| 【発明の名称】 |
車両用灯具 |
| 【発明者】 |
【氏名】町田 義一
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| 【要約】 |
【課題】複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブを取り付けることができることを目的とする。
【解決手段】バックカバー22が2個のブロック23、24に分割され、各ブロック23、24に光源バルブ10、12、14がそれぞれ装備され、各ブロック23、24の間に光源バルブ10、12、14と電気的に接続するフレキシブルなコード25が配線されている。この結果、バックカバー22を2個のブロック23、24に分割すると、2個のブロック23、24を複雑な取付箇所101、102に対応してそれぞれ取り付けることができる。また、各ブロック23、24間に配線されたフレキシブルなコード25が複雑な取付箇所101、102に対応してそれぞれ取り付けられた2個のブロック23、24間の取付位相差を吸収することができる。このために、複雑な取付箇所101、102であっても3個の光源バルブ10、12、14を取り付けることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バルブ挿入口が設けられているランプハウジングと、前記ランプハウジングに装着され、前記ランプハウジングと共に灯室を区画するランプレンズと、複数個の光源バルブが装備されているバックカバーとを備え、前記バックカバーを前記ランプハウジングに取り付けることにより、複数個の前記光源バルブが前記バルブ挿入口を経て前記灯室内にそれぞれ配置される車両用灯具において、前記バックカバーは、複数個のブロックに分割されており、前記バックカバーの各ブロックには、少なくとも1個の前記光源バルブがそれぞれ装備されており、前記バックカバーの各ブロックの間には、前記光源バルブと電気的に接続するフレキシブルなコードが配線されている、ことを特徴とする車両用灯具。 【請求項2】 前記ランプハウジングと前記バックカバーの各ブロックとの取付構造は、弾性係合手段と、嵌合凹凸手段とから構成されており、前記バックカバーの各ブロックの前記嵌合凹凸手段は、相互に嵌合可能であり、前記バックカバーの各ブロックには、前記嵌合凹凸手段を相互に嵌合して前記バックカバーの各ブロックが連結された際に同一面となるコード配線面が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載された車両用灯具。 【請求項3】 前記バックカバーの複数個のブロックのうち、少なくとも1個のブロックには、電源側のコネクタと電気的に接続するコネクタ部が設けられている、ことを特徴とする請求項1または2に記載された車両用灯具。 【請求項4】 前記光源バルブは、ウエッジベースタイプのバルブを使用し、前記各ブロックには、バルブホルダ部が設けられており、前記バルブホルダ部には、開口部が同一方向に設けられており、前記開口部には、前記コードと電気的に接続するターミナルが配置されており、前記ターミナルは、前記光源バルブのウエッジベースを着脱可能に装備し、かつ、電気的に接続する、ことを特徴とする請求項1または2または3に記載された車両用灯具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、リアコンビネーションランプなどのように、1つの灯具に複数個の光源バルブがベース形状のバックカバー(バルブホルダ)を介して取り付けられている車両用灯具に係るものである。特に、この発明は、複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブをバックカバーを介して取り付けることができる車両用灯具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の車両用灯具としては、たとえば、特開平8−249919号公報、特許第3151739号公報に記載のものがある。この車両用灯具は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、複数個の光源バルブが装備されたバックカバーとを備え、バックカバーをランプハウジングに取り付けることにより、複数個の光源バルブが灯室内にそれぞれ配置されるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの種の車両用灯具においては、複雑な取付箇所に複数個の光源バルブをバックカバーを介して取り付けることに関しては何ら考慮されていない。このために、従来の車両用灯具では、複雑な取付箇所に複数個の光源バルブをバックカバーを介して取り付けることができない場合がある。前記複雑な取付箇所とは、たとえば、段差、傾斜、湾曲がある取付箇所や、光源バルブの灯室への挿入方向が異なる(すなわち、交差したり捩じれたりなどする)取付箇所や、間隔が長い取付箇所などを言う。 