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【発明の名称】 昇降式照明装置
【発明者】 【氏名】田中 稔

【氏名】白石 益喜

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 街路の道方向に沿って所定間隔に立設した複数の支柱において、支柱の下方部に降下止め部を設け、該降下止め部より前記支柱の上端に亘って高さ方向にガイド板を複数形成し、前記支柱と隣り合う支柱との間に設けて照明灯を取付けた照明用受梁の両端を、前記支柱と前記隣り合う支柱の各ガイド板に沿って昇降する昇降手段を備えたことを特徴とする昇降式照明装置。
【請求項2】 昇降手段を、照明用受梁の長手方向に沿ってカウンタ−シャフトを設け、該カウンタ−シャフトの一端に駆動装置とプ−リ−を、他端にプ−リ−を取付けると共に前記支柱と前記隣り合う支柱の上端より垂下させ前記カウンタ−シャフトの両端に取付けている前記プ−リ−との間を連結しているワイヤとしたことを特徴とする請求項1記載の昇降式照明装置。
【請求項3】 昇降手段を、前記支柱の上方と前記隣り合う支柱の上方との間にシャフトを設け、該シャフトの一端に駆動装置とプ−リ−を、他端にプ−リ−を取付けると共にこれら両プ−リ−に取付け懸廻させて垂下し先端を照明用受梁に取付けたワイヤとしたことを特徴とする請求項1記載の昇降式照明装置。
【請求項4】 街路の道方向に沿って所定間隔に立設した複数の支柱において、該支柱の下方部に降下止め部を設け、該降下止め部より前記支柱の上端に亘って高さ方向にストレ−トギヤを形成し、照明灯を取付けた照明用受梁を前記支柱と隣り合う支柱との間に設け、前記照明用受梁の長手方向に沿ってカウンタ−シャフトを備え、該カウンタ−シャフトの一端に駆動装置と歯車を、他端に歯車をを取付け、前記駆動装置の駆動によって平歯車を介してストレ−トギヤに沿って照明用受梁を昇降自在にしたことを特徴とする昇降式照明装置。
【請求項5】 街路の道方向に沿って所定間隔に立設した複数の支柱において、該支柱の下方部に降下止め部を設け、該降下止め部より前記支柱の上端に亘って高さ方向にスクリュウボルトを形成し、該スクリュウボルトの上端には歯車を介して駆動装置を備え、照明灯を取付けた照明用受梁を前記支柱と隣り合う支柱との間に設け、前記照明用受梁の両端部には前記スクリュウボルトと噛み合うように螺子切を施して該スクリュウボルトを挿通させた支持杆を取付け、前記駆動装置の駆動によって前記スクリュウボルトを回転させることにより照明用受梁を昇降自在にしたことを特徴とする昇降式照明装置。
【請求項6】 支柱上端面に天井を形成し、左右該天井に跨がって道方向に屋根を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の昇降式照明装置。
【請求項7】 上記照明用受梁に音響装置を取付けたことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の昇降式照明装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は昇降式照明装置、更に詳しくは支柱の照明灯の交換及び高さを任意に調節することができると共に音響装置を備えた昇降式照明装置に関するものであり、イベントの際の照明や装飾の取付けにも対応することが可能な昇降式照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の照明装置としては、街路の道方向に沿って、左右両側若しくは片側に所定間隔に支柱を複数立設し、この支柱の上端部若しくは上方側面に照明灯を取付けて路面を照射している。また、街路をカバ−している屋根を設けた、即ちア−ケ−ドの場合は天井に照明灯を直接取付けていた。