59に係合させたことを特徴とする。これにより、照明部カバー6bの照明部収納ボックス15bへの被着構造を、照明部カバー6bの上下の係止片18にそれぞれ上方または下方のうち同一向きに突出した爪部60が照明部収納ボックス15bの係止凹部19の一部を更に凹没させて形成した爪受け部59に係合させてなる構造にでき、すなわち、上方または下方のうち同一向きに突出した爪部60を爪受け部59に係合させることによって照明部カバー6bの照明部収納ボックス15bへの被着構造を上下方向に非対称の構造にさせることができ、誤って上下逆にして照明部カバー6bを照明部収納ボックス15bに被着してしまうことを防止しているものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。 【0014】図1乃至図6に本発明の実施の形態の例を示す。この玄関構造は、図1に示すように、玄関に敷設した玄関土間1に床面土台11を配置し、上記床面土台11の玄関土間側である前面にタイル12を貼着して立上り部2を立設し、玄関床面3の玄関土間側前端部に上がり框4を設け、上記立上り部2の上部に上記上がり框4を玄関土間側に突出するように位置させ、上記上がり框4にはその下部に前面に開口する収納部5を設け、上記収納部5に立上り部近傍位置の玄関土間1を照射する照明装置8を装着し、上記収納部5の前面に上記収納部5の開口を閉塞するカバー6が着脱自在に装着した構成を有しているものである。なお、玄関床面3の下方位置にはVFFケーブル等からなる電源線13が配線されると共に上記電源線13の先端は照明装置8に連結しているものである。 【0015】ここで、上記収納部5は、上がり框4の下部に下面及び前面に開口する切欠部14を形成し、上記切欠部14に前面に開口する収納ボックス15を配設して形成されるものである。この収納ボックス15はABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂で成形し、上記切欠部14の上面及び裏面に接着剤を介在させて固着させている。つまり、照明装置8は収納ボックス15の内部に装着されるものである。収納ボックス15の内壁面には係止部16が設けられており、上記収納ボックス15に前面から挿入した照明装置8を係合させて着脱自在に装着させている。また、収納ボックス15はその上部と下部との前方への突出長さを違えて、つまり、収納ボックス15の上部をその下部に比べて前方へ突出させて形成しているものである。そして、上記切欠部14の上端部分における前端部分に収納ボックス15の上部における前端部分を臨ませているものである。このように、照明装置8を装着する上がり框4の収納部5を収納ボックス15で形成し、上記照明装置8を収納ボックス15内部に着脱自在に装着したことにより、収納部5から照明装置8を容易に取り外してメンテナンスや交換等を行い得ることを確保しているものである。つまり、立上り部2の上端に位置した切欠部14に直に照明装置8を装着した場合においては、後述する立上り部2の施工において行われる床面土台11への接着剤を介してのタイル12の貼着の際に上記接着剤が誤ってタイル12と照明装置8とを接着してしまって、照明装置8が略恒久的に上がり框4から外れなくなるといったことが生じてしまう場合があるが、本例ではこのような事態を避けることができるものである。また、電気的観点から見ても、上述したように収納ボックス15内部に照明装置8を装着したことで、電気が通る照明装置8が直接上がり框4等の木質部に触れさせることを避けることができて安全性を向上させることができる。 【0016】また、収納部5の玄関土間側の前面の開口には上記開口を閉塞するカバー6を着脱自在に装着するものであるが、実質的には、収納部5を形成する収納ボックス15の前面に着脱自在に装着するものである。カバー6は、収納ボックス15の前面の開口を閉塞するカバー本体17と、収納ボックス15の内壁面のうち上壁面及び下壁面に設けた係止凹部19に係合するカバー本体17の裏面から奥方に突出した一対の係合片18とで構成されている。このように、上記収納ボックス15の前面の開口を閉塞するカバー6を収納ボックス15に対して係脱自在にしたことで、上記カバー6を収納ボックス15に対して容易に着脱自在にするものであって、例えば、照明装置8の上がり框4への配置施工や照明装置8のメンテナンスや照明装置8の交換等を容易に行い得るようにしている。 【0017】なお、このカバー本体17の上端部には上方に突出すると共にカバー6の水平方向に亘って被覆突起片9を設けている。そして、このカバー6はその係合片18と収納ボックス15の係止凹部19との係合により収納ボックス15の前面に装着されるが、このとき、被覆突起片9はその裏面において上記切欠部14の上端部における前端部分と収納ボックス15の上部における前端部分とに当接されるものである。ここで、切欠部14の上端部における前端部分とは上がり框4の前面の一部分であることから、カバー6はその被覆突起片9が上がり框4の前面に隙間無く沿うものであり、玄関土間1に立つ人から収納ボックス15や上がり框4の切断面である切欠部14を完全に見えなくさせることができるものであり、玄関の外観及びその意匠性を向上させるものであり、また、施工的にも収納ボックス15の切欠部14への納まりを良くしているものである。 