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【発明の名称】 車両用ランプ・アセンブリ
【発明者】 【氏名】梁 麟▲祥▼

【要約】 【課題】振動を吸収してランプ寿命の短縮を防止する。

【解決手段】ケーシング2と、電球7を位置するためにケーシング2内に設けられるソケット8と、ケーシング2内に据え付けられてソケット8を支持する回転軸支持体5とを具備する車両用ランプ・アセンブリである。前記支持体5はそのヒンジ部材の廻りをソケット8が上方向へ並びに下方向へ回動するようにソケット8の一部を留めるヒンジ部材を含む。振動吸収手段6が、車両が動いているときにソケット8が上方向へ並びに下方向へ動くことを緩衝するために、ソケット8とケーシング2との間に接続される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】ケーシングと、電球を位置するためにケーシング内に設けられるソケットと、ケーシング内に据え付けられてソケットを支持する回転軸支持体と、前記支持体はそのヒンジ部材の廻りをソケットが上方向へ並びに下方向へ回動するようにソケットの一部を留めるヒンジ部材を含み、車両が動いているときにソケットが上方向へ並びに下方向へ動くことを緩衝するためにソケットとケーシングとの間に接続される振動吸収手段とを具備する車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項2】前記ヒンジ部材が、実質的に水平方向のピンを有する請求項1記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項3】前記振動吸収手段が一の方向と反対の方向とに作用する請求項1記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項4】前記振動吸収手段がソケットとケーシングとの間において接続される巻きバネを有する請求項3記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項5】前記振動吸収手段がもう一つの巻きバネを含み、これら二つの巻きバネが、ソケットと、ケーシングにおける対向部分それぞれとを接続する請求項4記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項6】前記振動吸収手段が、伸張部材と、伸張部材を軸として、そして、伸張部材と軸方向のかみ合いをもって配置される少なくとも一つの巻きバネと、対向部分を含む側部材とを有し、前記伸張部材がこれらの対向部分を貫通し、前記少なくとも一つの巻きバネがこれらの対向部分の間で圧縮され、これらの対向部分がそれぞれソケットとケーシングとに接続された請求項3記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項7】前記振動吸収手段が、同様に伸張部材を軸として配置されるもう一つの巻きバネを含み、二つの巻きバネが伸張部材のある部分において分離されると共に前記側部材における対向部分の間において圧縮される請求項6記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項8】前記側部材が、前記対向部分として機能する対向端壁を有する空洞のシリンダーを含む請求項6記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項9】上述した第一のケーシングを受ける外側ケーシングを含むと共に、これらの二つのケーシングが、振動吸収材料で成るスペーサによって互いに離れて間隔を空けられた請求項1記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項10】前記スペーサが内側ケーシングの周囲を延長する請求項9記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項11】二つのスペーサを含むと共に、これらが内側ケーシングにおける前部及び後部の周囲を延長する請求項10記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【請求項12】ソケット部品及びヒンジ部材の一つが振動吸収材料で成る請求項1記載の車両用ランプ・アセンブリ。
【発明の詳細な説明】【0001】本発明は、モーター車に使用されるランプ・アセンブリに関する。
【0002】
【発明の背景】モーター車は走行中に振動に曝されるが、これは車両に使われているランプやライトの寿命を縮める一因となる。
【0003】本発明は、車両用ランプ・アセンブリを提供することにより、そのような問題を沈静化し、若しくは少なくとも緩和しようとするものである。
【0004】
