| 【発明の名称】 |
照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井川 正夫
【氏名】五十嵐 賢治
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| 【要約】 |
【課題】器具本体に取り付けられる被取付部材について器具本体との電気的な接続を比較的簡単な構成で容易に確保できる照明器具を提供する。
【解決手段】本実施形態は、接続金具44を挿入して係合して器具本体2を形成する。そして、円孔54に取付具71を挿入し、円孔54内面と導通部74との一部が摺動するとともに接続金具44の固定部係止孔9とねじ部72とが螺合し、器具本体2と反射板51とが電気的、かつ、機械的に接続される。本実施形態によれば、導通部74が円孔54内面に確実に接触するので、取付具71を介して反射板51と器具本体2との電気的接続が確実に確保されるとともに機械的接続も確保される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】導電性を有する器具本体と;導電性を有する導電板の表面を絶縁性を有する絶縁膜で覆った被取付部材と;被取付部材に設けられた取付部と;器具本体に電気的および機械的に接続される固定部、この固定部の一端側に接続され被取付部材を機械的に支持する支持部および固定部と電気的に接続されるとともに取付部内面に少なくとも一部が接触するように固定部側が支持部側より小さくなるように形成された導通部を備えた取付具と;を具備したことを特徴とする照明器具。 【請求項2】導電性を有する器具本体と;導電性を有する導電板の表面を絶縁性を有する絶縁膜で覆った被取付部材と;被取付部材に設けられ、器具本体とは反対側に突設するように形成された取付部と;器具本体に電気的および機械的に接続される固定部および固定部の一端側に接続され被取付部材を機械的に支持する支持部を備えた取付具と;を具備したことを特徴とする照明器具。 【請求項3】取付部の先端には、複数の凹部と凸部を有する凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項2の照明器具。 【請求項4】被取付部材は、反射板であることを特徴とする請求項1または3いずれか一記載の照明器具。
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【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】 【0001】本発明は、導電性を有する器具本体とこの器具本体に取り付けられる導電性を有する被取付部材とを備えた照明器具に関する。 【従来の技術】従来、照明器具の外郭(非充電金属部)すなわち器具本体が導電性を有する金属で構成されている場合は、金属部分に充電部が接触した万一の場合の安全のため、器具本体を接地すなわち地絡することが規定されている。 【0002】一方、器具本体に別体の被取付部材である反射板を取り付ける場合において、反射板である金属板を、あるいは器具本体と反射板との両部材を所望の形状に形成した後に外観を向上させるために表面に塗装を施す方法や、外観をさらに向上するため、反射板について、あるいは器具本体と反射板との両部材について、金属板の表面をあらかじめ塗装したいわゆるカラー鋼板を用いて形成する方法とが一般的に用いられている。 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記二通りの方法で反射板、あるいは反射板と器具本体とを形成すると、金属板の表面が絶縁膜で覆われることになるため、取付具であるネジ等で単に反射板を器具本体に係合などして機械的に接続するのみでは、反射板の取付部の径がネジの固定部の径よりも大きく形成されていたり、または、反射板の取付部に金属板の端面が確実に露出されていないと、器具本体と反射板とが電気的に接続されず、反射板の接地が十分に確保されないおそれがある。 【0003】本発明は、このような点に鑑みなされたもので、器具本体に取り付けられる被取付部材について器具本体との電気的な接続を比較的簡単な構成で容易に確保できる照明器具を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】請求項1の照明器具は、導電性を有する器具本体と;導電性を有する導電板の表面を絶縁性を有する絶縁膜で覆った被取付部材と;被取付部材に設けられた取付部と;器具本体に電気的および機械的に接続される固定部、この固定部の一端側に接続され被取付部材を機械的に支持する支持部および固定部と電気的に接続されるとともに取付部内面に少なくとも一部が接触するように固定部側が支持部側より小さくなるように形成された導通部を備えた取付具と;を具備したことを特徴とする。 