【0004】この発明は、複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブを取り付けることができる車両用灯具を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、バックカバーが複数個のブロックに分割されており、バックカバーの各ブロックに少なくとも1個の光源バルブがそれぞれ装備されており、バックカバーの各ブロックの間に光源バルブと電気的に接続するフレキシブルなコードが配線されている、ことを特徴とする。 【0006】この結果、請求項1にかかる発明は、バックカバーを複数個のブロックに分割することにより、複数個のブロックを複雑な取付箇所に対応してそれぞれ取り付けることができる。また、請求項1にかかる発明は、各ブロック間に配線されたフレキシブルなコードが複雑な取付箇所に対応してそれぞれ取り付けられた複数個のブロック間の取付位相差を吸収することができる。このために、請求項1にかかる発明は、複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブを取り付けることができる。 【0007】また、請求項2にかかる発明は、ランプハウジングとバックカバーの各ブロックとの取付構造が、弾性係合手段と、嵌合凹凸手段とから構成されており、また、バックカバーの各ブロックの嵌合凹凸手段が相互に嵌合可能であり、嵌合凹凸手段を相互に嵌合してバックカバーの各ブロックが連結された際に同一平面となるコード配線面がバックカバーの各ブロックに設けられている、ことを特徴とする。 【0008】この結果、請求項2にかかる発明は、スクリューなどの別個の取付部品により取り付ける取付構造と比較して、部品点数を軽減化することができる。また、請求項2にかかる発明は、バックカバーが複数個のブロックに分割されて取付箇所が複数箇所となっても、弾性係合手段の弾性係合と嵌合凹凸手段の嵌合とにより、取付作業が簡単である。 【0009】また、請求項2にかかる発明は、バックカバーにコードをロボットにより自動配線する場合、嵌合凹凸手段を相互に嵌合して各ブロックを連結することにより、各ブロックのコード配線面が同一平面となる。このために、請求項2にかかる発明は、ロボットによる自動コード配線が可能となり、しかも、ロボットによる自動コード配線距離が短くて済むので、タクトタイム(製作時間)を短縮できる。 【0010】また、請求項2にかかる発明は、各ブロックの嵌合凹凸手段の相互嵌合連結部分において、コードを所定長さ分余らして配線しておく。これにより、請求項2にかかる発明は、各ブロックを分割して複雑な取付箇所に取り付ける際に、コードが短く配線不可能な事態を未然に防止できる。 【0011】また、請求項3にかかる発明は、バックカバーの複数個のブロックのうち、少なくとも1個のブロックに、電源側のコネクタと電気的に接続するコネクタ部が設けられている、ことを特徴とする。 【0012】この結果、請求項3にかかる発明は、複雑な取付箇所にそれぞれ取り付けられた複数個のブロックのうち、任意のブロックと電源側のコネクタとを電気的接続することができる。このために、請求項3にかかる発明は、車両用灯具における電源接続配線の設計の自由度が大きい。 【0013】また、請求項4にかかる発明は、光源バルブとして、ウエッジベースタイプのバルブを使用し、各ブロックにバルブホルダ部を設け、そのバルブホルダ部に開口部を同一方向に設け、その開口部にコードと電気的に接続するターミナルを配置し、そのターミナルが光源バルブのウエッジベースを着脱可能に装備し、かつ、電気的に接続する、ことを特徴とする。 【0014】この結果、請求項4にかかる発明は、各ブロックのバルブホルダ部の開口部が同一方向に設けられている。このために、請求項4にかかる発明は、バルブホルダ部およびコードにターミナルを食い切り構造で打ち込んで固定する際に、ターミナルを同一方向から打ち込むことができる。これにより、請求項4にかかる発明は、ターミナルを手作業で打ち込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0015】また、請求項4にかかる発明は、光源バルブとしてウエッジベースタイプのバルブを使用し、かつ、各ブロックのバルブホルダ部の開口部が同一方向に設けられている。このために、請求項4にかかる発明は、光源バルブのウエッジベースをバルブホルダ部の開口部中に差し込んで、光源バルブをターミナルにより着脱可能に装備すると共に電気的に接続する際に、光源バルブを同一方向から差し込むことができる。これにより、請求項4にかかる発明は、光源バルブを手作業で差し込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態の3例を添付図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。 