| 【発明の名称】 |
面光源 |
| 【発明者】 |
【氏名】樋口 勝
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| 【要約】 |
【課題】LED等からなる固体発光素子を備えたサイドライト型の面光源として、少ない発光素子数で、導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができるものを提供する。
【解決手段】導光板11の入射端面11aに拡散層12を設け、固体発光素子10からの出射光を前記拡散層12により拡散させて前記導光板11にその入射端面11aのほぼ全域から入射させるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】少なくとも1つの固体発光素子と、前記発光素子からの出射光を取込む入射端面を有し、前記入射端面から入射した光を導いて前面から出射する導光板と、前記導光板の入射端面に設けられ、前記発光素子からの出射光を拡散して前記導光板にその入射端面から入射させる拡散層とを備えたことを特徴とする面光源。 【請求項2】拡散層は、複数本の透明繊維を平行に並べた少なくとも1層の繊維層を有し、その繊維層の各透明繊維を前記透明繊維とは異なる光屈折率を有する透明樹脂により結合した繊維含有フィルムからなっていることを特徴とする請求項1に記載の面光源。 【請求項3】拡散層は、透明な基材中に前記基材とは異なる光屈折率を有する光散乱粒子を分散させた散乱粒子分散フィルムからなっていることを特徴とする請求項1に記載の面光源。 【請求項4】固体発光素子は、導光板の入射端面に設けられた拡散層の外面に対向させて配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の面光源。 【請求項5】導光板の入射端面に設けられた拡散層の外面に対向させて反射板が配置され、前記拡散層と前記反射板との間の空間の側方に、前記空間に対向させて固体発光素子が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の面光源。 【請求項6】少なくとも1つの固体発光素子と、前記発光素子からの出射光を取込む入射端面を有し、前記入射端面から入射した光を導いて前面から出射する導光板と、複数本の導光繊維が互いに平行に密集するとともに、その一端が前記導光繊維の長さ方向に対してほぼ垂直な入射面とされ、他端が前記導光繊維の長さ方向に対して傾斜する横長の出射面とされ、前記入射面からの入射光を前記複数本の導光繊維により導いて前記横長の出射面から出射する導光繊維集合体とを備え、前記導光繊維集合体が、前記横長の出射面を前記導光板の入射端面に対向させて配置され、前記発光素子が、前記導光繊維集合体の入射面に対向させて配置されていることを特徴とする面光源。 【請求項7】少なくとも1つの固体発光素子と、前記発光素子からの出射光を取込む入射端面を有し、前記入射端面から入射した光を拡散させて導いて前面から出射する拡散導光板とを備えたことを特徴とする面光源。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置等に用いられる面光源に関するものである。 【0002】 【従来の技術】液晶表示装置等に用いられる面光源として、サイドライト型と呼ばれるものがある。 【0003】図10および図11は従来のサイドライト型面光源を示す平面図および側面図であり、この面光源は、光を取込む入射端面1aを有し、前記入射端面1aから入射した光を導いて前面から出射する導光板1の入射端面1aに対向させて、前記入射端面1aの全長にわたる長さの冷陰極管2と、前記冷陰極管2からの出射光を前記入射端面1aに向けて反射するリフレクタ3とを配置した構成となっている。 【0004】また、図12は従来の他のサイドライト型面光源を示す平面図であり、この面光源は、前記導光板1の入射端面1aに対向させて、LED(発光ダイオード)等からなる複数(図では2つ)の固体発光素子4を、前記入射端面1aの長さ方向に沿わせて適当間隔で並べて配置した構成となっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、図10および図11に示した従来の面光源は、導光板1の入射端面1aの全長にわたる長さの冷陰極管2を備えたものであるため、この陰極管2からの出射光を前記導光板1にその入射端面1aのほぼ全域から入射させ、前記導光板1の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができるが、その反面、前記冷陰極管3の寿命が短いため、頻繁に冷陰極管3を交換しなければならず、したがって維持費が嵩むという問題をもっている。 