| 【発明の名称】 |
照明装置およびこの照明装置を用いた液晶表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 記一
【氏名】永久保 秀明
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| 【要約】 |
【課題】低コストで導光板の一端部方向に反射する光源の光の反射効率を良くすることができる照明装置およびこの照明装置を用いた液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】本発明の照明装置は、横長状で内部壁11aがコ字状に形成されたホルダー部材11と、このホルダー部材11の長手方向の両端部に配設した一対の光源10とを有する。また、ホルダー部材11は、白色のポリカーボネイトからなる樹脂材料を成形加工で形成し、成形加工時に内部壁11aを鏡面状にすることにより、内部壁11aから導光板8の一端部8a方向に反射する光源10の光の反射効率を向上させることができる。そのために液晶セル1の文字等の表示画像を鮮明に表示することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 横長状で内部壁がコ字状に形成されたホルダー部材と、このホルダー部材の長手方向の一端部または/および他端部に配設した光源とを備え、前記ホルダー部材を白色の樹脂材料で形成したことを特徴とする照明装置。 【請求項2】 前記ホルダー部材は、樹脂面に入射した可視光領域の光が透過、または吸収されずに前記樹脂面から反射する率が97%以上を有する材質がポリカーボネイトからなり、前記内部壁が鏡面状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。 【請求項3】 請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の照明装置を用いたことを特徴とする液晶表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は照明装置およびこの照明装置を用いた液晶表示装置に係わり、特にフロントライト用として用いたときに好適な照明装置およびこの照明装置を用いた液晶表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の照明装置を用いた液晶表示装置の概略構造は、図4に示すように、液晶セル21がガラスからなる一対の絶縁基板22、23との間に液晶(図示せず)を封入し、一対の絶縁基板22、23の上下に偏光板24、25を貼着している。また、反射部材26は、透明樹脂材料の下面に反射部26aを設けて、液晶セル21の裏面に配設されている。 【0003】また、液晶セル21の上面には、透明樹脂材料からなる透明の導光板28が配設され、この導光板28の図示左側の一端部28a側には、照明装置29が配設されている。また、照明装置29は、LED等からなる光源30を有し、この光源30はホルダー部材31に支持されている。そして、ホルダー部材31は、図4の紙面に対して垂直方向に延びて形成され、導光板28の一端部28aに沿って配設されている。このような照明装置29のホルダー部材31は、金属板をプレス等でコ字状に折り曲げて3つの面からなるそれぞれの内部壁31aは、銀等の材料によりコーティング処理が施されて、光源30の光を導光板28方向に反射可能になっている。 【0004】このような構成の液晶表示装置は、照明装置29の光源30を点灯すると、この光がホルダー部材31の内面31aで反射され、この反射光が導光板28の一端部28aから本体部28b内に入射される。この本体部28b内に入射した光は、本体部28b内から図示下方側に屈折され、本体部28bの裏面から液晶セル21側に出射される。 【0005】そして、この液晶セル21側に出射された光は、液晶セル21を通過して下部の反射部材26で図示上方に反射される。そして、この反射光が再度液晶セル21と導光板28を透過し、液晶セル21の文字等の表示画像を読みとることができるようになっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したように液晶表示装置に用いていた従来の照明装置29は、ホルダー部材31が金属板で形成されていたので、表面が微細な凹凸からなる梨地状をなし、プレス加工後、内部壁31aに銀等のコーティング処理を施しても、内部壁31aは光沢のある梨地状となる。そのために、光源30の光が乱反射するために、導光板28の一端部28a方向に反射する光の反射効率が悪くなり、本体部28bに入射する光の輝度が低下して、液晶セル21の文字等の表示画像が不鮮明になる問題があった。 