| 【発明の名称】 |
面状照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】江川 元二
【氏名】志村 宇洋
【氏名】鈴木 信吾
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| 【要約】 |
【課題】照度の均一化、緻密な照明、視認性の向上及び適用可能な画面サイズの拡大を可能とする面状照明装置を提供する。
【解決手段】透明基板2の側面8a、8bに近接して、棒状の導光体3a、3bと点状光源4a、4bから構成される光源5a、5bを配置する。透明基板2の表面には、光反射パターン29を導光体3a、3bの軸方向に沿って形成する。光反射パターン29は、溝部27と溝部に隣接する平坦部28とから構成されている。溝部27は、その断面が台形状を有し、光源部5a、5bから離れた位置に形成される溝部27ほどその深さが深くなり、透明基板2の中央付近に形成される溝部27の深さが最も深くなるように形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 透光性材料からなる透明基板の、対向する2つの側面に沿ってそれぞれ直線状の光源を近接配置し、該光源の軸方向に沿うように複数の溝部と該溝部に隣接する平坦部とからなる光反射パターンを前記透明基板上に形成したサイドライト方式の面状照明装置において、前記透明基板上の溝部の断面形状は、略逆台形に形成されていることを特徴とする面状照明装置。 【請求項2】 前記台形状の溝部の傾斜面と底部の面とで形成される傾斜角度の外角を35°から55°の角度に形成することを特徴とする請求項1に記載の面状照明装置。 【請求項3】 前記外角の角度は左右対称に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の面状照明装置。 【請求項4】 前記光反射パターンを構成する溝部の深さは、前記それぞれの光源から離れるに従って深く形成され、透明基板の中央付近に形成される溝部の深さが最も深くなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の面状照明装置。 【請求項5】 前記光反射パターンを構成する溝部の間隔は、前記それぞれの光源から離れるに従って狭く形成され、透明基板の中央付近に形成される溝部の間隔が最も狭くなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の面状照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、看板、各種反射型表示装置等の照明手段に用いられる面状照明装置に関するものであり、特に、液晶表示装置の照明手段として用いられるものである。 【0002】 【従来の技術】薄型で占有容積が小さく、軽量であること等に特徴を有する液晶表示装置は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等をはじめとする多くの電気製品に使用され、その需要は増大している。ところで、液晶表示装置の液晶自体は自ら発光しないため、太陽光や部屋の照明の明るさを十分に取り込むことができない暗所で使用する場合には、液晶表示装置とは別個に液晶を照射する照明手段が必要となる。従って、この液晶を照射する照明手段も小型で消費電力が小さいことが望まれ、近年、薄板状のサイドライト方式(導光板方式)の面状照明装置をその手段として使用することが多い。このようなサイドライト方式の面状照明装置として、本願の発明者らは、特開2000−11723に、以下に示すような従来例を提案している。 【0003】図7に、その従来例の面状照明装置の一形態を示す。図に示すように、面状照明装置1'は、透光性材料からなる透明基板2と、その透明基板2の一側面8に近接して設けられた光源5とから概略構成される。そして、光源5から出射された光が透明基板2内に入射され、透明基板2の下部に配置された液晶表示装置(図示、省略)を照射する。 【0004】光源5は棒状の透明部材からなる導光体3と、該導光体3の一端部に配置された点状光源(例えば、発光ダイオード等)4とから構成されている。また、導光体3には、光路変換手段12が設けられている。この光路変換手段12は、透明基板2の一側端面8と向かい合う面9の対向面に、例えば、断面形状が三角形の溝部を形成することによって、点状光源4から出射した光を透明基板2の一側端面8にほぼ均一に入射させる機能を有するものである。尚、導光体3は、透明基板2の一側端面8から所定の距離をおいて、導光体3の一側面9が透明基板2の一側端面8に沿うように配置されている。 【0005】また、点状光源4から放出される光を効率よく透明基板2内に入射させるために、導光体3の周囲に光反射部材(フレーム)13が設けられている。