【0006】これに対して、図12に示した従来の面光源は、LED等の固体発光素子4の寿命が半永久的であるため、発光素子4の交換はほとんど不要であるが、導光板1への入射光が、前記導光板1の入射端面1aの長さ方向に沿わせて適当間隔で並べて配置された複数の固体発光素子4からの出射光であるため、前記入射端面1aから入射した光が導光板1の全域に均等に行き渡らず、そのために、導光板1の前面から出射する光のうち、図12に平行斜線を施して示した領域からの出射光の輝度が低くて、ほぼ均一な輝度分布の出射光が得られないという問題を洩っている。 【0007】なお、前記固体発光素子4の数を多くし、この発光素子4を導光板1の入射端面1aの長さ方向に沿わせて密な間隔で配置すれば、前記導光板1にその入射端面1aのほぼ全域から光を入射させ、前記導光板1の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができるが、発光素子数を多くしたのでは、面光源がコスト高になるとともに、消費電力が増大してしまう。 【0008】この発明は、固体発光素子を備えたサイドライト型の面光源として、少ない発光素子数で、導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができるものを提供することを目的としたものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明の面光源は、少なくとも1つの固体発光素子と、前記発光素子からの出射光を取込む入射端面を有し、前記入射端面から入射した光を導いて前面から出射する導光板と、前記導光板の入射端面に設けられ、前記発光素子からの出射光を拡散して前記導光板にその入射端面から入射させる拡散層とを備えたことを特徴とするものである。 【0010】この面光源は、導光板の入射端面に拡散層を設けたものであるため、前記発光素子からの出射光を前記拡散層により拡散させて前記導光板にその入射端面のほぼ全域から入射させることができ、したがって、少ない発光素子数で、導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0011】また、この発明の他の面光源は、少なくとも1つの固体発光素子と、前記発光素子からの出射光を取込む入射端面を有し、前記入射端面から入射した光を導いて前面から出射する導光板と、複数本の導光繊維が互いに平行に密集するとともに、その一端が前記導光繊維の長さ方向に対してほぼ垂直な入射面とされ、他端が前記導光繊維の長さ方向に対して傾斜する横長の出射面とされ、前記入射面からの入射光を前記複数本の導光繊維により導いて前記横長の出射面から出射する導光繊維集合体とを備え、前記導光繊維集合体が、前記横長の出射面を前記導光板の入射端面に対向させて配置され、前記発光素子が、前記導光繊維集合体の入射面に対向させて配置されていることを特徴とするものである。 【0012】この面光源は、固体発光素子からの出射光を、前記導光繊維集合体の複数本の導光繊維により導いて前記導光板にその入射端面のほぼ全域から入射させるようにしたものであり、前記発光素子は、前記導光繊維集合体の横長の出射面に比べて面積が小さい入射面に対向させて配置すればよいため、少ない発光素子数で、導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0013】さらに、この発明の他の面光源は、少なくとも1つの固体発光素子と、前記発光素子からの出射光を取込む入射端面を有し、前記入射端面から入射した光を拡散させて導いて前面から出射する拡散導光板とを備えたことを特徴とするものである。 【0014】この面光源は、前記拡散導光板が、その入射端面から入射した光を拡散させて導光板全域に導き、その光を前面から出射するため、少ない発光素子数で、前記拡散導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0015】 【発明の実施の形態】この発明の面光源は、上記のように、導光板の入射端面に拡散層を設け、固体発光素子からの出射光を前記拡散層により拡散させて前記導光板にその入射端面のほぼ全域から入射させるようにすることにより、少ない発光素子数で、前記導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができるようにしたものである。 