| 【発明の名称】 |
平面照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 翼
【氏名】野地 利仁
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| 【要約】 |
【課題】導光板の大きさよりも大きなサイズの見栄えの良い平面光を得る。
【解決手段】平面照明装置1は、導光板2、光源3、ケース4およびシート状部材5を備える。導光板2は、少なくとも1つの側面が光源3からの光線を取り込む入射面部9とされ、光線が出射される出射面(表面部8)を有する。シート状部材5は、導光板2の出射面上に設けられ、出射面側に出射光を拡散または集光する。ケース4は、導光板2と光源3およびシート状部材5を収納する凹部13を有している。導光板2の入射面部9を除く側面10,11と対応したケース4の凹部13の壁面は、凹部13の底面13aから開口に向かって拡開した傾斜壁面15とされている。導光板2の側面10,11からの漏れ光線を積極的に利用し、導光板2の側面10,11からの漏れ光線をケース4の傾斜壁面15で反射し、漏れ光線の約84%余りを導光板2とケース4間の空間から上方に出射させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光源と、少なくとも1つの側面が前記光源からの光線を取り込む入射面部とされ、表面部または/および裏面部から前記光線が出射される導光板と、前記導光板上に設けられ、前記導光板からの出射光を拡散または集光するシート状部材と、前記光源と前記導光板および前記シート状部材を収納する凹部を有し、前記導光板の前記入射面部を除く側面と対向する前記凹部の壁面が、該凹部の底面から開口に向かって拡開した傾斜壁面とされたケースとを具備することを特徴とする平面照明装置。 【請求項2】 前記凹部の傾斜壁面は、前記凹部の底面と開口とを成す角度が0°より大きく45°以下に拡開していることを特徴とする請求項1記載の平面照明装置。 【請求項3】 前記導光板は、前記表面部または/および前記裏面部と前記側面とが接続する端が曲率の有る面で形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の平面照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、小型の液晶表示装置等に用いる平面照明装置に関するものであり、小さい導光板で大きな平面照明画面を提供し、軽量化、経済性および作業性に富む平面照明装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の小型の平面照明装置は、必要とする画面の大きさと導光板の大きさとが等しい。また、平面照明装置のサイズも光源部品と導光板とを加えた程度であり、両面サイズと導光板サイズとが比例関係にある。 【0003】また、従来の小型の平面照明装置は、一般的に導光板の1側面側近傍に半導体発光素子等の点光源が設けられる。そして、導光板の他の3側面に反射効率の良い反射テープが貼り付けられ、導光板の裏面部下方に反射効率の良い反射シートが設けられる。これにより、光源から導光板内に導いた光を側面や裏面部から漏れない様に導光板内に閉じ込め、表面部のみを開放して光を出射し、導光板の表面部と大きさに等しい画面を得ている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の小型の平面照明装置は、必要とする画面の大きさと導光板の大きさとが等しい。また、平面照明装置のサイズも光源部品と導光板とを加えた程度であり、両面サイズと導光板サイズとが比例関係にある。このため、画面のサイズを大きくしようとする場合、導光板のサイズを大きくしなければならない。従って、大きいサイズでの軽量化および平面照明装置を用いた液晶表示装置としての小型化ができないという課題がある。 【0005】また、従来の小型の平面照明装置は、一般的に導光板の1側面側近傍に半導体発光素子等の点光源が設けられる。そして、導光板の他の3側面に反射効率の良い反射テープが貼り付けられ、導光板の裏面部下方に反射効率の良い反射シートが設けられる。これにより、光源から導光板内に導いた光を側面や裏面部から漏れない様に導光板内に閉じ込め、表面部のみを開放して光を出射し、導光板の表面部と大きさに等しい画面を得ている。このため、導光板の大きさ以上の画面を得ることができなかった。しかも、反射テープや反射シートを用いるため、材料等に対する経済性およびこれら材料等の取り付けに対する作業性等に課題がある。 