【0018】また、このカバー6の下部には、つまり、カバー本体17の下部には下方にいく程玄関土間側前方と反対方向である奥方に位置するような傾斜部7を形成しているものである。この傾斜部7は玄関土間1に立つ人の視界から上記カバー6をより見えなくさせることを図って設けられているものであって、その上端位置をなるべくカバー6の上方位置に位置させると共にその傾斜角度(玄関土間1に対する角度α)を浅い角度に設定することが好ましいものである。つまり、玄関土間1に立つ人の見下ろし角度(玄関土間1に対する視線の角度β)よりも傾斜部7の傾斜角度(玄関土間1に対する傾斜の角度α)を浅い角度にさせると、上記玄関土間1に立つ人の視界から上記カバー6の傾斜部7を見えなくさせることができるものであって、玄関土間1に立つ人には上記玄関において照明装置8の存在を感じさせにくくすることができることから、玄関の外観及びその意匠性の向上が図られるものである。なお、このカバー6の傾斜部7はその所定部分を光が透過する光透過材、例えばポリカーボネード等、で形成するものであるが、これは後述するものとする。 【0019】また、照明装置8は上がり框4の玄関幅方向である長手方向に沿って設けられるものであって、本例では、図4及び図5に示すように、照明部21とコントローラ20とを隣接配置して形成したものを用いている。これは、照明装置8が故障等した際に照明部21及びコントローラ20を別個に取り替え得ることを図っているものである。ここで、上記照明部21は照明装置8のうちの大部分を構成するもので玄関土間1を照らす照明部分であって、本願請求項3における照明装置8のうちの所定部分を示すものであり、また、上記コントローラ20は照明装置8のうちの一部分を構成するもので上記照明部21の制御を行う部分である。コントローラ20は照明部21に比べてその構成部品の多さとその配置面積から結果的に照明部21よりも奥行き寸法の大きな設置部分を必要とするものである。しかして、照明装置8を収納する収納部5は、コントローラ20を収納するコントローラ収納部5a及び照明部21を収納する照明部収納部5bを有するものであり、上がり框4の切欠部14も収納ボックス15も同様にコントローラ20を配置する大切欠部14a及び照明部21を配置する小切欠部14b、また、コントローラ収納部5aを形成するコントローラ収納ボックス15a及び照明部収納部5bを形成する照明部収納ボックス15bを備えるものである。なお、照明部21とコントローラ20とは隣接配置されるものであることから大切欠部14aと小切欠部14bとは連続して形成されている。 【0020】このコントローラ20は、図3に示すようにユニット化されたものであって、コントローラ収納部5aに収納される、つまり、コントローラ収納ボックス15a内部に収納されるものである。このコントローラ20は、難燃性のABS樹脂によって成形した略矩形函状体のハウジング23を有し、前面に明るさセンサ24を設けると共に裏面に電源線13の先端が連結する速結端子部25を設けているものである。なお、上記ハウジング23は、その前面以外の側面(両側面、裏面)においてその上下端部位置にそれぞれ外側方向に突出したつば片23bをフランジ状に形成させており、その上下面にコントローラ収納ボックス15aに設けた係止部16に係止される被係止部41を形成させており、また、前面の下部においては、カバー6の傾斜部7に合わせた傾斜23aが形成されているものである。また、コントローラ20の裏面からは照明部21への配電を行う配電線26が延出すると共に上記配電線26の先端にはコネクタ27が設けられている。 【0021】一方、照明部21は、図5(b)に示すように、照明部収納部5bに装着される、つまり、照明部収納ボックス15b内部に装着される取付台座29と上記取付台座29に配置した照明光を発する複数の照明器具28から構成されるものである。取付台座29は凹溝状の被係止部41を有すると共に照明部21の長手方向に亘るように形成した台座であり、照明部収納ボックス15bの最奥部上部に設けた係合部16と上記被係止部41が係合して上がり框4の玄関幅方向である長手方向に亘って架設されるものである。上記照明器具28は、光源としてLED30を用い、上記LED30を基板31の前面に固定して形成したものである。この照明器具28を取付台座29に取り付けた際には基板31の前面が玄関土間1に向って面をなすものである。上記照明器具28は複数個用意されるものであって、上記取付台座29の長手方向に等間隔に配置されるものである。なお、上記照明部21にはコントローラ20を介して給電が行われるが、これは、照明器具28に連結した配電線32の先端に設けたコネクタ34と上記コントローラ20に連結した配電線26のコネクタ27とをコネクタ接続させて行われるものである。 【0022】コントローラ20を収納するコントローラ収納ボックス15aは前面を開口した略矩形状のボックス体に形成されたものである。このコントローラ収納ボックス15aの背面部には玄関床面3の下方位置に配線した電源線13をコントローラ20の速結端子部25に連結させる挿通させるボックス貫通孔38aが形成されている。