| 【発明の名称】 |
偏光を利用した自動車前照灯の眩惑防止装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】今東 勝男
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| 【要約】 |
【課題】この発明は夜間の自動車走行時に、道路面に対して傾いた角度の偏光面を持つ偏光で前方の景色を照射し、運転者はその反射光を通す偏光フィルタ−で前方を透視しながら走行することにより、お互いに対向車の前照灯の光によって受ける眩惑を防止する装置に関するものである。
【解決手段】自動車前照灯の直前に偏光フィルタ−4aを設置し、運転者はこれによって得られる偏光で夜間の前方の景色を照射して、車室内に設置した偏光フィルタ−3aを通して前方を確認しながら走行する。偏光フィルタ−4a及び偏光フィルタ−3aの偏光面は平行で道路面に対して∠Aの傾きに設定する。∠Aを45度に設定したとき対向車の前照灯の光に対して最大の眩惑防止の効果が得られる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 偏光で照射した前方の景色を偏光フィルタ−を通して確認する自動車前照灯の眩惑防止装置【請求項2】 道路面に対して傾いた角度の偏光面を持つ偏光を照射する自動車の前照灯【請求項3】 任意に眼前に繰り出したり、視界外にたたみ込んだりして、使用、不使用の選択ができるように設置した前方透視用の車室内偏光フィルタ−【請求項4】 自動車前照灯の偏光面と同じ傾きの偏光面を持つ偏光眼鏡【請求項5】 「請求項4」と同じ偏光の機能を持つ2輪自動車用ヘルメットの風防【請求項6】 前照灯の偏光面と反対の傾きの偏光面を持つ車室内後写鏡【請求項7】 偏光面の傾きを運転者が自由に変更できる前方透視用車室内偏光フィルタ− |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、夜間走行中の自動車の運転者の目が対向車の前照灯の光によって、眩惑を受けるのを防止するためのものである。 【0002】 【従来の技術】従来の自動車用前照灯は、白熱電球から出た光を、単に反射鏡とレンズによって光束とし、これを前方に照射して夜間の前方の景色を確認するものであった。これで遠方を十分に照らそうとすると、対向車や周りの人の目に眩惑を与え、交通事故を招く恐れがあるので、周囲の状況によって光束の向きを遠方用、手前用と切り替えながら走行していた。しかし、光束の向きを手前用に切り替えていても眩惑による交通事故は発生するし、遠方用、手前用の切り替え操作は煩わしく、切り替え忘れによる運転者間のトラブル等が、頻繁に起きていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】以上のような前照灯の光束を遠方用、手前用と切り替える方法より、もっと確実な眩惑防止の効果を得ると共に、切り替えの煩わしさも無くするために本発明を行なった。 【0004】 【課題を解決するための手段】(イ)自動車の運転室内に前方透視用の偏光フィルタ−3aを設置する。 (ロ)左右前照灯5aの直前に偏光フィルタ−4aを設置する。 (ハ)偏光フィルタ−3a及び偏光フィルタ−4aは運転室内から見たとき道路面7に対して∠Aという傾きの偏光面を共有し、∠Aの角度は45度、又はその直近に設定する。 【0005】 【発明の実施の形態】夜間走行中の自車1は前照灯5aを点灯し、偏光フィルタ−4aを通した偏光で前方を照射している。運転者はこの偏光で照射された前方の景色を自車運転室内偏光フィルタ−3aを通して確認しながら運転している。この時、偏光フィルタ−4a及び偏光フィルタ−3aの偏光面は道路面7に対して∠Aという共通の傾きを持っているので、運転者は偏光を偏光のまま反射する反射型の道路標識等も十分に確認しながら走行できる。次に自車1と同様に偏光フィルタ−を設置した対向車2を自車1運転室内に設置した偏光フィルタ−3aを通して見た場合を説明する。対向車2も左右の前照灯5bを点灯し、偏光フィルタ−4bを通して自車1を含む前方を照射しながら、すれ違おうとしている。対向車2の偏光フィルタ−4bもその偏光面の道路面7に対する傾きを自車と同じに設定してあるので、自車1から見た対向車2の前照灯5bの、偏光フィルタ−4bを通した光束の偏光面の道路面7に対する傾きは∠B、の向きで∠B=∠A≒45度となる。