【0006】この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的は、斑のない均一な輝度分布の平面光を導光板よりも大きいサイズで得ることができる平面照明装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため請求項1に係る平面照明装置は、光源と、少なくとも1つの側面が光源からの光線を取り込む入射面部とされ、表面部または/および裏面部から光線が出射される導光板と、導光板上に設けられ、導光板からの出射光を拡散または集光するシート状部材と、光源と導光板およびシート状部材を収納する凹部を有し、導光板の入射面部を除く側面と対向する凹部の壁面が、凹部の底面から開口に向かって拡開した傾斜壁面とされたケースとを具備することを特徴とする。 【0008】請求項1に係る平面照明装置は、光源と、少なくとも1つの側面が光源からの光線を取り込む入射面部とされ、表面部または/および裏面部から光線が出射される導光板と、導光板上に設けられ、導光板からの出射光を拡散または集光するシート状部材と、光源と導光板およびシート状部材を収納する凹部を有し、導光板の入射面部を除く側面と対向する凹部の壁面が、凹部の底面から開口に向かって拡開した傾斜壁面とされたケースとを具備するので、導光板内に存在する光線のうち、入射面部を除く側面から漏れた光線がケースの凹部の傾斜壁面で反射される。そして、この反射光は、導光板の入射面部を除く外周の略表面部方向に出射される。これにより、実際の導光板の大きさよりも大きな出射光を得ることができる。 【0009】また、請求項2に係る平面照明装置は、凹部の傾斜壁面が、凹部の底面と開口とを成す角度が0°より大きく45°以下に拡開していることを特徴とする。 【0010】請求項2に係る平面照明装置は、凹部の傾斜壁面が、凹部の底面と開口とを成す角度が0°より大きく45°以下に拡開しているので、導光板内に存在する光線のうち、入射面部を除く側面から漏れた光線の中で最もエネルギの強い光線がケースの凹部の傾斜壁面により垂直方向に反射される。そして、この反射光は、導光板の入射面部を除く外周の表面部方向に明るい光線として出射される。これにより、実際の導光板の大きさよりも大きな出射光を得ることができる。 【0011】さらに、請求項3に係る平面照明装置は、導光板の表面部または/および裏面部と側面とが接続する端が曲率の有る面で形成されることを特徴とする。 【0012】請求項3に係る平面照明装置は、導光板の表面部または/および裏面部と側面とが接続する端が曲率の有る面で形成されるので、導光板の側面の境界面部で導光板の表面部や裏面部と側面とが交わる縁が鋭い場合、縁に対応した位置に発生する輝線を抑えることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、本発明に係る平面照明装置は、ケース凹部の底面の開口面積を導光板の出射面(表面部)の大きさよりも大きいサイズとし、導光板の入射面部を除く側面と対向するケース凹部の壁面を凹部の底面から開口に向かって拡開した傾斜壁面としている。そして、導光板の側面からの漏れ光線を積極的に利用し、導光板の側面からの漏れ光線をケース凹部の傾斜壁面で反射させ、漏れ光線の約84%余りを導光板とケース凹部の空間から上方に出射させている。また、導光板の上面からケース凹部に略ケースサイズのシート状部材(拡散シートやプリズムシート等)を設けている。これにより、導光板からの出射光と、ケース凹部の空間からの出射光とが視覚的に認識できないようにしている。その結果、平面照明装置全体として斑のない均一な輝度分布による見栄えの良い平面光を得ている。 【0014】図1は本発明に係る平面照明装置の略斜視構成図、図2および図3は同平面照明装置の光線軌跡図である。 【0015】図1に示すように、平面照明装置1は、導光板2、光源3、ケース4およびシート状部材5を備えて構成される。 【0016】導光板2は、屈折率が1.4〜1.7程度からなるアクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリオレフィンやスチレンとアクリロニトリルとの共重合体、スチレンとブタジエンとの共重合体、スチレンとメチルメタクルレートとの共重合体等の透明な樹脂からなる。 【0017】導光板2は、光源3からの光を出射する表面部7と、この表面部7の反対に位置する裏面部8と、これら表面部7および裏面部8と直角に交じり合う側面とから成る。側面は、光源3からの光線を導光板2に導く入射面部9と、入射面部9の反対に位置する反入射面部10と、これら入射面部9および反入射面部10に続く側面11とから成る。 【0018】また、図示しないが、導光板2の表面部7または/および裏面部8には、凸状や凹状や溝等の加工が施されている。これにより、光源3から導光板2内に導いた光を凸状や凹状や溝等で反射や屈折等を行い、光を表面部7に出射させている。なお、導光板2の裏面部8にシボ加工(梨地加工)等を施す場合もある。