| 【発明の名称】 |
照明システム |
| 【発明者】 |
【氏名】紺谷 真佐博
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| 【要約】 |
【課題】大きさや形態に関係なく比較的自由度が高く照明器具を取り付けることのできる照明システムの提供。
【解決手段】室内天井部に、給電ライン10a,12aを相互に間隔をあけて平行に並設して2組の給電ライン群10,12を形成し、これら2組の給電ライン群10,12を相互に交差させて形成される。照明器具18は、2組の給電ライン群10,12間に掛け渡して取り付ける。照明器具18の電源端子は各給電ライン10a,12aに各々対応して接続される。給電ライン10a,12a間に電圧を印加することで照明器具18を点灯させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 導電性を有する線材からなる第1の給電ラインと第2の給電ラインとを相互に間隔をあけてかつ上下に交差させて天井部に張設し、これら第1及び第2の給電ライン間に照明器具を掛け渡して取り付け、この照明器具の電源端子を各給電ラインに各々対応させて接続して、これら給電ライン間に印加される電圧で前記照明器具を点灯させることを特徴とする照明システム。 【請求項2】 前記第1の給電ラインおよび前記第2の給電ラインをそれぞれ2本以上、相互に間隔をあけて平行に配置して第1の給電ライン群および第2の給電ライン群を形成してなることを特徴とする請求項1に記載の照明システム。 【請求項3】 前記給電ラインの交差部に、これら給電ライン群間を相互に電気的に絶縁する絶縁セパレータを介設したことを特徴とする請求項1または2に記載の照明システム。 【請求項4】 前記給電ラインの両端部をガイド部材を介して平行移動可能に支持したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照明システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、天井部に相互に間隔をあけて張設された給電ライン間に照明器具を掛け渡して取り付けるとともに、照明器具の電源端子を各々対応させて給電ラインに接続して、給電ライン間に印加した電圧で照明器具を点灯させる照明システムに関し、特にこのシステムにおいて照明器具の設置自由度を高める技術に関する。 【0002】 【従来の技術】照明器具を簡単で便利にセッティングすることができるシステムとして次のような照明システムが知られている。このシステムは、図9に示すように、導電性を有するケーブルや棒材等の線材で形成された2本の給電ライン2a,2bを相互に間隔をあけて天井部4に平行に張設したものである。各給電ライン2a,2bはそれぞれ支持具5を介して支持されている。照明器具6は、これら給電ライン2a,2b間に取付具7を介して掛け渡して取り付けられる。取付具7には、給電ライン2a,2bに着脱するクリップ等が設けられ、このクリップ等には照明器具6の電源端子から延出されたリード線が接続されている。このクリップ等を給電ライン2a,2bに直接接続することで、照明器具の電源端子と各給電ライン2a,2bとを電気的に接続することができ、配線接続作業も完了させることができる。このように照明器具6のセッティングが容易であるとともに、給電ライン2a,2bの間であればどこでも自由自在に照明器具6を設置することができることから、意匠性やデザイン性の求められる空間部を中心に幅広く採用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような照明システムには次のような問題があった。すなわち、2本の給電ライン2a,2b間であればどこでも自由自在に照明器具6をセッティングすることができるものの、そのほかの場所、即ち給電ライン2a,2b間以外の場所に照明器具6を取り付けようとした場合には、その都度、給電ライン2a,2bの設置位置を変更しなければならなかった。また、照明器具6の大きさや形態等が給電ライン2a,2bの間隔と合わない場合にも、給電ライン2a,2bの設置位置を変更して対応しなければならなかった。給電ライン2a,2bの設置位置を変更する作業は、きわめて煩雑な作業であり、かなりの手間や時間がかかった。 【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、大きさや形態に関係なく比較的自由度が高く照明器具を取り付けることのできる照明システムを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために本発明にかかる照明システムにあっては、導電性を有する線材からなる第1の給電ラインと第2の給電ラインとを相互に間隔をあけてかつ上下に交差させて天井部に張設し、これら第1及び第2の給電ライン間に照明器具を掛け渡して取り付け、この照明器具の電源端子を各給電ラインに各々対応させて接続して、これら給電ライン間に印加される電圧で前記照明器具を点灯させる構成とした。 【0006】第1の給電ラインおよび第2の給電ラインを相互に間隔をあけつつ上下に交差させることで、第1の給電ラインと第2の給電ラインとで挟まれるエリアが交差部を中心に四方に形成され、どこのエリアも照明器具の取付が可能であるから、従来のように平行な給電ライン間に限られる場合に比べて、照明器具の設置可能エリアが広がってその分自由度も高くなる。