| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】遠藤 敏男
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| 【要約】 |
【課題】環形蛍光ランプの取り付けの安全性及び操作性を考慮しながら、最低温度部の温度維持を確実にしてランプの効率向上を可能とした照明器具を提供する。
【解決手段】環形蛍光ランプ3は、口金36の一端側のガラス管31端部に最低温度部Aが設定され、照明器具本体1に複数のランプホルダ4により吊り下げ支持される。複数のランプホルダ4の一つを組み込んた放熱体5が照明器具本体1に取り付けられており、環形蛍光ランプ3はその口金36の一端近傍の最低温度部Aと他端部とが放熱体5に接触するように、吊り下げられる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 照明器具本体と、この照明器具本体に複数のランプホルダにより吊り下げ支持される、ガラス管の所定位置に最低温度部が設定された環形蛍光ランプと、前記複数のランプホルダの一つを組み込んで前記照明器具本体に取り付けられて、前記環形蛍光ランプの前記最低温度部に接触する放熱体と、を有することを特徴とする照明器具。 【請求項2】 前記最低温度部は、口金の一端側のガラス管端部に設定され、前記放熱体は、前記環形蛍光ランプの前記最低温度部に接触するように構成されているを有することを特徴とする請求項1記載の照明器具。 【請求項3】 前記放熱体は、熱良導体ブロックにより構成され、前記環形蛍光ランプの前記最低温度部に接触するように、前記環形蛍光ランプの曲率と略同じ曲率の湾曲面を形成する接触部を有するものであることを特徴とする請求項2記載の照明器具。 【請求項4】 前記放熱体に組み込まれたランプホルダは、弾性力によって前記環形蛍光ランプを前記放熱体の接触部に密着させるものであることを特徴とする請求項3記載の照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、環形蛍光ランプを用いて構成される照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】蛍光ランプは、ガラス管の内壁に蛍光体膜を塗布し、内部に水銀とアルゴン等の希ガスを封入して構成される。ガラス管端部は、フィラメント及び排気管が取り付けられたステムに封着される。一般家庭や店舗等で用いられる蛍光ランプとして最近は、高周波点灯回路の改良等により、外径を16〜17mmにまで細径化したものが開発されている。この様に細径化した蛍光ランプを用いれば、照明器具を薄型化できる。 【0003】ところで一般に、低圧水銀放電管である蛍光ランプでは、発光効率が最大になるのは管壁温度が約40℃の場合であり、これより管壁温度が高くても低くても効率が低下することが知られている。またこの場合、水銀水蒸気圧はランプ内の最低温度部で決まるので、管壁全体を40℃に保持することは必要ではなく、ランプの一部に最低温度部が形成されればよいとされている。 【0004】この様な観点から、蛍光ランプの一部に最低温度部を形成するために放熱手段を設ける工夫はいくつか提案されている(特開平9−82130号公報、特開平11−134930号公報等)。また、環形蛍光ランプを細径化した場合の管壁の温度上昇の影響を低減するために、最低温度部の位置を設定する工夫もなされている(例えば、特開平11−3682号公報)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、環形蛍光ランプの取り付けの安全性及び操作性を考慮しながら、最低温度部の温度維持を確実にしてランプの効率向上を可能とした照明器具を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明に係る照明器具は、照明器具本体と、この照明器具本体に複数のランプホルダにより吊り下げ支持される、ガラス管の所定位置に最低温度部が設定された環形蛍光ランプと、前記複数のランプホルダの一つを組み込んで前記照明器具本体に取り付けられて、前記環形蛍光ランプの前記最低温度部に接触する放熱体とを有することを特徴としている。 