| 【発明の名称】 |
車両用灯具 |
| 【発明者】 |
【氏名】町田 義一
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| 【要約】 |
【課題】複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブを取り付けることができること、および、ロボットによる自動コード配線が可能となることを目的とする。
【解決手段】2個のブロック23、24をランプハウジング2の複雑な取付箇所に対応してそれぞれ取り付けることができる。この結果、複雑な取付箇所101、102であっても3個の光源バルブ10、12、14を取り付けることができる。また、バックカバー22の2個のブロック23、24が溝4を介して区分されているので、その2個のブロック23、24のコード配線面30を同一平面とすることができる。この結果、ロボットによる自動コード配線が可能となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バルブ挿入口が設けられているランプハウジングと、前記ランプハウジングに装着され、前記ランプハウジングと共に灯室を区画するランプレンズと、複数個の光源バルブが装備されているバックカバーと、前記バックカバーのコード配線面上に配線され、かつ、前記光源バルブと電気的に接続するコードとを備え、前記バックカバーを前記ランプハウジングに取り付けることにより、複数個の前記光源バルブが前記バルブ挿入口を経て前記灯室内にそれぞれ配置される車両用灯具において、前記バックカバーには、1本もしくは複数本の溝が設けられており、前記バックカバーは、前記溝を介して複数個のブロックに区分されており、前記各ブロックには、少なくとも1個の前記光源バルブがそれぞれ装備されており、前記各ブロックは、前記溝において折り曲げられた状態で前記ランプハウジングに取り付けられている、ことを特徴とする車両用灯具。 【請求項2】 前記溝は、前記バックカバーのコード配線面側に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載された車両用灯具。 【請求項3】 前記溝は、2傾斜面のV字形状をなす、ことを特徴とする請求項1または2に記載された車両用灯具。 【請求項4】 2傾斜面のV字形状をなす前記溝の縁には、前記ブロックの折曲角度を規制するストッパが設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載された車両用灯具。 【請求項5】 前記溝は、曲面の湾曲形状をなす、ことを特徴とする請求項1または2に記載された車両用灯具。 【請求項6】 前記溝は、前記バックカバーのコード配線面側と、前記コード配線面と反対の面側とにそれぞれ設けられている、ことを特徴とする請求項1または2または3または4または5に記載された車両用灯具。 【請求項7】 前記光源バルブは、ウエッジベースタイプのバルブを使用し、前記各ブロックには、バルブホルダ部が設けられており、前記バルブホルダ部には、開口部が同一方向に設けられており、前記開口部には、前記コードと電気的に接続するターミナルが配置されており、前記ターミナルは、前記光源バルブのウエッジベースを着脱可能に装備し、かつ、電気的に接続する、ことを特徴とする請求項1または2または3または4または5または6に記載された車両用灯具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、リアコンビネーションランプなどのように、1つの灯具に複数個の光源バルブがベース形状のバックカバー(バルブホルダ)を介して取り付けられている車両用灯具に係るものである。特に、この発明は、複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブをバックカバーを介して取り付けることができる車両用灯具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の車両用灯具としては、たとえば、特開平8−249919号公報、特許第3151739号公報に記載のものがある。この車両用灯具は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、複数個の光源バルブが装備されたバックカバーとを備え、バックカバーをランプハウジングに取り付けることにより、複数個の光源バルブが灯室内にそれぞれ配置されるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの種の車両用灯具においては、複雑な取付箇所に複数個の光源バルブをバックカバーを介して取り付けることに関しては何ら考慮されていない。このために、従来の車両用灯具では、複雑な取付箇所に複数個の光源バルブをバックカバーを介して取り付けることができない場合がある。