街路においてイベント等が催される場合は、飾りつけ等は高所作業が必要であり、照明灯も低い位置に新たに取り付けたりしていた。また、音響装置としてのスピ−カ−は、遠距離まで放送若しくは音が伝達するように支柱や建物の高い位置に取付けられているので、イベント等に使用する場合は、他のスピ−カ−から流れる音との共振を防止するため、方向性の可能なスピ−カ−で対応していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の技術で述べた照明装置は、照明灯の取付け位置の多少の差異はあっても殆ど支柱の高い位置若しくは天井に取付けられているので、フィラメントが切れたり消耗して照明灯を交換するときは高所作業を行わなければならず交換作業に危険と労力を費やし、また、ア−ケ−ドにおいては一定の照明を保持するため高出力の照明灯を使用するので消費電力が嵩張り、イベント等が催される場合は、照明灯を新たに取付けたり、飾りつけ作業にコストがかかるという問題点を有していた。また、音響装置として方向性の可能なスピ−カ−で対応しているが、エコ−が生じ不快音となるという問題点があった。
【0004】そこで本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、照明灯の交換作業の時間の短縮化と安全を図ることができると共にア−ケ−ドの消費電力の削減を図り、イベント等の催物の照明及び飾りつけ等にも対応することが可能であり、音の共振を防止することができ、外観的にも美麗な昇降式照明装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、街路の道方向に沿って所定間隔に立設した複数の支柱において、支柱の下方部に降下止め部を設け、該降下止め部より前記支柱の上端に亘って高さ方向にガイドレ−ルを複数形成し、前記支柱と隣り合う支柱との間に設けて照明灯を取付けた照明用受梁の両端を、前記支柱と前記隣り合う支柱の各ガイドレ−ルに沿って昇降させる昇降手段を備えたことを特徴とする。本発明のうち請求項2記載の発明は、昇降手段を、照明用受梁の長手方向に沿ってカウンタ−シャフトを設け、該カウンタ−シャフトの一端に駆動装置とプ−リ−を、他端にプ−リ−を取付けると共に前記支柱と前記隣り合う支柱の上端より垂下させ前記カウンタ−シャフトの両端に取付けている前記プ−リ−との間を連結しているワイヤとしたことを特徴とする。本発明のうち請求項3記載の発明は、昇降手段を、前記支柱の上方と前記隣り合う支柱の上方との間にシャフトを設け、該シャフトの一端に駆動装置とプ−リ−を、他端にプ−リ−を取付けると共にこれら両プ−リ−に取付け懸廻させて垂下し先端を照明用受梁に取付けたワイヤとしたことを特徴とする。本発明のうち請求項4記載の発明は、街路の道方向に沿って所定間隔に立設した複数の支柱において、該支柱の下方部に降下止め部を設け、該降下止め部より前記支柱の上端に亘って高さ方向にストレ−トギヤを形成し、照明灯を取付けた照明用受梁を前記支柱と隣り合う支柱との間に設け、前記照明用受梁の長手方向に沿ってカウンタ−シャフトを備え、該カウンタ−シャフトの一端に駆動装置と歯車を、他端に歯車をを取付け、前記駆動装置の駆動によって平歯車を介してストレ−トギヤに沿って照明用受梁を昇降自在にしたことを特徴とする。本発明のうち請求項5記載の発明は、街路の道方向に沿って所定間隔に立設した複数の支柱において、該支柱の下方部に降下止め部を設け、該降下止め部より前記支柱の上端に亘って高さ方向にスクリュウボルトを形成し、該スクリュウボルトの上端には歯車を介して駆動装置を備え、照明灯を取付けた照明用受梁を前記支柱と隣り合う支柱との間に設け、前記照明用受梁の両端部には前記スクリュウボルトと噛み合うように螺子切を施して該スクリュウボルトを挿通させた支持杆を取付け、前記駆動装置の駆動によって前記スクリュウボルトを回転させることにより照明用受梁を昇降自在にしたことを特徴とする。