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【発明の名称】 照明器具
【発明者】 【氏名】岡田 敏純

【要約】 【課題】ランプ支持バネをはじくような金属音の発生を軽減させることができる照明器具を提供することにある。

【解決手段】ランプ(5)が収められる器具本体(1)があって、この器具本体(1)に取り付けられた樹脂製の絶縁板(2)、この絶縁板(2)に取り付けられる点灯回路(6)、この点灯回路(6)と繋げられるソケット台部(9)とこのソケット台部(9)の上に形成されるソケット(4)、同点灯回路(6)を覆い隠す本体カバー(7)、および、この本体カバー(7)に上記ランプ(5)を支持するランプ支持バネ(8)を設けた照明器具において、上記ソケット台部(9)を上記器具本体(1)に固定していない状態に保持している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプが収められる器具本体があって、この器具本体に取り付けられた樹脂製の絶縁板、この絶縁板に取り付けられる点灯回路、この点灯回路と繋げられるソケット台部とこのソケット台部の上に形成されるソケット、同点灯回路を覆い隠す本体カバー、および、この本体カバーに上記ランプを支持するランプ支持バネを設けた照明器具において、上記ソケット台部を上記器具本体に固定していない状態に保持していることを特徴とする照明器具。
【請求項2】 上記ソケット台部が、上記絶縁板に取り付け固定されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 上記絶縁板が、上記器具本体にネジあるいは熱溶着にて取り付け固定されているものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具に関し、具体的には、ランプを支持するランプ支持バネをはじくような金属音の発生を軽減させるのに有用な照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の照明器具としては、例えば、図3および図4に示すごとき構成をとっていたものであった。具体的に、この照明器具の構成としては、器具本体(1)に絶縁板(2)をネジまたは熱溶着などにより固定し、また、ソケット台(3)としては器具本体(1)に予め取り付け固定しておき、ソケット台(3)にソケット(4)をネジにて固定していたものである。
【0003】そして、器具本体(1)に取り付けた絶縁板(2)上にランプ(5)を点灯させる点灯回路(6)を設けて、この点灯回路(6)としてはリード線などを設置して本体カバー(7)で覆い、同本体カバー(7)には、上記ランプ(5)を支持するランプ支持バネ(8)などを取り付けて同ランプ(5)を支持していたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような照明器具においては、ランプ(5)の点灯および消灯時において、器具本体(1)内の温度が上昇および低下することにより、ランプ(5)自体が膨張および収縮をするものであり、そのランプ(5)自体の膨張および収縮が、ランプ支持バネ(8)に与える影響、いわゆる、ストレスにより不快音を発生させていると考えられていた。
【0005】すなわち、図5ないし図7に示すごとく、ソケット(4)をソケット台(3)に取り付けたものを器具本体(1)に固定してしまっているために、ランプ(5)の膨張および収縮によるストレスをランプ支持バネ(8)が受けることとなり、ランプ(5)とランプ支持バネ(8)の接触部分における擦れにより、結果として、ランプ支持バネ(8)をはじくような金属音を発生させてしまうものであった。
【0006】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ランプ支持バネをはじくような金属音の発生を軽減させることができる照明器具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る照明器具は、ランプ(5)が収められる器具本体(1)があって、この器具本体(1)に取り付けられた樹脂製の絶縁板(2)、この絶縁板(2)に取り付けられる点灯回路(6)、この点灯回路(6)と繋げられるソケット台部(9)とこのソケット台部(9)の上に形成されるソケット(4)、同点灯回路(6)を覆い隠す本体カバー(7)、および、この本体カバー(7)に上記ランプ(5)を支持するランプ支持バネ(8)を設けた照明器具において、上記ソケット台部(9)を上記器具本体(1)に固定していない状態に保持していることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る照明器具は、上記ソケット台部(9)が、上記絶縁板(2)に取り付け固定されていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る照明器具は、上記絶縁板(2)が、上記器具本体(1)にネジあるいは熱溶着にて取り付け固定されているものであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図面に基づいて詳しく説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具を示した分解斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る照明器具を示した断面図である。