【0017】(実施の形態1の構成の説明)図1〜図5は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態1を示す。図において、1は車両用灯具である。前記車両用灯具1は、たとえば、自動車の後部の左右両側にそれぞれ装備されるリアコンビネーションランプである。 【0018】前記車両用灯具1は、相互に装着された合成樹脂製のランプハウジング2と第1ランプレンズ3とダミーカバー4と第2ランプレンズ5とにより、第1灯室6とダミー室7と第2灯室8と第3灯室9とがそれぞれ区画されている。 【0019】前記第1灯室6内には、第1光源バルブ10と第1キャップ11とがそれぞれ配置されている。前記第2灯室8内には、第2光源バルブ12と第2キャップ13とがそれぞれ配置されている。前記第3灯室9内には、第3光源バルブ14と第3キャップ15とがそれぞれ配置されている。 【0020】前記第1光源バルブ10は、ダブルフィラメントのウエッジベースタイプのバルブである。前記第1キャップ11は、赤色の光透過性のキャップである。この第1光源バルブ10および第1キャップ11および第1灯室6は、リアコンビネーションランプのテールストップランプを構成する。 【0021】前記第2光源バルブ12は、シングルフィラメントのウエッジベースタイプのバルブである。前記第2キャップ13は、アンバー色の光透過性のキャップである。この第2光源バルブ12および第2キャップ13および第2灯室8は、リアコンビネーションランプのターンシグナルランプを構成する。 【0022】前記第3光源バルブ14は、シングルフィラメントのウエッジベースタイプのバルブである。前記第3キャップ15は、無色の光透過性のキャップである。この第3光源バルブ14および第3キャップ15および第3灯室9は、リアコンビネーションランプのバックアップランプを構成する。 【0023】前記ランプハウジング2の後部のうち、第1灯室6および第2灯室8および第3灯室9にそれぞれ対応する内面には、第1反射面16および第2反射面17および第3反射面18がそれぞれ設けられている。前記反射面16、17、18は、前記光源バルブ10、12、14からの光を所定の方向に反射させるものである。 【0024】前記ランプハウジング2のうち、第1灯室6および第2灯室8および第3灯室9にそれぞれ対応する後部には、第1バルブ挿入口19および第2バルブ挿入口20および第3バルブ挿入口21がそれぞれ設けられている。 【0025】この例の車両用灯具1は、上部の第1ランプレンズ3が下方から上方にかけて後方に若干回り込んでいる形状をなす。また、この例の車両用灯具1は、ランプハウジング2にバックカバー22を取り付ける箇所(この明細書においては、「取付箇所」とする)が2箇所ある構造をなす。すなわち、第1灯室6に対応する第1取付箇所101と、ダミー室7および第2灯室8および第3灯室9に対応する第2取付箇所102である。この2つの取付箇所101、102は、前後(第1取付箇所101が後方、第2取付箇所102が前方)に段差があり、かつ、間隔が長く離れている。 【0026】前記バックカバー22は、合成樹脂製からなり、複数個、この例では2個のブロック、すなわち、第1ブロック23と第2ブロック24とにそれぞれ分割されている。第1ブロック23と第2ブロック24との間には、光源バルブ10、12、14と電気的に接続するフレキシブルなコード25が配線されている。 【0027】すなわち、バックカバー22の第1ブロック23には、第1バルブホルダ部26が一体成形で設けられている。また、バックカバーの第2ブロック24には、第2バルブホルダ部27および第3バルブホルダ部28およびコネクタ部29がそれぞれ一体成形で設けられている。 【0028】この第1バルブホルダ部26、第2バルブホルダ部27、第3バルブホルダ部28には、開口部が、バックカバー22(第1ブロック23、第2ブロック24)のコード配線面30に対してほぼ垂直に、かつ、同一方向にそれぞれ設けられている。この各バルブホルダ部26、27、28の開口部には、ウエッジベースタイプのバルブである各光源バルブ10、12、14のウエッジベースが差し込まれる。 【0029】また、バックカバー22の第1ブロック23および第2ブロック24の一平面(ランプハウジング2に取り付ける側の平面)には、コード配線面30が設けられている。すなわち、第1ブロック23および第2ブロック24の一平面には、底が浅い凹部が設けられている。その凹部の底部にコード配線面30が形成されている。このコード配線面30上には、コード25が自動組立工程においてロボット(図示せず)により配線される。なお、図面では、コード25がコード配線面30から離れた状態(浮いた状態)で配線されているが、コード配線面30上に直接コード25を配線しても良い。 【0030】前記バックカバー22およびコード25に金属製のターミナル31〜38を、食い切り構造で打ち込む。