【0007】この発明によると、環形蛍光ランプのガラス管の適当な位置、例えば口金の一端近傍のガラス管端部等に最低温度部が設定された環形蛍光ランプを用いて、その最低温度部の温度を最適値に維持すべく放熱体が照明器具本体に取り付けられる。これにより、蛍光ランプの最低温度部の温度維持が確実になる。この場合、蛍光ランプを吊り下げるランプホルダの一つは放熱体と一体に組み込まれたものとしてランプ支持を行い、このランプ支持により同時に、放熱体が最低温度部に接触する状態とする。 【0008】従って照明器具本体への環形蛍光ランプ取り付けは、端子接続、ランプ吊り下げ支持及びランプの放熱体への取り付けが蛍光ランプの取り付けの操作により簡単にできる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明の実施例を説明する。図1は、この発明の実施例による照明器具の取り付け構造を示している。室内の天井等に取り付けられた、高周波点灯回路2を有する照明器具本体1に、ランプホルダ4により支持されて環形蛍光ランプ3が取り付けられる。 【0010】環形蛍光ランプ3は、外径が16〜17mm程度の細径ガラス管31を用いて構成された高周波点灯用蛍光ランプである。ガラス管31の内壁には蛍光体膜が塗布され、内部に水銀とアルゴン等の希ガスが封入されている。蛍光ランプ3の樹脂製口金36の近傍の構造を示すと、図2のようになっている。即ちガラス管31の両端部は、フィラメント33a,33b及び排気管34a,34bが取り付けられたステム32a,32bに封着されている。ステム32a,32bのうち、一方のステム32aが他方のステム32bに比べて長く形成されており、これによってこの蛍光ランプ3では、口金36のステム32a側のガラス管31の端部Aが最低温度部として設定されている。 【0011】蛍光ランプ3の最低温度部Aの温度は、約40℃に保持することが最大効率を得るために必要である。このためにこの実施例では、照明器具本体1に、蛍光ランプ3を取り付けたときに蛍光ランプ3に接触するように、放熱体5が取り付けられている。また蛍光ランプ3を照明器具本体1に吊り下げ支持するためのランプホルダ4は例えば、120°間隔で3個設けられるが、そのうちの一つは、放熱体5に一体に組み込まれている。 【0012】放熱体5は、蛍光ランプ3が長手方向の2箇所で接触するように、コの字形に金属を加工してなる熱良導体ブロックである。そして図1に示すように、蛍光ランプ3の口金36の部分が放熱体5に当接するように、蛍光ランプ3が取り付けられる。より具体的にいえば、コの字形の放熱体5は、蛍光ランプ3の曲率と略同じ曲率の湾曲面が先端に形成された二つの接触部51,52を持ち、その一方の接触部51は、口金36の一方の端部に近い蛍光ランプ3の最低温度部Aに接触し、他方の接触部52は、口金36の他方の端部に接触するように、口金36の大きさとの関係で放熱体5の大きさが決められている。また、二つの接触部51,52は、最低温度部Aに接触する接触部51の方が口金36の端部に接触する接触部52に比べて大きな面積で蛍光ランプ3に接触するように、ランプ長手方向に厚肉になっている。 【0013】図3は、蛍光ランプ3の照明器具本体1への取り付け操作を示している。図3(a)に示すように、蛍光ランプ3を、その口金36の一方の端部近傍の最低温度部Aと口金36の他方の端部がそれぞれ接触部51,52の先端湾曲面に接触するように、放熱体5に当接させる。そして図3(b)に示すように、高周波点灯回路2につながるソケット21を、蛍光ランプ3の端子37(図2に示す、フィラメント33a,33bにつながるリード線35a1,35a2,35b1,35b2に対応する)に差し込み装着した後、図3(c)に示すように、放熱体5に回転可能に取り付けられているランプホルダ4を回転させて、蛍光ランプ3をランプホルダ4に係留する。ランプホルダ4は、針金をコの字形に曲げて更に蛍光ランプ3の口金36と略同じ曲率で湾曲させたもので、その弾性力によって蛍光ランプ3を押し上げ、蛍光ランプ3を放熱体5の接触部51,52に密着させる。残りのランプホルダ4は、蛍光ランプ3の口金36以外の部分をつり下げ支持することになる。 【0014】以上のようにこの実施例によると、環形蛍光ランプの口金近傍に最低温度部が設定され、環形蛍光ランプはその最低温度部が放熱体に接触するように照明器具本体に取り付けられる。これにより、蛍光ランプの最低温度部を約40℃に保持して、高い発光効率を維持することができる。