【0012】本発明の照明器具は、図1および図2に示すごとく、ランプ(5)が収められる器具本体(1)があって、この器具本体(1)に取り付けられた樹脂製の絶縁板(2)、この絶縁板(2)に取り付けられる点灯回路(6)、この点灯回路(6)と繋げられるソケット台部(9)とこのソケット台部(9)の上に形成されるソケット(4)、同点灯回路(6)を覆い隠す本体カバー(7)、および、この本体カバー(7)に上記ランプ(5)を支持するランプ支持バネ(8)を設けた照明器具において、上記ソケット台部(9)を上記器具本体(1)に固定していない状態に保持しているものである。
【0013】上記器具本体(1)は、図2に示すごときランプ(5)が収められるものである。そして、この器具本体(1)としては、屋内や屋外に限定されることなく、様々な場所の天井部に設置することができるものである。この器具本体(1)の形状としては、図1および図2に示すごとく、外形円盤状のものに限られず、様々なものを自由自在に選択して採用することができるものである。また、この器具本体(1)のサイズとしても、収納されるランプ(5)のサイズなどに応じて、自由自在に設定することができるものである。
【0014】上記ランプ(5)は、図1および図2に示すごとく、上記器具本体(1)内に収納されているものである。このランプ(5)としては、例えば、ドーナツ形状の蛍光灯タイプのものが用いられるものである。このランプ(5)は、例えば、ソケット(4)などに繋げられてランプ支持バネ(8)に取り付けられて、電気が供給されるようになっているものであり、そして、同ランプ(5)の光を外部へ照射することができるものである。
【0015】上記絶縁板(2)は、樹脂製のものであって、図1および図2に示すごとく、上記器具本体(1)に取り付けられるものである。この絶縁板(2)としては、電気を通し難いもので、樹脂製のものであれば、その材質に関しては特に制限されるものではないものである。この絶縁板(2)には、上記ランプ(5)に電気を送るために設けられる点灯回路(6)が取り付けられているものである。
【0016】そして、上記点灯回路(6)は、上記ソケット台部(9)に繋がっているものである。また、この点灯回路(6)は、本体カバー(7)にて覆い隠されているものであり、同本体カバー(7)にて外観上での化粧が施されているものである。
【0017】しかも、図1および図2に示すごとく、上記本体カバー(7)に上記ランプ(5)を支持するランプ支持バネ(8)を設けているものであり、同ランプ(5)が一個ないし複数個のランプ支持バネ(8)で取り付け支持されて、その結果、同ランプ(5)の光を外部へ照射することができるようになっているものである。
【0018】上記ソケット(4)は、図1および図2に示すごとく、上記ソケット台部(9)の上に形成されているものである。このソケット(4)は、同ソケット台部(9)の上で取り付け固定されているものである。このソケット(4)のソケット台部(9)に対しての取り付け固定としては、従来のようにネジにて取り付け固定されているものであってもかまわないし、その他の方法であってもかまわないものである。このソケット(4)の形状としては、同ソケット台部(9)の上で取り付けられるものであれば、特に制限されるものではないものである。
【0019】そして、本発明では、上記ソケット台部(9)を上記器具本体(1)に固定していない状態に保持しているものである。このように、ソケット台部(9)を器具本体(1)に固定していない状態に保持させることで、ランプ(5)の膨張および収縮による変化をソケット台部(9)の上下方向の遊びにより吸収させることができるものである。
【0020】本発明は、このような構成をとることによって、ソケット台部(9)を器具本体(1)に固定していない状態に保持させることで、ランプ(5)の点灯および消灯時に起こる温度変化によって、ランプ(5)自体が膨張および収縮する変化量でランプ支持バネ(8)に与えていたストレスをソケット台部(9)の上下方向の遊びにより吸収させることができるものであり、その結果、ランプ支持バネ(8)とランプ(5)の接触部分でランプ支持バネ(8)をはじくような金属音の発生を軽減させることができるものである。
【0021】すなわち、本発明は、ランプ支持バネ(8)とランプ(5)の接触部分でランプ支持バネ(8)をはじくような金属音の発生を軽減させることができるものである。
