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【発明の名称】 照明器具
【発明者】 【氏名】斉藤 清

【要約】 【課題】センサの検知エリアを一定にすることができる照明器具を提供する。

【解決手段】センサ16のある突起部27を有する回路基板と、この回路基板を収納しセンサ16を外部に露出するケースと、このケースを内蔵しセンサ16を露出させる貫通孔13を有する器具本体1とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 突起部を有する回路基板と、この回路基板を収納し前記突起部を外部に露出するケースと、このケースを内蔵し前記突起部を露出させる器具開口部を有する器具本体とを備えた照明器具。
【請求項2】 前記ケースはケース本体およびケースカバーを有し、前記回路基板はケースカバーで保持する請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 前記ケースはケース本体およびケースカバーを有し、前記回路基板は前記突起部を固定し、前記回路基板は前記ケースカバーで保持する請求項1記載の照明器具。
【請求項4】 前記ケースカバーは前記回路基板を保持する保持用爪を有する請求項2または請求項3記載の照明器具。
【請求項5】 前記ケースカバーは前記回路基板を弾性的に保持した請求項2または請求項3記載の照明器具。
【請求項6】 前記回路基板は前記突起部を固定する基板と主基板とに分離されている請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載の照明器具。
【請求項7】 突起部を保持する基板を弾性体により保持したことを特徴とする照明器具。
【請求項8】 前記突起部は前記器具開口部に接触した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6記載の照明器具。
【請求項9】 前記突起部はセンサである請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】使用頻度の少ない場所等に設置され、通常は省エネルギのため消灯している照明器具として、人体をセンサで検知してランプを自動的に点灯するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、センサと器具本体との位置関係が一定していないと、検知エリアが変化し、検知エリアが器具ごとにばらつくことがある。例えば同じ場所に複数の照明器具を設置しても、これらがともに点灯すべき位置に人体が存在しているにもかかわらず、一方は点灯し他方はまだ点灯しない状態になることがある。
【0004】したがって、この発明の目的は、検知エリアを一定にすることができる照明器具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明器具は、突起部を有する回路基板と、この回路基板を収納し前記突起部を外部に露出するケースと、このケースを内蔵し前記突起部を露出させる器具開口部を有する器具本体とを備えたものである。
【0006】請求項1記載の照明器具によれば、回路基板およびケースを介して突起部が器具本体に固定されるため、突起部と器具本体の位置関係を一定にできるので、突起部にセンサを設けることにより、器具本体に対する検知エリアを一定にすることができる。
【0007】請求項2記載の照明器具は、請求項1において、前記ケースがケース本体およびケースカバーを有し、前記回路基板はケースカバーで保持するものである。
【0008】請求項2記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果のほか、組立容易になる。
【0009】請求項3記載の照明器具は、請求項1において、前記ケースがケース本体およびケースカバーを有し、前記回路基板は前記突起部を固定し、前記回路基板は前記ケースカバーで保持するものである。
【0010】請求項3記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果のほか、組立容易になるとともに、ケースカバーの突起部を露出する部分とセンサの位置関係を一定にでき、ケース本体とケースカバーの間の隙間やケース本体のたわみの影響を受けない。
【0011】請求項4記載の照明器具は、請求項2または請求項3において、前記ケースカバーが前記回路基板を保持する保持用爪を有するものである。
【0012】請求項4記載の照明器具によれば、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、回路基板を取付け容易にできる。
【0013】請求項5記載の照明器具は、請求項2または請求項3において、前記ケースカバーが前記回路基板を弾性的に保持したものである。
【0014】請求項5記載の照明器具によれば、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、突起部に外力が加わっても弾性により吸収できるので突起部および回路基板の損傷を防止できる。
【0015】請求項6記載の照明器具は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5において、前記回路基板が前記突起部を固定する基板と主基板とに分離されているものである。
【0016】請求項6記載の照明器具によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5と同様な効果のほか、検出信号を出力する基板と、その制御回路を有する基板とを分離することができ、外力を受ける突起部によって主基板が変形等の影響を受けるのを防止することができる。