天井部全体を照明器具の設置エリアとして有効利用することができる。また、様々な大きさや形態の照明器具にも容易に対応することができる。また、照明器具の設置位置を変更する場合であっても、給電ラインの位置変更をせずに対応することができる。 【0007】さらに第1の給電ラインおよび第2の給電ラインがそれぞれ2本以上相互に間隔をあけて平行に並設されて第1の給電ライン群および第2の給電ライン群が形成されていることで、第1の給電ラインと第2の給電ラインとの間の間隔をより狭めることができ、照明器具の取付性がさらに向上し、様々な大きさや形態の照明器具にも十分に対応することができる。 【0008】ここで給電ラインの交差部にこれらを電気的に絶縁する絶縁セパレータを介設することで、両者が不用意に接触して短絡してしまわないように防止することができる。 【0009】また、給電ラインの両端部をガイド部材を介してスライド移動可能に支持することで、各給電ライン間の間隔を適宜調節することができ、これにより、照明器具のサイズや種類、形態等に合わせて給電ライン同士のピッチを調節して柔軟に対応することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明にかかる照明システムの一実施形態を図1〜図5に示す。この照明システムは、図1及び図2に示すように、給電ライン10aを縦方向に揃えつつ相互に間隔をあけて平行に並設した縦ライン群10と、同じく給電ライン12aを相互に間隔をあけて横方向に揃えて平行に並設した横ライン群12とを備える。縦横2つのライン群10,12は、上下に重ねて配置され、各給電ライン10a,12aが相互に直角に交差して格子状に組まれている。縦横2つのライン群10,12の各給電ライン10a,12aの間隔は等しく設定されて、室内天井部に天井面14から適宜な間隔をあけて水平に配置されている。各給電ライン10a,12aは、例えば銅等の金属をはじめとする各種導電性材料で形成されたケーブルやワイヤー、棒材等の線材で形成される。これら縦ライン群10と横ライン群12との間には、外部の電源装置から供給される例えば直流12V等の電圧が印加される。 【0011】縦横ライン群10,12の各交差部には、それぞれ図3に示すように絶縁セパレータ16が介設されている。この絶縁セパレータ16は、プラスチック材やゴム材等の一般的によく知られた絶縁材料で形成される。その上面および下面にはそれぞれ給電ライン10a,12aを収容して保持する保持部として溝部16aが形成され、これら各溝部16a内に縦横2つのライン群10,12の各給電ライン10a,12aがそれぞれ着脱自在にはめ込まれる。縦横2つのライン群10,12の各給電ライン10a,12aが相互に固定されて、両者の間隔が一定に保持されるとともに電気的にも絶縁され、誤って接触しないようになっている。 【0012】各給電ライン10a,12aの両端部は、図4および図5に示すように、相互に平行に配置された一対の縦用ガイド部材22と横用ガイド部材23を介して支持されている。ガイド部材22,23は、例えば断面C字状等に成形された長尺な部材で構成され、壁面に沿って水平に取り付けられている。ガイド部材22,23には長手方向に沿ってガイド溝24が形成されていて、このガイド溝24内に各給電ライン10a,12aの端部が差し込まれている。各給電ライン10a,12aの端部には、フランジ状の係止部26が一体的に形成されていて、各給電ライン10a,12aの端部をガイド溝24内から抜け落ちないように保持している。各給電ライン10a,12aの端部はガイド溝24に沿って自由自在にスライドでき、これによって、各給電ライン10a,12aをガイド部材22,23に沿って平行にスライド移動させて各給電ライン10a,12a間の間隔を容易に変更することができる。 【0013】これら縦横2つのライン群10,12間への電圧の印加は、図2に示すように、ガイド部材22,23を介して行われる。すなわち、電源装置30から延出された電源供給ライン31は、縦ライン群10の各給電ライン10aを支持する縦用ガイド部材22と、横ライン群12の各給電ライン12aを支持する横用ガイド部材23とにそれぞれ接続され、これら2系統のガイド部材22,23間に電源装置30からの供給電圧が印加される。この供給電圧は、ガイド部材22,23のガイド溝26の周縁部と各給電ライン10a,12aの端部との接触部を通じて各給電ライン10a,12aへと伝達される。これによって、縦横給電ライン群10,12間には、電源装置30からの供給電圧が印加されることになる。なお、ガイド部材22,23については、漏電や短絡等の不具合を防止すべく予め外面を絶縁被膜で覆ってあるのが好ましい。 【0014】照明器具18は、図1に示すように、縦ライン群10の給電ライン10aと横ライン群12の給電ライン12aとの間に掛け渡して取り付ける。各給電ライン10a,12aと照明器具18との間には、例えば棒体状を呈する等の適宜な取付具20を介在させる。この取付具20には、照明器具18の電源端子に接続された端子部が設けられていて、取付具20を各給電ライン10a,12aに取り付けるときにこの端子部が直接給電ライン10a,12aに接続され、取付具20を各給電ライン10a,12aに取り付けるだけで、照明器具18の電気的な接続作業等も完了する。