また、放熱体には一体にランプホルダの一つが組み込まれていて、ランプ取り付けに際しては口金部分でソケット差し込み、ランプホルダへの係留が行われるため、取り付けの操作性に優れている。更に放熱体は二つのランプ接触部のうち一つが口金の端部に接触する。従って口金から離れたガラス管部に最低温度部を設定して、ガラス管部のみを放熱体に接触させる場合に比べると、誤って蛍光ランプの破損をもたらすおそれも少ない。 【0015】実施例では、一つの蛍光ランプを用いた照明器具を説明したが、径の異なる環形蛍光ランプを2個或いは3個組み合わせて一つの照明器具を構成する場合にもこの発明は同様に適用できる。この場合、放熱体は、各蛍光ランプ毎に別々に用意してもよいし、2個或いは3個の蛍光ランプに対して一体に構成された放熱体を用意してもよい。また放熱体は、金属に限らず、熱伝導性の優れたアルミナ等を含有させたガラス繊維入りのシリコーンゴムをベースとしたものでもよい。この様なゴム材料を用いると、柔軟性を有するため、蛍光ランプへの密着性もよく、効果的な放熱が可能になるだけでなく、誤って蛍光ランプを破損するおそれも一層低減される。 【0016】図4は、別の実施例による環形蛍光ランプ5の支持構造を示している。図5は、この実施例に用いられる放熱体5とこれと一体に取り付けられたランプホルダ5の部分の斜視図である。図では3本の蛍光ランプ3を支持する例を示しているが、これに限られるわけではない。 【0017】照明器具本体1に取り付けられた放熱体5は、金属等の熱良導体ブロックである。放熱体5は、蛍光ランプ3が当接される面が、蛍光ランプ3の長手方向に所定の幅をもって、且つ蛍光ランプ3の外周に沿うように湾曲面に加工され、且つその湾曲面部には熱伝導性の良好なゴム材6が貼り付けられている。ゴム材6は、例えばアルミナ等を含有させたシリコーンゴムであり、これにより、蛍光ランプ3を密着性よく且つ、熱良導性を確保しながら、放熱体5に押し付けて保持することを可能としている。 【0018】放熱体5と一体に取り付けられたランプホルダ4は、プラスチック製の帯状体である。このランプホルダ4の一端部41は、放熱体5の一端部に回転自在に装着され、他端部には、放熱体5の他端部にワンタッチで嵌め込まれる係止部42とその操作つまみ43が形成されている。 【0019】この実施例による放熱体5は、照明器具本体1の一箇所、即ち取り付けられる蛍光ランプの最低温度部(先の実施例に対応させれば、口金近傍に設定される)に設けられる。他の適当なランプ支持箇所では、通常の吊り下げ支持金具が用いられる。 【0020】この実施例によっても、先の実施例と同様に、蛍光ランプの最低温度部の温度維持が確実で且つ、ランプ取り付け操作も簡単にできるという効果が得られる。なおこの実施例の構造は、最低温度部を口金近傍ではなく、蛍光ランプの他の所定位置に設定する場合にも同様に適用することができる。 【0021】 【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、環形蛍光ランプの取り付けの安全性及び操作性を考慮しながら、最低温度部の温度維持を確実にしてランプの効率向上を可能とした照明器具を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000103633 【氏名又は名称】オーデリック株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月5日(2000.7.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092820 【弁理士】 【氏名又は名称】伊丹 勝
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| 【公開番号】 |
特開2002−25331(P2002−25331A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月25日(2002.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−203193(P2000−203193) |
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