なお、玄関床面3の下方位置(電源線配線部42)に配線した電源線13は、上がり框4の下方に設けた貫通孔38を通ると共に上記ボックス貫通孔38aを通ってコントローラ20の速結端子部25に連結されるものである。また、コントローラ収納ボックス15aの照明部21に隣接する側面部には照明部21に向って配電線26,32を挿通させ得る挿通孔35が形成されている。ここで、このコントローラ収納ボックス15aにコントローラ20を装着した際には、図6及び図4に示すように、コントローラ20のハウジング23に形成したつば片23bがコントローラ20とコントローラ収納ボックス15aの内面との間に隙間空間10を形成するものである。この隙間空間10には、後述するが電源線13の照明装置8への連結施工作業の際に生じる電源線13の余長部分や配電線26,32やそのコネクタ27,34が収納されるものである。また、上記つば片23bにはコントローラ20をコントローラ収納ボックス15aの内部の所定位置に一意的に配置させる利点もあるものであり、これは後述するコントローラ収納ボックス15aに取り付けられるコントローラカバー6aに設けた採光窓39に対してコントローラ20の明るさセンサ24を合わせて配置する際に有用である。 【0023】照明部21を装着する照明部収納ボックス15bは前面及び両側端を開口し、上がり框4の玄関幅方向に長手方向を有した柱状体に形成されたものである。したがって、コストを考慮して押出成形材で形成されることが好ましい。また、この照明部収納ボックス15bにはその長手方向に亘って配電線32を収納する凹溝片33を形成している。 【0024】上述したように、本例では、照明装置8をコントローラ20と照明部21とで構成し、その収納部5もコントローラ収納部5aと照明部収納部5bとを有して構成しているものであるが、収納部5の前面に装着するカバー6もコントローラ20の前面を被覆するコントローラカバー6aと照明部21の前面を被覆する照明部カバー6bとで構成させている。コントローラカバー6aはその前面、つまり、カバー本体17に、採光窓39を設けてあり、コントローラ20に設けた明るさセンサ24への採光を行い得るようにしているものである。これにより、本例では、上記明るさセンサ24が前面に設けられているので、例えば、上がり框4の下面に明るさセンサ24を設けた場合の薄暗く検知されてしまうといった誤検知を避けることができるものであって、上記上がり框4の下面に明るさセンサ24を設けた場合と比較して玄関空間を正確に検知させることができるものである。そして、照明装置8の照明部21の制御を玄関空間の状態に合わせて行うことができるものである。また、照明部カバー6bはその傾斜部7を光が透過する光透過材、例えば、ポリカーボネードで形成させている。この照明部カバー6bの傾斜部7は本願請求項3におけるカバー6のうちの所定部分を示すものである。これにより、照明装置8の照明器具28が発する照明光を傾斜部7を通じて照明装置8及びカバー6の外方に照射することができ、ここで、傾斜部7は玄関土間1に向って面をなす部分であることから、玄関土間1のうちの立上り部2の近傍位置に上記照明光を集中的に照射させることができるものである。また、上述したように照明部21では照明装置28が玄関土間1に向って面をなすように取付台座29に取り付けられており、上記照明装置28と上記照明部カバー6bの傾斜部7は対向位置にあるものであって、上記傾斜部7には照明器具28から比較的強い照明光が照射されているものであり、上記傾斜部7を光透過材で形成することで上記照明器具28からの比較的強い照明光を玄関土間1に照射できるといった利点もあるものである。 【0025】また、本例においては、図4(b)に示すように、照明装置8の外観を左右対称に見せることを期して、照明部21の長手方向の端部のうちのコントローラ20に隣接しない方の端部にはダミーとしてのコントローラカバー6aを装着している。これにより、玄関土間1から上記上がり框4を見た際に、上記上がり框4の下部に設けた玄関足元照明装置の正面外観を左右対称にするものであって外観の向上が図られているものである。 【0026】また、本例においては、上がり框4の大切欠部14aの奥方(つまり、玄関床面3の下方位置)に電源線配線部42を設けてある。この電源線配線部42は、玄関床面3の下方位置に配線する電源線13の配線スペースである。 【0027】以下、上述した玄関足元照明装置の施工作業を簡単に記す。玄関土間1に床面土台11を配置し、上記床面土台11の上面に上記上がり框4及び玄関床面3を配置し、上記床面土台11の前面にタイル12を接着剤等で貼着して立上り部2を形成させる。このとき、上記上がり框4は工場出荷段階で収納部5に照明装置8を装着すると共にカバー6を装着したものが用いられるものであるが、この施工段階で照明装置8のコントローラ20及びコントローラカバー6aを収納部5から取り外しておく。次に、玄関床面3の下方位置に電源線13を配線し、上記電源線13の先端を収納部5の貫通孔38に挿通させて収納部5に導入し、上記収納部5に導入した電源線13を掴んでその先端を玄関土間側前面に引張り出し、上記電源線13の先端を照明装置8のコントローラ20の速結端子部25に連結する。そして、上記電源線13と連結させて電気が供給されるようにした照明装置8を上がり框4の収納部5に再び挿入して装着し、カバー6を収納部5の前面に装着するものである。