【0004】本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。 【0005】支持部は、固定部と連続して形成されていてもよいし、固定部とは別体で形成されていてもよい。また固定部とは同様の材質で構成されていてもよいし、固定部とは異なる材質で構成されていてもよい。なお、固定部と異なる材質で構成されているとは支持部が合成樹脂で形成されていてもよいことを意味する。 【0006】導通部の「固定部側が支持部側よりも小さくなるように」とは、例えばテーパ状に形成された羽根部を複数個形成することなどが考えられるが、形状は特に限定されるものではない。要するに、固定部を器具本体および被取付部材に固定させる場合に、被取付部材の取付部内と少なくとも一部が摺動するように導通部が形成されていることである。 【0007】請求項1の照明器具は、取付具により器具本体に被取付部材の取付部が取り付けられ、器具本体に被取付部材が取り付けられる。 【0008】請求項1の発明のよれば、器具本体に電気的および機械的に接続される固定部、この固定部の一端側に接続され被取付部材を機械的に支持する支持部および固定部と電気的に接続されるとともに取付部内面に少なくとも一部が接触するように固定部側が支持部側より小さくなるように形成された導通部を備えた取付具を有していることにより、被取付部材の取付部の径が取付具の固定部の径よりも大きく形成されていたり、または、被取付部材の取付部に導電板の端面が確実に露出されていない状態であっても、導電部の少なくとも一部が取付部内と摺動するので、取付具を介して被取付部材と器具本体との電気的接続が確実に確保される。 【0009】請求項2の照明器具は、導電性を有する器具本体と;導電性を有する導電板の表面を絶縁性を有する絶縁膜で覆った被取付部材と;被取付部材に設けられ、器具本体とは反対側に突設するように形成された取付部と;器具本体に電気的および機械的に接続される固定部および固定部の一端側に接続され被取付部材を機械的に支持する支持部を備えた取付具と;を具備したことを特徴とする。 【0010】本発明における支持部は、固定部との接続している接続面が導電性を有するように形成される。 【0011】請求項2の照明器具は、取付具により器具本体に器具本体とは反対側に突設するように形成された被取付部材の取付部が取り付けられ、器具本体に被取付部材が取り付けられる。 【0012】請求項2の発明のよれば、被取付部材に設けられ、器具本体とは反対側に突設するように形成された取付部を有していることにより、被取付部材の取付部の径がネジの固定部の径よりも大きく形成されすぎていたり、または、被取付部の取付部に導電板の端面が確実に露出されていない状態であっても、取付け具の支持部の接続面が突部と摺動するので、取付具を介して被取付部材と器具本体との電気的接続が確実に確保される。 【0013】請求項3の照明器具は、請求項2の照明器具において、取付部の先端には、複数の凹部と凸部を有する凹凸部が形成されていることを特徴とする。 【0014】請求項3の発明によれば、取付部の先端には、複数の凹部と凸部を有する凹凸部が形成されていることにより、取付け具の支持部の接続面が凹凸部と確実に摺動されるので、より確実に取付具を介して被取付部材と器具本体との電気的接続を確保することができる。 【0015】請求項4の照明器具は、請求項1または3いずれか一記載の照明器具において、被取付部材は、反射板であることを特徴とする。 【0016】請求項4の発明によれば、被取付部材が反射板であることにより、導電性を有する反射板が器具本体に確実に電気的に接続され、器具本体を介して反射板が確実に接地される。 【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施形態を図1ないし図4を参照して説明する。 【0017】図1は本発明における第一実施形態の照明器具の斜視図、図2は同上照明器具の照明器具本体のシャーシを示す分解状態の断面図、図3は同上照明器具の断面図、図4は同上照明器具の要部を拡大した断面図である。 【0018】各図において、1は照明器具で、この照明器具1は、天井面に直付けあるいは吊り下げ支持される器具本体2を備えたいわゆるトラフ形の照明器具を構成している。そして、器具本体2は、導電性を有する導電板としての金属板Aの両面にアイボリーなどの塗装すなわち絶縁膜を形成された支持部としてのシャーシ4、接続金具44、電子安定器7、端子台(図示しない)、ランプソケット8を備えている。 【0019】なお、例えば、金属板Aは亜鉛めっき鋼板で、絶縁膜は樹脂塗装膜であり、着色亜鉛めっき鋼板が構成されている。また、このシャーシ4は、上板部4aと、この上板部の長手方向に沿った両側に連続する側板部4bと、長手方向の両端部を覆う端板部4cとを備え、下面を開口した略箱状に形成されている。