光反射部材13は概略U字状に形成され、導光体3の透明基板2に向かい合う面9以外の長手方向の周囲を覆っている(図8参照)。尚、光反射部材13の導光体3を覆う面側(内面)には、銀等の金属を蒸着したフィルム、白色フィルム等を貼り付けた硬質樹脂品、あるいはアルミ板、ステンレス板等の金属板を曲げ加工したものが用いられている。 【0006】図8は、透明基板2の上面16に形成された、複数の光反射パターン19を模式的に示す側面図である。光反射パターン19は、断面形状が三角形の溝部17と、それに隣接する平坦部18とから構成され、導光体3と平行にそれぞれ所定の間隔を置いて形成されている。溝部17は、導光体3から入射した光が、導光体3(光源5)からの距離に左右されることなく透明基板2の全体面においてほぼ均一に反射され、透明基板2の下部に設けられた液晶表示装置(図示省略)を照射することができるように、それぞれ相違した深さで形成されている。即ち、溝部17の深さは、導光体3から遠ざかるに従って徐々に深くなるように形成されている。 【0007】図9には、従来例の面状照明装置の別の一形態を示す。図に示すように、面状照明装置1"は、より大きな表示画面に対応するために、あるいは画面の輝度を向上させるために光源部を複数(5aと5b)配置させたものである。透明基板2の一側面8aに沿って光源部5aを配置するとともに、一側面8aに対向する面8bに沿って光源部5bを配置している。それぞれの点状光源4a、4bから導光体3a、3b内に入射した光は、導光体3a、3bの一面に形成された光路変換手段12a、12bによって、透明基板2の一側面8a及び一側面8bへ均一に放出される。また、点状光源5a、5bから放出される光を効率よく透明基板2内に入射させるために、導光体3a、3bの周囲に光反射部材(フレーム)13a、13bを設けている。光反射部材13a、13bは概略U字状に形成され、導光体3a、3bの透明基板2に向かい合う面9a、9b以外の長手方向の周囲を覆っている(図10参照)。 【0008】図10は、透明基板2の上面16に形成された、複数の光反射パターン19を模式的に示す側面図である。光反射パターン19は、断面形状が三角形の溝部17と、それに隣接する平坦部18とから構成され、導光体3a、3bと平行にそれぞれ所定の間隔を置いて形成されている。溝部17は、導光体3a、3bから入射した光が、導光体3(光源5)からの距離に左右されることなく、透明基板2の全体面においてほぼ均一に反射されて、透明基板2の下部に設けられた液晶表示装置(図示省略)を照射することができるように、それぞれ相違した深さで形成されている。即ち、溝部17の深さは、導光体3a、3bに近いほど浅く、逆に、導光体3a、3bから遠ざかるに従って徐々に深くなり、透明基板2の中央付近でその深さが最も深くなるように形成されている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のような構成による面状照明装置において、透明基板の表面に形成される溝部(プリズム)の形状は、その断面が三角形の形状を有しているため、液晶表示画像の視認性及び光反射パターンの加工性を確保するために以下のような制約を有するという不具合があった。 【0010】透明基板2内へ入射した光が光反射パターン19の溝部17に反射して、液晶表示装置を照射する光路を図3(b)に示す。この場合、光反射パターン19の溝17のピッチL'が粗いと、溝部で反射した光によって照射される明るい部分と平坦部で反射した光によって照射される暗い部分との差が目立ち、液晶表示装置10を均一に照射することができない。また、溝部17のピッチL'を0.3mm以上にして光反射パターンを形成した場合には、溝部17の深さ及び幅もある程度大きくなるため、液晶表示面を観察したときに、溝部17の形成されている位置が目視で認識できてしまうという不具合がある。このため、溝部17のピッチL'は、0.3mm以下にすることが必要となる(好ましくは0.2mm程度)。 【0011】また、溝部17のピッチL'を0.3mmとし、その深さを導光体3からの距離に応じ変化させて形成する場合に、溝部17の深さは、浅い溝部で10μm、深い溝部で25μm程度に形成される。この溝部17は、25μmを超えた深さになると、溝部17の傾斜面の影響が発生し、液晶の表示画像がズレて見えるという不具合が生じる。このため、溝部17の深さは、最も深いもので20〜25μm程度に抑える必要がある。また、溝部17のピッチL'を0.15mmとし、その深さを導光体3からの距離に応じて変化させ形成する場合に、溝部17の深さは、浅い溝部で5μm、深い溝部で15μm程度に形成される。そして、更に溝部17のピッチL'を狭くして形成する場合には、溝部17の深さは、浅い溝部において5μm以下にする必要があり、射出成形上で溝形状を正確に成形できないという不具合がある。 