ここで、電源線13の照明装置8への連結施工作業においては、収納部5が前面に開口していることから収納部5に導入された電源線13を玄関土間1から目視確認できるものであり、施工作業者は容易に電源線13を掴んで前方に引張り出すことができるものである。 【0028】以下、本発明の実施の形態の他例を示す。この例は、玄関土間1に立った人から照明装置8及びカバー6を更に見えにくくして玄関の外観の向上を図った例であり、具体的には、図7に示すように、照明装置8の前面に装着したカバー6の前面を上がり框4の切欠部14の前端部分よりも奥方に位置させているものである。つまり、先の実施の形態の例に比べて上がり框4の切欠部14をその奥行き寸法を大きく形成し、収納ボックス15を上記切欠部14よりも奥行き寸法を小さくして形成して、上がり框4の下部に収納部5を上記収納部5の前面に設けた開口が上がり框4の前面よりも奥方に位置させて設け、上記収納部5に照明装置8及びカバー6を装着したものである。本例では、カバー6の前面を切欠部14の前面から10mm程奥方に位置させており、また、立上り部2の高さを30mmにしてある。この場合では、視線の高さ130cmの人が上がり框4から180cm離れて玄関土間1に立った場合に、上記人からカバー6を見えないものとすることができる。 【0029】また、本発明の実施の形態の更に他例を図8乃至図22に示す。この例は、上述した本発明の実施の形態の例にいくつかの改良を施しており、上記実施の形態の例と同様部分には同符合を付して説明を省略し、相違部分につき詳述していく。 【0030】図8には、上がり框4の正面図、下面図を示す。上がり框4の下部には玄関土間1である前方及び下方に開口した切欠部14が設けられており、前面からの奥行き寸法の大きな大切欠部14aの最奥部には玄関床面2の下方空間に連通した貫通孔38が形成されている。この貫通孔38はその横幅方向寸法を大切欠部14aの横幅方向寸法に対して略半分程の横幅方向に広い開口を有すると共にある程度の孔深さを有した長孔に形成してあり、収納部5に収納されるコントローラ20に連結する電源線13の余長部分を収納させ得る余長電源線収納空所47としての役割を有している。なお、小切欠部14bは大切欠部14aよりも奥行き寸法を小さく、また、横幅方向寸法は大きく形成されている。後述するが、この大切欠部14aにはコントローラ収納ボックス15aを装着してコントローラ20を収納させるコントローラ収納部5aを形成し、コントローラ20を収納したコントローラ収納ボックス15aにはコントローラカバー6aを被着する。また、小切欠部14bには照明部収納ボックス15bを装着して照明部21を収納させる照明部収納部5bを形成し、照明部21を収納した照明部収納ボックス15bには照明部カバー6b及び上記コントローラカバー6aに外観を似せたダミーカバー6cを被着する。 【0031】図9,10にはコントローラ収納ボックス15aを示す。このコントローラ収納ボックス15aは前方に開口した函状体であり、その背面部には上がり框4の貫通孔38に連通するボックス貫通孔38aが形成され、また、上記ボックス貫通孔38aの左右端縁部には前方に突出したフック突起50が1対形成されている。このコントローラ収納ボックス15aには照明部収納ボックス15bが隣接配置されるが、1対のフック突起50のうち照明部21側のフック突起50とコントローラ収納ボックス15aの照明部21側の側面部との間には中空空間が設けられている。この中空空間はコントローラ20と照明部21を連結させる配電線26,32の余長部分を収納させる余長配電線収納空所49として使用される。また、コントローラ収納ボックス15aの側面部のうち照明部収納ボックス15bに隣接する側面部には照明部収納ボックス15b方向に突出した組み付け突部51が形成され、また、底面部の前端には上下に貫通した水抜き開口46が適所に設けられている。ここで、この底面部の前端は天面部の前端と共にコントローラカバー6aとの連結部分にあたる部分である。この底面部の前端及び天面部の前端には係止凹部19が底面部及び天面部の内面を部分的に凹没させるようにして形成されている。 【0032】図11にはコントロールカバー6aを示す。このコントロールカバー6aは、上方から下方にいくにつれて奥方に位置するような傾斜部7を有したカバー本体61と、上記カバー本体61の裏面の上端及び下端部分に奥方に突設した係止片18とで主体が構成されるものである。カバー本体61の中央部にはコントロール20の明るさセンサ24を挿入させるセンサ挿入孔53が前方に突出する筒状に形成されている。 【0033】図12にはコントローラ20を示す。このコントローラ20は略矩形函状のハウジング23を有し、上記ハウジング23の内部に照明部21の照明のオンオフや出力を制御する制御部54が配設されている。この制御部54は電源線13と配電線26とを電気的に接続させると共に明るさセンサ24を接続させている。この明るさセンサ24は上述したように玄関土間1の明るさを検知するものであって一定の明るさ以下において照明装置を作動させるものである。