| 【発明の名称】 |
光源装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】橋爪 享一
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| 【要約】 |
【課題】発光ダイオード等の点光源を用いても、均一な輝度分布で平面的に光を出射可能な光源装置を提供する。
【解決手段】面状導光板45の入射面46側には線束導光体44が配置されている。線束導光体44は、夫々複数ずつの第1および第2の光ファイバ51、52を、それらの各出射側端面が対向する面状導光板45の入射面46の長手方向に対して均一に配置した状態で樹脂からなる固定部材53で固めて角棒状としたものである。2つの発光ダイオード42、43は線束導光体44の両端面側に配置されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光を出射する光源と、光入射面と光出射面を備えた導光板と、前記光源からの出射光を前記導光板の光入射面に導く複数本の光ファイバとを有し、前記複数本の光ファイバの各光出射側端面を、前記導光板の光出射面からの出射光の輝度分布が均一となる配置で前記導光板の光入射面に対向配置したことを特徴とする光源装置。 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記光源を2個備え、該2個の光源のうち一方の光源に対応する複数の光ファイバの第1の出射側端面および他方の光源に対応する複数の光ファイバの第2の出射側端面は前記導光板の光入射面の長手方向に対して夫々均等に配置されていることを特徴とする光源装置。 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、前記第1の出射側端面および前記第2の出射側端面は共に層状に配置されていることを特徴とする光源装置。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記光ファイバの出射側端面近傍は前記導光板の光入射面に対して垂直となるように配置されていることを特徴とする光源装置。 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記導光板、前記光源および前記光ファイバは高反射性機能を備えた樹脂材料からなるケース内に収容されていることを特徴とする光源装置。 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする光源装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は光源装置に関し、特に、発光ダイオード等の点光源から出た光を平面的に均一に出射させる光源装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば液晶表示装置には、液晶表示パネル自体が自己発光能力を有していないため、液晶表示パネルの裏面側にバックライトとして光源装置を配置したものがある。図6は従来のこのような液晶表示装置の一例を示した断面図で、図7はその光源装置の平面図である。ただし、図6は図7のB−B線に沿う部分に相当する断面図である。この液晶表示装置では、液晶表示パネル1の裏面側に光源装置11が配置されている。液晶表示パネル1は、2枚のガラス基板2、3がほぼ方形枠状のシール材(図示せず)を介して貼り合わされ、その内部に液晶(図示せず)が封入され、ガラス基板2、3の各外面に偏光板4、5が貼り付けられたものからなっている。 【0003】光源装置11は、2つの発光ダイオード12、13から出た光を線状導光板14を介して面状導光板15から平面的に出射させるようになっている。このうち面状導光板15は、液晶表示パネル1の裏面側に配置されている。面状導光板15は、通常は長方形状であって、所定の一端面を入射面16とされ、一方の主表面を出射面17とされた構造となっている。面状導光板15の裏面および残りの3つの端面には反射シート18が貼り付けられている。面状導光板15の出射面17にはプリズムシートからなる拡散シート19が貼り付けられている。 【0004】線状導光板14は、面状導光板15の入射面16側に配置されている。本例の線状導光板14は、角棒状であって、両端面を入射面21、22とされ、面状導光板15の入射面16に沿う面をプリズム形状の出射面23とされた構造となっている。線状導光板14の表面、出射面23とは反対側の側面および裏面にはリフレクタ24が貼り付けられている。2つの発光ダイオード12、13は、線状導光板14の各入射面21、22に対面配置されている。 【0005】そして、2つの発光ダイオード12、13から出た光は、線状導光板14の各入射面21、22に入射され、線状導光板14の出射面23から出射される。この場合、線状導光板14の出射面23はプリズム形状となっているので、図7において矢印で示すように、当該出射面23から光が面状導光板15の入射面16に対し線状光束化されてほぼ垂直な方向に出射される。この出射光は、面状導光板15の入射面16に入射され、面状導光板15の出射面17から出射される。この出射光は、拡散シート19で拡散され、液晶表示パネル1の裏面に入射される。これにより、液晶表示パネル1の表示駆動に応じた画像光が液晶表示パネル1の表面から出射される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の光源装置11では、発光ダイオード12、13から出た光を角棒状の線状導光板14に入射させているが、点光源である発光ダイオード12、13から出た光が角棒状の線状導光板14内を進行するにつれその光量が低下するため、2つの発光ダイオード12、13を用いても、線状導光板14の出射面23から光を均一に出射させることは困難である。