前記複雑な取付箇所とは、たとえば、段差、傾斜、湾曲がある取付箇所や、光源バルブの灯室への挿入方向が交差した取付箇所などを言う。 【0004】この発明は、複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブを取り付けることができる車両用灯具を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、バックカバーに1本もしくは複数本の溝を設け、そのバックカバーが溝を介して複数個のブロックに区分されており、その各ブロックに少なくとも1個の光源バルブをそれぞれ装備し、各ブロックが溝において折り曲げられた状態でランプハウジングに取り付けられている、ことを特徴とする。 【0006】この結果、請求項1にかかる発明は、複数個のブロックをランプハウジングの複雑な取付箇所に対応してそれぞれ取り付けることができるので、複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブを取り付けることができる。また、請求項1にかかる発明は、バックカバーの複数個のブロックが溝を介して区分されているので、その複数個のブロックのコード配線面を同一平面とすることができる。このために、請求項1にかかる発明は、コードを手作業で配線する際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動コード配線が可能となる。 【0007】また、請求項2にかかる発明は、バックカバーのコード配線面側に溝を設ける、ことを特徴とする。 【0008】この結果、請求項2にかかる発明は、複数個のブロックを溝において折り曲げた際に、コードがブロックを折り曲げた内側において撓むので、コードが引っ張られてコードに負荷がかかる虞はない。 【0009】また、請求項3にかかる発明は、溝が2傾斜面のV字形状をなす、ことを特徴とする。 【0010】この結果、請求項3にかかる発明は、複数個のブロックを溝において折り曲げた際に、隣り合うブロックの溝の2傾斜面が当接するので、ブロックの折曲角度を規制することができる。 【0011】また、請求項4にかかる発明は、2傾斜面のV字形状をなす溝の縁に、ブロックの折曲角度を規制するストッパが設けられている、ことを特徴とする。 【0012】この結果、請求項4にかかる発明は、複数個のブロックを溝において折り曲げた際に、隣り合うブロックの溝の2傾斜面とストッパとがそれぞれ当接するので、バックカバーがV字溝の底において切断されるのを未然に防止できる。 【0013】また、請求項5にかかる発明は、溝が曲面の湾曲形状をなす、ことを特徴とする。 【0014】この結果、請求項5にかかる発明は、複数個のブロックを溝において折り曲げた際に、隣り合うブロックの溝の曲面が当接するまで、ブロックの折曲角度を自由に設定することができる。特に、請求項5にかかる発明は、溝が曲面の湾曲形状をなすので、ブロックを溝において折り曲げた際に、バックカバーのうち溝を設けた部分が撓むことができる。これにより、V字溝の場合と比較して、バックカバーが溝において切断する虞はない。 【0015】また、請求項6にかかる発明は、溝がバックカバーのコード配線面側と、そのコード配線面と反対の面側とにそれぞれ設けられている、ことを特徴とする。 【0016】この結果、請求項6にかかる発明は、複数個のブロックを、コード配線面側の溝とそのコード配線面と反対の面側の溝とにおいてそれぞれ折り曲げることにより、複数個のブロックをほぼ平行段差に折り曲げられた状態でランプハウジングに取り付けることができる。 【0017】また、請求項7にかかる発明は、光源バルブとして、ウエッジベースタイプのバルブを使用し、各ブロックにバルブホルダ部を設け、そのバルブホルダ部に開口部を同一方向に設け、その開口部にコードと電気的に接続するターミナルを配置し、そのターミナルが光源バルブのウエッジベースを着脱可能に装備し、かつ、電気的に接続する、ことを特徴とする。 【0018】この結果、請求項7にかかる発明は、各ブロックのバルブホルダ部の開口部が同一方向に設けられている。このために、請求項7にかかる発明は、バルブホルダ部およびコードにターミナルを食い切り構造で打ち込んで固定する際に、ターミナルを同一方向から打ち込むことができる。これにより、請求項7にかかる発明は、ターミナルを手作業で打ち込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0019】また、請求項7にかかる発明は、光源バルブとしてウエッジベースタイプのバルブを使用し、かつ、各ブロックのバルブホルダ部の開口部が同一方向に設けられている。このために、請求項7にかかる発明は、光源バルブのウエッジベースをバルブホルダ部の開口部中に差し込んで、光源バルブをターミナルにより着脱可能に装備すると共に電気的に接続する際に、光源バルブを同一方向から差し込むことができる。