上記ハウジング23の前面は、下方に行く程奥方に位置するように傾斜部を形成してあり、その横幅方向の両端部には前方に突出したつまみ突起45がそれぞれ形成されており、またその横幅方向の中央部には前方に突出したセンサ台55が設けられ、上記上記センサ台55の前端には明るさセンサ24が配置されている。なお、上記明るさセンサ24はその運転設定を変えるための調節ツマミ56がハウジング23の前面に臨むように設けられている。また、ハウジング23の裏面には玄関床面の下方に配設した電源線13の先端を連結させる速結端子部25が裏面端面から前方に凹没した位置に設けられている。また、ハウジング23の照明部21側の側面部には配電線26が延出され、その延出先端にはコネクタ27が設けられている。 【0034】図13にはコントロ−ル収納ボックス15aにコントローラ20を収納した状態を示す。コントローラ20のコントロ−ル収納ボックス15aへの装着は、コントローラ20をコントロ−ル収納ボックス15aの背面部に設けた1対のフック突起50の間に挿入配置させると共に、上記1対のフック突起50をコントローラ20のハウジング23の両側に設けた受け突起57に係合させて着脱自在に装着するものである。ここで、コントローラ20をコントロ−ル収納ボックス15aに挿入する作業では、施工作業者には上記コントローラ20の前面に設けたつまみ突起45やセンサ台55を摘んで行うことから施工性よく上記作業を行うことができるのである。なお、コントローラ20をコントローラ収納ボックス15aに収納した状態では、コントローラ20の速結端子部25はボックス貫通孔38a及び貫通孔38に臨む位置に配置されるものである。 【0035】図14にはコントローラ20が収納されたコントローラ収納ボックス15aにコントローラ収納ボックス15aの前面開口を覆うようにコントローラカバー6aを被着させた状態を示す。詳述すると、コントローラカバー6aのカバー本体61をコントローラ収納ボックス15aの前面開口を覆うように配置すると共に、コントローラカバー6aの係止片18をコントローラ収納ボックス15aの天面部及び底面部の内面に沿わせるようにコントローラ収納ボックス15a内部に挿入し、上記係止片18を係止凹部19に係合させて被着させるものである。ここで、コントローラカバー6aのカバー本体61の上端及び下端部分はコントローラ収納ボックス15aの天面部及び底面部の開口縁前端に当接されるようにしてある。このようにして玄関足元照明装置の外観を納まりのよい外観にしているものである。また、コントローラカバー6aのセンサ挿入孔53の前端には上記コントローラ20の明るさセンサ24が臨むように配置される。また、コントローラカバー6aの照明部カバー6bが隣接する側端部分は、対向するコントローラ収納ボックス15aの側端よりも照明部カバー6b側に突出させており、上記照明部カバー6b側に突出したカバー本体61の側端部分は裏面を切り欠くようにしてカバー本体61を薄肉状にしているものである。ここで、コントローラカバー6aのカバー本体61の下端が連結するコントローラ収納ボックス15aの底面部の前端には水抜き開口46が設けられているが、これは、玄関土間1の清掃時等に上記コントローラ収納ボックス15aの内側に水が浸入してしまっても、上記水をカバー本体61の裏面に沿わせて流下させると共に水抜き開口46から玄関土間1に速やかに排出させ得るようにしてあるものであって、つまりコントローラ収納ボックス15aには水が溜まらない構造にするものであり、コントローラ20のショート等の不具合を避けるようにしてある。 【0036】図15,16には照明部収納ボックス15bを示す。この照明部収納ボックス15bは前方及び下方に開口すると共に連続する天面部及び背面部より成る横方向に長い柱状体であって、押し出し成形で製造されるものである。天面部の前端及び背面部の下端には、それぞれ前方に開口するような係止凹部19が形成されている。この係止凹部19にはそれぞれ上方に凹没させた爪受け部59が形成されている。また、照明部収納ボックス15bの背面部の下端には長手方向に所定間隔を有して複数個の水抜き開口46が設けられている。この水抜き開口46は照明部収納ボックス15bの背面部の下端を下方に切り欠いて形成されるものである。 【0037】図17には照明部カバー6bを示す。この照明部カバー6bは、下方に行く程奥方に位置するような傾斜部7を全体に形成したカバー本体62と、上記カバー本体62の裏面の上端及び下端から奥方に突設した係止片18とで主体が構成されるものである。なお、照明部カバー6bのカバー本体62の傾斜部7は、コントローラカバー6aのカバー本体61の傾斜部7と同様の傾斜角に形成されている。また、照明部カバー6bは、略全体を透光材64で構成するも上部に横方向に亘って非透光材63を有した2色成形品で構成されている。また、係止片18はその先端にそれぞれ上方に凸にした爪部60が形成されている。 【0038】図18には照明部21を照明部収納ボックス15bに配設させた状態を示す。この照明部21はLEDを備えた複数個の照明器具28を配電線32で連結させると共に、上記複数個の照明器具28を照明部収納ボックス15bの長手方向に所定間隔をおいて配設して構成されるものである。なお、複数個の照明器具28のうちコントローラ20側に配置される照明器具28からはコントローラ方向に向って配電線32が延出されており、その延出先端にはコネクタ34が設けられている。 