しかも、発光ダイオード12、13自体に輝度のバラツキがあるため、線状導光板14の出射面23から出射される光に輝度ムラが生じ、このため面状導光板15の出射面16から出射される光にも輝度ムラが生じ、ひいては液晶表示パネル1に表示ムラが発生してしまう。この発明の課題は、発光ダイオード等の点光源を用いても、均一な輝度分布で平面的に光を出射可能な光源装置を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の光源装置は、請求項1に記載のように、光を出射させる光源と、光入射面と光出射面を備えた導光板と、前記光源からの出射光を前記導光板の光入射面に導く複数本の光ファイバとを有し、前記複数本の光ファイバの各光出射側端面を、前記導光板の光出射面からの出射光の輝度分布が均一となる配置で前記導光板の光入射面に対向配置したことを特徴とするものである。本発明の光源装置においては、請求項2に記載のように、前記光源を2個備え、該2個の光源のうち一方の光源に対応する複数の光ファイバの第1の出射側端面および他方の光源に対応する複数の光ファイバの第2の出射側端面は前記導光板の光入射面の長手方向に対して夫々均等に配置されるように構成することが好ましい。そして、その場合、請求項3に記載のように、前記第1の出射側端面および前記第2の出射側端面は共に層状に配置されていることが好ましい。また、本発明の光源装置では、請求項4に記載のように、前記光ファイバがその出射側端面近傍が前記導光板の光入射面に対して垂直となるように配置されていることが好ましい。更に、請求項5に記載のように、前記導光板、前記光源および前記光ファイバは高反射性機能を備えた樹脂材料からなるケース内に収容されていることが好ましい。加えて、請求項6記載のように、前記光源は発光ダイオードであることが好ましい。そして、請求項1に記載の本発明の光源装置によれば、光源から出た光を導光板の光入射面に導く光ファイバの光出射側端面を、導光板の光出射面から輝度分布が均一な光が出射される配置で導光板の光入射面に対向配置したので、発光ダイオード等の点光源を用いても、出射面の全域に亘り均一な輝度分布で光を出射させることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1実施形態としての液晶表示装置を示す断面図で、図2はその光源装置の平面図である。ただし、図1は図2のA−A線に沿う部分に相当する断面図である。この液晶表示装置では、液晶表示パネル31の裏面側に光源装置41が配置されている。液晶表示パネル31は、2枚のガラス基板32、33がほぼ方形枠状のシール材(図示せず)を介して貼り合わされ、その内部に液晶(図示せず)が封入され、ガラス基板32、33の各外面に偏光板34、35が貼り付けられたものからなっている。 【0009】光源装置41は、2つの発光ダイオード42、43から出射された光を複数の細い線状導光体を束ねた線束導光体44で面状導光板45の入射側端面に導き、面状導光板45で面状光束化するようになっている。このうち面状導光板45は、液晶表示パネル31の裏面側に配置されている。面状導光板45は、長方形状であって、所定の一端面を入射面46とされ、一方の主表面を出射面47とされた構造となっている。面状導光板45の裏面および残りの3つの端面には反射シート48が貼り付けられている。面状導光板45の出射面47にはプリズムシートからなる拡散シート49が貼り付けられている。 【0010】線束導光体44は、面状導光板45の入射面46側に配置されている。線束導光体44は、各発光ダイオード42、43に夫々対応させた複数ずつの第1および第2の光ファイバ51、52を樹脂からなる固定部材53で束ねると共に固めて角棒状としたものである。第1の光ファイバ51の各入射側端面は固定部材53の一端面にマトリクス状あるいはハニカム状に配置されている。第2の光ファイバ52の各入射側端面は固定部材53の他端面にマトリクス状あるいはハニカム状に配置されている。第1および第2の光ファイバ51、52の各出射側端面は、線束導光体44の面状導光板45の入射面46と対向させる出射面54のほぼ全域に均等に配置されている。2つの発光ダイオード42、43は、線束導光体44の一端面側および他端面側に夫々配置されている。 【0011】ここで、第1および第2の光ファイバ51、52の各出射側端面の配置についてさらに説明する。第1の例として、図3(a)に示すように、図2で右側の発光ダイオード42に対応する第1の光ファイバ51の各出射側端面(符号Rで示す)を線束導光体44の出射面54の図中上半分の領域に左右方向に均等に且つ層状に配置し、第2の光ファイバ52の各出射側端面(符号Lで示す)を出射面54の図中下半分に左右方向に均等に且つ層状に配置する。第2の例として、図3(b)に示すように、第1の光ファイバ51の各出射側端面(符号Rで示す)を出射面54の図中左右方向に均等であるが上下方向にはランダムに配置し、第2の光ファイバ52の各出射側端面(符号Lで示す)を出射面54の左右方向に均等であるが上下方向にはランダムに配置する。要は、第1および第2の光ファイバ51、52の各出射側端面R、Lを、2つの発光ダイオード42、43から出た光が線束導光体44の出射面54の少なくとも長手方向に対してそのほぼ全域に均一に導かれるように配置すればよい。したがって、上述した2例の配置構成に限らず、各各出射側端面R、Lを1層づつ交互に積層する構成としてもよい。 【0012】そして、第1および第2の光ファイバ51、52の各出射側端面近傍つまり各出射側端面の根元部分が、固定部材53により線束導光体44の出射面54(つまり面状導光板45の入射面46)に対して垂直に保持されている。これにより、図2において矢印で示すように、当該出射側端面から光が面状導光板45の入射面46に対してほぼ垂直な方向に出射される。 