これにより、請求項7にかかる発明は、光源バルブを手作業で差し込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態の5例を添付図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。 【0021】(実施の形態1の構成の説明)図1〜図5は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態1を示す。図において、1は車両用灯具である。前記車両用灯具1は、たとえば、自動車の後部の左右両側にそれぞれ装備されるリアコンビネーションランプである。 【0022】前記車両用灯具1は、相互に装着された合成樹脂製のランプハウジング2とランプレンズ3とにより、第1灯室6と第2灯室8と第3灯室9とがそれぞれ区画されている。 【0023】前記第1灯室6内には、第1光源バルブ10と第1キャップ11とがそれぞれ配置されている。前記第2灯室8内には、第2光源バルブ12と第2キャップ13とがそれぞれ配置されている。前記第3灯室9内には、第3光源バルブ14と第3キャップ15とがそれぞれ配置されている。 【0024】前記第1光源バルブ10は、ダブルフィラメントのウエッジベースタイプのバルブである。前記第1キャップ11は、赤色の光透過性のキャップである。この第1光源バルブ10および第1キャップ11および第1灯室6は、リアコンビネーションランプのテールストップランプを構成する。 【0025】前記第2光源バルブ12は、シングルフィラメントのウエッジベースタイプのバルブである。前記第2キャップ13は、アンバー色の光透過性のキャップである。この第2光源バルブ12および第2キャップ13および第2灯室8は、リアコンビネーションランプのターンシグナルランプを構成する。 【0026】前記第3光源バルブ14は、シングルフィラメントのウエッジベースタイプのバルブである。前記第3キャップ15は、無色の光透過性のキャップである。この第3光源バルブ14および第3キャップ15および第3灯室9は、リアコンビネーションランプのバックアップランプを構成する。 【0027】前記ランプハウジング2の後部のうち、第1灯室6および第2灯室8および第3灯室9にそれぞれ対応する内面には、第1反射面16および第2反射面17および第3反射面18がそれぞれ設けられている。前記反射面16、17、18は、前記光源バルブ10、12、14からの光を所定の方向に反射させるものである。 【0028】前記ランプハウジング2のうち、第1灯室6および第2灯室8および第3灯室9にそれぞれ対応する後部には、第1バルブ挿入口19および第2バルブ挿入口20および第3バルブ挿入口21がそれぞれ設けられている。 【0029】この例の車両用灯具1は、ランプレンズ3の上部が下方から上方にかけて後方に若干回り込んでいる形状をなす。また、この例の車両用灯具1は、ランプハウジング2にバックカバー22を取り付ける箇所(この明細書においては、「取付箇所」とする)が2箇所ある構造をなす。すなわち、第1灯室6に対応する第1取付箇所101と、第2灯室8および第3灯室9に対応する第2取付箇所102である。 【0030】特に、この例の車両用灯具1は、2箇所の取付場所101、102における光源バルブ10、12、14の灯室6、8、9への挿入方向53、54、55が異なる。すなわち、図3に示すように、第1取付箇所101における光源バルブ10の第1灯室6への挿入方向53と、第2取付箇所102における他の光源バルブ12、14の第2灯室8、第3灯室9への挿入方向54、55とは、外側に向かって広がる方向(交差する方向)にある。なお、第2取付箇所102における光源バルブ12の第2灯室8への挿入方向54と、光源バルブ14の第3灯室9への挿入方向55とは、ほぼ平行である。 【0031】前記バックカバー22は、合成樹脂製からなり、ベース形状(平板形状)をなす。このバックカバー22には、1本の溝4が設けられており、この結果、バックカバー22は、溝4を介して2個のブロック、第1ブロック23と第2ブロック24とに区分されている。 【0032】前記溝4は、2傾斜面のV字形状をなす。また、溝4は、バックカバー22の裏面(コード配線面30(表面)と反対側の面)側に、バックカバー22の短手方向に設けられている。 【0033】前記第1ブロック23および第2ブロック24の一平面(ランプハウジング2に取り付ける側の平面)には、同一平面のコード配線面30が設けられている。すなわち、第1ブロック23および第2ブロック24の一平面には、底が浅い凹部が設けられている。その凹部の底部にコード配線面30が形成されている。このコード配線面30上には、コード25が自動組立工程においてロボット(図示せず)により配線されている。