【0017】請求項7記載の照明器具は、突起部を保持する基板を弾性体により保持したことを特徴とするものである。
【0018】請求項7記載の照明器具によれば、請求項5の効果と同様に突起部に加わる外力に対して突起部および回路基板を保護することができる。
【0019】請求項8記載の照明器具は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6において、前記突起部が前記器具開口部に接触したものである。
【0020】請求項8記載の照明器具によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6と同様な効果のほか、器具本体の器具開口部と突起部の位置関係を一定に保つことができ、突起部に設けたセンサの検知エリアをより一層一定に保つことができる。
【0021】請求項9記載の照明器具は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8において、前記突起部をセンサとしたものである。
【0022】請求項9記載の照明器具によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8と同様な効果がある。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図1から図4により説明する。すなわち、この照明器具は、天井埋込型であり、器具本体1と、センサブロック2とを有する。
【0024】器具本体1は、図2に示すように天井3の埋込穴4に嵌め込まれ、天井裏の取付ボルト5に座金6とナット7により取付けられる。器具本体1には中央の長手方向に沿ってに富士形反射板8が取付けられ、器具本体1の両端にランプソケット9が取付けられ、反射板8の前側でランプソケット9に直管形のランプ10が装着される。また反射板8の裏面側に安定器11およびセンサブロック2が取付けられる。センサブロック2に対応して図1に示すように反射板8の断面山形の頂部に凹曲面12が形成され、その底部に貫通孔13が形成されている。14は電源線である。
【0025】センサブロック2は、図3および図4に示すように、ケース15とセンサ16を有する。ケース15はケース本体17と、ケースカバー18からなる。ケース本体17は底浅の箱形であり、ケースカバー18は断面略V字形である。ケースカバー18は開口縁のほぼ四隅の位置にケース本体17の係止受け(図示せず)に係止する取付爪20を突設している。また開口縁の中央の内側より一対の主基板保持用爪19を突出し、ケースカバー18の中央より外方に円筒状の蓋部21を一体に突出し、ケースカバー18の蓋部21の裏面側に一対のセンサ基板保持用爪22を突出している。23は出力線挿通部である。
【0026】センサ16は、主基板24と可撓な接続線25で接続されたセンサ基板26とを有し、センサ基板26に突起部27を取付け固定し、突起部27の先端にセンサ16を設けている。センサ16はその検知信号を主基板24に送り、主基板24では検知信号により照明器具のランプ10を点灯制御するものである。突起部27を図4に示すように蓋部21に通し、センサ基板26の前面をケースカバー18の内面に当接した状態で、センサ基板26の側縁にセンサ基板保持用爪22が係止し、保持状態となる。さらに主基板24を主基板保持用爪19に引っ掛け、図4(b)に示すようにケース本体17に取付爪20でケースカバー18を取付ける。図4に示すように突起部27はその先端が筒部よりも若干突出している。
【0027】このセンサブロック2のケース本体17を器具本体1に取付け、反射板8を器具本体1に取付けると、図1に示すよう反射板8の凹曲面12の貫通孔13に突起部27が貫通しセンサ16が器具の外部に露出することとなる。この場合、センサ16を反射板8の貫通孔13の裏側縁部に当接してもよい。
【0028】この実施の形態によれば、回路基板24、26およびケース15を介して突起部27が器具本体1に取付けられるため、突起部27と器具本体1の位置関係を一定にできるので、突起部27にセンサ16を設けることにより、器具本体1に対する検知エリアを一定にすることができる。とくに、センサ基板26をケースカバー18に保持するため、ケースカバー18の蓋部21の開口部とセンサ16の位置関係を一定に保つことができ、センサ16の突出量を一定に保ち、ケース本体17とケースカバー18間の隙間やケース本体17のたわみの影響を受けない。したがって、ケース本体17、および器具本体1を介して反射板8の貫通孔13との関係も一定にでき、センサ16の検知エリアを一定にできることとなる。また主基板24をケースカバー18に仮保持可能としたため、組立容易になる。
【0029】センサ16の検出信号を出力するセンサ基板26と、その制御回路を有する主基板24とを分離することにより、外力を受ける突起部27によって主基板24が変形等の影響を受けるのを防止できる。
【0030】この発明の第2の実施の形態を図5に示す。すなわち、第1の実施の形態のセンサ基板保持用爪22を、ケースカバー18の略V字形をなす斜面より突起部27の突出方向に対して例えば略45度の傾斜姿勢に突出して、センサ基板保持用爪22の樹脂弾性により突起部27の突出方向に対して弾性を付与するようにしたものである。