すなわち、第1バルブホルダ部26およびコード25には、金属製の2個の第1+ターミナル31、31と第1−ターミナル32が打ち込まれて固定されている。また、第2バルブホルダ部27およびコード25には、金属製の第2+ターミナル33と第2−ターミナル34が打ち込まれて固定されている。さらに、第3バルブホルダ部28およびコード25に、金属製の第3+ターミナル35と第3−ターミナル36が打ち込まれて固定されている。さらにまた、コネクタ部29およびコード25には、金属製の4個の第4+ターミナル37、37、37、37と第4−ターミナル38が打ち込まれて固定されている。 【0031】この構成により、コード25は、バックカバー22の第1ブロック23および第2ブロック24にそれぞれ固定され、かつ、各ターミナル31〜38と電気的に接続される。また、各バルブホルダ部26、27、28の開口部には、各ターミナル31〜36が配置されることとなる。 【0032】この結果、第1光源バルブ10は、第1ブロック23の第1バルブホルダ部26に着脱可能に装備される。さらに、第2光源バルブ12および第3光源バルブ14は、第2ブロック24の第2バルブホルダ部27および第3バルブホルダ部28にそれぞれ着脱可能に装備される。さらにまた、第2ブロック24には、電源側のコネクタ(図示せず)と電気的に接続するコネクタ部29が設けられることとなる。 【0033】図4および図5において、符号39は、バックカバー22の第1ブロック23および第2ブロック24のコード配線面30上に一体に突設された小凸部である。この小凸部39は、コード25の配線位置を規制するものである。 【0034】バックカバー22の第1ブロック23および第2ブロック24をランプハウジング2に取り付けることにより、複数個、この例では3個の光源バルブ10、12、14がバルブ挿入口19、20、21を経て灯室6、8、9内にそれぞれ配置される。 【0035】ランプハウジング2とバックカバー22の第1ブロック23および第2ブロック24との取付構造は、弾性係合手段と、嵌合凹凸手段とから構成されている。すなわち、第1ブロック23の一端(第2ブロック24との分割端と反対側の端)には、弾性係合爪部40が一体に設けられている。また、第1ブロック23の他端には、嵌合凹部41が設けられている。一方、第2ブロック24の一端(第1ブロック23との分割端と反対側の端)には、弾性係合爪部42が一体に設けられている。また、第2ブロック24の他端には、嵌合凸部43が設けられている。 【0036】ランプハウジング2の第1取付箇所101には、係合段部44と嵌合凸部45とが、第1ブロック23の弾性係合爪部40と嵌合凹部41にそれぞれ対応して設けられている。また、ランプハウジング2の第2取付箇所102には、係合段部46と嵌合凹部47とが、第2ブロック24の弾性係合爪部42と嵌合凸部43にそれぞれ対応して設けられている。 【0037】バックカバー22の第1ブロック23の嵌合凹部41と、第2ブロック24の嵌合凸部43とは、相互に嵌合可能である。また、バックカバー22の第1ブロック23と第2ブロック24とには、嵌合凹部41と嵌合凸部43とを相互に嵌合して、第1ブロック23と第2ブロック24とを連結した際に同一平面となる前記コード配線面30がそれぞれ設けられている。 【0038】バックカバー22にコード25をロボットにより自動配線する場合、第1ブロック23の嵌合凹部41と第2ブロック24の嵌合凸部43との相互嵌合連結部分において、コード25を所定長さ分余らして配線しておく。コード25の余らしておく長さは、第1ブロック23と第2ブロック24とを分割してランプハウジング1の第1取付箇所101と第2取付箇所102とにそれぞれ取り付けた際の第1ブロック23と第2ブロック24との間の距離よりも若干長い長さにしておく。 【0039】(実施の形態1の作用の説明)この実施の形態1における車両用灯具は、上記のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。 【0040】まず、バックカバー22の製造について説明する。バックカバー22の第1ブロック23と第2ブロック24とをそれぞれ別個に成形する。この第1ブロック23の嵌合凹部41と第2ブロック24の嵌合凸部43とを嵌合して、第1ブロック23と第2ブロック24とを連結する。この状態で、第1ブロック23および第2ブロック24(バックカバー22)のコード配線面30上にコード25を前記の通りにロボットにより自動配線する。また、第1ブロック23および第2ブロック24(バックカバー22)にターミナル31〜38を打ち込んで固定し、それと同時に、コード25をも固定する。これにより、バックカバー22が製造される。 【0041】つぎに、バックカバー22のランプハウジング2への取り付け方について説明する。バルブホルダ部26、27、28に光源バルブ10、12、14を装備する。すなわち、各バルブホルダ部26、27、28の開口部中に、各光源バルブ10、12、14のウエッジベースを差し込む。