図面では、コード25がコード配線面30から離れた状態(浮いた状態)で配線されている。なお、コード25は、コード配線面30上に直接コード25を配線しても良い。 【0034】前記第1ブロック23には、第1バルブホルダ部26が一体成形で設けられている。また、前記第2ブロック24には、第2バルブホルダ部27および第3バルブホルダ部28およびコネクタ部29がそれぞれ一体成形で設けられている。 【0035】この第1バルブホルダ部26、第2バルブホルダ部27、第3バルブホルダ部28には、開口部が、バックカバー22(第1ブロック23、第2ブロック24)のコード配線面30に対してほぼ垂直に、かつ、同一方向にそれぞれ設けられている。この各バルブホルダ部26、27、28の開口部には、ウエッジベースタイプのバルブである各光源バルブ10、12、14のウエッジベースが差し込まれる。 【0036】さらに、前記第1ブロック23および第2ブロック24のコード配線面30上には、小凸部39が一体に突設されている。この小凸部39は、コード25の配線位置を規制するものである。さらにまた、前記第1ブロック23および第2ブロック24には、取付片41が一体に設けられている。一方、前記ランプハウジング2の取付箇所101、102には、取付ボス部42が前記取付片41に対応して一体に設けられている。 【0037】前記バックカバー22およびコード25に金属製のターミナル31〜38を、食い切り構造で打ち込む。すなわち、第1バルブホルダ部26およびコード25には、金属製の2個の第1+ターミナル31、31と第1−ターミナル32が打ち込まれて固定されている。また、第2バルブホルダ部27およびコード25には、金属製の第2+ターミナル33と第2−ターミナル34が打ち込まれて固定されている。さらに、第3バルブホルダ部28およびコード25に、金属製の第3+ターミナル35と第3−ターミナル36が打ち込まれて固定されている。さらにまた、コネクタ部29およびコード25には、金属製の4個の第4+ターミナル37、37、37、37と第4−ターミナル38が打ち込まれて固定されている。 【0038】この構成により、コード25は、バックカバー22の第1ブロック23および第2ブロック24にそれぞれ固定され、かつ、各ターミナル31〜38と電気的に接続される。また、各バルブホルダ部26、27、28の開口部には、各ターミナル31〜36が配置されることとなる。 【0039】この結果、第1光源バルブ10は、第1ブロック23の第1バルブホルダ部26に着脱可能に装備される。さらに、第2光源バルブ12および第3光源バルブ14は、第2ブロック24の第2バルブホルダ部27および第3バルブホルダ部28にそれぞれ着脱可能に装備される。さらにまた、第2ブロック24には、電源側のコネクタ(図示せず)と電気的に接続するコネクタ部29が設けられることとなる。 【0040】(実施の形態1の作用の説明)この実施の形態1における車両用灯具は、上記のごとき構成からなり、以下、バックカバー22のランプハウジング2への取り付け方について説明する。 【0041】まず、バルブホルダ部26、27、28に光源バルブ10、12、14を装備する。すなわち、各バルブホルダ部26、27、28の開口部中に、各光源バルブ10、12、14のウエッジベースを差し込む。すると、各光源バルブ10、12、14のウエッジベースが各バルブホルダ部26、27、28の開口部中に配置されている各ターミナル31〜36により、着脱可能に装備され、かつ、電気的に接続される。 【0042】つぎに、図3に示すように、第1ブロック23と第2ブロック24とを溝4において折り曲げる。すると、第1ブロック23と第2ブロック24とは、溝4において、折り曲げられた状態となる。 【0043】それから、スクリュー43を折り曲げられた状態の第1ブロック23および第2ブロック24の取付片41を経てランプハウジング2の取付ボス部42にねじ込む。すると、バックカバー22の第1ブロック23と第2ブロック24とは、折り曲げられた状態で、ランプハウジング2の第1取付箇所101と第2取付箇所102とに取り付けられる。 【0044】この結果、第1光源バルブ10が第1バルブ挿入口19を経て第1灯室6内に配置される。また、第2光源バルブ12、第3光源バルブ14が第2バルブ挿入口20、第3バルブ挿入口21を経て第2灯室8、第3灯室9内にそれぞれ配置される。このように、バックカバー22の第1ブロック23および第2ブロック24がランプハウジング2の第1取付箇所101および第2取付箇所102に取り付けられることにより、3個の光源バルブ10、12、14がバルブ挿入口19、20、21を経て灯室6、8、9内に配置される。特に、この実施の形態1においては、第1光源バルブ10の挿入方向53と、第2光源バルブ12、第3光源バルブ14の挿入方向54、55とが交差する状態で配置される。 