【0016】この面光源において、前記拡散層は、複数本の透明繊維を平行に並べた少なくとも1層の繊維層を有し、その繊維層の各透明繊維を前記透明繊維とは異なる光屈折率を有する透明樹脂により結合した繊維含有フィルム、あるいは、透明な基材中に前記基材とは異なる光屈折率を有する光散乱粒子を分散させた散乱粒子分散フィルムからなるものが好ましい。 【0017】また、この面光源において、前記固体発光素子は、前記導光板の入射端面に設けられた前記拡散層の外面に対向させて配置してもよいが、前記拡散層の外面に対向させて反射板を配置し、前記拡散層と前記反射板との間の空間の側方に、前記空間に対向させて前記固体発光素子を配置するのが好ましい。 【0018】また、この発明の他の面光源は、複数本の導光繊維が互いに平行に密集するとともに、その一端が前記導光繊維の長さ方向に対してほぼ垂直な入射面とされ、他端が前記導光繊維の長さ方向に対して傾斜する横長の出射面とされ、前記入射面からの入射光を前記複数本の導光繊維により導いて前記横長の出射面から出射する導光繊維集合体を、前記横長の出射面を導光板の入射端面に対向させて配置し、前記導光繊維集合体の入射面に対向させて固体発光素子を配置することにより、前記固体発光素子からの出射光を、前記導光繊維集合体を介して前記導光板にその入射端面のほぼ全域から入射させるようにし、少ない発光素子数で、前記導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができるようにしたものである。 【0019】さらに、この発明の他の面光源は、固体発光素子からの出射光を入射端面から取込んで前面から出射する導光板を、前記入射端面から入射した光を拡散させて導いて前面から出射する拡散導光板とすることにより、少ない発光素子数で、前記拡散導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができるようにしたものである。 【0020】 【実施例】図1〜図3はこの発明の第1の実施例を示しており、図1は面光源の平面図、図2は前記面光源の側面図である。 【0021】この実施例の面光源は、図1および図2に示すように、少なくとも1つの固体発光素子10と、前記発光素子10からの出射光を取込む入射端面11aを有し、前記入射端面11aから入射した光を導いて前面から出射する導光板11と、前記導光板11の入射端面11aにその全域にわたって設けられた拡散層12とを備えている。 【0022】前記固体発光素子10は、その構造は図示しないが、LED(発光ダイオード)を光散乱性を有する透明樹脂によりモールドしたものであり、この固体発光素子10の出射光の色は、面光源の用途に応じて設定されている。 【0023】すなわち、前記固体発光素子10は、着色光を出射するものでも、白色光を出射するものでもよく、着色光を出射する固体発光素子10は、所定の色の着色光を発するLEDを前記透明樹脂によりモールドした構成となっており、白色光を出射する固体発光素子10は、赤色光を発する赤色LEDと、緑色光を発する緑色LEDと、青色光を発する青色LEDとを1つずつ並べて配置し、これらのLEDを前記透明樹脂によりモールドした構成となっている。 【0024】前記導光板11は、前面が平坦面に形成され、後面がその一端から他端に向って前面に近づくように傾斜する傾斜面に形成された楔板状の透明板(例えばアクリル系樹脂板)からなっており、その両端面のうちの前後面間の幅が大きい方の端面が入射端面11aとされ、前面全体が、前記入射端面11aから入射した光の出射面とされている。 【0025】この導光板11は、その入射端面11aから入射した光を、導光板11の前後面と外気である空気層との界面での全反射の繰り返しにより導き、その光を前面全体から出射する。 【0026】一方、前記導光板11の入射端面11aに設けられた拡散層12は、前記固体発光素子10からの出射光を拡散して前記導光板11にその入射端面11aから入射させる。 【0027】図3は前記拡散層12のハッチングを省略した拡大断面図であり、図3の(a)に示した拡散層12は、透明樹脂フィルムの一方の面を粗面化した粗面化フィルム13からなっている。 【0028】図3の(b)に示した拡散層12は、直径が数μm〜数十μmの複数本の透明繊維(例えばガラス繊維)15を、前記導光板11の入射端面11aの長さ方向に対してほぼ直交する方向に沿わせて平行に並べた少なくとも1層(図では2層)の繊維層を有し、その繊維層の各透明繊維15を前記透明繊維15とは異なる光屈折率を有する透明樹脂16により結合した繊維含有フィルム14からなっている。 