即ち自車1運転室内の偏光フィルタ−3aの偏光面と対向車2の前照灯5bの光束の偏光面は直角に近い角度で交錯するのである。こうなることにより理論的には∠B、の向きの偏光面を持つ対向車2の前照灯の光束は∠Aの向きの偏光面を持つ自車1運転室内の偏光フィルタ−3aを通過することができず運転者の目に入らない。実際には偏光フィルタ−の性能や、∠Aを45度から少しずらして設置することなどにより少しは運転者の目に入るのであるがそれはほんの僅かであり、対向車の前照灯はとても暗く見え眩惑を招くに至らないのである。しかし、車幅灯や方向指示灯などの保安用灯火6bは偏光フィルタ−4bを通さないので通常の明るさに確認できるものである。説明の便宜上本件では前照灯5a,5bと、偏光フィルタ−4a,4bを個別に図示説明しているが実施にあたってはこれを各々一体化して偏光を照射する前照灯として取り扱うようにすることは云うまでもなく、自車の各偏光フィルタ−の運転席から見た偏光面の道路面7に対する傾き∠Aを右上がりに図示しているのを左上がりとして対向車2の偏光面の傾き∠B,を右上がりとしても効果は同じである。尚、この状態は自車1運転室内の偏光フィルタ−3aの偏光面と対向車2運転室内の偏光フィルタ−3bの偏光面が∠A=∠Cの傾きで交錯するので明るい時でも運転者同士がお互いに相手の顔を見ることができず車室内の密室感が強くなり無謀運転を招く恐れが出てくる、そこで偏光フィルタ−3aの設置にあたっては現在殆どの自動車に常備されている日遮板の取り付けと同様にしたり、日遮板と組み合わせたりして前照灯を点灯しない昼間などは運転者の視界外にたたみ込み、相手に顔を見せる状態で責任ある運転をするようにするものである。本発明の実施に伴って自車1運転室内の偏光フィルタ−3aと同じ偏光の機能を持つ眼鏡を同乗車が着用すればその同乗車の目も対向車の前照灯の眩しさから逃れられるし、2輪自動車に於てもヘルメットの風防に同機能を持たせたものを運転者が装着することにより顕著な眩惑防止の効果が得られるものである。又、自車1運転室内の室内後写鏡8に∠Aと反対向きで∠D=∠Aとなる偏光面の傾きの偏光の機能を持たすことにより後続車の前照灯に対しても眩惑防止の効果が得られるのでこれも併用するのが良い。自車1運転室内偏光フィルタ−3aの偏光面の傾きは、道路面7に対する傾きを固定した自車1前照灯の偏光面の傾きと関係なく運転者がその角度を任意に変更できるように設置することにより、運転者は自車の視界は少し暗くなるが好みの明るさで対向車の前照灯を確認できるように調節しながら運転できるし、その傾きを道路面7と平行にすれば濡れた道路面からの反射光に対して、又、太陽の方向に直角にすれば他の車両等回りの景色からの太陽光の反射光に対しても眩惑防止の効果が得られ、この偏光フィルタ−3aは昼間でも活用できるものである。 【0006】 【発明の効果】本発明を全ての自動車に実施することにより夜間走行中の運転者は自車1運転室内の偏光フィルタ−3aを通して対向車の前照灯が暗く見える以外は自車の運転に必要な全ての前方の景色を通常の明るさで確認でき、対向車から見ても自車の前照灯が暗く見えるので前照灯の光束を遠方用、手前用と切り替える操作も要らず、眩惑の無い安全な走行が楽にでき交通事故の防止にも大いに役立つ事が期待できるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501193344 【氏名又は名称】今東 勝男
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| 【出願日】 |
平成13年4月7日(2001.4.7) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−313113(P2002−313113A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月25日(2002.10.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−145649(P2001−145649) |
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