【0007】この対策として、ホルダー部材31をコ字状にプレス加工する前に、内部壁31aが形成される金属板の表面を研磨し、梨地状から鏡面状に仕上げ加工することにより、導光板28の一端部28a方向に反射する光の反射効率を良くして、液晶セル21の文字等の表示画像を鮮明にすることができる。しかし、このような対策は、金属板の表面を鏡面状に研磨加工する工程が追加となりコストアップになる。また、研磨加工する工程はプレス工程前に行うために、研磨加工後の金属板をプレス工程まで運搬するときに、鏡面状の表面に傷が付かないように特別な管理が必要となる問題があった。本発明は、前述のような課題を解決して、低コストで導光板28の一端部方向に反射する光源の光の反射効率を良くすることができる照明装置およびこの照明装置を用いた液晶表示装置を提供することを目的とするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の照明装置は、横長状で内部壁がコ字状に形成されたホルダー部材と、このホルダー部材の長手方向の一端部または/および他端部に配設した光源とを備え、前記ホルダー部材を白色の樹脂材料で形成した構成とした。 【0009】また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記ホルダー部材は、樹脂面に入射した可視光領域の光が透過、または吸収されずに前記樹脂面から反射する率が97%以上を有する材質がポリカーボネイトからなり、前記内部壁が鏡面状に形成されている構成とした。 【0010】また、前記課題を解決するための第3の解決手段として本発明の液晶表示装置は、請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の照明装置を用いた構成とした。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の照明装置およびこの照明装置を用いた液晶表示装置の1実施の形態について図面を用いて説明する。まず、図1は本発明の照明装置を用いた液晶表示装置の要部断面図であり、図2は図1の要部拡大図であり、図3は本発明の照明装置の斜視図である。 【0012】本発明の照明装置を用いた液晶表示装置を、図1に基づいて説明すると、まず、液晶セル1は、上下2枚の矩形状のガラス板からなる一対の絶縁基板2、3を互いに対向させて配設され、この一対の絶縁基板2、3の間に液晶(図示せず)が封入されている。また、液晶を封入した状態の一対の絶縁基板2、3の上面には、偏光板4が貼付されて液晶セル1が構成されている。 【0013】また、液晶セル1の裏面である図示下面には反射部材6が貼付されており、この反射部材6は、フィルム状の透明材料からなる基材6aの一面に、例えば銀層からなる反射部6bが形成されている。また、反射部材6の下部には、樹脂材料からなる保護部材(図示せず)が配設され、この保護部材で液晶セル1の下面全体を保護している。 【0014】前記液晶セル1の上面には、透明な平板状の導光板8が配設されている。この導光板8は、図3に示すように、左側に一端部8aが形成された本体部8bを有し、この本体部8bは、透明な樹脂材料で形成されている。また、導光板8の本体部8bは、表面に微細な凹凸形状を有する凹凸(図示せず)面となっており、図示下部の裏面は平坦状に形成されている。 【0015】また、図1に示す導光板8の左端部である一端部8a側には、本発明の照明装置9が配設されている。この照明装置9は、LED等からなる一対の光源10と、この一対の光源10を支持する白色の樹脂材料からなるホルダー部材11とで構成されている。前記ホルダー部材11は、図3に示すように、導光板8の一端部8aと平行方向に延長する横長状で、コ字状の3つの面からなる内部壁11aが形成されている。 【0016】また、ホルダー部材11の長手方向の一端部と他端部の両側には、一対の光源10が支持されている。また、ホルダー部材11は、コ字状の内壁部11aによって、一方側が解放され、この解放された一方側と対向するように一端部8aが位置して導光板8が配設されている。また、3つの面からなる内部壁11aは、鏡面状に形成されている。このようなホルダー部材11は、例えば住友ダウ(株)製のCALIBREからなる白色のポリカーボネイトを成形加工して形成され、樹脂面である内部壁11aが成形加工時に鏡面状に形成されている。このような鏡面状の内部壁11aに可視光領域の光を照射すると、この光の97%以上を内部壁11aから前記解放された一方側の導光板8側に反射させることができ、導光板8の一端部8a方向に反射する光の反射効率が非常に良い。 