【0029】図3の(c)に示した拡散層12は、樹脂からなる透明な基材18中に前記基材18とは異なる光屈折率を有する透明樹脂またはガラスからなる数μm〜数十μm程度の直径の光散乱粒子19を分散させた散乱粒子分散フィルム17からなっている。 【0030】なお、図1および図2では、拡散層12を導光板11の入射端面11aから僅かに離間させて示しているが、前記拡散層12は、図示しない透明な粘着剤または両面粘着テープにより導光板11の入射端面11aに貼付けられている。 【0031】また、前記固体発光素子10は、導光板11の入射端面11aに設けられた前記拡散層12から僅かに離間させて、前記拡散層12の外面に対向させて配置されている。 【0032】この固体発光素子10の数とその配置位置は、前記拡散層12にその外面の一点から光を入射させたときの拡散光出射領域の長さと、前記導光板11の入射端面11aの長さとに応じて選択すればよく、例えば、前記拡散光出射領域の長さが、前記導光板11の入射端面11aの長さの1/2程度であるときは、図1に示したように、2つの固体発光素子10を、前記導光板11の入射端面11aを長さ方向にほぼ均等に3分割した2つの分割点付近にそれぞれ対応させて配置すればよい。 【0033】また、前記拡散光出射領域の長さが、前記導光板11の入射端面11aの長さの1/3程度であるときは、3つの固体発光素子10を、前記導光板11の入射端面11aを長さ方向にほぼ均等に4分割した3つの分割点付近にそれぞれ対応させて配置すればよく、前記拡散光出射領域の長さが、前記導光板11の入射端面11aの長さと同程度以上であるときは、1つの固体発光素子10を、前記導光板11の入射端面11aの長さ方向の中心部付近に対応させて配置すればよい。 【0034】この面光源は、前記導光板11の入射端面11aに拡散層12を設け、この拡散層12の外面に対向させて固体発光素子10を配置したものであるため、前記発光素子10からの出射光を前記拡散層12により拡散させて前記導光板11にその入射端面11aのほぼ全域から入射させることができ、したがって、少ない発光素子数で、導光板11の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0035】この実施例の面光源において、前記拡散層12は、図3の(b)に示した繊維含有フィルム14または図3の(c)に示した散乱粒子分散フィルム17からなるものが好ましく、この繊維含有フィルム14または散乱粒子分散フィルム17は、図3の(a)に示した粗面化フィルム13に比べて透過率が高いため、前記発光素子10からの出射光を拡散するとともにその拡散光を効率良く導光板11に入射させることができる。 【0036】図4〜図6はこの発明の第2〜第4の実施例を示す面光源の平面図であり、これらの実施例の面光源は、導光板11の入射端面11aに設けられた拡散層12の外面に対向させて反射板20を配置し、前記拡散層12と前記反射板20との間の空間の側方に、前記空間に対向させて固体発光素子10を配置したものである。 【0037】なお、この第2〜第4の実施例の面光源は、反射板20を備えた点と固体発光素子10の配置位置が異なるが、他の構成は上記第1の実施例の面光源と同じである。 【0038】図4および図5に示した第2および第3の実施例の面光源は、反射板20を、その一端側を前記拡散層12一端部に近接または当接させるとともに、前記一端側から他端側に向って前記拡散層12の外面から遠ざかるように傾けて配置し、前記拡散層12と反射板20との間の一端側から他端側に向って広くなる空間の広幅端側に、前記空間に対向させて固体発光素子10を配置したものである。 【0039】なお、図4に示した第2の実施例の面光源は、前記空間に対向させて1つの固体発光素子10を配置したものであり、拡散層12の外面に対する反射板20の傾斜角度は、前記空間の広幅端側に1つの固体発光素子10の配置スペースを確保するように設定されている。 【0040】また、図5に示した第3の実施例の面光源は、前記空間に対向させて2つの固体発光素子10を前記空間の幅方向に並べて配置したものであり、拡散層12の外面に対する反射板20の傾斜角度は、前記空間の広幅端側に2つの固体発光素子10の配置スペースを確保するように設定されている。 【0041】一方、図6に示した第4の実施例の面光源は、反射板20を、拡散層12の外面から離間させて前記拡散層12の外面とほぼ平行に配置し、前記拡散層12と反射板20との間の空間の両端側にそれぞれ、前記空間に対向させて固体発光素子10を1つずつ配置したものである。 