| 【発明の名称】 |
机及びこれに使用する照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】親木 一樹
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| 【要約】 |
【課題】机への照明装置の取付け・取り外しを簡単に行えるようにする。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】机における天板の縁部に着脱自在に固定するためのクランプ装置を有するベースと、前記クランプ装置に立設した受け部材と、前記受け部材に高さ調節自在及び着脱自在に取り付けられた支柱と、前記支柱の上端から略水平状に延びるアームと、前記アームの先端に取り付けた灯具とを備えており、前記受け部材は、支柱の長さの半分以下の高さであり、更に、支柱は受け部材よりも下方には移動不能に保持されている、机用の照明装置。 【請求項2】机における天板の縁部に着脱自在に固定するためのクランプ装置を有するベースと、前記クランプ装置に立設した受け部材と、前記受け部材に取り付けられているか又は受け部材と一体構造になっている支柱と、前記支柱の上端から略水平状に延びるアームと、前記アームの先端に取り付けた灯具と、灯具に対して水平方向の外力が作用したときに支柱が傾動することを許容する緩衝手段とを備えている、机用の照明装置。 【請求項3】前記受け部材をベースに対して傾動可能に取付けるか、又は、支柱を受け部材に対して傾動可能に取付けることによって前記緩衝手段を構成している、請求項2に記載した机用の照明装置。 【請求項4】前記机における天板の後部には、背板を備えた棚装置が取り外し可能な状態で載置されている一方、前記支柱は受け部材とは別体に構成されていると共に、これら受け部材と支柱は前記棚装置における背板の裏側に配置されており、支柱は、受け部材及び棚装置の背板に高さ調節可能な状態で取付けられている、請求項1〜請求項3のうちの何れかに記載した机用の照明装置。 【請求項5】前記支柱は受け部材とは別体で中空筒状に形成されており、この支柱の内部には、前記灯具に電力を供給するためのコードが挿通されている一方、前記受け部材は、前記支柱が上下動自在に嵌まるように上向き開口の中空筒状に形成されており、この受け部材に、前記コードが上下動自在に嵌まり得る上向き開口の切り開き溝を形成することにより、当該受け部材に支柱を嵌め込むに際して前記コードが受け部材に干渉することを回避している、請求項1〜請求項4のうちの何れかに記載した机用の照明装置。 【請求項6】請求項1〜請求項5のうちの何れかに記載した照明装置を備えている机。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、学習机に好適な照明装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】学習机は、一般に、天板の後部に棚装置を載置している。そして、照明装置は、棚装置に一体に組み込んだものと、天板に取り付けできるものとに大別され、天板に取り付けできるものは、棚装置を取り外した後も照明装置を使用し続けることができる利点がある。 【0003】そして、天板に取り付けできる照明装置として、特開平2000−30508号(特許第3015005号)には、支柱を、机の天板に固定される固定支柱とこれに昇降自在に嵌まった可動支柱とで構成し、可動支柱の上端に水平状に延びるアームを設け、アームの先端に灯具を取付けた構造が記載されている。 【0004】この公報において、固定支柱と可動支柱とはほぼ同じ長さになっており、共に中空筒状に形成されている。そして、可動支柱と固定支柱の内部には、灯具に電力を供給するためのコードが挿通されており、コードは、固定支柱の下部に設けた横向きの穴から外部に引き出されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記公報においては灯具の高さを自在に調節できるため、使用者(児童)の要望に応えることのできる照明状態を実現できる利点がある。 【0006】しかし、コードが固定支柱の横向き穴から引き出されているため、可動支柱と固定支柱とを分離することは困難である。