また、側板部4bの下端部に沿って、外側に円弧状に膨出する係合受部(本体カール部)4dが一体に形成されている。さらに、側板部4bの下端に両側に対をなすスリット状の開口部(反射板取付金具受け孔)5が形成され、この電気的導通嵌合部である開口部5の端面は金属板Aが露出する接続金具用端面露出部6になっている。そして、このシャーシ4は、上板部4aに形成された木ねじ用孔部(図示しない)を用いて天井面に直付けされ、あるいはボルト用孔部(図示しない)を用いて吊り下げ支持されている。 【0020】また、このシャーシ4の内側には、電子式の安定器7と、図示しない端子台となどが収納され固定されている。さらに、長手方向の両端部には、相対向するランプソケット8が下側に突出して取り付けられている。そして、上板部4aなどに形成された電源用孔部を介して、電源線がシャーシ4内に引き込まれて端子台に接続され、この端子台から安定器7およびランプソケット8に接続されている。 【0021】また、シャーシ4の金属板Aは、電源線などにより、アースすなわち接地されている。 【0022】接続金具44は、例えば導電性を有する金属板Aに亜鉛めっきを施し、表面が導電性を有する状態になっている。そして、この接続金具44には、本体取付部46が両端部から内側に向かって突設され、これら本体取付部46を器具本体2の開口部5に外側から挿入して係合することにより、接続金具44が器具本体2に電気的かつ機械的に接続されている。また、接続金具44の中央部には固定部係止孔9が形成されている。 【0023】被取付部材としての反射板51は、導電性を有する導電板としての金属板Aの両面に白色などの塗装すなわち絶縁膜を形成された反射板本体52を備えている。また、この反射板本体52には、平板状をなす反射板部52a と、この反射板部52a の長手方向に沿った両側部から下側に拡開状に屈曲された傾斜板部52b とが形成されている。そして、反射板部52aには、長手方向の両端部近傍に、取付部である所定の直径寸法の円孔54が形成されている。 【0024】取付具71は、固定部としての導電性を有する金属製のねじ部72と、支持部としての合成樹脂製のつまみ部73とを有したいわゆる化粧ねじになっている。さらに、この取付具71では、つまみ部73から、ねじ部72の周囲に位置して、ねじ部72と同じ方向に、複数、例えば3個あるいは4個の導電性を有する導通部74が突設されている。そして、この導通部74は、つまみ部73に埋め込まれたねじ部72の基部75と一体に形成され、すなわち、ねじ部72と電気的に接続されている。 【0025】なお導通部74を詳述すると、導通部74は、ねじ部72側がつまみ部73側よりも小さくなるようなテーパ状に形成された羽根部76を複数個形成している。そしてこの羽根部76は、ねじ部72側は円孔54の直径寸法よりも【0026】円孔54と、ねじ部72を中心として導通部74の外側に接する仮想の接線の直径寸法との関係は、前記接線が導通部74ねじ部72側とつまみ部73側との間に位置するように形成されている。 【0027】本実施形態は、まず、シャーシ4の開口部5に表面が導電性を有するように形成されている接続金具44の本体取付部46を外側から挿入して係合して器具本体2を形成する。 【0028】次に、器具本体2の接続金具44に形成された固定部係止孔9の中心線と反射板51に形成されている円孔54との中心線とが略一致するように反射板51を接続金具44に近接させる。 【0029】そして、円孔54に取付具71を挿入し、円孔54内面と導通部74との一部が摺動するとともに接続金具44の固定部係止孔9とねじ部72とが螺合し、器具本体2と反射板51とが電気的、かつ、機械的に接続される。 【0030】本実施形態によれば、器具本体2に電気的および機械的に接続されるねじ部72、このねじ部72の一端側に接続され反射板51を機械的に支持するつまみ部73およびねじ部72と電気的に接続されるとともにねじ部72側がつまみ部73側より小さくなるように形成され、かつ、円孔54内面に少なくとも一部が摺動しながら接触するように形成された導通部74を備えた取付具71を有していることにより、反射板51の円孔54の径が取付具71のねじ部72の径よりも大きく形成されている場合は、導通部74が円孔54内面に確実に接触するので、取付具71を介して反射板51と器具本体2との電気的接続が確実に確保されるとともに機械的接続も確保される。また、反射板51の円孔54内面に導電板Aの端面が確実に露出されていない状態であっても、導通部74が円孔54内面の塗装を削り取り、導電板Aと導通部74が接触されるので、取付具71を介して反射板51と器具本体2との電気的接続が確実に確保されるとともに機械的接続も確保される。 【0031】次に第二実施形態について図5を用いて説明する。 【0032】図5は本発明における第二実施形態の照明器具の要部を拡大した断面図である。 