【0042】この第2〜第4の実施例の面光源によれば、固体発光素子10からの出射光のうち、拡散層12に向う光が直接前記拡散層12に入射し、反射板20に向う光がこの反射板20により反射されて前記拡散層12に入射するため、前記発光素子10からの出射光を前記拡散層12に対して、効率良く、しかも拡散層12のほぼ全域から入射させることができ、したがって、前記拡散層12により拡散されて導光板11にその入射端面11aのほぼ全域から入射する光の輝度分布をほぼ均一にし、前記導光板11の前面からより均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0043】図7はこの発明の第5の実施例を示す面光源の平面図であり、この実施例の面光源は、少なくとも1つの固体発光素子10と、入射端面11aから入射した光を導いて前面から出射する導光板11と、前記発光素子10からの出射光を導いて前記導光板11にその入射端面11aから入射させる導光繊維集合体21とを備えている。なお、前記固体発光素子10と導光板11は、上記第1の実施例のものと同じである。 【0044】前記導光繊維集合体21は、直径が数十μm〜数百μmの複数本の導光繊維(例えばガラス繊維)22が互いに平行に密集するとともに、その一端が前記導光繊維22の長さ方向に対してほぼ垂直な入射面21aとされ、他端が前記導光繊維22の長さ方向に対して傾斜する横長の出射面21bとされたものであり、前記入射面21aからの入射光を前記複数本の導光繊維22により導いて前記横長の出射面21bから出射する。 【0045】なお、この導光繊維集合体21は、所定数の導光繊維22を互いに平行に密集させて外形が角棒状の導光繊維束を形成し、その導光繊維束の一端側を前記導光繊維22の長さ方向に対してほぼ垂直に切断して前記入射面21aを形成し、他端側を前記導光繊維22の長さ方向に対して斜めに切断して前記横長の出射面21bを形成することにより製造されたものであり、前記導光繊維束の導光繊維数と横長の出射面21bの傾斜角は、前記出射面21bの幅および長さが導光板11の入射端面11aの幅および長さとほぼ等しくなるように設定されている。 【0046】そして、前記導光繊維集合体21は、前記横長の出射面21bを前記導光板11の入射端面11aに対向させて配置されており、前記固体発光素子10は、前記導光繊維集合体21の入射面21aに対向させて配置されている。 【0047】なお、この実施例では、導光繊維集合体21の入射面21aに対向させて1つの固体発光素子10を配置しているが、前記固体発光素子10の数は、導光繊維集合体21の入射面21aの面積に応じて、前記導光繊維集合体21にその入射面21aのほぼ全域から光を入射させることができるように選べばよい。 【0048】また、この実施例では、前記導光繊維集合体21の後面(横長の出射面21bとは反対側の面)および前後面に反射板23を配置している(前後面の反射板は図示せず)。 【0049】この面光源は、固体発光素子10からの出射光を、前記導光繊維集合体21の複数本の導光繊維22により導いて前記導光板11にその入射端面11aのほぼ全域から入射させるようにしたものであり、前記発光素子10は、前記導光繊維集合体21の横長の出射面21bに比べて面積が小さい入射面21aに対向させて配置すればよいため、少ない発光素子数で、導光板11の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0050】また、この実施例では、前記導光繊維集合体21の後面および前後面に反射板23を配置しているため、前記導光繊維集合体21を導かれる間に各導光繊維22から漏れて前記導光繊維集合体21の後面および前後面から出射する漏れ光を前記反射板23により反射して前記導光繊維集合体21にその後面および前後面から入射させ、その光を複数の導光繊維22により拡散させて前記横長の出射面21bから導光板11の入射端面11aに向けて出射することができ、したがって、導光板11にその入射端面11aのほぼ全域から入射する光の輝度分布をほぼ均一にし、前記導光板11の前面からより均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0051】なお、この実施例で用いた導光繊維集合体21は、単一材からなる導光繊維(例えばガラス繊維)22を密集させたものであるが、前記導光繊維集合体21は、コア材の外周を前記コア材とは屈折率の異なるクラッド材で被覆した光ファイバを密集させたものとしてもよく、その場合は、導光繊維集合体の後面および前後面への漏れ光はほとんど無いため、前記反射板23を設ける必要はない。 