従って、灯具を取付けるに当たっては、灯具全体の姿勢を保持しながらクランプ装置を操作して固定支柱を天板に固定しなければならず、このため、照明装置の取付けや取り外しが面倒になる虞があった。 【0007】また、棚装置を机から取り外して照明装置を独立して使用する場合、人の身体が灯具に触れるなどして、灯具に水平方向の外力が作用することがあるが、前記公報のものを初めとした従来の照明装置では、その外力は支柱を介してそのままクランプ装置に作用するため、天板又はクランプ装置が変形したり破損したりし易くなる虞がある点も問題であった。 【0008】本発明は、このような現状を改善することを目的とするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、照明装置は、机における天板の縁部に着脱自在に固定するためのクランプ装置を有するベースと、前記クランプ装置に立設した受け部材と、前記受け部材に高さ調節自在及び着脱自在に取り付けられた支柱と、前記支柱の上端から略水平状に延びるアームと、前記アームの先端に取り付けた灯具とを備えており、前記受け部材は、支柱の長さの半分以下の高さであり、更に、支柱は受け部材よりも下方には移動不能に保持されている。 【0010】請求項2の発明では、照明装置は、机における天板の縁部に着脱自在に固定するためのクランプ装置を有するベースと、前記クランプ装置に立設した受け部材と、前記受け部材に取り付けられているか又は受け部材と一体構造になっている支柱と、前記支柱の上端から略水平状に延びるアームと、前記アームの先端に取り付けた灯具と、灯具に対して水平方向の外力が作用したときに支柱が傾動することを許容する緩衝手段とを備えている。 【0011】請求項3の発明では、請求項2において、前記受け部材をベースに傾動可能に取付けるか、又は、支柱を受け部材に対して傾動可能に取付けることによって前記緩衝手段を構成している。 【0012】請求項4の発明では、請求項1〜請求項3のうちの何れかにおいて、前記机における天板の後部には、背板を備えた棚装置が取り外し可能な状態で載置されている一方、前記支柱は受け部材とは別体に構成されていると共に、これら受け部材と支柱は前記棚装置における背板の裏側に配置されており、支柱は、受け部材及び棚装置の背板に高さ調節可能な状態で取付けられている。 【0013】請求項5の発明では、請求項1〜請求項4のうちの何れかにおいて、前記支柱は受け部材とは別体で中空筒状に形成されており、この支柱の内部には、前記灯具に電力を供給するためのコードが挿通されている一方、前記受け部材は、前記支柱が上下動自在に嵌まるように上向き開口の中空筒状に形成されており、この受け部材に、前記コードが上下動自在に嵌まり得る上向き開口の切り開き溝を形成することにより、当該受け部材に支柱を嵌め込むに際して前記コードが受け部材に干渉することを回避している。 【0014】更に本発明は、請求項1〜請求項5のうちの何れかに記載した照明装置を備えている机も含んでいる。 【0015】 【発明の作用・効果】請求項1のように構成すると、支柱と受け部材とは着脱自在であるため、照明装置を机に取付けるに当たっては、先に受け部材を天板に固定してから、受け部材に支柱を取付ければ良く、逆に照明装置を取り外す場合は、先に灯具や支柱を受け部材から取り外しておいて、受け部材を天板から取り外せば良い。 【0016】このように、照明装置の取り付け・取り外しに際して一々照明装置全体の姿勢を保持しておく必要はないため、照明装置の取付け・取り外しの作業を容易に行うことができる。 【0017】また、照明装置を机の棚装置に取付けておく場合、受け部材を取り外しておくことができるため、クランプ装置が棚装置からはみ出た状態になることを防止でき、このため、照明装置が取付けられた棚装置の梱包や保管がやり易くなる利点もある。 【0018】更に、受け部材は支柱よりも遥かに短いため、照明装置全体の軽量化やコストダウンを図ることができる。更に、支柱は受け部材よりも下方には移動不能に保持されているため、支柱が不測に落ち込むようなこともない。 【0019】請求項2及び請求項3のように構成すると、灯具等に対して水平方向の外力が作用してもその外力を緩衝手段によって緩衝できるため、ベースと天板との当接箇所に作用する外力を低減して、天板及びベースの破損や変形の危険性を格段に低減し、耐久性を向上させることができる。 