| 【発明の名称】 |
ボックス状収納部照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】神谷 孝行
【氏名】三沢 明弘
【氏名】伊藤 浩史
【氏名】山中 修
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| 【要約】 |
【課題】自動車のコンソールボックス等に設置されるボックス状収納部に用いられる光源の配置位置の自由度を高める。また、ボックス状収納部の意匠性を向上させる。
【解決手段】ボックス状収納部を構成するボックス状の筐体の開口部に光透過性かつ光学処理がされた蓋を開閉可能に取り付ける。筐体の背面に光源を配置、光源からの光を蓋に照射する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 開口部を有するボックス状の筐体と、前記開口部に被せられる蓋であって、光学処理がされている光透過性の蓋と、前記開口部に被せられた状態の前記蓋に光を照射する位置に配置される光源と、を備えるボックス状収納部照明装置。 【請求項2】 前記光源が前記開口部に被せられた状態の前記蓋に対向する位置に配置され、該光源の光が前記蓋に直接照射する、請求項1に記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項3】 前記筐体内側に反射面が備えられ、前記光源の光が該反射面に反射されて前記蓋に照射する位置に、前記光源が配置される、請求項1に記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項4】 前記光源が前記筐体の外側に取り付けられる、請求項1〜3のいずれかに記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項5】 前記蓋が、光透過性材料で形成された略平板状の部材と、該部材の表面に貼着されるフィルムであってその表面に前記光学処理がされているフィルムとからなる、請求項1〜4のいずれかに記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項6】 前記蓋が光透過性材料で形成された略平板状の部材からなり、その表面に前記光学処理がされている、請求項1〜4のいずれかに記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項7】 前記光学処理がホログラム処理である、請求項1〜6のいずれかに記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項8】 前記光学処理がプリズム処理である、請求項1〜6のいずれかに記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項9】 前記光源がLEDからなる、請求項1〜8のいずれかに記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項10】 車両室内用である、請求項1〜9のいずれかに記載のボックス状収納部照明装置。 【請求項11】 ボックス状収納部の開口部に被せられる蓋であって、光透過性の材料からなり、その表面に光学処理がされている蓋。 【請求項12】 ボックス状収納部の開口部に被せられる蓋であって、光透過性材料で形成された略平板状の部材と、該部材の表面に貼着されるフィルムであってその表面に光学処理がされているフィルムと、からなる蓋。 【請求項13】 前記光学処理がホログラム処理である、請求項11又は12に記載の蓋。 【請求項14】 前記光学処理がプリズム処理である、請求項11又は12に記載の蓋。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は照明装置に関する。詳しくは、小物入れ等のボックス状収納部と光源とを組み合わせた照明装置に関する。本発明の照明装置は、例えばCD等の小物類等を収納する目的で自動車等の車両室内に備え付けられるボックス状収納部に適用することができる。 【0002】 【従来の技術】自動車のセンターコンソール等には、カード類、カセットテープ、CD等を収納するためのボックス状収納部が備え付けられる。このようなボックス状収納部では、車室内が暗い場合における収納物の視認性向上を目的としてその内部を照明することが行われる。