別途配線作業等を行う必要はなく、きわめて短時間でセッティング作業を終了させることができる。格子状のエリア内であれば、場所を選ばずどこでも所望のところに照明器具18をセッティングすることができ、非常に設置自由度が高い。また、各給電ライン10a,12aが平行移動可能に支持されているため、給電ライン10a,12aのピッチを調節して照明器具のサイズや種類、形態等に合わせて柔軟に対応することができる。 【0015】さらに、照明による演出を多彩に行うために、格子状のエリアをいくつかの領域に区分して、領域毎に照明器具18を点灯制御するようにするシステムも構築することができる。図6はそのシステムの一例を示したものである。ここでは、縦用ガイド部材22および横用ガイド部材23をそれぞれ2分割し、全体が4つのエリアに区分されている。各ガイド部材22,23は、一対のうちの一方が電源供給ライン31を介して電源装置30と個別に電気的に接続される。電源装置30が電圧を印加する電源供給ライン31の組み合わせに応じてエリア別に照明器具18を点灯させたり消灯させたりすることができる。なお、照明器具18の点灯操作にあっては、ワイヤレスリモコン装置等を用いて直接、照明器具18を制御するなシステムにしてもよい。 【0016】また、給電ライン10a,12aについては必ずしも格子状に配置されている必要はなく、室内の形状や大きさ等の各種設置条件に合わせて様々な形態をも採りうる。図7および図8はそのうちの一例を示したものである。図7は、相互に間隔をあけて平行に並設された2つのガイド部材22間に給電ライン10a,12aを掛け渡した例である。図8は、三角形のエリアに給電ラインを配設した場合の一例を示す。 【0017】この他、本発明にあっては次の(1)〜(5)の形態も採り得る。 (1)給電ラインについては、少なくとも縦横1本ずつの給電ラインが配置されていればよい。つまり、少なくとも相互に間隔をあけて上下に交差する1組の給電ラインがあれば足りる。 (2)各給電ラインについては、必ずしも相互に間隔をあけて複数本平行に配置する必要はなく、1本の給電ラインを矩形状に折り曲げつつ交互に折り返してコルゲート状に成形したものを2セット用意し、これらを相互に交差させて格子状に構成してもかまわない。 (3)この他、各給電ラインについては、天井面から吊下げ具を介して吊下ろす形で設置するようにしてもかまわない。 (4)天井部と給電ラインとの間に適宜な支持部材を介設して、給電ラインを天井部に支持させる構造にしてもよい。 (5)電源装置から供給される電圧は、直流電圧の他に交流電圧であってもかまわない。 【0018】 【発明の効果】本発明にかかる照明システムによれば、第1の給電ラインおよび第2の給電ラインを相互に間隔をあけてかつ上下に交差させて天井部に張設することで、第1の給電ラインと第2の給電ラインとで挟まれる照明器具の取付可能なエリアが交差部を中心に四方に形成され、従来のように平行な給電ライン間に限られず、照明器具の設置自由度が高くなる。天井部全体を照明器具の設置エリアとして有効利用することができるとともに、様々な大きさや形態の照明器具に容易に対応することができる。照明器具の設置位置を変更する場合であっても、給電ラインの位置変更をせずに対応することができる。ここで、第1の給電ラインおよび第2の給電ラインがそれぞれ2本以上相互に間隔をあけて平行に並設されて第1の給電ライン群および第2の給電ライン群が形成されていることで、照明器具の取付性がさらに向上し、様々な大きさや形態の照明器具にも十分に対応することができる。 【0019】また、給電ラインの交差部にこれらを電気的に絶縁する絶縁セパレータを介設することで、両者が不用意に接触して短絡してしまわないように防止することができる。 【0020】さらにまた、給電ラインの両端部をガイド部材を介してスライド移動可能に支持することで、各給電ライン間の間隔を適宜調節することができ、これにより、照明器具のサイズや種類、形態等に合わせて給電ライン同士のピッチを調節して柔軟に対応することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000549 【氏名又は名称】株式会社大林組
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| 【出願日】 |
平成12年6月27日(2000.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071283 【弁理士】 【氏名又は名称】一色 健輔 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−8430(P2002−8430A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月11日(2002.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−193324(P2000−193324) |
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