本発明のうち請求項6記載の発明は、支柱上端面に天井を形成し、左右該天井に跨がって道方向に屋根を設けたことを特徴とする。本発明のうち請求項7記載の発明は、照明用受梁に音響装置を取付けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例を、図面に基づいて説明する。各図において、図1は街路の道方向に沿って立設した支柱と支柱との間に照明用受梁の取付け状態を示す正面図、図2は図1の拡大側面図、図3は照明用受梁の昇降手段を示す要部の説明図、図4は左右の照明用受梁にア−ム式テントを張設した状態を示す説明図、図5はア−ケ−ドの支柱と支柱との間に照明用受梁の取付け状態を示す正面図、図6は図5の側面断面図、図7は照明用受梁の昇降手段を示す要部の説明図、図8は照明用受梁の昇降手段を示す要部の説明図である。図1から図3において、街路の道方向の左右両側若しくは片側に沿って、支柱1を所定間隔をおいて複数立設し、支柱1の下方に降下止め部2を設け、この降下止め部2より支柱1の上端に亘って高さ方向にガイド板3を4本形成し、支柱1の先端に取付金具4を設けてワイヤ6の基端を取付け、先端を垂下させる。街路の道方向に沿って立設する支柱1と隣り合う支柱1との間に、照明灯8例えば電球を内装した照明用受梁7を設け、この照明用受梁7の両端近傍を屈曲させて両端にロ−ラ−5を取付け、各支柱1、1の内側のガイド板3とガイド板3との間にロ−ラ−5を嵌入している。照明用受梁7の長手方向に挿通したカウンタ−シャフト9の一端にプ−リ−10aと駆動装置11例えばモ−タ−を、他端にプ−リ−10bを取付けて、これらプ−リ−10a、10bに垂下しているワイヤ6の先端を取付ける。照明用受梁7の下面には音響装置12、例えばスピ−カ−を設けている。駆動装置11、例えばモ−タ−を駆動及び停止操作させるスイッチ13が支柱1に設けられている。次に実際の使用状態について説明する。通常は、照明用受梁7は、任意の高さ位置でワイヤ6によって吊り上げられ照明用受梁7のロ−ラ−5は、ガイド板3とガイド板3との間に嵌入し支柱1表面に接触した状態で安全に固定されている。ここで、照明用受梁7の照明灯8のフィラメントが切れたり消耗による交換或いはイベントの催しのためイベントに適した照明灯8に交換、若しくは飾りつけ等を行う場合は、支柱1に設けられているスイッチ13の操作により駆動装置11を駆動させるとワイヤ6は弛められ、照明用受梁7は自重によりガイド板3に沿ってロ−ラ−5を転動させながら降下止め部2まで下降して停止する。そこで、脚立等を利用して照明灯8の交換若しくは飾りつけ、必要に応じてスピ−カ−の交換等の作業を容易に行う。これら必要な作業が終了後、スイッチ13の操作により、再度、駆動装置11を駆動させると、プ−リ−10a、10bは回転すると共にワイヤ6は巻上げられ、同時にカウンタ−シャフト9と照明用受梁7はスム−ズに再度ガイド板3に沿って動揺することなく上昇し、任意位置で停止させる。
【0007】図4に示される実施の形態は、左右の照明用受梁7に跨がってア−ム式テント14を張設している。他の構成は図1から図3で説明した実施の形態と同様なので、その説明は省略する。
【0008】図5及び図6に示される実施の形態では、本発明昇降式照明装置をア−ケ−ドに使用した場合を説明する。なお、図1から図3で説明した実施の形態と同一作用をなす部分は同一符号で説明する。街路の道方向の左右両側に沿って、支柱1を所定間隔をおいて複数立設し、これら複数の支柱1の上端面には連続して天井15を設け、支柱1の近傍且つ天井15には貫通孔16を垂直に穿設し、天井15の長さ方向上面にシャフト17を配設し、該シャフト17の一端には貫通孔16と一致させたプ−リ−18と駆動装置11を、他端には貫通孔16と一致させたプ−リ−18を固着し、基端を該プ−リ−18に巻付けたワイヤ6は貫通孔16内を通って垂下させ、その先端は、支柱1と隣り合う支柱1との間に照明灯8、例えば電球、アッパ−ライト等を取付けた照明用受梁7に取付け吊り下げる。