例えば、ボックス収納部を構成する筐体の外側に光源を配置し、筐体に設けた孔を介して光源からの光を導入することによりボックス収納部内を照明する構成が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ボックス状収納部は他の収納部やオーディオ機器等とともにセンターコンソール等の限られたスペースに組み付けられるため、その周囲に十分なスペースを確保することは難しい。したがって、光源をボックス状収納部の周囲に自由に配置することはできず、即ち光源の取り付け位置は自ずと制約を受ける。また、光源が乗員に直接視認されることは意匠性の観点から好ましくなく、この点においても光源の取り付け位置は制約を受ける。 【0004】一方、従来の構成では、光源からの光は専らボックス状収納部の内部を照明するためだけに利用されており、即ち意匠性を付与するものではなかった。本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、光源の取り付け位置の自由度が高く、意匠性の高いボックス状収納部照明装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的の少なくとも一つを達成すべく、以下の構成からなるものである。開口部を有するボックス状の筐体と、前記開口部に被せられる蓋であって、光学処理がされている光透過性の蓋と、前記開口部に被せられた状態の前記蓋に光を照射する位置に配置される光源と、を備えるボックス状収納部照明装置である。 【0006】かかる構成では、蓋が筐体の開口部に被せられた状態において光源からの光が当該蓋に照射する。蓋には光学処理がされていることから、照射された光は蓋において光学処理の態様に応じた屈折、反射をする。これにより、乗員の視線範囲に光源を配置したとしても、光源からの光が蓋を透過して乗員に直接視認されない。したがって、光源が直接視認されることによる意匠性の低下がなく、乗員の視線範囲においても光源を配置することが可能となる。即ち、光源の取り付け位置の自由度が高くなる。一方、光源からの光は蓋にされた光学処理により屈折、反射され、その発光態様が変化して観察される。即ち、筐体内部を照明することに加えて光学処理による装飾的効果が奏され、その結果ボックス状収納部の意匠性が高められる。 【0007】筐体の開口部に被せられた状態の蓋に光を照射する位置に配置される限り、光源の位置は特に限定されない。例えば、筐体の開口部に被せられた状態の蓋に対向する位置に光源を配置することができる。この場合には、光源の光は筐体の開口部に被せられた状態の蓋に直接照射することとなる。具体的な光源の配置態様の例を挙げれば、開口部に対向する位置の筐体に光源を取り付ける。光源を筐体の内側に取り付けることもできるが、好ましくは筐体の外側に取り付け、筐体に設けた孔を介して筐体内側へと光源の光を導入する。このようにすれば、筐体内の収納スペースを光源が不要に占有せず、また、蓋が開いた状態において光源が直接視認されることによる意匠性の低下を防止できる。尚、光源は必ずしも筐体に取り付けられる必要はなく、所望の位置に配置されるように他の支持体に取り付けることもできる。 【0008】筐体内側に反射面を形成又は設置し、当該反射面により光源の光を反射、屈折させて筐体の開口部に被せられた状態の蓋に照射する構成を採用することができる。この場合には、光源の光が当該反射面に反射された後、筐体の開口部に被せられた状態の蓋に照射するように光源が配置される。例えば、筐体内側下面に反射面を形成し、これに斜め方向から光が照射するように、筐体の上面側に光源を配置する。このような光源の配置態様は筐体の上面側に光源を配置する十分なスペースが確保できる場合に好適であり、別の見方をすれば筐体の開口部に対向する位置に光源を配置するスペースの確保が困難な場合等に好適である。尚、この反射面を形成する構成においても、光源を筐体の内側、外側のいずれに配置してもよいが、好ましくは、光源を筐体の外側に配置する。例えば筐体の外側に光源を取り付ける。 【0009】ここでの反射面は、筐体の内側の一部を反射性とすることにより、又は表面が反射性の部材を別途筐体内に設置することにより形成することができる。前者の具体例としては、筐体内側表面の一部に光反射性のインク、塗料等を塗布することや、光反射性フィルムを貼着することが挙げられる。後者の具体例としては、鏡面処理をしたアルミ板等を筐体内側の所望位置に貼着することが挙げられる。 【0010】蓋は光透過性材料からなり、光学処理がされている。例えば、その表面に光学処理を施した光透過性材料からなる略平板状の蓋を採用できる。