すると、各光源バルブ10、12、14のウエッジベースが各バルブホルダ部26、27、28の開口部中に配置されている各ターミナル31〜36により、着脱可能に装備され、かつ、電気的に接続される。 【0042】続いて、第1ブロック23の嵌合凹部41と第2ブロック24の嵌合凸部43とを外して、第1ブロック23と第2ブロック24とを分割させる(図3参照)。なお、この光源バルブ10、12、14の装備と、バックカバー22の分割とは、相前後しても良いし、同時であっても良い。 【0043】それから、第1ブロック23の嵌合凹部41と第1取付箇所101の嵌合凸部45とを嵌合させ、かつ、第1ブロック23の弾性係合爪部40と第1取付箇所101の係合段部44とを弾性係合させる。この結果、第1ブロック23が第1取付箇所101に取り付けられる。また、第1光源バルブ10が第1バルブ挿入口19を経て第1灯室6内に配置される。 【0044】また、第2ブロック24の嵌合凸部43と第2取付箇所102の嵌合凹部47とを嵌合させ、かつ、第2ブロック24の弾性係合爪部42と第2取付箇所102の係合段部46とを弾性係合させる。この結果、第2ブロック24が第2取付箇所102に取り付けられる。また、第2光源バルブ12、第3光源バルブ14が第2バルブ挿入口20、第3バルブ挿入口21を経て第2灯室8、第3灯室9内にそれぞれ配置される。これにより、バックカバー22がランプハウジング2に取り付けられ、光源バルブ10、12、14が灯室6、8、9内に配置される。 【0045】(実施の形態1の効果の説明)この実施の形態1における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなるので、下記の効果を達成することができる。 【0046】この実施の形態1における車両用灯具1は、バックカバー22を、2個のブロック、すなわち、第1ブロック23と第2ブロック24とに分割するものである。この結果、この実施の形態1における車両用灯具1は、2個のブロック、第1ブロック23と第2ブロック24とを、ランプハウジング2の複雑な取付箇所、すなわち、前後に段差がありかつ間隔が長く離れた第1取付箇所101と第2取付箇所102とに対応してそれぞれ取り付けることができる。 【0047】また、この実施の形態1における車両用灯具1は、第1ブロック23と第2ブロック24間に配線されたフレキシブルなコード25が複雑な取付箇所、第1取付箇所101と第2取付箇所102とに対応してそれぞれ取り付けられた第1ブロック23と第2ブロック24との間の取付位相差を吸収することができる。このために、この実施の形態1における車両用灯具1は、複雑な取付箇所101、102であっても3個の光源バルブ10、12、14を取り付けることができる。 【0048】また、この実施の形態1における車両用灯具1は、ランプハウジング2とバックカバー22の第1ブロック23、第2ブロック24との取付構造が、弾性係合手段(弾性係合爪部40、42と、係合段部44、46)と、嵌合凹凸手段(嵌合凹部41、47と、嵌合凸部43、45)とから構成されている。この結果、この実施の形態1における車両用灯具1は、スクリューなどの別個の取付部品により取り付ける取付構造と比較して、部品点数を軽減化することができる。しかも、この実施の形態1における車両用灯具1は、バックカバー22が2個のブロック23、24に分割されて取付箇所101、102が2箇所となっても、弾性係合手段の弾性係合と嵌合凹凸手段の嵌合とにより、取付作業が簡単である。 【0049】また、この実施の形態1における車両用灯具1は、バックカバー22の第1ブロック23の嵌合凹部41と、第2ブロック24の嵌合凸部43とが相互に嵌合可能である。しかも、嵌合凹部41と嵌合凸部43とを相互に嵌合して第1ブロック23と第2ブロック24とが連結された際に同一平面となるコード配線面30がバックカバー22の第1ブロック23と第2ブロック24それぞれ設けられている。 【0050】この結果、この実施の形態1における車両用灯具1は、バックカバー22にコード25をロボットにより自動配線する場合、嵌合凹部41と嵌合凸部43とを相互に嵌合して、バックカバー22の第1ブロック23と第2ブロック24とを連結することにより、バックカバー22の第1ブロック23のコード配線面30と第2ブロック24のコード配線面30と同一平面となる。このために、この実施の形態1における車両用灯具1は、ロボットによる自動コード配線が可能となり、しかも、ロボットによる自動コード配線距離が短くて済むので、タクトタイム(製作時間)を短縮できる。その上、バスバー配線構造は、1種類の配線しか対応できないのに対して、ロボットによるコード25の自動配線は、自由度があり複数種類の配線に対応することができる。 【0051】また、この実施の形態1における車両用灯具1は、第1ブロック23の嵌合凹部41と第2ブロック24の嵌合凸部43との相互嵌合連結部分において、コード25を所定長さ分余らして配線しておく。