【0033】図5において、55は突設部、56は凹凸部であり、第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。 【0034】反射板51の円孔54には、器具本体2とは反対側に突設する突設部55を設けており、この突設部55の先端側に複数の凹凸が形成されている凹凸部56が形成されている。 【0035】本実施形態は、まず、シャーシ4の開口部5に表面が導電性を有するように形成されている接続金具44の本体取付部46を外側から挿入して係合して器具本体2を形成する。 【0036】次に、器具本体2の接続金具44に形成された固定部係止孔9の中心線と反射板51に形成されている円孔54との中心線とが略一致するように反射板51を接続金具44に近接させる。 【0037】そして、円孔54に取付具71を挿入し、接続金具44の固定部係止孔9とねじ部72の先端側とを螺合させるが、このとき取付具71の基部75が突部55または凹凸部56と接触するまで固定部係止孔9へ螺合させる。さらに好ましくは、基部75が突部55または凹凸部56と接触しながら若干摺動させる。このように作用させ、器具本体2と反射板51とが電気的、かつ、機械的に接続される。 【0038】本実施形態によれば、反射板51に設けられ、器具本体2とは反対側に突設するように形成された突設部55の先端に複数の凹部と凸部を有する凹凸部56が設けられた円孔54が形成されたことにより、反射板51の円孔54の径が取付具71のねじ部72の径よりも大きく形成されている場合は、取付け具71のつまみ部73に埋め込まれた基部75が突部55または凹凸部56と接触しながら摺動するので、取付具71を介して反射板51と器具本体2との電気的接続が確実に確保される。また、反射板51の円孔54の突部55または凹凸部56に導電板Aの端面が確実に露出されていない状態であっても、取付け具71のつまみ部73に埋め込まれた基部75が突部55または凹凸部56と接触しながら摺動しするので、突部55または凹凸部56の塗装を削り取り、導電板Aと基部75とが接触し、取付具71を介して反射板51と器具本体2との電気的接続が確実に確保されるとともに機械的接続も確保される。 【発明の効果】請求項1の発明のよれば、器具本体に電気的および機械的に接続される固定部、この固定部の一端側に接続され被取付部材を機械的に支持する支持部および固定部と電気的に接続されるとともに取付部内面に少なくとも一部が接触するように固定部側が支持部側より小さくなるように形成された導通部を備えた取付具を有していることにより、被取付部材の取付部の径が取付具の固定部の径よりも大きく形成されていたり、または、被取付部材の取付部に導電板の端面が確実に露出されていない状態であっても、導電部の少なくとも一部が取付部内と摺動するので、取付具を介して被取付部材と器具本体との電気的接続が確実に確保される照明器具を提供できる。 【0039】請求項2の発明のよれば、被取付部材に設けられ、器具本体とは反対側に突設するように形成された取付部を有していることにより、被取付部材の取付部の径がネジの固定部の径よりも大きく形成されすぎていたり、または、被取付部の取付部に導電板の端面が確実に露出されていない状態であっても、取付け具の支持部の接続面が突部と摺動するので、取付具を介して被取付部材と器具本体との電気的接続が確実に確保される照明器具を提供できる。 【0040】請求項3の発明によれば、取付部の先端には、複数の凹部と凸部を有する凹凸部が形成されていることにより、取付け具の支持部の接続面が凹凸部と確実に摺動されるので、より確実に取付具を介して被取付部材と器具本体との電気的接続を確保することができる照明器具を提供できる。 【0041】請求項4の発明によれば、被取付部材が反射板であることにより、導電性を有する反射板が器具本体に確実に電気的に接続され、器具本体を介して反射板が確実に接地される照明器具を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003757 【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101834 【弁理士】 【氏名又は名称】和泉 順一
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| 【公開番号】 |
特開2002−298634(P2002−298634A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月11日(2002.10.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−99712(P2001−99712) |
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