【0031】図5(b)に示すように、反射板8の貫通孔13の口縁に突起部27の先端のセンサ16の周縁が当接するようにしている。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0032】この実施の形態によれば、センサ基板26が弾性体を構成するセンサ基板保持用爪22により保持されているため、蓋部21より突出している寸法分ケース内側方向に移動することができるので、センサ16に外力が加わった場合にセンサ16は内側に移動しケースカバー18内に入り込むと、その後外力はケースカバー18で受けるのでセンサ16を外力から保護することができ、センサ基板26の保護にもなる。
【0033】この発明の第3の実施の形態を図6に示す。すなわち、第1の実施の形態におけるセンサ基板保持用爪22に代えて、ケース本体17に主基板24を貫通する例えば筒状の一対の支持体33に例えばコイルばねを用いたばね34を設け、センサ基板26に設けたガイド35をばね34に貫通して支持体33に挿入し、支持体33に所定範囲移動可能に取付けたものである。したがって、突起部27のセンサ16の先端部を反射板8の貫通孔13の縁部に弾性係止することができ、また外力が突起部27に加わっても第2の実施の形態と同様にセンサ16を蓋部21の先端まで後退することができる。なお支持体33をセンサ基板26をばね34で連結してガイド35を省略してもよい。
【0034】器具開口部となる貫通孔13の裏面縁部とセンサ16を接触させることにより、両者の位置関係を一定に保つことができるので、一定の検知エリアをより一層確保することができる。またセンサ16が外力によって押されるときセンサ16を開口部まで可動することができるので、センサ16およびセンサ基板26を保護することができる。
【0035】この発明の第4の実施の形態を図7および図8に示す。すなわち、第1の実施の形態において、蓋部21がケースカバー18と別体に形成されたものである。この場合、ケースカバー18の中央には角孔37が形成され、保持用爪22の基部に蓋部21を受ける受け段38を設けている。蓋部21は角孔37に嵌合可能な板部39と板部39の中央に貫通した筒部40と、板部39の両端に形成した爪部41からなる。
【0036】蓋部21の板部39をケースカバー18の表側から角孔37に挿入し受け段38に係止すると同時に保持用爪22が角孔37の縁部に係止して固定される。その他は、第1の実施の形態と同様である。
【0037】この発明の第5の実施の形態を図9に示す。すなわち、第2の実施の形態において、蓋部21が第4の実施の形態と同様にケースカバー18と別体に形成されたものである。38′は角孔37の縁部に設けた受け段であり、受け段38と同じ機能を有する。40は蓋部21からセンサ16の突出量であり、センサ可動範囲である。
【0038】この発明の第6の実施の形態を図10に示す。すなわち、第3の実施の形態において、蓋部21が第4および第5の実施の形態と同様にケースカバー18と別体に形成されたものである。
【0039】なお、この発明において、突起部27の先端にセンサ16を設けているが、突起部27をセンサで構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の照明器具によれば、回路基板およびケースを介して突起部が器具本体に固定されるため、突起部と器具本体の位置関係を一定にできるので、突起部にセンサを設けることにより、器具本体に対する検知エリアを一定にすることができる。
【0041】請求項2記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果のほか、組立容易になる。
【0042】請求項3記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果のほか、組立容易になるとともに、ケースカバーの突起部を露出する部分とセンサの位置関係を一定にでき、ケース本体とケースカバーの間の隙間やケース本体のたわみの影響を受けない。
【0043】請求項4記載の照明器具によれば、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、回路基板を取付け容易にできる。
【0044】請求項5記載の照明器具によれば、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、突起部に外力が加わっても弾性により吸収できるので突起部および回路基板の損傷を防止できる。
【0045】請求項6記載の照明器具によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5と同様な効果のほか、検出信号を出力する基板と、その制御回路を有する基板とを分離することができ、外力を受ける突起部によって主基板が変形等の影響を受けるのを防止することができる。
【0046】請求項7記載の照明器具によれば、請求項5の効果と同様に突起部に加わる外力に対して突起部および回路基板を保護することができる。
【0047】請求項8記載の照明器具によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6と同様な効果のほか、器具本体の器具開口部と突起部の位置関係を一定に保つことができ、突起部に設けたセンサの検知エリアをより一層一定に保つことができる。
【0048】請求項9記載の照明器具によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8と同様な効果がある。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成12年6月19日(2000.6.19)
【代理人】 【識別番号】100076174
【弁理士】
【氏名又は名称】宮井 暎夫
【公開番号】 特開2002−8435(P2002−8435A)
【公開日】 平成14年1月11日(2002.1.11)
【出願番号】 特願2000−182399(P2000−182399)