【0045】(実施の形態1の効果の説明)この実施の形態1における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなるので、下記の効果を達成することができる。 【0046】この実施の形態1における車両用灯具1は、2個のブロック23、24をランプハウジング2の複雑な取付箇所101、102(光源バルブ10、12、14の挿入方向53、54、55が交差する取付箇所)に対応してそれぞれ取り付けることができる。この結果、この実施の形態1における車両用灯具1は、複雑な取付箇所101、102であっても3個の光源バルブ10、12、13を取り付けることができる。 【0047】また、この実施の形態1における車両用灯具1は、バックカバー22の2個のブロック23、24が溝4を介して区分されているので、その2個のブロック23、24のコード配線面30を同一平面とすることができる。このために、この実施の形態1における車両用灯具1は、ロボットによる自動コード配線が可能となる。その上、バスバー配線構造は、1種類の配線しか対応できないのに対して、ロボットによるコード25の自動配線は、自由度があり複数種類の配線に対応することができる。 【0048】さらに、この実施の形態1における車両用灯具1は、溝4が2傾斜面のV字形状をなすので、2個のブロック23、24を溝4において折り曲げた際に、隣り合うブロック23、24の溝4の2傾斜面が当接する。この結果、この実施の形態1における車両用灯具1は、ブロック23、24の折曲角度を規制することができる。 【0049】さらにまた、この実施の形態1における車両用灯具1は、各ブロック23、24のバルブホルダ部26、27、28の開口部が同一方向に設けられている。このために、この実施の形態1における車両用灯具1は、バルブホルダ部26、27、28およびコード25にターミナル31〜36を食い切り構造で打ち込んで固定する際に、ターミナル31〜36を同一方向から打ち込むことができる。これにより、この実施の形態1における車両用灯具1は、ターミナル31〜36を手作業で打ち込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0050】また、この実施の形態1における車両用灯具1は、光源バルブ10、12、14としてウエッジベースタイプのバルブを使用し、かつ、各ブロック23、24のバルブホルダ部26、27、28の開口部が同一方向に設けられている。このために、この実施の形態1における車両用灯具1は、光源バルブ10、12、14のウエッジベースをバルブホルダ部26、27、28の開口部中に差し込んで、光源バルブ10、12、14をターミナル31〜36により着脱可能に装備すると共に電気的に接続する際に、光源バルブ10、12、14を同一方向から差し込むことができる。これにより、この実施の形態1における車両用灯具1は、光源バルブ10、12、14を手作業で差し込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0051】(実施の形態2の説明)図6は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態2を示す。図中、図1〜図5と同一符号は、同一のものを示す。 【0052】この実施の形態2にかかる車両用灯具は、2傾斜面のV字形状をなす溝4の縁に、ブロック23、24の折曲角度を規制するストッパ44、44がそれぞれ設けられているものである。 【0053】この実施の形態2にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなるので、2個のブロック23、24を溝4において折り曲げた際に、隣り合うブロック23、24の溝4の2傾斜面とストッパ44、44とがそれぞれ当接する。この結果、この実施の形態2にかかる車両用灯具は、バックカバー22がV字溝4の底において切断されるのを未然に防止できる。 【0054】(実施の形態3の説明)図7は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態3を示す。図中、図1〜図6と同一符号は、同一のものを示す。 【0055】この実施の形態3にかかる車両用灯具は、溝45が曲面の湾曲形状をなすものである。 【0056】この実施の形態3にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなるので、2個のブロック23、24を溝45において折り曲げた際に、隣り合うブロック23、24の溝45の曲面が当接するまで、ブロック23、24の折曲角度を自由に設定することができる。 【0057】特に、この実施の形態3にかかる車両用灯具は、溝45が曲面の湾曲形状をなすので、ブロック23、24を溝45において折り曲げた際に、バックカバー22のうち溝45を設けた部分が撓むことができる。これにより、V字溝4の場合と比較して、バックカバー22が溝45において切断する虞はない。 