19は屋根、20はメンテナンス用点検足場である。次に実際の使用状態について説明する。通常は、照明用受梁7は、任意の高さ位置でワイヤ6によって吊り上げられ安全に固定されている。ここで、照明用受梁7を必要に応じて降下させる場合は、支柱1に設けられているスイッチ13の操作により駆動装置11を駆動させると、プ−リ−18の回転によってワイヤ6は弛められ、照明用受梁7は自重によりガイド板3に沿ってロ−ラ−5を転動させながら降下止め部2まで下降して停止する。必要な作業が終了後、スイッチ13の操作により、再度、駆動装置11を駆動させると、プ−リ−18は回転しワイヤ6は巻上げられ、照明用受梁7はスム−ズに再度ガイド板3に沿って動揺することなく上昇し、任意位置で停止させる。また、天井15の清掃を行うときは、メンテナンス用点検足場20に上がって昇降するものである。他の構成は前述の図1から図5で説明した実施の形態と同様なのでその説明は省略する。
【0009】図7で示される実施の形態では、支柱1の下方部に降下止め部2を設け、該降下止め部2より支柱1の上端に亘って高さ方向にストレ−トギヤ21を形成し、前記照明用受梁7の長手方向に沿ってカウンタ−シャフト22を備え、該カウンタ−シャフト22の一端に駆動装置11とはすば歯車23を、他端にはすば歯車23を取付け、駆動装置11の駆動によって平歯車24、24を介してストレ−トギヤ21に沿って、プ−リ−32の回転によって照明用受梁7は昇降する。
【0010】図8で示される実施の形態では、支柱1の上方部に軸止め25と下方部に降下止め部26を設け、軸止め25と降下止め部26によってスクリュウボルト27を軸支し、更に、スクリュウボルト27の上端にシャフト28を延設して先端に歯車29を取付け、駆動装置11の歯車30と噛み合わせている。照明灯8を取付けた照明用受梁7の両端部には前記スクリュウボルト27と噛み合うように螺子切を施してスクリュウボルト27を挿通させた支持杆31を取付け、駆動装置11の駆動によってスクリュウボルト27を回転させることにより支持杆31を介して照明用受梁7は昇降する。
【0011】
【発明の効果】スイッチの操作により照明灯を取付けた照明用受梁を昇降可能にしたので、低所において照明灯の交換作業を行うことができるため安全且つ作業性の向上化を図り得ることができ、少数の照明灯の交換作業も低コストでできる。天井の高さと関係なくして照明灯を取付けることが可能になったので、高出力の照明灯を必要とせず、消費電力の削減を図り得ることができる。照明用受梁にメンテナンス用点検足場を設けたので、天井の清掃及び雨漏り等の修理若しくは点検が高所足場なしで行うことができる。また、イベント等に対応した照明灯の交換や照明用受梁を利用して装飾も容易に行え、照明用受梁の高さを任意に調節することができるので、イメ−ジチェンジを短時間で容易に行うことができる。また、必要に応じて照明用受梁を下げてテントを張設することができるので、日除け雨避けを兼ね備えることができる。本発明のうち請求項3記載の発明は、照明用受梁に音響装置を取付けたので、任意の位置にスピ−カ−の取付けが可能となり、また、遠距離用スピ−カ−とスポット型指向性スピ−カ−を併用することができるため、音波の共振を防止することが出来るという効果がある。
【出願人】 【識別番号】597025080
【氏名又は名称】神村鉄工株式会社
【出願日】 平成13年3月11日(2001.3.11)
【代理人】 【識別番号】100050901
【弁理士】
【氏名又は名称】長尾 貞吉
【公開番号】 特開2002−270028(P2002−270028A)
【公開日】 平成14年9月20日(2002.9.20)
【出願番号】 特願2001−117508(P2001−117508)