これにより、裏面部8で光を散乱させて表面部7に出射させることができる。 【0019】さらに、導光板2において、光源3から光線を導く1側面の入射面部9、この入射面部9の反対側に位置する1側面の反入射面部10、入射面部9および反入射面部10に続く2つの側面11等は、表面部7や裏面部8と異なって鏡面形状をしている。 【0020】また、導光板2には、光源3側の1側面の光源3に対向した鏡面状の入射面部9から取り入れた光が屈折率nに応じた屈折角αで入射される。この入射光は、は、入射面部9の法線と成る屈折角αが0≦|α|≦sin-1(1/n)を満たす範囲で導光板2内を進行する。 【0021】ここで、導光板2の屈折率nがn=1.49の場合、屈折角αは約42°となる。従って、導光板2に入射した光は、この範囲で導光板2内を進行するとともに、導光板2と空気層の屈折率(n=1)との境界面で全反射を生じ、この臨界角も約β=42°となる。 【0022】また、導光板2の表面部7または/および裏面部8の端部、すなわち各反入射面部10および側面11と、表面部7および裏面部8とが接続する端の線状部分には、所定の曲率を有する面取り12が施されている。これにより、面取り12の部分に達した光線が全て導光板2の外部に出射したり、一度外部に出射した光線がケース4の後述する傾斜側面部14の傾斜壁面15で反射する。そして、再度導光板2に入射する時、側面11(反入射面部10)に対する入射角が90°の場合、大部分の光線が導光板2の内部に屈折角α=0〜±42°の範囲で入射する。 【0023】また、一部の光線が側面11(反入射面部10)と表面部7や裏面部8との交差する端に導かれた時、導光板2の側面11(反入射面部10)の境界面部で導光板2の表面部7や裏面部8と側面11(反入射面部10)とが交わる縁が鋭いと、この縁に対応した位置に輝線が発生する。しかし、本例では、前記端が面取り12を形成し、鋭いエッジ状になっていないため、輝線の発生を抑えて見やすく均一な光を得ることができる。 【0024】光源3は、例えば青、緑、赤等の単色や白色のLED、レーザ等の半導体発光素子からなる。この光源3は、ケース4の端に実装され、導光板2の入射面部9に光を出射する。また、光源3は、単波長発光の単体のLED、異波長発光を混合したLED、レーザ等の半導体発光素子を、単数あるいは複数個列べても良い。さらに、光源3の形状としては、平面やレンズ付きのものであっても良く、導光板2とは空隙を持たせたり、接触させても良い。 【0025】ケース4は、変成ポリアミド、ポリブチレンテレフタレートや芳香族系ポリエステル等からなる液晶ポリマなどの絶縁性の有る熱可塑性樹脂材料に、チタン酸バリウム等の白色粉体を混入させてモールド成形される。また、ケース4は、導光板2が載置される内側にアルミニウム等の金属蒸着を施したり、金属箔を積層してもよい。さらに、ケース7は、金属蒸着や金属箔を積層した内側にアルムニウム等の金属蒸着を施したり、金属箔を積層したフィルム形状物やシート状金属を貼っても良い。これにより、光の反射性を良くするとともに、遮光性を得ている。 【0026】ケース4には、導光板2と光源3およびシート状部材5が収納されるように開口した凹部13が設けられている。この凹部13の平坦な底面13aは、導光板2の表面積と略同等の面積を有している。また、凹部13の周壁面には、底面13aの輪郭部分から開口に向かって拡開した傾斜壁面15を備えた傾斜側面部14が導光板2を囲む様に形成されている。これにより、ケース4は、凹部13の開口から見たときに、導光板2の表面部7よりも大きな空間表面積を持っている。 【0027】なお、凹部13は、底面13aに導光板2を載置し、壁面と入射面部9との間の空間部分に導光板2の入射面部9と対向して光源3を実装できるスペースを有していればよい。従って、導光板2の入射面部9と対向する凹部13の壁面は、特に傾斜壁面15としなくてもよい。 【0028】また、ケース4の傾斜壁面15は、導光板2の裏面部8の輪郭位置から裏面部8の仮想延線(図2の一点鎖線で示すL−L線)と成す角度が45°程度とされている。すなわち、ケース4の傾斜壁面15は、凹部13の底面13aから開口に向かって傾斜しており、底面13aとなす傾斜角度が45°程度となっている。これにより、導光板2の側面11(反入射面部10)からの出射光は、導光板2の側面11(反入射面部10)と傾斜壁面15との空間の上方に反射偏向される。 【0029】さらに、ケース4は、傾斜側面部14の傾斜壁面15側の上部部分に、導光板2の表面部7の高さ位置から上部を帯状に欠切したシート受部16を備えている。このシート受部16には、導光板2の表面部7の上部に乗せる拡散シートやプリズムシートからなるシート状部材5が位置固定され、シート状部材5の輪郭周辺を収納する。 