【0058】(実施の形態4の説明)図8は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態4を示す。図中、図1〜図7と同一符号は、同一のものを示す。 【0059】この実施の形態4にかかる車両用灯具は、バックカバー22のコード配線面30側に溝4(もしくは、溝45)を設けるものである。 【0060】この実施の形態4にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなるので、2個のブロック23、24を溝4において折り曲げた際に、コード25がブロック23、24を折り曲げた内側において撓む。この結果、この実施の形態4にかかる車両用灯具は、コード25が引っ張られてコード25に負荷がかかる虞はない。 【0061】(実施の形態5の説明)図9および図10は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態5を示す。図中、図1〜図8と同一符号は、同一のものを示す。 【0062】この実施の形態5にかかる車両用灯具は、第1ブロック23と第2ブロック24との間に板厚が薄い連結部47が一体に設けられている。この連結部47のバックカバー22の表面(コード配線面30)側と、裏面(コード配線面30と反対の面)側とに、V字溝48、49(湾曲溝であっても良い)それぞれ設けられているものである。なお、連結部47は、必ずしも、板厚が薄くなくても良い。すなわち、ブロック23、24と同じ板厚であっても良い。 【0063】この実施の形態5にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなるので、2個のブロック23、24を、図9に示すように、表目側の溝48と裏面側の溝49とにおいてそれぞれ折り曲げる。すると、2個のブロック23、24は、ほぼ平行段差の状態で折り曲げられる。この2個のブロック23、24をほぼ平行段差の状態でランプハウジング2に取り付けることができる。 【0064】この結果、この実施の形態5における車両用灯具は、段差がある複雑な取付箇所であっても3個の光源バルブ10、12、14を取り付けることができる。この場合、光源バルブ10、12、14の挿入方向53、54、55は、ほぼ平行となる。 【0065】なお、この実施の形態1、2、3、4、5の車両用灯具は、リアコンビネーションランプについて説明したが、この発明は、その他の車両用灯具にも適用できる。 【0066】また、この発明の車両用灯具は、光源バルブの個数、ブロックの個数や形状、取付箇所の個数や状態(段差、傾斜、湾曲がある。間隔が長い)、コネクタ部の個数や設けるブロックなどにおいては特に限定しない。 【0067】さらに、この実施の形態1、2、3、4、5の車両用灯具は、バックカバー22のブロックが取り付けられるランプハウジング2の取付箇所より外側において、防水構造が設けられている。この防水構造は、ランプハウジング2と車体との間に防水パッキンを介在させたものである。 【0068】さらにまた、この実施の形態1、2、3、4、5においては、光源バルブ10、12、14とバルブ挿入口19、20、21とは、1対1であるが、この発明は、1個のバルブ挿入口に複数個の光源バルブを挿入する車両用灯具であっても良い。 【0069】特に、この実施の形態1、2、3、4、5においては、バックカバー22とランプハウジング2との取付は、スクリュー43によるものであるが、この発明は、弾性係合手段、嵌合手段、スクリュー止めを単独、もしくは、組み合わせて、バックカバー22をランプハウジング2に取り付けても良い。 【0070】また、この実施の形態1、2、3、4、5においては、比較的近い灯室6、8、9に光源バルブ10、12、14を配置する場合に適している。この場合においては、ロボットによる自動コード配線距離が短くて済み、タクトタイム(製作時間)を短縮できる。 【0071】 【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、複数個のブロックをランプハウジングの複雑な取付箇所に対応してそれぞれ取り付けることができるので、複雑な取付箇所であっても複数個の光源バルブを取り付けることができる。 【0072】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)は、バックカバーの複数個のブロックが溝を介して区分されているので、その複数個のブロックのコード配線面を同一平面とすることができる。このために、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)は、ロボットによる自動コード配線が可能となる。 