【0039】図19には照明部21を配置した照明部収納ボックス15bに照明部カバー6bを被着させた状態を示す。照明部カバー6bは照明部収納ボックス15bに対してカバー本体62が照明部収納ボックス15bの前面開口及び下面開口を覆うようにすると共に非透光材63を上部に位置させて被着される。なお、照明部カバー6bのカバー本体62の上端及び下端部分は照明部収納ボックス15bの天面部及び背面部の開口縁前端に当接されるようにしてある。照明部カバー6bの照明部収納ボックス15bへの被着構造としては、係止片18を係止凹部19に挿入すると共に、上記係止片18に上方に凸状に設けた爪部60を係止凹部19の上方に凹設させた爪受け部59に係合させて行わせている。つまり、照明部カバー6bの照明部収納ボックス15bへの被着構造は上下に非対称形状にするものであって、照明部カバー6bを上下逆に照明部収納ボックス15bに被着されることが防止されているのである。このようにすることで、確実に非透光材63を上部に位置させて照明部カバー6bを照明部収納ボックス15bに被着させることができ、照明部21が発する照明光のうち上方に照射される照明光を照明部カバー6bの非透光材63で遮断することができて玄関土間1にいる人の目に直接照明光が入らないようにでき、玄関土間1の足元部分のみを照射させることができるものである。また、照明部カバー6bのカバー本体62の下端が連結する照明部収納ボックス15bの背面部の下端には水抜き開口46が設けられているが、これは、玄関土間1の清掃時等に上記照明部収納ボックス15bの内側に水が浸入しても、上記水をカバー本体62の裏面に沿わせて流下させると共に水抜き開口46から玄関土間1に速やかに排出させ得るようにしてあるものであって、つまり照明部収納ボックス15bには水が溜まらない構造になっており照明部21のショート等の不具合を避けるようにしてある。 【0040】なお、本例では、コントローラ収納ボックス15aと照明部収納ボックス15bとは連結固定されている。つまり、コントローラ収納ボックス15aの組み付け突部51が照明部収納ボックス15bの天面部と背面部との間に挟持されるものであって、コントローラ収納ボックス15aと照明部収納ボックス15bとが強固に固定されるものである。また、コントローラカバー6aと照明部カバー6bとはその対向する側端同士を重ね合わすように配置してあり、このようにすることで、コントローラカバー6a及び照明部カバー6bの製造時における寸法誤差や熱膨張(熱収縮)による寸法誤差を吸収すると共にコントローラカバー6aと照明部カバー6bとの間の隙間の発生を防止し、カバー6の収納ボックス15からの外れや上記カバー6間からの水や砂等の異物の侵入を防止すると共に、納まりのよい外観にすることができるものである。なお、コントローラカバー6aと照明部カバー6bの重なりは上述したコントローラカバー6aのカバー本体61の薄肉状の側端部分を照明部カバー6bのカバー本体62の前面に沿わせるように行われている。 【0041】さて、実際の施工作業においては、先の実施の形態の例及び他例と同様に、上がり框4の切欠部14に収納ボックス15を装着し、玄関床面3の下方位置に配設した電源線13を貫通孔38を通して玄関土間1側に引張り出すと共に照明部収納ボックス15bに配置した照明部21から延出した配電線32を玄関土間1側に引張り出し、上記電源線13の先端をコントローラ20の速結端子部25に連結させると共に上記配電線32のコネクタ34をコントローラ20から延出した配電線26のコネクタ27に連結させ、上記電源線13及び配電線26,32をそれぞれ連結させたコントローラ20をコントローラ収納ボックス15aに配置させ、その後、収納ボックス15にカバー6を被着させて行うものである。 【0042】上述したようにコントローラ20への電源線13及び配電線26,32の接続施工作業においては施工作業者が上記施工作業をし易いように、コントローラ収納ボックス15aの前方の床面土間1で上記作業が行われるものであり、上記電源線13及び配電線26、32を接続したコントローラ20をコントローラ収納ボックス15aに収納した際には、上記電源線13及び配電線26,32には床面土間1側に引張り出した分の余長部分がそれぞれ生じる。コントローラ20をコントローラ収納ボックス15aに収納すると余長部分を有した電源線13及び配電線26,32はそれぞれ撓むものであるが、本例では、上がり框4の貫通孔38には余長電源線収納空所47が設けられており電源線13の撓んだ余長部分を収めることができ、また、コントローラ収納ボックス15aには収納したコントローラ20とコントローラ収納ボックス15aの照明部21側の側面部との間に中空空間である余長配電線収納空所49が設けられており配電線26,32の撓んだ余長部分を収めることができるのである(図21)。このように、本例では、先の実施の形態の例及び他例のようにコントローラ20につば片23bを設けないでも、あらかじめ上がり框4に余長電源線収納空所47を設けると共にコントローラ収納ボックス15aに余長配電線収納空所49を設けていることで、電源線13及び配電線26,32を接続したコントローラ20をコントローラ収納ボックス15aの所定位置に挿入配置するだけで自然に電源線13及び配電線26,32の余長部分を適所に収納できるものにしており、先の実施の形態の例及び他例同様に施工性の向上が図られているのである。 