【0052】図8はこの発明の第6の実施例を示す面光源の平面図であり、この実施例の面光源は、少なくとも1つの固体発光素子10と、前記発光素子10からの出射光を取込む入射端面24aを有し、前記入射端面24aから入射した光を拡散させて導いて前面から出射する拡散導光板24とを備えている。なお、前記固体発光素子10は、上記第1の実施例のものと同じである。 【0053】前記拡散導光板24は、例えば、アクリル系樹脂等の透明な基材中に前記基材とは異なる光屈折率を有する光散乱粒子を分散させた散乱粒子分散板からなっている。 【0054】なお、この拡散導光板24は、前面が平坦面に形成され、後面がその一端から他端に向って前面に近づくように傾斜する傾斜面に形成された楔板状のものであり、その両端面のうちの前後面間の幅が大きい方の端面が入射端面24aとされ、前面全体が、前記入射端面24aから入射した光の出射面とされている。 【0055】また、前記固体発光素子10は、拡散導光板24の入射端面24aからある程度離間させて、前記拡散導光板24の入射端面24aに対向させて配置されている。 【0056】なお、この実施例では、図8に示したように、2つの固体発光素子10を、前記拡散導光板24の入射端面24aを長さ方向にほぼ均等に3分割した2つの分割点付近にそれぞれ対応させて配置している。 【0057】この面光源によれば、前記拡散導光板24が、その入射端面24aから入射した光を拡散させて導光板全域に導き、その光を前面から出射するため、前記拡散導光板24にその入射端面24aのほぼ全域から光を入射させる必要はなく、したがって、少ない発光素子数で、前記拡散導光板24の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0058】図9はこの発明の第7の実施例を示す面光源の側面図であり、この実施例の面光源は、少なくとも1つの固体発光素子10と、前記発光素子10からの出射光を取込む入射端面25aを有し、前記入射端面25aから入射した光を導いて前面から出射する導光板25と、前記導光板25の前面に設けられた反射膜26と、前記導光板25の入射端面25aに設けられ、前記発光素子10からの出射光を拡散して前記導光板25にその入射端面25aから入射させる拡散層12と、前記導光板25の前側に配置されたプリズムシート27とを備えている。 【0059】なお、前記固体発光素子10と拡散層12は、上記第1の実施例のものと同じであり、この実施例では、2つの固体発光素子10を、前記導光板25の入射端面25aを長さ方向にほぼ均等に3分割した2つの分割点付近にそれぞれ対応させて配置している。 【0060】前記導光板25は、アクリル系樹脂等からなる透明板であり、その一端面が入射端面25aとされ、前面が、前記入射端面25a側から他端側に向って順次低くなる複数の段面およびこれらの段面をつなぐ複数の段差面とからなる階段形状面に形成されており、前記複数の段差面がそれぞれ、前記入射端面25aから入射した光を出射させる細長出射面25bとされている。 【0061】そして、反射膜26は、前記導光板25の前面の複数の細長出射面25bの間の領域(階段形状面の複数の段面上)にそれぞれ、そのほぼ全域にわたって設けられている。 【0062】前記導光板25は、その入射端面25aから入射した光を、図7に実線矢印で示したように、導光板前面(階段形状面)の複数の段面上の反射膜26での反射および導光板後面と外気である空気層との界面での全反射の繰り返しにより導き、その光を導光板前面の複数の細長出射面(階段形状面の段差面)25bから出射する。 【0063】また、前記導光板25の前面の複数の細長出射面25bの間の領域(階段形状面の複数の段面上)にそれぞれそのほぼ全域にわたって設けられた反射膜26は、前記導光板25の前側から入射した光を、図9に破線矢印で示したように反射させる。 【0064】一方、前記導光板25の前側に配置されたプリズムシート27は、アクリル系樹脂等の成形品であり、その前面は平坦面に形成され、後面に、前記導光板25の複数の細長出射面25bの長さ方向(導光板25の幅方向)とほぼ平行な複数の横長プリズム部27aが所定のピッチで形成されている。 【0065】なお、前記複数のプリズム部27aは、所定の間隔を存して設けられており、プリズムシート27の後面の各プリズム部27aの間の領域は、プリズムシート27の前面に対する傾き角が小さい緩傾斜面となっている。 【0066】このプリズムシート27は、前記導光板25の複数の細長出射面25aから出射する光を前側方向に屈折させて出射し、前側から入射した光を透過させて後側に出射する。 