【0012】これらの加工性の制約を考慮すると、従来例の構成を有する面状照明装置では、画面全体において均一に照射を行うことができる液晶表示画面の寸法A(図7の透明基板縦寸法に等しい)は、所定の大きさに制限される。例えば、その寸法は、透明基板2に近接して光源を1つ設けた面状照明装置では60mm程度であり、光源を2つ設けた面状照明装置では、120mm程度である。 【0013】本発明は、上記課題を解決するためになされてものであり、透明基板上に形成する光反射パターンの改良により、表示画面全体における均一な明るさと緻密な照明、更には適用可能画面サイズの拡大を可能とする面状照明装置の提供を目的とするものである。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の発明は、透光性材料からなる透明基板の、対向する2つの側面に沿ってそれぞれ直線状の光源を近接配置し、該光源の軸方向に沿うように複数の溝部と該溝部に隣接する平坦部とからなる光反射パターンを前記透明基板上に形成したサイドライト方式の面状照明装置において、前記透明基板上の溝部の断面形状は、略逆台形に形成されていることを特徴とするものである。光源から放射された光線は、透明基板内に入射し、光反射パターンを構成する溝部の傾斜面、溝部の底部、および平坦部によって反射され、液晶表示面を均一に照射する。また、溝部を台形状に形成することによって金型の加工性および耐久性を向上させることができる。 【0015】また、上記課題を解決するために、請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記台形状の溝部の傾斜面と底部の面とで形成される傾斜角度の外角を35°から55°の角度に形成することを特徴とするものである。光反射パターンを形成する溝部の傾斜面の傾斜角度を、所定の角度に形成することによって、観察面における良好な光分布特性を得ることができる。 【0016】また、上記課題を解決するために、請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記外角の角度は左右対称に形成されていることを特徴とするものである。溝部の左右の傾斜面角度を対称に形成することにより、より良好な光分布特性を得ることができる。 【0017】また、上記課題を解決するために、請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、前記光反射パターンを構成する溝部の深さは、前記それぞれの光源から離れるに従って深く形成され、透明基板の中央付近に形成される溝部の深さが最も深くなることを特徴とするものである。溝部の深さを変化させた光反射パターンを形成することで、更に良好な光分布特性を得る。 【0018】また、上記課題を解決するために、請求項5の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、前記光反射パターンを構成する溝部の間隔は、前記それぞれの光源から離れるに従って狭く形成され、透明基板の中央付近に形成される溝部の間隔が最も狭くなることを特徴とするものである。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る面状照明装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。尚、本面状照明装置は、従来例として説明した面状照明装置の透明基板上に形成された光反射パターン、詳しくは、光反射パターンを構成する溝部の形状を改良したものであり、従来の面状照明装置と同様の部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。 【0020】図1は、本発明に係る面状照明装置の一形態を示す分解斜視図である。図に示すように、面状照明装置1は、透明基板2と、透明基板2の一側面8a及び8bに沿って配置される光源部5a、5bと、光反射板(フレーム)13a、13bとから概略構成される。光源部5a、5bは、棒状の導光体3a、3bと点状光源4a、4bとから構成され、導光体3a、3bの一面には光路変換手段12a、12bが形成されている。また、光反射板13a、13bは、面状照明装置1が組み合わされたとき導光体3a、3bをそれぞれ覆うように配置される(図2参照)。尚、この実施の形態においては、光源として点状光源と導光体とから構成される長手状(直線状)のものを使用したが、この形態に限定されるものではなく、例えば、蛍光管等を使用したものであってもよい。 【0021】透明基板2の上面(観察側の面)26には、一側面8a、8b(以下、入射面ともいう。)から入射した光を、透明基板2の下面24全体から均一に液晶表示装置(図示省略)側へ出射するために光反射パターン29が形成されている。