これにより、この実施の形態1における車両用灯具1は、第1ブロック23と第2ブロック24を分割して複雑な第1取付箇所101と第2取付箇所102に取り付ける際に、コード25が短く配線不可能な事態を未然に防止できる。 【0052】また、この実施の形態1における車両用灯具1は、バックカバー22の2個のブロック23、24のうち、少なくとも1個の第2ブロック24に、電源側のコネクタと電気的に接続するコネクタ部29が設けられている。この結果、この実施の形態1における車両用灯具1は、複雑な取付箇所、第1取付箇所101と第2取付箇所102とにそれぞれ取り付けられた第1ブロック23、第2ブロック24のうち、任意のブロック、第2ブロック24と電源側のコネクタとを電気的接続することができる。このために、この実施の形態1における車両用灯具1は、車両用灯具における電源接続配線の設計の自由度が大きい。 【0053】さらにまた、この実施の形態1における車両用灯具1は、各ブロック23、24のバルブホルダ部26、27、28の開口部が同一方向に設けられている。このために、この実施の形態1における車両用灯具1は、バルブホルダ部26、27、28およびコード25にターミナル31〜36を食い切り構造で打ち込んで固定する際に、ターミナル31〜36を同一方向から打ち込むことができる。これにより、この実施の形態1における車両用灯具1は、ターミナル31〜36を手作業で打ち込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0054】また、この実施の形態1における車両用灯具1は、光源バルブ10、12、14としてウエッジベースタイプのバルブを使用し、かつ、各ブロック23、24のバルブホルダ部26、27、28の開口部が同一方向に設けられている。このために、この実施の形態1における車両用灯具1は、光源バルブ10、12、14のウエッジベースをバルブホルダ部26、27、28の開口部中に差し込んで、光源バルブ10、12、14をターミナル31〜36により着脱可能に装備すると共に電気的に接続する際に、光源バルブ10、12、14を同一方向から差し込むことができる。これにより、この実施の形態1における車両用灯具1は、光源バルブ10、12、14を手作業で差し込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0055】(実施の形態2の説明)図6は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態2を示す。図中、図1〜図5と同一符号は、同一のものを示す。 【0056】この実施の形態2における車両用灯具48は、前記の実施の形態1における車両用灯具1に対して、下記の事項が異なる。 【0057】すなわち、第1ランプレンズ3の回りこみ部が急である。また、第2灯室8とダミー室7とが上下逆である。さらに、複雑な取付箇所が3箇所、すなわち、第1取付箇所49と、第2取付箇所50と、第3取付箇所51とを有する。 【0058】第1取付箇所49と、第2取付箇所50と、第3取付箇所51とは、相互に離れている。また、3箇所の取付場所49、50、51における光源バルブ10、12、14の灯室6、8、9への挿入方向が異なる。すなわち、第1取付箇所49における光源バルブ10の第1灯室6への挿入方向53が、第2取付箇所50および第3取付箇所51における他の光源バルブ12、14の第2灯室8、第3灯室9への挿入方向54、55に対して交差する。なお、第2取付箇所50における光源バルブ12の第2灯室8への挿入方向54と、第3取付箇所51における光源バルブ14の第3灯室9への挿入方向55とは、ほぼ平行である。さらに、第2取付箇所50と第3取付箇所51とは、前後に段差を有する。 【0059】一方、バックカバー22は、3箇所の取付箇所49、50、51に対応して、3個のブロック、すなわち、第1ブロック56、第2ブロック57、第3ブロック58に分割されている。第1ブロック56と第2ブロック57との間には、光源バルブ10、12と電気的に接続するフレキシブルなコード25が配線されている。また、第2ブロック57と第3ブロック58との間には、光源バルブ12、14と電気的に接続するフレキシブルなコード25が配線されている。さらに、第2ブロック57と第3ブロック58とには、電源側のコネクタ(図示せず)と電気的に接続するコネクタ部59、60がそれぞれ設けられている。 【0060】ランプハウジング2とバックカバー22とには、取付構造としての弾性係合手段と嵌合凹凸手段とがそれぞれ設けられている。 【0061】バックカバー側の第1ブロック56には、弾性係合爪部61と嵌合凹部62とがそれぞれ設けられている。第2ブロック57には、嵌合凸部63と嵌合凹部64とがそれぞれ設けられている。第3ブロック58には、嵌合凸部65と弾性係合爪部66とがそれぞれ設けられている。 【0062】一方、ランプハウジング2側の第1取付箇所49には、係合段部67と嵌合凸部45とが、第1ブロック56の弾性係合爪部61と嵌合凹部62にそれぞれ対応して設けられている。