【0067】すなわち、このプリズムシート27は、前記導光板25の複数の細長出射面25aから出射した光を、図に実線矢印で示したように、前記複数のプリズム部27aにその一側面(導光板25の細長出射面25bに向き合う側面)から入射させ、その光を前記プリズム部27aの他側面と外気である空気層との界面での全反射により前面方向に屈折させてプリズムシート27の前面から出射し、前側から入射した光を、図に破線矢印で示したように、プリズムシート27の後面の複数プリズム部27aおよび各プリズム部27aの間の領域から後側に出射する。 【0068】そして、前記プリズムシート27の前側から入射してその後側に出射した光は、前記導光板25の前面の複数の細長出射面25aの間の領域にそれぞれ設けられた反射膜26により反射される。 【0069】なお、前記導光板25は、前記プリズムシート27に対して、導光板25の前面の複数の細長出射面25aの間の領域にそれぞれ設けられた各反射膜26の先端縁を通る仮想線が、前記プリズムシート27の後面の各プリズム部27aの頂部を通る仮想線とほぼ平行になるように傾けられ、前記各反射膜26の前面を前記プリズムシート26の各プリズム部26aの頂部にできるだけ近接させて配置されている。 【0070】また、前記プリズムシート27の後面の複数のプリズム部27aは、前記導光板25の複数の細長出射面25bのピッチよりも小さいピッチで設けられており、したがって、前記導光板25の複数の細長出射面25bはそれぞれ、前記プリズムシート27の少なくとも1つのプリズム部27aに必ず対向している。 【0071】そのため、前記導光板25の複数の細長出射面25bから出射した光は、ほとんどロスすること無く前記プリズムシート27の複数のプリズム部27aにその一側面から入射し、前記プリズム部27aの他側面と外気との界面での全反射により屈折されて効率良くプリズムシート27の前側に出射する。 【0072】すなわち、この面光源は、導光板25の前面に、この導光板25の入射端面25aとほぼ平行な方向に沿う複数の細長出射面25bを間隔をおいて形成し、前記導光板25の前面の前記複数の細長出射面25bの間の領域にそれぞれそのほぼ全域にわたって反射膜26を設けることにより、前記導光板25にその入射端面25aから入射した光を、前記導光板25の前面の複数の細長出射面25bから出射し、前記導光板25にその前側から入射した光のほとんどを、前記複数の細長出射面25bの間の領域に設けられた反射膜26により反射するようにしたものである。 【0073】なお、この実施例では、前記導光板25の前面を階段形状面に形成することにより、その複数の段差面をそれぞれ細長出射面25bとし、これらの細長出射面25bの間の領域(階段形状面の複数の段面上)にそれぞれそのほぼ全域にわたって反射膜26を設けるとともに、前記導光板25の前側に前記プリズムシート27を配置しているため、正面方向(プリズムシート27の前面の法線付近の方向)から見たときの前記反射膜26による反射面積を大きくし、前側から入射した光をより多く反射するとともに、前記導光板25の複数の細長出射面25bから出射した光を、前記プリズムシート27により屈折させて前側に出射することができる。 【0074】この面光源は、主に、充分な明るさの環境下では、その環境の光である外光を利用する反射表示を行ない、充分な明るさの外光が得られないときに、面光源から光を出射させて透過表示を行なう反射/透過型液晶表示装置に用いられるものであり、図示しない液晶表示素子の背後に、前記プリズムシート27の前面を前記液晶表示素子の後面に対向させて配置される。 【0075】なお、図9では、前記導光板25の階段形状面および前記プリズムシート27のプリズム部27aを大きく誇張して示しているが、前記プリズムシート27の複数のプリズム部16は、液晶表示素子の画素ピッチ(約100μm)と同程度あるいはその数倍〜数十倍のピッチで形成されており、前記導光板25の複数の細長出射面25bは、前記プリズムシート27のプリズム部27aのピッチよりも若干大きいピッチで形成されている。 【0076】そして、この実施例の面光源は、前記導光板25の入射端面25aに拡散層12を設け、この拡散層12の外面に対向させて固体発光素子10を配置したものであるため、上述した第1の実施例の面光源と同様に、前記発光素子10からの出射光を前記拡散層12により拡散させて前記導光板25にその入射端面25aのほぼ全域から入射させることができ、したがって、少ない発光素子数で、導光板25の前面の複数の細長出射面25bからほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0077】なお、この実施例では、前記導光板25の前面の複数の細長出射面25bの間の領域(階段形状面の複数の段面上)に反射膜26を設けているが、前記反射膜26は、導光板25の後面にその全体にわたって設けてもよい。 