【発明の概要】本発明に因れば、ケーシングと、電球を位置するためにケーシング内に設けられるソケットと、ケーシング内に据え付けられてソケットを支持する回転軸支持体とを具備する車両用ランプ・アセンブリが提供される。前記支持体はそのヒンジ部材の廻りをソケットが上方向へ並びに下方向へ回動するようにソケットの一部を留めるヒンジ部材を含む。振動吸収手段が、車両が動いているときにソケットが上方向へ並びに下方向へ動くことを緩衝するために、ソケットとケーシングとの間に接続される。
【0005】望ましくは、前記ヒンジ部材は、実質的に水平方向のピンを有する。
【0006】好ましくは、前記振動吸収手段が一の方向と反対の方向とに作用する。
【0007】さらに好ましくは、前記振動吸収手段が、ソケットとケーシングとの間において接続される巻きバネを有する。
【0008】いっそう好ましくは、前記振動吸収手段がもう一つの巻きバネを含む。これら二つの巻きバネが、ソケットと、ケーシングにおける対向部分それぞれとを接続する。
【0009】望ましい実施例においては、前記振動吸収手段が、伸張部材と、伸張部材を軸として、そして、伸張部材と軸方向のかみ合いをもって配置される少なくとも一つの巻きバネと、対向部分を含む側部材とを有し、前記伸張部材がこれらの対向部分を貫通し、前記少なくとも一つの巻きバネがこれらの対向部分の間で圧縮され、これらの対向部分がそれぞれソケットとケーシングとに接続される。
【0010】いっそう望ましくは、振動吸収手段は、同様に伸張部材を軸として配置されるもう一つの巻きバネを含む。二つの巻きバネは、伸張部材のある部分において分離されると共に前記側部材における対向部分の間において圧縮される。
【0011】特定の構成においては、側部材は、前記対向部分として機能する対向端壁を有する空洞のシリンダーを含む。
【0012】好ましい実施例においては、車両用ランプ・アセンブリは、外側ケーシングを含む。これは上述した第一のケーシングを受けると共に、これらの二つのケーシングは、振動吸収材料で成るスペーサによって互いに離れて間隔を空けられる。
【0013】いっそう好ましくは、前記スペーサは内側ケーシングの周囲を延長する。
【0014】よりいっそう好ましくは、二つのスペーサが含まれる。これらは内側ケーシングにおける前部及び後部の周囲を延長する。
【0015】ソケット部品及びヒンジ部材の一つが振動吸収材料で成ると好都合である。
【0016】
【望ましい実施の形態の詳細な説明】まず、図面の図1〜5を参照すると、本発明による第一例の車両用ランプ・アセンブリ10が示されている。このアセンブリ10は、一組の外側及び内側のカップ型ケーシング1,2、内側ケーシング内に支持されたランプ・ユニット7/8、及び、内側ケーシング2とランプ・ユニット7/8との間に設けられた振動吸収手段、すなわち振動ダンパー6を包含する。ランプ・アセンブリ10は、外側ケーシングを車両における適当な窪みに挿入し、しかるべき位置に固定することにより、モーター車のヘッドライト、テイル灯、若しくはスポットライトとしての使用が意図されている。
【0017】外側及び内側ケーシング1,2は、正面/背面から見たときに長方形の断面を有し、平面/底面、及びいずれかの側面から見たときに先細り状の断面を有すると共に、共通の水平中央軸を共有している。外側ケーシング1におけるフロント面は、より大きく、開放されていて、分離可能なレンズ9によって閉塞された内側ケーシング2におけるフロント面を取り囲む。
【0018】二つのケーシング1,2は、二つの長方形のループ型スペーサ4によって互いに離れて間隔を空けて配置されている。これらのスペーサ4は、前部及び後部におけるケーシング1,2の間に使われ、内側ケーシング2の周囲を延長する。それぞれのスペーサ4は、ケーシング1,2の対向する表面に形成された外側及び内側の一組のリブ3によってしかるべき場所に位置されている。リブ3は、同時にスペーサ4を保持するフレームを形成する。どちらのスペーサ4も、弾性ゴム、気泡ゴム、若しくはスポンジ材などの振動吸収材から作られている。これは、二つのケーシング1,2間の振動を吸収するため、とりわけ、外側ケーシング1から内側ケーシング2への振動伝搬を最小化するためである。熱を逃がすために、スペーサ4を貫通する通気孔が形成されている。
【0019】ランプ・ユニット7/8は、電球7とこの電球を位置付けるソケット8とを含む。ソケット8は、回転軸支持体5によって、内側ケーシング2の基部(後ろの壁面)の中央に据え付けられ、電球7は、おおよそ水平な前方を向く。回転軸支持体5は、ソケット8の端に設けられる水平なチューブ5−3を貫く水平なヒンジピン5−2を含む。これにより、ランプ・ユニット7/8は、内側ケーシングとの相対的関係において、上方向及び下方向に軸回転できる。ソケット8又は電球7へ伝わる振動を吸収し又は低減するために、ヒンジピン5−2、及び/又は、ソケット端のチューブ5−3は、例えば、弾性ゴム、気泡ゴム、プラスチック材料などの振動吸収材料で構成しても良い。