【0020】請求項4のように構成すると、支柱は棚装置の背板に固定されているため、棚装置に取り付けた状態で使用するに際して、取付け強度を向上できる。 【0021】請求項5のように構成すると、電源コードは支柱の内部に挿通されているためめ美感に優れていると共に物がコードに引っ掛かる事故もなくすことができ、しかも、コードと干渉することなく支柱を受け部材に抜き差しできるため、受け部材への支柱の着脱の容易性を損なうことなく、美感を向上できる。 【0022】 【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 【0023】(1).第1実施形態(図1〜図15) 図1〜図15では第1実施形態を示している。このうち図1は机の正面図であり、図2は図1のII−II視断面図であり、まず、両図に基づいて全体の概要を説明する。 【0024】■.概要机は、左右の脚1で支持された天板2を備えており、天板2の後部には、棚装置3と照明装置4とを配置している。 【0025】棚装置3は下棚5と上棚6との2段式になっており、それぞれ左右の側板7,8と背板9,10とを備えている。上棚6は図示しないダボや金具等によって下棚5に取り外し可能に取付けられており、下棚5の側板7は金具で天板2に固定されている。 【0026】下棚5には、同じ程度の横巾の固定式棚板11と着脱式棚板12とが左右に振り分けて配置されており、固定式棚板11には複数の仕切り板13と引き出し14とが取付けられている。上棚6には固定式棚板15と仕切り板16とを設けている。上棚6における棚板15の前部の下面には補強板17を固着している。 【0027】照明装置4は、天板2の後端縁を掴持するねじ式のクランプ装置19を有するベース20と、ベース20に取り付けた支柱21と、支柱21の上端に水平旋回可能に取り付けた水平状に固定アーム22と、固定アーム22に摺動自在に嵌め込んだ可動アーム23と、可動アーム23の前端に取付けた灯具24とを備えている。 【0028】支柱21は下棚5における背板8の裏側に配置されている。また、灯具24は、シェード25とランプ(蛍光灯)26とを備えている。以下、図3以下の図面も参照して照明装置4を詳述する。 【0029】■.ベースと受け部材先ず、主として図3〜図7に基づいて、照明装置の下部の構造を説明する。 【0030】図3は照明装置の下部を後方から見た分離斜視図、図4は一部破断した状態での下部の分離側面図、図5は一部破断した状態での下部の分離正面図、図6のうち(A)は一部破断正面図、(B)と(A)のB−B視断面図、(C)は動きを示す断面図、図7は背面図である。 【0031】ベース20は、金属板で側面視コ字状に形成したクランプ装置19を備えており、クランプ装置19の上面板には軸受け具27をねじで固定している。 【0032】軸受け具27は側面視台形状に形成されており、ほぼ中間の高さ部位には左右に貫通する軸受け穴28が貫通している。また、軸受け具27の前面と後面とにそれぞれ段部29,30が形成されている。 【0033】本実施形態では軸受け具27は合成樹脂の成形品になっているが、金属板製でも良いし、クランプ装置19に一体に折曲げ形成することも可能である。 【0034】ベース20には受け部材31を取付けている。受け部材31は合成樹脂又は金属によって中空の小判形に形成されており、底板を備えている。また、側部には上向きに開口する切り開き溝32を形成している。切り開き溝32を形成したことによる強度低下を補うため、受け部材31には、当該受け部材31と同心状に延びる補強パイプ(或いは補強軸)33を固定している。 【0035】補強パイプ33は受け部材31よりも上方に突出しており、その上向き突出部に、後ろ向きに開口したねじ穴34を形成している。 【0036】受け部材31の底板には、軸受け具27の左右側面に重なる軸受けブラケット35と、軸受け部材31の上部の前面と後面とに重なるストッパーブラケット36とがねじで固定されている。そして、図5から容易に理解できるように、摘まみを備えたねじ37を、軸受けブラケット35及び軸受け部材31に貫通し、これをカバー兼用のナット38にねじ込んでいる。 【0037】図6(B)(C)に示すように、受け部材31が直立した状態では、ストッパーブラケット36が軸受け部材31における前面の段29に当たり、後面の段30との間にある程度の隙間が空くように設定している。従って、図6(C)に示すように、受け部材31はある程度の角度(例えば10〜30度程度)だけ後傾動し得る。 