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【発明の名称】 キセノンランプ又はハロゲンランプの着色フィルター取付装置
【発明者】 【氏名】太田 達也

【要約】 【課題】自動車等の照明に用いられるキセノン又はハロゲンランプに装着する着色フィルター取付装置を提供する。ガラス管に対する着色フィルターを簡単に取付け、また取外しができ交換することも可能な着色フィルター取付装置を提供する。

【解決手段】透明円筒体にリード線の上部の接合部に対する挿通用のスリットを設けるとともに、同様の切割部を設けたフィルター止着用のストップリングをガラス管の上部と下部又はその何れか一方に嵌止してなることを特徴とする。ストップリングは、ばね線材をC形に曲げたものからなり、且つそのC形の端部に前記スリットに係入するように係止片を設けることにより問題点を解消する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 キセノンランプ又はハロゲンランプのガラス管(11)の外周に、透明円筒体(21)に顔料を施してなる着色フィルター(2)を嵌合するようにしたものにおいて、透明円筒体(21)にリード線(13)の上部の接合部(14)に対する挿通用のスリット(22)を設けるとともに、同様の切割部(32)を設けたフィルター止着用のストップリング(3)をガラス管(11)の上部と下部又はその何れか一方に嵌止してなることを特徴とするキセノンランプ又はロゲンランプの着色フィルター取付装置。
【請求項2】 前記ストップリング(3)は、ばね線材をC形に曲げたものからなり、且つそのC形の端部に前記スリット(22)に係入するように係止片(33)を設けた請求項1記載のキセノンランプ又はハロゲンランプの着色フィルター取付装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や自転車の照明又はその他の照明に用いられるキセノンランプ又はハロゲンランプに装着する着色フィルター取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の照明に用いられているキセノンランプは、図1に示すように、プラスチック製の台座12にキセノンランプのガラス管11とリード線13を設け、リード線13とガラス管11内の放電管15とを接合部14で接合したものである。放電管に電流を流すと、青白色の光が発せられるが、安定した青白色を供給するため、ガラス管に着色フィルターを取付けることが本発明者によって提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】着色フィルターは、透明円筒体の内面又は外周面に顔料を焼付けたものからなる。このような着色フィルターをガラス管に嵌合するには、リード線13と接合部14が邪魔になるため接合部14の接合前に取付けることが前提となる。また、ガラス管に円筒体からなるフィルターを嵌合するため定位置への固定、取付位置の選定、振動に対する影響も問題がある。
【0004】本発明の目的は、ガラス管に対する着色フィルターの取付けを簡単にできるキセノンランプ又はハロゲンランプの着色フィルター取付装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、キセノンランプ又はハロゲンランプのガラス管の外周に、透明円筒体に顔料を施してなる着色フィルターを嵌合するようにしたものにおいて、透明円筒体にリード線の上部の接合部に対する挿通用のスリットを設けるとともに、同様の切割部を設けたフィルター止着用のストップリングをガラス管の上部と下部又はその何れか一方に嵌止してなるものである。
【0006】また、前記ストップリングは、ばね線材をC形に曲げたものからなり、且つそのC形の端部に前記スリットに係入するように係止片を設けることが好ましい。
【0007】上記構成の着色フィルター取付装置は、透明円筒体のスリットにリード線上部の接合部を通して透明円筒体をガラス管に嵌合し、ストップリングで任意の位置に固定することができる。
【0008】また、請求項2の構成とすることにより、透明円筒体を長さ方向の定着に加えてガラス管に対し回わり止めされるため、安定した取付ができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。図2乃至図5は本発明の一実施例であり、図中、図1は着色フィルターを装着するキセノンランプの一般的なものを示すもので、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。(a)(b)に示すように、台座12の上面にキセノランプのガラス管11とリード線(アース線)13を直立に平行して設け、リード線13とガラス管内部の放電管15とを上部において接合部14で接合したものである。円筒ガラス11の外周面と、リード線13とは隙間16が設けられている。
【0010】図2乃至図5中夫々の(a)は上記キセノランプに着色フィルターを装着した場合の一例である。夫々の(b)はその着色フィルターを示し、同様に夫々の(c)はストップリングである。着色フィルター2は石英ガラス又はパイレックス(登録商標)の透明円筒体21が用いられ、その円筒体内面又は外面に青白色、黄、緑等の顔料を焼付けにより設ける。
【0011】この透明円筒体21に縦長方向全長にわたり細巾のスリット22を形成して断面割リング形となす。円筒体21の長さはガラス管11より若干短い細長タイプ(図2、図3)と短小タイプ(図4、図5)がある。
【0012】ストップリング3はばね線材をC形の輪状にしたもので、図2乃至図5の各(a)及び(c)に示すように、リングの一部に切割部32を設け、また、切割部の一端をスリット22に向う方向へ折曲げて係止片33を設けている。
【0013】上記のような着色フィルター2をキセノランプのガラス管11に装着するには次のようにする。透明円筒体21にはスリット22が入れてあるからリード線の接合部14にスリット22を下方より当てがって通しそのまま透明円筒体を引き下げてガラス管11に嵌合する。
【0014】次いで、透明円筒体21をガラス管11上で90度回転させると、スリット22がリード線13に臨む位置から反対側に遠ざかるため、上方の抜出しが阻止される。さらにこの状態でストップリング3を切割部32を接合部14より通してガラス管11に弾圧的に嵌着し、円筒体21の上端位置で固定する。この際ストップリングの係止片33をスリット22の端部に嵌入させると、透明円筒体21はガラス管11に対し回わり止めされる。
【0015】ストップリング3を透明円筒体21の下端部に係止させる場合は、先にストップリングをガラス管11に嵌め、次に透明円筒体21をガラス管に嵌合すればよい。
【0016】図3(b)に示すように、透明円筒体21の上端にスリット22とは別に切欠23を設ける。この切欠23は円筒体21をガラス管11に嵌合して180度回転させた後上方へ押上げてリード線の接合部14に嵌止させることにより回わり止めとなす。透明円筒体の下端部はストップリング3で係止する。
【0017】透明円筒体21をガラス管11より取外す場合は、スリット22を前向きになるよう円筒体を回転させて上方へ引き上げ、接合部14にスリット22を通せばよい。従って着色フィルター2は簡単に着脱でき、且つ任意のものと自由に交換することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されているので、キセノンランプ又はハロゲンランプのガラス管に透明円筒体からなる着色フィルターを円筒体のスリットを用いてガラス管上のリード線接合部より挿入してガラス管の外面の任意の位置にストップリングを用いて不動状に、且つ不回動状に定着させることができ、装着及び取外しが簡単で、而も長短のフィルターを選択的に用いることによりガラス管の全部又は一部に装着して変化に富んだ発色光を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】500420801
【氏名又は名称】太田 達也
【出願日】 平成13年4月10日(2001.4.10)
【代理人】 【識別番号】100065190
【弁理士】
【氏名又は名称】森脇 康博
【公開番号】 特開2002−313108(P2002−313108A)
【公開日】 平成14年10月25日(2002.10.25)
【出願番号】 特願2001−111536(P2001−111536)