【0022】また、図1および図2に示すごとく、上記ソケット台部(9)が、上記絶縁板(2)に取り付け固定されているものであると、絶縁板(2)に取り付け固定されているソケット台部(9)としては、同絶縁板(2)を器具本体(1)に取り付ける際には、ソケット台部(9)が器具本体(1)に固定していない状態に保持されながら、同ソケット台部(9)は絶縁板(2)に一体化している状態となり、その結果、ランプ(5)の点灯および消灯時に起こる温度変化によって、絶縁板(2)の水平方向の変化、すなわち、絶縁板(2)の膨張および収縮が起こり、この絶縁板(2)の水平方向の変化により、ランプ(5)自体が膨張および収縮する変化量でランプ支持バネ(8)に与えていたストレスをより一層確実に吸収させることができて、最終的には、ランプ支持バネ(8)とランプ(5)の接触部分でランプ支持バネ(8)をはじくような金属音の発生をより一層確実に軽減させることができるものである。
【0023】さらに、図1および図2に示すごとく、上記絶縁板(2)が、上記器具本体(1)にネジあるいは熱溶着にて取り付け固定されているものであると、施工現場において、器具本体(1)に対して絶縁板(2)をネジ止めあるいは熱溶着するだけで器具本体(1)に対して絶縁板(2)の取り付け固定が完結するものであり、結果として、非常に簡単に済むものであり、施工性が飛躍的に向上するものである。
【0024】本発明に係る照明器具によると、図1および図2に示すごとく、ランプ(5)が収められる器具本体(1)があって、この器具本体(1)に取り付けられた樹脂製の絶縁板(2)、この絶縁板(2)に取り付けられる点灯回路(6)、この点灯回路(6)と繋げられるソケット台部(9)とこのソケット台部(9)の上に形成されるソケット(4)、同点灯回路(6)を覆い隠す本体カバー(7)、および、この本体カバー(7)に上記ランプ(5)を支持するランプ支持バネ(8)を設けた照明器具において、上記ソケット台部(9)を上記器具本体(1)に固定していない状態に保持しているので、ソケット台部(9)を器具本体(1)に固定していない状態に保持させることで、ランプ(5)の点灯および消灯時に起こる温度変化によって、ランプ(5)自体が膨張および収縮する変化量でランプ支持バネ(8)に与えていたストレスをソケット台部(9)の上下方向の遊びにより吸収させることができるものであり、その結果、ランプ支持バネ(8)とランプ(5)の接触部分でランプ支持バネ(8)をはじくような金属音の発生を軽減させることができるものである。
【0025】すなわち、本発明は、ランプ支持バネ(8)とランプ(5)の接触部分でランプ支持バネ(8)をはじくような金属音の発生を軽減させることができるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る照明器具によると、ソケット台部(9)を器具本体(1)に固定していない状態に保持させることで、ランプ(5)の点灯および消灯時に起こる温度変化によって、ランプ(5)自体が膨張および収縮する変化量でランプ支持バネ(8)に与えていたストレスをソケット台部(9)の上下方向の遊びにより吸収させることができるものであり、その結果、ランプ支持バネ(8)とランプ(5)の接触部分でランプ支持バネ(8)をはじくような金属音の発生を軽減させることができるものである。
【0027】すなわち、本発明は、ランプ支持バネ(8)とランプ(5)の接触部分でランプ支持バネ(8)をはじくような金属音の発生を軽減させることができるものである。
【0028】本発明の請求項2に係る照明器具によると、請求項1記載の場合に加えて、絶縁板(2)に取り付け固定されているソケット台部(9)としては、同絶縁板(2)を器具本体(1)に取り付ける際には、ソケット台部(9)が器具本体(1)に固定していない状態に保持されながら、同ソケット台部(9)は絶縁板(2)に一体化している状態となり、その結果、ランプ(5)の点灯および消灯時に起こる温度変化によって、絶縁板(2)の水平方向の変化、すなわち、絶縁板(2)の膨張および収縮が起こり、この絶縁板(2)の水平方向の変化により、ランプ(5)自体が膨張および収縮する変化量でランプ支持バネ(8)に与えていたストレスをより一層確実に吸収させることができて、最終的には、ランプ支持バネ(8)とランプ(5)の接触部分でランプ支持バネ(8)をはじくような金属音の発生をより一層確実に軽減させることができるものである。
【0029】本発明の請求項3に係る照明器具によると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、、施工現場において、器具本体(1)に対して絶縁板(2)をネジ止めあるいは熱溶着するだけで器具本体(1)に対して絶縁板(2)の取り付け固定が完結するものであり、結果として、非常に簡単に済むものであり、施工性が飛躍的に向上するものである。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成13年1月29日(2001.1.29)
【代理人】 【識別番号】100111556
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
【公開番号】 特開2002−231042(P2002−231042A)
【公開日】 平成14年8月16日(2002.8.16)
【出願番号】 特願2001−20150(P2001−20150)