【0038】アーム22,23が前向きに延びていることから、灯具24の重量によって受け部材31は手前側に倒れるようなモーメントが作用しているため、受け部材31は図6(B)のように直列した状態に保持されている。そして、たとえは灯具24を前方から推移へ方向の外力が作用すると受け部材31は逃げ回動し、外力がなくなると灯具24の自重によって直立状態に戻る。 【0039】この実施形態では、受け部材31をベース20に傾動自在に取付けることが緩衝手段になっている。 【0040】なお、受け部材31は側面視で鉛直線に対して若干前傾した姿勢から後傾した姿勢まで前後傾動するように設定しておいても良い。また、ばね等の弾性手段によって前傾方向に付勢しておいても良い。 【0041】■.支柱例えば図3に示すように、支柱21は受け部材31と相似形の小判形に形成されており(他の断面形状でも良い)、下端寄りの適宜範囲に上下長手の長穴40を形成し、この長穴40に挿通したねじ41を補強パイプ33のねじ穴34にねじ込んでいる。従って、支柱21は長穴40の長さの範囲で高さ調節することができる。 【0042】支柱21の内部には、灯具24に電源を供給するためのコード42が挿通されており、コード42は、支柱21の下端部に設けた横穴にコネクタ43で固定されている。そして、コネクタ43が受け部材31の切り開き溝32に自在に嵌まるように設定している。このため、受け部材31への支柱21の着脱や高さ調節に際してコード42が受け部材31と干渉することはない。 【0043】図3や図7に示すように、支柱21は固定具43によって下棚5の背板8に固定されている。この固定具43は合成樹脂(板金製でもよい)からなる一体物であり、背板8に重なるスペーサ部43aに、支柱21に後方から重なる押さえ部43bの一端部を連設した形態になっている。 【0044】そして、スペーサ部42aの一端部はねじ44で背板8に固定されており、スペーサ部43aの他端部と押さえ部43bの他端部とをねじ45で背板に共締めしている。支柱21は受け部材31に挿入されているため、支柱21と背板8との間に隙間が空いているが、固定具43にスペーサ部43aが存在するため、支柱21を安定した状態で背板8に固定できる。 【0045】なお、固定具43を背板8に取付けたままで、共締め用ねじ45を緩めるだけで、支柱21を固定具43に抜き差しすることができる(コード42のコネクタ43はねじ45と干渉しないように設定されている)。 【0046】■.アームの構造次に、照明装置4の上部の構造を説明する。まず、図8及び図9に基づいて、固定アーム22及び可動アーム23について説明する。 【0047】図8のうち(A)は縦断側面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視一部破断平面図、(D)は(A)のD−D視断面図、図9は可動アーム23を引き出した状態での側断面図である。 【0048】例えば図8(D)に示すように、固定アーム22及び可動アーム23とも断面小判形の中空筒状に形成されており、固定アーム22は、丸棒を断面逆L字状に折曲げたジョイント47を介して、支柱21の上端部に水平旋回可能に取付けられている。 【0049】ジョイント47の水平部は、スペーサ板48を介して固定アーム22にねじ46で固定されている。また、図8(A)(B)に示すように、ジョイント47の鉛直部は、前後一対の軸受け具49によって支柱21の上端部に水平旋回自在に取付けられている。軸受け具49はねじでで支柱21に固定されている。また、軸受け具49は、コード42が通り得る形状になっている。 【0050】ジョイント47の鉛直部には環状溝50が形成されており、この環状溝50に軸受け具49の環状突起を前後から嵌め込むことより、ジョイント47を抜け不能に保持している。また、図8(C)に示すように、ジョイント47における水平部の先端を平面視でL字状に曲げることにより、ジョイント47と固定アーム22との取付け強度を高めている。 【0051】固定アーム22の後端部とジョイント47とは、支柱21に固定されたカバー51で覆われている。カバー51の前面は平面視で前向き凸の山形に形成されており、かつ、カバー51の前面には、固定アーム22の水平旋回を許容するため、水平方向に延びる長穴52が左右対称状に形成されている。 