【0073】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)は、バックカバーのコード配線面側に溝を設けるので、複数個のブロックを溝において折り曲げた際に、コードがブロックを折り曲げた内側において撓む。この結果、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)は、コードが引っ張られてコードに負荷がかかる虞はない。 【0074】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項3)は、溝が2傾斜面のV字形状をなすので、複数個のブロックを溝において折り曲げた際に、隣り合うブロックの溝の2傾斜面が当接する。この結果、この発明にかかる車両用灯具(請求項3)は、ブロックの折曲角度を規制することができる。 【0075】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)は、2傾斜面のV字形状をなす溝の縁に、ブロックの折曲角度を規制するストッパが設けられているので、複数個のブロックを溝において折り曲げた際に、隣り合うブロックの溝の2傾斜面とストッパとがそれぞれ当接する。この結果、この発明にかかる車両用灯具(請求項4)は、バックカバーがV字溝の底において切断されるのを未然に防止できる。 【0076】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項5)は、溝が曲面の湾曲形状をなすので、複数個のブロックを溝において折り曲げた際に、隣り合うブロックの溝の曲面が当接するまで、ブロックの折曲角度を自由に設定することができる。 【0077】特に、この発明にかかる車両用灯具(請求項5)は、溝が曲面の湾曲形状をなすので、ブロックを溝において折り曲げた際に、バックカバーのうち溝を設けた部分が撓むことができる。これにより、この発明にかかる車両用灯具(請求項5)は、V字溝の場合と比較して、バックカバーが溝において切断する虞はない。 【0078】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項6)は、溝がバックカバーのコード配線面側と、そのコード配線面と反対の面側とにそれぞれ設けられている。この結果、この発明にかかる車両用灯具(請求項6)は、複数個のブロックを、コード配線面側の溝とそのコード配線面と反対の面側の溝とにおいてそれぞれ折り曲げることにより、複数個のブロックをほぼ平行段差に折り曲げられた状態でランプハウジングに取り付けることができる。 【0079】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項7)は、各ブロックのバルブホルダ部の開口部が同一方向に設けられている。このために、この発明にかかる車両用灯具(請求項7)は、バルブホルダ部およびコードにターミナルを食い切り構造で打ち込んで固定する際に、ターミナルを同一方向から打ち込むことができる。これにより、この発明にかかる車両用灯具(請求項7)は、ターミナルを手作業で打ち込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。 【0080】また、この発明にかかる車両用灯具(請求項7)は、光源バルブとしてウエッジベースタイプのバルブを使用し、かつ、各ブロックのバルブホルダ部の開口部が同一方向に設けられている。このために、この発明にかかる車両用灯具(請求項7)は、光源バルブのウエッジベースをバルブホルダ部の開口部中に差し込んで、光源バルブをターミナルにより着脱可能に装備すると共に電気的に接続する際に、光源バルブを同一方向から差し込むことができる。これにより、この発明にかかる車両用灯具(請求項7)は、光源バルブを手作業で差し込む際には作業効率が向上し、また、ロボットによる自動組立が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000136 【氏名又は名称】市光工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年6月8日(2001.6.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089118 【弁理士】 【氏名又は名称】酒井 宏明
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| 【公開番号】 |
特開2002−367408(P2002−367408A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月20日(2002.12.20) |
| 【出願番号】 |
特願2001−173963(P2001−173963) |
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