【0030】以上のように構成される平面照明装置は、図3に示すように、熱可塑性合成樹脂等の外筐フレームやガラスエポキシ樹脂等の基板からなる基材21上に実装され、この基材21上でケース4の傾斜側面部14の下部に空間部分Sを有している。これにより、本発明の平面照明装置を液晶表示装置等に実装する場合、ケース4の空間部分Sに電子部品を収納する実装スペースとして有効利用することができる。その結果、平面照明装置を用いた液晶表示装置等の小型化が図れる。 【0031】ここで、導光板2とケース4との光線の軌跡について説明する。入射面部9から入射した光線は、0〜±42°以内の光が導光板2内に存在する。表面部7方向に進んだ0〜+42°光線は、表面部7で全反射して裏面部8方向に進む。そして、再度裏面部8で全反射を行いながら入射面部9から離れるように側面11(反入射面部10)方向に進む。そして、これらの光線の中のうち、例えば表面部7で全反射した光線が側面11(反入射面部10)に達する中で、図2に示すように表面部7で全反射した42°の光線L0が側面11(反入射面部10)から出射すると、85.6°の屈折を行って傾斜側面部14の傾斜壁面15により反射する。そして、この反射光が再度側面11(反入射面部10)から導光板2内に入射し、表面部7から出射される。 【0032】このように、導光板2内にある0〜±42°範囲の光の内、側面11(反入射面部10)への入射角αが略28.22°の光線は、導光板2外部の空気層で屈折されて略45°の出射角βとなる。そして、傾斜側面部14の傾斜壁面15を導光板2の裏面部8の輪郭位置から裏面部8の仮想延線と成す角度γを45°すると、光源3と傾斜壁面15とが直角に交差し、光線は再び導光板2内に戻される。このように、側面11(反入射面部10)に対しての入射角αが略42°〜28.33°までの光線は、再び導光板2に戻される。これに対し、略28.22°以下の光線および裏面部8からの全反射された全光線は、側面11(反入射面部10)から出射する。さらに、略28.33°以下の光線は、傾斜側面部14の傾斜壁面15で反射されて上方向に進む。図3に示すように、特に、側面11(反入射面部10)に対し直角に進む光線L1は、屈折せずに45°の傾きを持つ傾斜壁面15で45°に反射される。そして、この反射された光線L11は、垂直方向(表面部7と平行な仮想面に対して直角)に進む。 【0033】また、例えば導光板2内にある20°程度の光線の場合でも、表面部7や裏面部8で全反射を繰り返し、表面部7で全反射して裏面部8方向に進む。そして、側面11(反入射面部10)に向かった光線L2は、側面11(反入射面部10)に対し入射角α1が20°程度の時、空気層で屈折角β1=30.638程度に屈折する。この屈折した光線L22は、45°の傾きを持つ傾斜壁面15で反射し、この反射した光線L23はやや導光板2寄りの上方に出射する。 【0034】同様に、裏面部8で全反射して表面部7方向に進み、側面11(反入射面部10)に向かった光線L3は、側面11(反入射面部10)に対し入射角α1が20°程度の時、空気層で屈折角β1=30.638程度に屈折する。この屈折した光線L32は、45°の傾きを持つ傾斜壁面15で反射し、この反射した光線L33はやや導光板2の外向きの上方に出射する。 【0035】よって、導光板2内にある光線のうち、略28.33°以上の光線で側面11(反入射面部10)から下方に進む光線以外の全ての光線は上方に出射する。この上方に出射した光線の光量は、側面11(反入射面部10)から出射する光量の約84%に当たる。このため、導光板2の表面部7からの出射光と、側面11(反入射面部10)からの漏れ光線を利用した出射光とはあまり大差が無く、導光板2の表面部7の上方に出射される。そして、導光板2の表面部7および傾斜壁面15を覆うように拡散シートやプリズムシート等のシート状部材5を備えることにより、輝度の斑の発生が無く、見栄もよい出射光を得ることができる。 【0036】このように、入射面部9を除く側面11(反入射面部10)に対応したケース4の凹部13の壁面は、導光板2の裏面部8の輪郭位置から裏面部8の仮想延線と成す角度が0°より大きく45°以下で凹部13の開口に向かって外側に広げた傾斜壁面15としたので、導光板2内に存在する光線のうち入射面部9を除く側面11(反入射面部10)から漏れた光線の中で最もエネルギが強い光線が傾斜側面部14の傾斜壁面15により垂直方向に反射される。そして、この反射光は、導光板2の入射面部9を除く外周の表面部8方向に明るい光線として出射されるので、実際の導光板2の大きさよりも大きな出射光を得ることができる。 【0037】シート状部材5は、例えば拡散シートやプリズムシートからなり、導光板2の表面部7の上部に設けられる。シート状部材5として拡散シートを用いれば、導光板2の表面部7からの出射光や導光板2とケース4の傾斜側面部13の壁面15との空間からの出射光等を拡散することができる。