第2取付箇所50には、嵌合凹部69と嵌合凸部70とが第2ブロック57の嵌合凸部63と嵌合凹部64にそれぞれ対応して設けられている。第3取付箇所51には、嵌合凹部71と係合段部72とが第3ブロック58嵌合凸部65と弾性係合爪部66にそれぞれ対応して設けられている。 【0063】第1ブロック56の嵌合凹部62と第2ブロック57の嵌合凸部63とは、相互に嵌合可能である。また、第2ブロック57の嵌合凹部64と第3ブロック58の嵌合凸部65とは、相互に嵌合可能である。さらに、第1ブロック56と第2ブロック57と第3ブロック58とには、嵌合凹部62、64と嵌合凸部63、65とを相互に嵌合して、第1ブロック56と第2ブロック57と第3ブロック58とを連結した際に同一面となるコード配線面(図示せず)がそれぞれ設けられている。 【0064】この実施の形態2における車両用灯具48は、前記の実施の形態1における車両用灯具1と同様に、バックカバー22にコード25をロボットにより自動配線する場合、第1ブロック56と第2ブロック57との相互嵌合連結部分、および、第2ブロック57と第3ブロック58との相互嵌合連結部分において、コード25を所定長さ分余らして配線しておく。 【0065】この実施の形態2における車両用灯具48は、上記のごとき構成からなるので、前記の実施の形態1における車両用灯具1と同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施の形態2における車両用灯具48は、3個のブロック56、57、58を、3箇所の複雑な取付箇所49、50、51(3箇所の取付箇所49、50、51が相互に離れている。また、第1取付箇所49におけるバルブ挿入方向53と、他の取付箇所50、51におけるバルブ挿入方向54、55とが交差する。さらに、第2取付箇所50と第3取付箇所51とが前後に段差を有する)に取り付けることができる。 【0066】(実施の形態2の変形例の説明)図7は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態2の変形例を示す。図中、図1〜図6と同一符号は、同一のものを示す。 【0067】この実施の形態2の変形例は、前記の実施の形態2における車両用灯具48に対して、下記の事項が異なる。すなわち、光源バルブ10の挿入方向53が他の光源バルブ12、14の挿入方向54、55とねじれ方向にある。 【0068】この実施の形態2の変形例は、前記の実施の形態2における車両用灯具48と同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施の形態2の変形例は、3個の光源バルブ10、12、14を複雑な取付箇所(光源バルブ10の挿入方向53が他の光源バルブ12、14の挿入方向54、55とねじれ方向(異なる方向)にある複雑な取付箇所)にも取り付けることができる。 【0069】(実施の形態3の説明)図8は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態3を示す。図中、図1〜図7と同一符号は、同一のものを示す。 【0070】この実施の形態3における車両用灯具52は、前記の実施の形態1における車両用灯具1に対して、下記の事項が異なる。実施の形態1における車両用灯具1は、第1ブロック23の長手方向と第2ブロック24の長手方向とがほぼ平行な状態で、第1ブロック23と第2ブロック24とがランプハウジング2(第1取付箇所101と第2取付箇所102と)にそれぞれ取り付けられている。これに対して、実施の形態3における車両用灯具52は、第1ブロック23の長手方向と第2ブロック24の長手方向とが交差する状態で、第1ブロック23と第2ブロック24とがランプハウジング2(第1取付箇所101と第2取付箇所102と)にそれぞれ取り付けられている。 【0071】この実施の形態3における車両用灯具52は、上記のごとき構成からなるので、前記の実施の形態1における車両用灯具1と同様の作用効果を達成することができる。特に、実施の形態3における車両用灯具52は、第1ブロック23の長手方向と第2ブロック24の長手方向とが交差する状態で、2個のブロック23、24をランプハウジング2の2箇所の取付箇所101、102にそれぞれ取り付けることができる。 【0072】なお、この実施の形態1、2、3における車両用灯具1、48、52は、リアコンビネーションランプについて説明したが、この発明は、その他の車両用灯具にも適用できる。 【0073】また、この発明の車両用灯具は、光源バルブの個数、ブロックの個数や形状、取付箇所の個数や状態(段差、傾斜、湾曲がある。光源バルブの灯室への挿入方向が異なる。間隔が長い)、コネクタ部の個数や設けるブロックなどにおいては特に限定しない。 【0074】さらに、この実施の形態1、2、3における車両用灯具1、48、52は、バックカバー22のブロックが取り付けられるランプハウジング2の取付箇所より外側において、防水構造が設けられている。