【0043】ここで、図20には照明部収納ボックス15bに配置した照明部21から延出した配電線32の配設状態の詳細を示すものである。この照明部21から延出した配電線32は、コントローラ収納ボックス15aの照明部21側の側面部に設けた配電線貫通孔48を挿通させてコントローラ20に向って延出させている。この配電線貫通孔48は、コントローラ収納ボックス15aの照明部21側の側面部の前端部分で且つその上端部分に前方に開口するように切り欠きを形成するも、その前方開口付近には照明部収納ボックス15bの天面部の係止凹部19を形成するL字材19aが位置することで結果的に小孔状に形成されたコントローラ収納部5aと照明部収納部5bとを連通する孔である。なお、このL字材19aは照明部収納ボックス15bの天面部から内方に向けて突出すると共に前方に屈曲させてなるものである。この配電線貫通孔48に挿通した配電線32は配電線貫通孔48の孔縁部分に挟まれるようにされるものであって、これにより、コントローラ20に連結させる際に施工作業者が上記配電線32を玄関土間1側に引張ったとしても、上記施工作業者による引張り力を照明部21に直接負荷させないようにできて照明部21を損傷させないようにすることができるものであり、また、配電線26,32を連結させたコントローラ20をコントローラ収納ボックス15aに収納させた際に配電線26,32が撓んで不用意に照明部収納ボックス15bに侵入しないようにできて、撓んだ配電線26,32による照明部21への損傷を防止できるものである。なお、配電線貫通孔48を設けたコントローラ収納ボックス15aの照明部21側の側面部は、コントローラ収納部5aと照明部収納部5bとを仕切る壁面としての役割を有するものであり、コントローラ20をコントローラ収納ボックス15aに収納させる作業の際に、作業者が照明部収納ボックス15b内に手を誤って挿入してしまって照明部21を破損させたり照明部21への手の接触による感電等の事故を引き起こすことを防止するといった利点も有している。 【0044】なお、図22に示すように本例においても、玄関足元照明装置の外観を左右対称に見せて外観を向上させることを期して、照明部21の長手方向端部のうちのコントローラ20に隣接しない方の端部にコントローラカバー6aに正面外観を似せたダミーカバー6cを取り付けている。この場合にも各種カバー6(コントローラカバー6a,照明部カバー6b,ダミーカバー6c)の側端同士を重ね合わすように配置させており、上述したように、各種カバー6の製造時における寸法誤差や熱膨張(熱収縮)による寸法誤差を吸収すると共に各種カバー6同士(コントローラカバー6a,照明部カバー6b,ダミーカバー6c)との間の隙間の発生を防止するものであり、カバー6の収納ボックス15からの外れや各種カバー6の間からの水や砂等の異物の侵入を防止し、また、納まりのよい外観にしているのである。 【0045】 【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の玄関足元照明装置にあっては、玄関土間から立設した立上り部の上部に玄関床面の玄関土間側先端部に水平配置した上がり框を位置させ、上記上がり框の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した収納部を設け、上記収納部に照明装置を配置すると共に上記収納部の前面開口を閉塞するようにカバーを装着し、上記カバーには下方にいく程奥方に位置するような傾斜部を形成したので、上記上がり框の前面のカバーの下部に傾斜部を設けたことにより、上記玄関土間に立つ人から上記カバーを見えにくいものとすることができ、更に、玄関土間に立つ人の見下ろし角度(玄関土間に対する視線の角度)よりも傾斜部の傾斜角度(玄関土間に対する傾斜の角度)を浅い角度にさせると、上記玄関土間に立つ人の視界から上記カバーを見えなくさせることができるものであって、玄関土間に立つ人には上記玄関において玄関足元照明装置の存在を感じさせにくくすることができ、玄関の外観及びその意匠性を向上させ得るものである。 【0046】また、本発明の請求項2記載の玄関足元照明装置にあっては、請求項1の効果に加えて、上がり框の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した切欠部を形成し、上記切欠部に少なくとも前面に開口した収納ボックスを固着させて収納部を形成し、上記切欠部の上端部分における前端部分に収納ボックスの上部における前端部分を臨ませ、カバーの上端部に上方に突出すると共にカバーの水平方向に亘る被覆突起片を設け、上記切欠部の上端部における前端部分と収納ボックスの上部における前端部分とに上記被覆突起片の裏面を当接させたので、切欠部の上端部における前端部分と収納ボックスの上部における前端部分は、カバーの上端に亘って設けられる被覆突起片の裏面に当接して位置するものであって、ここで、切欠部の上端部における前端部分とは上がり框の前面の一部分であることから、カバーはその被覆突起片が上がり框の前面に隙間無く沿うものであり、玄関土間に立つ人から収納ボックスや上がり框の切断面である切欠部を完全に見えなくさせることができるものであり、玄関の外観及びその意匠性を向上させるものであり、また、施工的にも収納ボックスの切欠部への納まりを良くできるものである。 