また、シート状部材5としてプリズムシートを用いれば、導光板2の表面部7からの出射光や導光板2とケース4の傾斜側面部14の傾斜壁面15との空間からの出射光等を集光することができる。これにより、本発明の平面照明装置の出射表面からの輝度分布等を調整して、斑のない均一な出射光を得ることができる。 【0038】また、ケース4自体を光の反射性を良くする白色粉体を混入させて成形するが、より反射性を良くし、導光板2の裏面部8から漏れた光線を再び導光板2に戻すために、ここでは図示しないが、導光板2とケース4との間に反射体を設けても良い。この反射体は、熱可塑性樹脂のシートにアルミニウム等の金属錠宅を施したり金属箔を積層した物や、シート状金属およびこれらのフィルム形状にしたものからなる。この反射体は、光源3からの光が導光板2からの漏れ光や裏面部8から出射した光を反射または乱反射し、再度導光板2に入射させるようにする。 【0039】このように、本発明の平面照明装置では、導光板よりも大きく開口した凹部がケースに設けられ、この凹部の導光板の入射端面を除く側面と対向する壁面を傾斜壁面とし、導光板の側面からの漏れ光線を傾斜壁面によって凹部の開口方向に出射させている。また、導光板の表面部および傾斜壁面を覆うように拡散シートやプリズムシートからなるシート状部材が載置される。これにより、導光板の側面からの漏れ光線の約84%余りを導光板とケース間の空間から上方に出射させて、導光板の大きさよりも大きなサイズの平面光を出射する平面照明装置を得ることができる。 【0040】 【発明の効果】以上のように、請求項1に係る平面照明装置は、光源と、少なくとも1つの側面が光源からの光線を取り込む入射面部とされ、表面部または/および裏面部から光線が出射される導光板と、導光板上に設けられ、導光板からの出射光を拡散または集光するシート状部材と、光源と導光板およびシート状部材を収納する凹部を有し、導光板の入射面部を除く側面と対向する凹部の壁面が、凹部の底面から開口に向かって拡開した傾斜壁面とされたケースとを具備するので、導光板内に存在する光線のうち、入射面部を除く側面から漏れた光線がケースの凹部の傾斜壁面で反射される。そして、この反射光は、導光板の入射面部を除く外周の略表面部方向に出射される。これにより、実際の導光板の大きさよりも大きな出射光を得ることができる。また、拡散シートやプリズムシート等のシート状部材を兼用することにより、斑のない軽量で大きな平面照明装置を得ることができる。 【0041】また、請求項2に係る平面照明装置は、凹部の底面と開口とを成す角度が0°より大きく45°以下に拡開しているので、導光板内に存在する光線のうち、入射面部を除く側面から漏れた光線の中で最もエネルギの強い光線がケースの凹部の傾斜壁面で垂直方向に反射される。そして、この反射光は、導光板の入射面部を除く外周の表面部方向に明るい光線として出射される。これにより、実際の導光板の大きさよりも大きな出射光を得ることができる。また、拡散シートやプリズムシート等のシート状部材を兼用することにより、斑のない軽量で大きな平面照明装置を得ることができる。しかも、平面照明装置を基板等に実装した時、傾斜壁面の下方の空間部分を電子部品の実装スペースとして有効利用でき、この平面照明装置を用いた液晶表示装置等の小型化を図ることができる。 【0042】さらに、請求項3に係る平面照明装置は、導光板の表面部または/および裏面部と側面とが接続する端が曲率の有る面で形成されるので、導光板の側面の境界面部で導光板の表面部や裏面部と側面とが交わる縁が鋭い場合、縁に対応した位置に発生する輝線を抑えることができる。これにより、見やすく均一な光が得られる平面照明装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391013955 【氏名又は名称】日本ライツ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月21日(2001.2.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067323 【弁理士】 【氏名又は名称】西村 教光 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−245828(P2002−245828A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月30日(2002.8.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−45233(P2001−45233) |
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