光反射パターン29は、溝部27と溝部に隣接する平坦部28とから構成され、導光体3a、3bの軸方向に沿って複数形成されている。溝部27は、略逆台形状を有している。即ち、台形の短辺を溝部の底部(下面24側)とし、長辺を上面26側として形成されている。そして、導光体3a、3bから離れた位置に形成される溝部27ほどその深さが深くなるように形成されている。即ち、隣接する溝部27の深さは、それぞれ相違した深さで形成され、導光体3a、3bに近い溝部27の深さほど浅く、逆に、導光体3a、3bから遠い位置に形成される溝部27ほどその深さは深くなり、透明基板2の中央付近に形成される溝部27の深さが最も深くなるように形成されている。 【0022】図2は、透明基板2の上面26に形成された、複数の光反射パターン29を模式的に示す側面図である。溝部27a27b…27nの内、導光体3bに最も近い溝部27aの深さが最も浅く、導光体3bから遠くなる(溝部27b、溝部27c…)にしたがって、その深さは深くなり、透明基板2の中央付近に形成されている溝部27nの深さが最も深くなっている。 【0023】このように溝部27の深さを導光体3a、3bからの距離に応じて変化させることにより、出射する光を均一にすることができるのは、以下に示すような理由によるものである。光源5bから放射され、透明基板2の入射面8bから透明基板2内に入射した光は、光反射パターン29を形成する溝部27a、27b、…27nの傾斜面、底部面、あるいは平坦部よって反射される。この内、溝部27a、27b、…27nの傾斜面で反射される光の多くは、透明基盤2の下面24へ進行する際の入射角(下面24と光線とで形成される角度)が小さいためそのまま透明基板2から出射する。しかしながら、溝部の底部面および平坦部で反射された光線の多くは、下面24へ進行する際の入射角が大きいので、下面24で反射した後に透明基板2内に戻る。従って、溝部の傾斜面の面積が大きいほど透明基板2の下面24から出射する光の量は多くなる。また、光の輝度は、光源部5bから距離の大きさに反比例して低下する。以上のことから、図2に示す形態では、光源部5bから離れるに従って溝部の深さを深くして傾斜面の面積を大きくし、光源部5bからの距離に依存する光との均衡を保つことで、透明基板2の下面24から出射する光を下面24全体において均一になるように光反射パターン29を形成している。尚、光源5aから放射される光についても、同様に光反射パターン29を形成している。 【0024】ここで、光源と観察面から見た光の分布との関係について説明する。図4は、観察面をある方向から見たときの光の角度分布を示すものである。図4(a)は、光源を1つ設けた場合の角度分布のグラフとその観察イメージ図を示す。図4(b)は、光源を2つ設けた場合の角度分布のグラフを示す。グラフのプラス(+)側は、光の進行方向側を示し、マイナス(−)側は、光源側を示している。図4(a)に示すように、光は、その進行方向側において広い範囲(角度)で出射している。一方、光は、光源側においては、狭い範囲(角度)にしか出射されない。つまりこれは、光の戻り方向には出射されにくいことを示している。この角度分布の特性を利用して視野角の改善を図ったものが、光源を透明基板の両側に、即ち光源を2つ設けた照明装置であり、そのときの光の角度分布が図4(b)に示すものである。透明基板の両側から放射された光が合成され、光はプラス側及びマイナス側に広い範囲(角度)で出射され、広い視野角度を得ることができる。 【0025】次に、光反射パターンにおける光の反射の相違によって観察面に生じる明暗縞について説明する。図3は、透明基板2に形成される光反射パターン19、29で反射した光によって生じる明暗縞を模式的に表したものである。図3(a)は光反射パターン29を構成する溝部27を台形状に形成したときに生じる明暗縞(本願発明の一形態)を表し、図3(b)は光反射パターン19を構成する溝部17を三角形状に形成したときに生じる明暗縞(従来例の一形態)を表している。 【0026】いずれの形態においても、溝部17及び溝部27の傾斜面で反射した光の照射によって、明暗縞の明の部分が発生している。しかしながら、図3(a)に発生する明暗縞のピッチpは、溝ピッチL(隣接する溝部と溝部との間隔)が、従来の形態の溝ピッチL'と等しいにも係わらず、図3(b)に発生する従来の明暗縞のピッチp'の約1/2の間隔になっている。これは、図3(b)に示す三角形状の溝部17では、2つの傾斜面において反射した光により1つの明の部分が発生しているのに対し、図3(a)に示す台形状の溝部27では、それぞれの傾斜面において反射した光によって1つの明の部分が発生しているからである。これにより、明暗縞の明暗の差が目立たなくなり、照明品位を良好にすることができる。また、明暗縞のピッチpを、従来の明暗縞のピッチp'と同じ間隔に形成して透明基板2を作成した場合には、溝ピッチLは約2倍の間隔になり、従来と同じレベルの照明品位を維持できる画面サイズは約2倍の大きさにすることができる。 