【0052】本実施形態では、中立位置を基準にして固定アーム22回動し得る最大角度θ1を30度程度に設定している。もちろん、回動可能角度は任意に設定することができ、例えば左右に90°程度旋回する構成にしても良い。 【0053】更に、固定アーム22を支柱21に対して水平旋回させるための手段も、実施形態のようなL形のジョイント47を使用することには限らず、様々の構成を採用できる。 【0054】固定アーム22の先端には合成樹脂製のスライダー53をねじで固定している。また、可動アーム23の後端部にも、上下一対のパーツからなる合成樹脂製のスライダー54をねじで固定している。可動アーム23のスライダー54は、可動アーム23と噛み合った状態で固定されている。 【0055】可動アーム23の後部には、コード42を引き出す穴55が空いている。また、固定アーム22の下端板には、コード42と干渉することなく可動アーム23の引き出しを許容するための長穴56が空いている。 【0056】なお、固定アーム22のスライダー53にコード挿通穴を空けて、スライダー53からコード42を可動アーム23の内部に引き出しても良い(この場合は固定アーム22の長穴56は不要になる)。 【0057】■.灯具の取付け構造次に、図10以下の図面も参照して、灯具24の取付け構造を説明する。 【0058】図10は要部の縦断側面図、図11のうち(A)は部材を分離した状態での側断面図、(B)は(A)のB−B視図、(C)は(A)のC−C視図、図12は要部の平面図、図13は図10のXIII−XIII視断面図、図14は図12のXIV−XIV視断面図である。 【0059】可動アーム23の前端には、上下二つ割り式で合成樹脂製のブッシュ58がねじで固定されており、このブッシュ58に、可動アーム23の軸心回りに自在に回転するように第1ヒンジ部材59を嵌め入れている。第1ヒンジ部材59を抜け止めのフランジ59aを設けている。 【0060】第1ヒンジ部材59の上部は板状の水平部59bになっており、この水平部59bの上面に、第2ヒンジ部材60をねじ61で水平旋回自在に取付けている。第2ヒンジ部材60は左右方向に長く延びており、その両端は円形の嵌合部60aになっている。そして、左右の嵌合部60aを、シェード25の後ろ向き突出部25aに形成した軸受け部62に回転自在に取り付けている。 【0061】この場合、第2ヒンジ部材60における一方の嵌合部60aは、シェード25における一方の軸受け部62に嵌め入れただけであり、他方の嵌合部60aは、図14に示すように、他方の軸受け部62に押さえ具63によって取付けられている。押さえ具63に対するねじ64のねじ込み強さを加減することにより、灯具24の上下首振りの硬さを調節することができる。 【0062】図示してないが、シェード25の前面等の適当な箇所に、使用者が前方から操作できるスイッチを設けている(スイッチは支柱又はベースに設けることも可能である)。 【0063】第2ヒンジ部材60のうち円形部の間の部位の下面はフラットになっており、左右中間部に底面視円形で段違い状の下向き突出部65が形成されている。そして、この下向き突出部65の大径部に第1座金66を介して前記第1ヒンジ部材59が嵌め入れられており、更に、下向き突出部65の小径部には第2座金67が被嵌しており、下向き突出部65に下方からねじ61がねじ込まれている。 【0064】図12に示すように、第1ヒンジ部材59の水平部59bは、平面視で前向き凸の山形になっており、このため、第1ヒンジ部材59における水平部59bの前面は傾斜面になっている。 【0065】灯具24は第2ヒンジ部材60の下向き突出部65を中心にして水平旋回し得るが、図12に一点鎖線で示すように、傾斜面がシェード25の背面に当たることにより、灯具24の最大水平旋回角度θ1が規定される。 【0066】そして、本実施形態では、第1ヒンジ部材59における左右の傾斜面の交叉角度を約90°に設定しているため、灯具24は基準位置を挟んだ両側に最大で約45°程度水平旋回し得る。 【0067】なお、図12の一点鎖線に示すように、灯具24の最大水平旋回角度は、シェード25の後ろ向き突出部65が可動アーム23に当たることによっても規制されている(第1ヒンジ部材59の傾斜面の当たりと、シェード25における後ろ向き突出部25aの当たりとのうち何れか一方のみの当たりで回動角度を規制しても良い)。 