【0047】また、本発明の請求項3記載の玄関足元照明装置にあっては、請求項1の効果に加えて、照明装置のうち所定部分に照明光を発する照明器具を備え、上記所定部分を被覆するカバーの所定部分の傾斜部を光が透過する光透過材で形成させたので、照明装置の照明器具が発する照明光を傾斜部を通じてカバーの外方に照射することができ、ここで、傾斜部は玄関土間に向って面をなす部分であることから、玄関土間のうちの立上り部の近傍位置に上記照明光を集中的に照射させることができるものである。 【0048】また、本発明の請求項4記載の玄関足元照明装置にあっては、請求項1の効果に加えて、上がり框の下部に少なくとも玄関土間側である前面に開口した切欠部を形成し、上記切欠部に少なくとも前面に開口した収納ボックスを固着させて収納部を形成し、上記収納ボックスにカバーを係脱自在に装着したので、収納部に装着する照明装置は、実質的には、収納ボックスの内部に装着されるものであるが、上記収納ボックスの前面の開口を閉塞するカバーを収納ボックスに対して係脱自在にしたことで、上記カバーを収納ボックスに対して容易に着脱自在にするものであって、例えば、照明装置の上がり框への配置施工や照明装置のメンテナンスや照明装置の交換等を容易に行わせることができるものである。 【0049】また、本発明の請求項5記載の玄関足元照明装置にあっては、請求項1の効果に加えて、コントローラと照明部とで構成した照明装置を収納部に収納し、収納部に被着したカバーは複数のカバー部材を並設して構成し、上記複数のカバー部材の対向する側端同士を重ね合うように配置したので、カバーを構成する各種カバー部材を並設した際に、各種カバー部材の製造時における寸法誤差や熱膨張(熱収縮)による寸法誤差を吸収すると共に各種カバー部材の間の隙間の発生を防止し、各種カバー部材の収納ボックスからの外れやカバー部材の間からの水や砂等の異物の侵入を防止し、更には各種カバー部材の納まりのよい外観を提供できるものである。 【0050】また、本発明の請求項6記載の玄関足元照明装置にあっては、請求項1の効果に加えて、上がり框の下部に少なくとも前方に開口する切欠部を設けると共に上記切欠部に少なくとも前方に開口した収納ボックスを装着して収納部を形成し、上記収納ボックスの下端位置に水抜き開口を設けたので、玄関土間の清掃時などに収納部内に水が浸入しても、上記収納部を形成する収納ボックスの下端位置の水抜き開口から上記収納部に侵入した水を速やかに抜くことができるものであって、収納部に収納される照明装置におけるショート等の不具合を避けることができるものである。 【0051】また、本発明の請求項7記載の玄関足元照明装置にあっては、請求項1の効果に加えて、コントローラと照明部とで構成した照明装置を収納部に収納し、収納部に被着したカバーには上記収納部に収納した照明部を覆う照明部カバーを有し、照明部カバーの上部を非透光材で形成すると共に上記照明部カバーの下部を透光材で形成したので、収納部に収納した照明部が発する照明光のうち、上方に照射される照明光を照明部カバーの非透光材で遮断することができて玄関土間にいる人の目に直接照明光が入らないようにでき、玄関土間の足元部分のみを確実に照射させることができるものである。 【0052】また、本発明の請求項8記載の玄関足元照明装置にあっては、請求項7の効果に加えて、照明部カバーの上下端部にそれぞれ係止片を奥方に突設すると共に上記係止片の先端に上方または下方のうち同一向きに突出した爪部を形成し、上記係止片を照明部収納ボックスの開口縁内部の上下端に設けた前方に開口した係止凹部に挿入し、上記爪部を上記係止凹部の一部を更に凹没させて形成した爪受け部に係合させたので、照明部カバーの照明部収納ボックスへの被着構造を照明部カバーの係止片にそれぞれ上方または下方のうち同一向きに突出した爪部が照明部収納ボックスの係止凹部の一部を更に凹没させて形成した爪受け部に係合させてなる構造にでき、すなわち、上方または下方のうち同一向きに突出した爪部を爪受け部に係合させることによって照明部カバーの照明部収納ボックスへの被着構造を上下方向に非対称の構造にさせることができ、誤って上下逆にして照明部カバーを照明部収納ボックスに被着してしまうことを防止することができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年6月26日(2001.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−298641(P2002−298641A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月11日(2002.10.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−192568(P2001−192568) |
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