【0017】また、図3に示す一対の光源10、10間には、透明で角棒状のライトガイドパイプ12が3つの面からなるそれぞれの内部壁11aに密着するように配設されている。前記ライトガイドパイプ12は、材質が透明のアクリルからなり、光源10の光の色や輝度のバラツキを均等化させると共に、点光源の光を線光源?に変換したり、あるいは、導光板8に入射する線光源の照明光を均等化させることができる。そのために、ライトガイドパイプ12に入射された光源10の光は、鏡面状の内部壁11aで反射され、この反射光がライトガイドパイプ12内で減衰することなく、導光板8の一端部8aから本体部8b内に入射することができるようになっている。 【0018】また、ホルダー部材11の内部壁11aを鏡面状にするには、内部壁11aを形成する部分の成形金型を鏡面状に仕上げるだけで、成形加工後特別な後処理をすることなく高品質の鏡面状の内部壁11aを形成することができる。 【0019】このような構成の液晶表示装置を、外周が明るい例えば昼間に使用する場合は、昼間の明るい光が、導光板8の表面(凹凸面)から本体部8b内に入射し、この光が下方の液晶セル1を透過して、反射部材6によって図示上方に反射される。この図示上方に反射される反射光が、再度液晶セル1に入射し、導光板8の表面から外部に出射される。この外部に出射される光によって、液晶セル1の文字等の表示画像を鮮明に読みとることができる。 【0020】また、本発明の照明装置を用いた液晶表示装置を、外周が暗い例えば夜間等で使用する場合は、光源9を点灯することにより、液晶セル1の文字等の表示画像を鮮明に読み取り可能となっている。このような光源9を点灯させたときの光は、図2の模式図に示すように、ライトガイドパイプ12内に導かれて、反射効率の高い鏡面状の内部壁11aで反射されて、導光板8の一端部8aから本体部8b内に入射する。この本体部8b内に入射した光の一部は、導光板8の本体部8bの表面に形成した微細な凹凸(図示せず)面に反射して、導光板8の裏面から図示下部の液晶セル1側に向かって出射される。 【0021】そして、導光板8の裏面から出射された光は、液晶セル1を透過して反射板6の反射部6bで図示上方に反射され、この反射光が再度液晶セル1を透過して、上部の導光板8の裏面から本体部8b内に入射する。前記本体部8b内に入射した光は、本体部8bの表面から外部に出射され、この外部に出射する光によって、周囲が暗くとも、導光板8を透して液晶セル1の文字等の表示画像を鮮明に表示できる。 【0022】本発明の実施の形態の説明では、光源10をホルダー部材11の長手方向の一端部と他端部の両方に設けたもので説明したが、1個の光源10を一端部、または他端部のいずれか一方だけに設けたものでも良い。即ち、光源10をホルダー部材11の長手方向の一端部または/および他端部に配設したものであれば良い。 【0023】 【発明の効果】本発明の照明装置は、横長状で内部壁がコ字状に形成されたホルダー部材と、このホルダー部材の長手方向の一端部または/および他端部に配設した光源とを備え、前記ホルダー部材を白色の樹脂材料で形成したので、内部壁から導光板の一端部方向に反射する光源の光の反射効率を良くすることができる。そのために、液晶セルの文字等の画像を鮮明に表示することができる高性能な照明装置を提供できる。 【0024】また、ホルダー部材は、材質がポリカーボネイトからなり、前記内部壁が鏡面状に形成されているので、内部壁から導光板の一端部方向に反射する光源の光の反射効率を更に良くすることができる。 【0025】また、本発明の液晶表示装置は、請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の照明装置を用いたので、周囲が暗い夜間でも、照明装置の光源を点灯することにより、液晶セルの表示画像を鮮明に表示することができる高性能な液晶表示装置を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010098 【氏名又は名称】アルプス電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月23日(2000.10.23) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−133937(P2002−133937A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−328424(P2000−328424) |
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