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【発明の名称】 照明器具
【発明者】 【氏名】信田 卓哉

【要約】 【課題】窓を動かすことで模様を変化することができる照明器具を提供する。

【解決手段】表面に窓用枠3を有し窓用枠3の内側の表面に模様を施したセードと1、窓用枠3内に窓用枠3に沿って移動自在に設けられて模様の一部を遮蔽し他部を露出するとともに移動することにより模様の他部を遮蔽し一部を露出する窓2とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表面に窓用枠を有し前記窓用枠の内側の表面に模様を施したセードと、前記窓用枠内に前記窓用枠に沿って移動自在に設けられて前記模様の一部を遮蔽し他部を露出するとともに移動することにより前記模様の前記他部を遮蔽し前記一部を露出する窓とを備えた照明器具。
【請求項2】 前記枠は木枠であり、前記窓は左右に移動する請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 前記枠は木枠であり、前記窓は上下に移動する請求項1記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅用照明器具、店舗用照明器具などの照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例を図5に示す。すなわち、50は器具本体、51はコード、52シーリングカバー、53は吊下チェーン、54はセード、55はランプ支持ばね、56は豆ランプソケット、57は蛍光灯ランプソケット、58はスイッチ引紐、59はセード54の木枠に移動自在に設けられた模様付き窓である。
【0003】この照明器具は、窓58をセード54の木枠内で動かすことにより模様の位置を変えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このセード54の木枠の窓58を動かすことで模様の位置を変えられるだけでなく、木枠から窓58を外すことなく、模様自体を変化させることができない。そのため季節や生活に応じた雰囲気を演出できない。
【0005】したがって、この発明の目的は、窓を動かすことで模様を変化することができる照明器具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明器具は、表面に窓用枠を有し前記窓用枠の内側の表面に模様を施したセードと、前記窓用枠内に前記窓用枠に沿って移動自在に設けられて前記模様の一部を遮蔽し他部を露出するとともに移動することにより前記模様の前記他部を遮蔽し前記一部を露出する窓とを備えたものである。
【0007】請求項1記載の照明器具によれば、窓を動かすことで窓に隠されていた模様をセードの表面に顕現させ、現れていた模様を隠すことにより、セードに表れる模様自体を変化することが可能になる。その結果、窓の位置に応じて種々の模様を施すことにより、季節や生活に応じてセードのデザインが変えられ、雰囲気を変えることができる。
【0008】請求項2記載の照明器具は、請求項1において、枠は木枠であり、前記窓は左右に移動するものである。
【0009】請求項2記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0010】請求項3記載の照明器具は、請求項1において、前記枠は木枠であり、前記窓は上下に移動するものである。
【0011】請求項3記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図1および図2により説明する。すなわち、この照明器具は、セード1と、窓2を有する。器具本体(図示せず)の構成は例えば図5と同様であり、公知のものを適用する。
【0013】セード1は、表面に窓用枠3を有し、窓用枠3の内側の表面の所定位置に種々の模様を施している。実施の形態では、窓用枠3が木枠により角筒状に形成されており、上部開口が器具本体に取付けられ、下部開口よりスイッチ紐が垂下し、周側面に模様がついたアクリル強化和紙などの光を透過するシートを貼り付け、箱形のセードとして構成している。木枠には窓2を支持しかつ左右にスライドさせるための溝などのレールを設けている。
【0014】窓2は、窓用枠3内に窓用枠3に沿って移動自在に設けられて模様の一部を遮蔽し、他部を露出するとともに移動することにより模様の他部を遮蔽し一部を露出するものである。実施の形態では窓2がシートを貼った木枠に障子のようにスライドできる構成、すなわち枠の溝内に窓の側縁部がスライド自在に嵌合する。窓2のシートを貼った部分はそこから奥のセード1に施した模様が透けないようシートの透過率を落としたものを用いる。図1および図2では、箱形のセード1の4側面のそれぞれに横長状の窓2を設け、各窓2は長手方向の両端および中央の位置に、シート2a〜2cが同じ幅でしかも同じ間隔で貼付されている。また窓2の長さと窓2が移動できる窓用枠3の最大長さとの差もシート2a等の幅と等しく設定している。この結果、図1(a)に示すように、窓2のシート2a〜2c、シート2a〜2cの間の部分3a、3b、および窓2が移動可能な部分3cに分けられる。つぎに窓2を図1(a)から図1(b)の位置へ移動すると、窓2のシート2a〜2c、シート2a〜2cの間の部分3d、3e、および窓2が移動可能な部分3fが表れる。一方セード1には部分3a、3b、3cに例えば桜模様のシルク印刷を施し、部分3d、3e、3fには例えば秋草模様のシルク印刷を施している。このように、スライドする木枠の窓2にシート2a〜2cを貼った部分となにも貼っていない部分を作り、なにも貼っていない部分から奥のセードの模様が見えるようにし、窓2をスライドすることにより奥の模様が変わるような構成となっている。したがって、上記の例では、桜模様の春夏仕様と秋草模様の秋冬仕様が窓2を移動することで実現することができる。
【0015】第1の実施の形態によれば、窓2を動かすことで窓2に隠されていた模様をセード1の表面に顕現させ、現れていた模様を隠すことにより、セード1に表れる模様自体を変化することが可能になる。その結果、窓2の位置に応じて種々の模様を施すことにより、季節や生活に応じてセードのデザインが変えられ、雰囲気を変えることができる。
【0016】この発明の第2の実施の形態を図3および図4に示す。すなわち、第1の実施の形態において、窓用枠3が木枠であり、窓2は上下に移動するものである。この場合、窓2の横幅が窓用枠3の横幅にほぼ等しく、窓2の縦幅が窓用枠3の約半分であり、レール用の例えば溝は窓用枠3の縦枠部分に設けられ、窓2がその溝に沿ってスライド自在に嵌合している。また窓2を上に動かした時、窓2が下に落ちないように窓2とセード1が接する部分に摩擦でとめるための係止ばね5を設けている。すなわち、窓2は係止ばね5の摩擦に抗して移動することができるが、窓2から手を離すと窓2がその位置に止まる。
【0017】したがって、奥の模様が透けない程度の透過率のシート2dを貼った窓2を上下することにより奥のセード1に表された模様が変わるような構成になっている。
【0018】図3(a)は窓2が窓用枠3の下側に位置し、窓2の上側の窓用枠3の模様が表れる。図3(b)は窓2が窓用枠3の下側に位置し、窓2の上側の窓用枠3の模様が表れる。そこで、窓2が下にあるとき窓2に遮られていないセード1の木枠の表面部分3gに例えば藤模様のシルク印刷が表れ、窓2を上げたときに表れる部分3hにもみじ模様のシルク印刷が表れるように模様を施しておくと、窓2の移動によって藤模様による春夏仕様ともみじ模様による秋冬仕様を演出することができる。
【0019】なお、係止ばねに変えて、窓2を上側に保持する他の係止手段を用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の照明器具によれば、窓を動かすことで窓に隠されていた模様をセードの表面に顕現させ、現れていた模様を隠すことにより、セードに表れる模様自体を変化することが可能になる。その結果、窓の位置に応じて種々の模様を施すことにより、季節や生活に応じてセードのデザインが変えられ、雰囲気を変えることができる。
【0021】請求項2記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0022】請求項3記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果がある。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成12年11月13日(2000.11.13)
【代理人】 【識別番号】100076174
【弁理士】
【氏名又は名称】宮井 暎夫
【公開番号】 特開2002−150818(P2002−150818A)
【公開日】 平成14年5月24日(2002.5.24)
【出願番号】 特願2000−344874(P2000−344874)