この防水構造は、ランプハウジング2と車体との間に防水パッキンを介在させたものである。 【0075】さらにまた、この実施の形態1、2、3においては、光源バルブ10、12、14とバルブ挿入口19、20、21とは、1対1であるが、この発明は、1個のバルブ挿入口に複数個の光源バルブを挿入する車両用灯具であっても良い。 【0076】 【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブを取り付けることができる。 【0077】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)によれば、スクリューなどの別個の取付部品により取り付ける取付構造と比較して、部品点数を軽減化することができる。また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)よれば、バックカバーが複数個のブロックに分割されて取付箇所が複数箇所となっても、弾性係合手段の弾性係合と嵌合凹凸手段の嵌合とにより、取付作業が簡単である。 【0078】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)によれば、各ブロックを連結して各ブロックのコード配線面を同一平面とすることができるので、ロボットによる自動コード配線が可能となり、しかも、ロボットによる自動コード配線距離が短くて済むので、タクトタイム(製作時間)を短縮できる。 【0079】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)によれば、各ブロックの連結部分においてコードを所定長さ分余らしておくことにより、各ブロックを分割して複雑な取付箇所に取り付ける際に、コードが短く配線不可能な事態を未然に防止できる。 【0080】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項3)によれば、複雑な取付箇所にそれぞれ取り付けられた複数個のブロックのうち、任意のブロックと電源側のコネクタとを電気的接続することができるので、車両用灯具における電源接続配線の設計の自由度が大きい。 【0081】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)は、各ブロックのバルブホルダ部の開口部が同一方向に設けられている。このために、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)は、バルブホルダ部およびコードにターミナルを食い切り構造で打ち込んで固定する際に、ターミナルを同一方向から打ち込むことができる。これにより、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)は、ターミナルを手作業で打ち込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0082】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)は、光源バルブとしてウエッジベースタイプのバルブを使用し、かつ、各ブロックのバルブホルダ部の開口部が同一方向に設けられている。このために、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)は、光源バルブのウエッジベースをバルブホルダ部の開口部中に差し込んで、光源バルブをターミナルにより着脱可能に装備すると共に電気的に接続する際に、光源バルブを同一方向から差し込むことができる。これにより、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)は、光源バルブを手作業で差し込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000136 【氏名又は名称】市光工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年6月8日(2001.6.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089118 【弁理士】 【氏名又は名称】酒井 宏明
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| 【公開番号】 |
特開2002−367415(P2002−367415A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月20日(2002.12.20) |
| 【出願番号】 |
特願2001−173964(P2001−173964) |
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