【0013】2つの発光ダイオード42、43から出た光は、第1および第2の光ファイバ51、52の各入射側端面に夫々入射され、各光ファイバ51、52内を伝播して第1および第2の光ファイバ51、52の各出射側端面から面状導光板45の入射面46に対してほぼ垂直方向に出射される。この出射光は、面状導光板45の入射面46に効率よく入射され、面状導光板45の出射面46から出射される。この出射光は、拡散シート49で拡散され、液晶表示パネル31の裏面に入射される。これにより、液晶表示パネル31の表示駆動に応じた画像光が液晶表示パネル31の表面から出射される。 【0014】この場合、本発明に係る上記光源装置によれば、2つの発光ダイオード42、43から出た光を夫々複数ずつの第1および第2の光ファイバ51、52によって線束導光体44の出射面54のほぼ全域に亘り均一に混合して導き、この出射面54から対向する面状導光板45の入射面46全域に向けて出射させるので、点光源で輝度が異なる発光ダイオード42、43を用いても、光の輝度分布が面状導光板45の出射面46全域に亘って均一な出射光を得ることができ、これを光源として用いる液晶表示パネル31の表示品質を輝度ムラのない高品質に向上させることができる。 【0015】なお、上記実施形態では、線束導光体44の両端面側に発光ダイオード42、43を配置した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示すこの発明の第2実施形態のように、線束導光体44の一端面側のみに発光ダイオード42を配置するようにしてもよい。このようにしても、1つの発光ダイオード42から出た光を複数の光ファイバ51によって線束導光体44の出射面54に導き、面状導光板45の入射面46の長手方向ほぼ全域に均一に入射させることができる。 【0016】また、線束導光体44の少なくとも一方の端面側に発光ダイオードを複数配置するようにしてもよい。さらに、線束導光体44の一方の端面側に発光ダイオードを奇数配置し、他方の端面側に発光ダイオード偶数配置するようにしてもよい。即ち、本発明の光源装置では、線束導光体44の端面側に配置する点光源の種類や個数が限定されるものではなく、線束導光体44の出射面から均一な輝度分布で光が出射されるように光ファイバによって光を導けばよい。加えて、発光ダイオードを複数用いる場合、その発光色が異なるものを用いるようにしてもよい。この場合、発光ダイオード自体に色相のバラツキがあっても、面状導光体から出射される光の色相分布を均一にすることができる。 【0017】次に、図5はこの発明の第3実施形態としての光源装置の平面図を示したものである。この光源装置は、図2に示される第1実施形態としての光源装置41を樹脂ケース61に収納した形態をなしている。即ち、ポリカーボネイト樹脂やABS樹脂中に酸化インジウム等の白色顔料を混ぜた材料を用いて成形した高光反射性機能を備えた樹脂ケース61の表面の所定の箇所に設けられた第1の収容凹部62内に2つの発光ダイオード42、43および線束導光体44が収容され、他の所定の箇所に設けられた第2の収容凹部63内に面状導光板45が収容されている。 【0018】この場合、発光ダイオード42、43や線束導光体44および面状導光板45等の各部材は、夫々が収容される凹部形状を収容される各部材の外部形状に対応した形状とし樹脂自体の弾性を利用して嵌合装着できる構成となっている。嵌合装着では固定が不十分な場合は、固定用の爪部を所要箇所にケースと一体に樹脂成形する。これにより、光源装置の略全ての部材をケース61にその凹部開口方向(図5では紙面垂直方向)の一定方向から組み込むことができ、光源装置の組立て作業効率が大幅に向上する。また、ケース61自体に反射機能を持たせているので、図1および図2に示す反射シート48は不要となるために設けられておらず、部品点数が少なくなる。 【0019】このようにして、従来は発光ダイオード等の点光源や各種導光部材をケースに取り付けるのに両面テープ等の装着部材で貼着していたため、組立て作業性が極めて悪く、且つ反射シートや装着部材等が含まれるために部品点数が多くなり、コストアップの要因となっていたが、本第3実施形態によれば、上述したような構成とすることにより、組立て作業性が大幅に向上すると共に部品点数も少なくなり、光源装置のコストダウンを促進することが可能となる。 【0020】なお、本発明は、上述した実施形態例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可能であることは勿論である。例えば、光ファイバを固定部材で固めて線束導光体とせずにそのまま配置するようにしてもよい。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、光源から出た光を導光板の光入射面に導く光ファイバの光出射側端面を、導光板の光出射面から輝度分布が均一な光が出射される配置で導光板の光入射面に対向配置したので、発光ダイオード等の点光源を用いても、出射面の全域に亘り均一な輝度分布で光を出射させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月20日(2001.2.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073221 【弁理士】 【氏名又は名称】花輪 義男
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| 【公開番号】 |
特開2002−245831(P2002−245831A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月30日(2002.8.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−43335(P2001−43335) |
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