【0020】振動ダンパー6は、上部及び下部の缶6−3,6−2によって形成される垂直方向の空洞シリンダーと、これらの缶6−3,6−2におけるそれぞれの開口端壁を貫く垂直方向の芯シャフト6−1と、このシャフト6−1を軸として配置される上部及び下部の巻きバネ6−5,6−4とを包含する。二つの缶6−3,6−2は、調整可能な相互接続のために、内側及び外側にネジ山を有して形成される。シャフトは、おおよそ中間長に拡大部を含み、これは二つのバネ6−5,6−4を分離し、これにより二つのバネ6−5,6−4は反対向きの軸方向に留まる。バネ6−5,6−4は、この拡大部と、対応する缶6−3,6−2の端壁との間で圧縮され、そして、シャフト6−1とシリンダーとを互いに相対的に平衡位置に保持する。
【0021】シャフト6−1がその上端においてソケット8に接続され、シリンダーが下部の缶6−2の底端において内側ケーシング2に接続されることにより、振動ダンパー6は、ランプ・ユニット7/8の直下で使用され、これを支持する。振動ダンパー6が平衡状態にあるとき、電球7は水平方向を向く。振動ダンパー6は、ランプ・ユニット7/8と内側ケーシング2との間で実質的には垂直方向に作用し、内側ケーシング2に対する上方向若しくは下方向へのランプ・ユニット7/8の振動を吸収することに役立つ。振動ダンパー6、すなわちバネ6−5,6−4の強度は、互いを近づけ、若しくは、更に遠くに離すように上部及び下部の缶6−3,6−2を回すことによって調整することができる。
【0022】図6は、本発明による第二例の車両用ランプ・アセンブリ20を示す。このアセンブリ20は、第一例のアセンブリ10と実質的に同じ基本的構造を有し、対応する部品は同じ参照数字で指称されている。唯一の大きな違いは、振動ダンパーの構造にあり、当例においては、単一の垂直な巻きバネ6が用いられている。
【0023】バネ6は、逆方向に圧縮バネとしても引張りバネとしても働き、上端をソケット8に連結され、下端を内側ケーシング2に連結されることにより、下からランプ・ユニット7/8を支える。バネ6の平衡状態において、電球7は水平方向を向く。作用時において、バネ6は、圧縮して、ランプ・ユニット7/8の下方向への動きをスローダウンし、抵抗し、逆らう。若しくは、伸張して、その上方向への動きに逆らう。
【0024】図7は、本発明による第三例の車両用ランプ・アセンブリ30を示す。このアセンブリ30は、第一例のアセンブリ10と実質的に同じ基本的構造を有し、対応する部品は同じ参照数字で指称されている。唯一の大きな違いは、振動ダンパーの構造にあり、当例においては、一組の上部及び下部の垂直巻きバネ6が用いられている。
【0025】両方のバネ6は、引張りバネとして働き、ソケット8と内側ケーシング2における上部及び下部の壁面それぞれに亘って張られることによって上側から及び下側からランプ・ユニット7/8を支持する。バネ6の平衡状態において、電球7は水平方向を向く。作用時において、上バネ6は伸張して、ランプ・ユニット7/8の下方向への動きに逆らい、下バネ6は伸張して、その上方向への動きに逆らう。
【0026】本発明によるランプ・アセンブリは、従来のランプ・アセンブリに比して、モーター車の振動による損傷に耐力がある。改良は、ソケット8とケーシング2との間に設けた振動吸収手段6の使用によって達成されている。改良は、外側及び内側ケーシング1,2の間に設ける振動吸収スペーサ4を、及び/又は、ソケット端チューブ5−3とヒンジピン5−2との間に振動吸収材料を、使用することによって増強される。
【0027】本発明は例によってのみ与えられたが、添付された特許請求の範囲において特定されるような発明の要旨を逸脱しない範囲において、上述の実施例に対する様々な他の修飾や変更を、当業者によって為すことができる。
【出願人】 【識別番号】501289223
【氏名又は名称】梁 麟▲祥▼
【氏名又は名称原語表記】Leung Lun Cheung
【住所又は居所原語表記】Flat 5A, Area 6, Wai Man Village, Castle Peak Road, Sham Shui Po, Kowloon, Hong Kong
【出願日】 平成13年7月19日(2001.7.19)
【代理人】 【識別番号】100097102
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 敬夫
【公開番号】 特開2002−197918(P2002−197918A)
【公開日】 平成14年7月12日(2002.7.12)
【出願番号】 特願2001−220458(P2001−220458)