【0068】図8に示すように、シェード25の内部には反射板68を設けている。また、シェード25の左右中央部には、上向きに開口した指掛け部69を形成している。更に、シェード25の前端には、ランプの光が使用者の目に直接に当たることを防止するための柵部70を設けている。 【0069】■.灯具の動きアーム22,23は支柱21に対して水平旋回し且つ灯具24は可動アーム23に対して水平旋回するため、灯具24は平面視姿勢を変えることなく左右方向及び前後方向に移動させることができる。 【0070】また、灯具24は、可動アーム23の軸心回りに左右首振りさせることができ、かつ、第2ヒンジ部材60の軸心回りに上下に首振り回動させることができる。このため、使用者の好みに応じて灯具の姿勢と位置をきめ細かく変更することができる。 【0071】(2).第2〜第4実施形態(図15) 図15(A)では、受け部材31の変形例である第2実施形態を示している。 【0072】すなわち、受け部材31の上端部のうち切り開き溝32を挟んだ両側に補強用突出部71を設け、これら補強用突出部71を、スペーサ(図示せず)を介してねじ72で連結している。この実施形態では受け部材31は強度を確保できるため、第1実施形態のように補強パイプ33を設ける必要がない。 【0073】図15(B)に示す第3実施形態では、軸受け部材31における後部の段部30にゴムのような弾性体73を設けている。このようにすると、緩衝機能を一層向上できる。なお、弾性体73はストッパー用ブラケット36に設けても良い。 【0074】図15(C)に示す第4実施形態では、受け部材31の上端に補強と支柱21のガイドとを兼用するキャップ(リング)21′を嵌め込むことによって補強パイプを不要としている。 【0075】また、支柱21の下部のうちコネクタ43の上方(下方でも良い)に、受け部材31の切り開き溝34に開口するめねじ穴21aを設けて、これに、受け部材31に重なる当て板31aを介して止めねじ31bをねじ込んでいる。 【0076】この実施形態では、切り開き溝34を利用して支柱21の高さを調節できるため、それだけ構造を簡単化できる利点がある。 【0077】(3).第5実施形態(図16〜図19) 図16〜図19では、灯具24の取付け構造の別例である第5実施形態を示している。 【0078】図16のうち(A)は要部の縦断側面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)は(A)のD−D視断面図、図17は図16のXVII−XVII視平面図、図18は主要部材を分離した側面図、図19のうち(A)は主要部の平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。 【0079】この実施形態も、固定アーム22と可動アーム23とを備えている(固定アーム22の取付け構造や照明装置4の下部の構造は第1実施形態と同様であるので、説明は省略している)。 【0080】図16に示すように、固定アーム22の前端にはスライダー53を設け、可動アーム23の前端には二つ割り式のキャップ74を設けており、これらスライダー53とキャップ74とにコード42を挿通している。 【0081】可動アーム23の前端部には上向きに突出するねじ軸75をかしめや溶接などによって固定すると共に、ねじ軸75に貫通した正面視門型のベースブラケット76をねじで固定している。 【0082】ベースブラケット76は固定カバー77で覆われており、固定カバー77はねじでベースブラケット76に固定されている。また、ねじ軸75には、ベースブラケット76に上方から当たるレバーナット78がねじ込まれている。 【0083】ベースブラケット76の内部には前後方向に延びる丸棒状の第1ヒンジ部材(支軸)79が嵌まっており、第1ヒンジ部材79はねじ軸75に貫通している。また、第1ヒンジ部材79のうちベースブラケット76の内部に嵌まった部位には合成樹脂製のカラー80が嵌まっている。カラー80にもねじ軸75が貫通している。 【0084】ベースブラケット76の内部には、第1ヒンジ部材79がカラー80を介して載るスペーサ81を固定している。図17に示すように、固定カバー77の前面は平面視で前向き凸状に形成されており、且つ、固定カバー77の前面に水平方向に延びる長穴77aを形成している。 【0085】従って、第1ヒンジ部材79はねじ軸75を中心にして水平回動させることができる。