【0078】また、この実施例では、導光板25の入射端面25aに設けられた拡散層12の外面に対向させて固体発光素子10を配置しているが、図4〜図6に示した第2〜第4の実施例と同様に、前記拡散層12の外面に対向させて反射板20を配置し、前記拡散層12と前記反射板20との間の空間の側方に、前記空間に対向させて固体発光素子10を配置してもよい。 【0079】さらに、この実施例では、導光板25の入射端面25aに拡散層12を設けているが、前記拡散層12に変えて、図7に示した第5の実施例のように導光繊維集合体21を備え、この導光繊維集合体21の入射面21aに対向させて固体発光素子10を配置してもよく、また、前記導光板25を拡散導光板とし、前記拡散層12または導光繊維集合体21を省略してもよい。 【0080】なお、固体発光素子10は、LEDに限らず、EL(エレクトロルミネッセンス)等からなるものでもよい。また、この発明の面光源は、液晶表示装置に限らず、他の用途にも広く使用することができる。 【0081】 【発明の効果】この発明の面光源は、導光板の入射端面に拡散層を設け、固体発光素子からの出射光を前記拡散層により拡散させて前記導光板にその入射端面のほぼ全域から入射させるようにしたものであるため、少ない発光素子数で、前記導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0082】この面光源において、前記拡散層は、複数本の透明繊維を平行に並べた少なくとも1層の繊維層を有し、その繊維層の各透明繊維を前記透明繊維とは異なる光屈折率を有する透明樹脂により結合した繊維含有フィルム、あるいは、透明な基材中に前記基材とは異なる光屈折率を有する光散乱粒子を分散させた散乱粒子分散フィルムからなるものが好ましく、この繊維含有フィルムまたは散乱粒子分散フィルムは透過率が高いため、前記発光素子からの出射光を拡散するとともにその拡散光を効率良く導光板に入射させることができる。 【0083】また、この面光源において、前記固体発光素子は、前記導光板の入射端面に設けられた前記拡散層の外面に対向させて配置してもよいが、前記拡散層の外面に対向させて反射板を配置し、前記拡散層と前記反射板との間の空間の側方に、前記空間に対向させて前記固体発光素子を配置するのが好ましく、このようにすることにより、前記拡散層により拡散されて導光板にその入射端面のほぼ全域から入射する光の輝度分布をほぼ均一にし、前記導光板の前面からより均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0084】また、この発明の他の面光源は、複数本の導光繊維が互いに平行に密集するとともに、その一端が前記導光繊維の長さ方向に対してほぼ垂直な入射面とされ、他端が前記導光繊維の長さ方向に対して傾斜する横長の出射面とされ、前記入射面からの入射光を前記複数本の導光繊維により導いて前記横長の出射面から出射する導光繊維集合体を、前記横長の出射面を導光板の入射端面に対向させて配置し、前記導光繊維集合体の入射面に対向させて固体発光素子を配置することにより、前記固体発光素子からの出射光を、前記導光繊維集合体を介して前記導光板にその入射端面のほぼ全域から入射させるようにしたものであるため、少ない発光素子数で、前記導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。 【0085】さらに、この発明の他の面光源は、固体発光素子からの出射光を入射端面から取込んで前面から出射する導光板を、前記入射端面から入射した光を拡散させて導いて前面から出射する拡散導光板としたものであるため、少ない発光素子数で、前記拡散導光板の前面からほぼ均一な輝度分布の光を出射することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年12月25日(2000.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−197916(P2002−197916A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月12日(2002.7.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−393345(P2000−393345) |
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