【0027】また、光反射パターン29によって効率よく光を反射させるための、溝部29の傾斜面の傾斜角度について説明する。図3(a)の斜線を付した台形状の溝部27において、傾斜面21と底部面23とで形成される角の外角をθ1、傾斜面22と底部面23とで形成される角の外角をθ2とする。外角θ1及びθ2は、傾斜面21で反射した光が全反射するような角度に設定する。更に、観察画面が最も明るくなるようにその角度を限定する。これらのことを考慮すると、この実施の形態において使用している平面平板状の透明基板2では、外角θ1、外角θ2は、共に45°のとき最も効率よく光を反射させることができる。しかし、透明基板の形状や使用目的に応じて適宜設定することが望ましく、これらを考慮すると外角θ1、外角θ2は35°〜55°の範囲に設定される。 【0028】図5は、本発明に係る面状照明装置の別の一形態を示す分解斜視図である。透明基板2の上面36には、その断面が逆台形状を有する溝部37と溝部に隣接する平坦部38とから構成される光反射パターン39が、導光体3a、3bの軸方向に沿って複数形成されている。それぞれの溝部37の深さ及び底部面の幅は、一定となるように形成されている。 【0029】そして、平坦部38は、光源5a、5bから遠ざかるに従って徐々にその幅が狭くなるように形成されている。即ち、隣接する平坦部38の幅は、それぞれ相違した幅に形成され、導光体3a、3bに近い平坦部38の幅ほど広く、逆に、導光体3a、3bから遠い位置に形成される平坦部38ほどその幅は狭くなり、透明基板2の中央付近に形成される平坦部38の幅が最も狭くなるように形成されている。このように平坦部の幅を変化させて光反射パターン39を形成することにより、光源5a、5bから離れるに従って一定の区間に形成される溝部の数が徐々に多くなるため、溝部37での反射に起因する光の量と、光源5a、5bからの距離に依存する光の量との均衡が保たれ、下面34から出射する光線の量は全体で均一となる。 【0030】図6は、透明基板2の上面36に形成された、複数の光反射パターン39を模式的に示す拡大側面図であり、図面の左側が導光体3b側である。平坦部38a、38b…38nの内、導光体3bに最も近い位置に形成されている平坦部38aの幅が最も広く、導光体3bから離れる(平坦部38b、平坦部28c…)にしたがって、その幅は徐々に狭くなり、透明基板2の中央付近に形成されている平坦部38nの幅が最も狭くなっている。また、溝部を形成している傾斜面の傾斜角度は、図3において説明したθ1、θ2と同一の角度を有している。 【0031】 【発明の効果】本発明に係る面状照明装置によれば、透明基板上に形成する光反射パターンの溝部の断面の形状を台形状にすることによって、従来と同じ溝ピッチで光反射パターンを形成した場合、その実質的な溝ピッチ(溝部の傾斜面と、溝部の底部面及び平坦部との光の反射の違いによる明暗縞のピッチ)は、従来と同じ溝ピッチの約1/2とすることができ、観察面で認識される明暗の輝度ムラを緩和することができる。またこのことから、明暗縞のピッチ(実質的な溝ピッチ)を約2倍にした場合にも、従来と同一レベルの画面品位を確保することができるので、画面品位を維持したまま、大きな表示画面に対応することができる。また、透明基板の金型は鋭角な突起部を有しない形状となるので、その耐久性は大幅に向上する。更に、光反射パターンの溝部の深さ、平坦部の幅等を光源部からの距離に応じて適宜変化させることによって、液晶表示素子を照射する透明基板からの光を基板全体で均一にすることができる。また、溝部を形成する傾斜面の傾斜角度を所定の角度にすることによって、透明基板内に入射した光を効率よく透明基板の下面から出射させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000114215 【氏名又は名称】ミネベア株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月5日(2000.9.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068618 【弁理士】 【氏名又は名称】萼 経夫 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−75037(P2002−75037A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月15日(2002.3.15) |
| 【出願番号】 |
特願2000−268517(P2000−268517) |
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