また、レバーナット70のねじ込み加減を調節することにより、第1ヒンジ部材79を水平回動させるに当たっての硬さ(すなわち、灯具24を水平旋回させるに当たっての硬さ)を調節することができる。 【0086】本実施形態では、第2ヒンジ部材82は上部材83と下部材84との二つ割り式になっており、それぞれ半円筒状になっている。また、両端には、シェード25の軸受け部62に嵌まる半円筒状の嵌合部83a,84aが形成されており、図19に示すように、両者はねじ85で固定されている。 【0087】第2ヒンジ部材82の上部材83には、第1ヒンジ部材79に上方から被さる後ろ向き突出部83bが一体に形成されている。そして、第1ヒンジ部材79のうち第2ヒンジ部材82の上部材で覆われた部分は上下一対の挟持体86で挟まれており、これらの挟持体86は、下方から重なった下カバー87を介してねじ88で上部材83の後ろ向き突出部83bに固定されている。 【0088】第1ヒンジ部材79には、抜け止めのための環状溝89が形成されている。また、第2ヒンジ部材82の下部材84と下カバー87とには、コード42を引き込むための切欠き90を形成している。 【0089】この実施形態では、第1実施形態と同様に、灯具24を前後動させることと、アーム22,23を水平旋回させること、灯具24をねじ軸75の軸心回りに水平旋回させること、第1ヒンジ部材79を中心にして左右首振りさせること、第2ヒンジ部材82の軸心回りに上下首振りさせることを任意に組合せることにより、灯具24の位置と姿勢とをきめ細かく調節することができる。 【0090】ところで、第1実施形態では、灯具はアーム22,23の軸心回りに回動し、かつ、灯具を左右方向に平行移動させるとアーム22,23は平面視で傾斜した姿勢になるため、灯具24を左右方向に平行移動させた状態で左右に首振りさせると、灯具24は平面視での姿勢を変えながら首振りすることになる。 【0091】これに対して本実施形態では、第1ヒンジ部材79は平面視で常に灯具24の長手軸線と直交した姿勢になっているため、灯具24をその水平姿勢を変えることなく左右方向に移動させた状態で、平面視での姿勢を変えることなく左右首振りさせることができる。このため、使い勝手がより高くなる利点がある。 【0092】(4).その他本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば緩衝手段としては、受け部材を前後傾動させることには限らず、受け部材は傾動不能な固定式として、支柱を傾動可能な状態で受け部材に取付けても良い。 【0093】また、受け部材を、コイルスプリングや弾性棒のように任意の方向に撓み変形する弾性手段を介してベースに取付けることにより、全方向からの外力を緩衝できるようにすることも可能である。更に、受け部材や支柱の断面形状、或いはアームの構造などは様々に具体化することができる。支柱は受け部材に対して外側から嵌まっていても良い。 【0094】なお、請求項5のように受け部材に切り開き溝を形成する場合、請求項1における支柱と受け部材との関係を解除して、切り開き溝を形成することのみを独立した請求項とすることも可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000139780 【氏名又は名称】株式会社イトーキクレビオ
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| 【出願日】 |
平成13年3月28日(2001.3.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079131 【弁理士】 【氏名又は名称】石井 暁夫 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−298640(P2002−298640A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月11日(2002.10.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−93639(P2001−93639) |
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