また、光学処理をしたフィルムを用意し、これを光透過性材料からなる平板状の部材の表面に貼着することによっても本発明における蓋を構成することができる。光透過性材料の種類は特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリル樹脂等を用いることができる。ここでの光透過性とは、光源の光の少なくとも一部を透過することができるものをいい、無色透明は勿論のこと、有色透明なものも含まれる。 【0011】光学処理とは、蓋に照射された光源からの光を、光源を直接観察した場合と異なる発光態様で観察されるような光へと変換できる処理のことをいう。このような光学処理は、光源からの光が照射する蓋の表面又は裏面(観察面)に所望の形状の凹凸(エンボス、溝等)を形成することにより行うことができる。例えば、蓋の表面をエッチングすることによりこのような凹凸を設けることができる。また、所望の凹凸がその表面に形成されるような型を用いた型成型により蓋を製造することによっても光学処理が施された蓋を得ることができる。上記のように光学処理をしたフィルムを用いる場合には、フィルムの表面に同様の光学処理が施されたものを用いる。 【0012】光学処理の例としてホログラム処理、プリズム処理を挙げることができる。ホログラム処理をした蓋を用いた場合には、蓋に照射された光が反射等して3次元像(擬似光源)を形成する。また、プリズム処理をした蓋を用い場合には、蓋に照射された光が波長帯で分かれて観察される。このような光学処理によれば、光源からの光を用いて幾何学的な模様等を表示(発光)させることができる。ホログラム処理及びプリズム処理の態様は、所望の発光態様に応じて適切なものが採用される。尚、ホログラム処理及びプリズム処理を組み合わせて用いることができる。例えば、ホログラム処理がされたフィルム及びプリズム処理がされたフィルムを光透過性の平板に重ねて貼着し蓋を形成する。蓋を構成する材料(光透過性樹脂、フィルム)の中に光源からの光により励起され、光源と異なる色の発光をする蛍光体を含有させることもできる。かかる構成によれば、光源本来の発光色とは異なる色の発光が得られ、加飾表現のバリエーションの幅が広がる。また、光拡散剤を含有させることもできる。 【0013】光源の種類は特に限定されず、バルブ、LED、又は蛍光灯を用いることができる。小型である点、低消費電力である点、長寿命である点などからLEDを光源として用いることが好ましい。LEDとしては、砲弾型、チップ型等、種々のタイプのものを採用できる。LEDを光源とすることにより、光源の発熱量が小さくなり周りの部材への熱的影響が小さいといった利点もある。光源の発光色も特に限定されない。異なる発光色を有する光源を複数組み合わせて用いることができる。複数の光源を用いた場合には、各光源の発光状態を制御し、様々な発光態様の光を放射することが可能である。例えば、赤、緑、青の各色のLEDを光源として採用し、各LEDの発光状態、発光量を制御すれば、所望の色を発光させることができる。用いるLEDの個数は、ボックス状収納部の大きさ、求められる輝度等を総合的に考慮して定められる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例であるボックス状収納部照明装置1(以下、「照明装置1」という)の斜視図である。照明装置1は、ボックス状の筐体10、蓋20、及び光源ユニット30とから概略構成される。照明装置1はCD等の小物を入れるために用いられるボックス状収納部であって、筐体10の開口部11側が乗員に対向するように自動車のセンターコンソール等に取り付けられる。 【0015】筐体10はボックス状の部材であって、光を透過しない樹脂(本実施例では黒色の樹脂)を成型することにより製造される。筐体10の開口部11には蓋20が開閉可能に取り付けられている。蓋の開閉機構は周知の構成を採用することができる。筐体10の開口部11に対向する壁面12には光源からの光を導入するための孔15が設けられている。孔15が設けられる筐体壁面の背面には後述の光源ユニット30が図示しない取り付け具を用いて固定されている。 【0016】蓋20は、図2に示されるようにアクリル樹脂製の平板21の表面に光学処理フィルム22が貼着されて構成される。光学処理フィルム22は、ホログラム処理層23、接着剤(アクリル系)層24、PET層25の三層からなる。これらの層の間に他の樹脂層、接着剤層等を介在させてよい。また、ホログラム処理層の表面又はPET層の表面に樹脂層等をコーティングすることもできる。ホログラム処理層23は光透過性樹脂(例えば、PC)からなり、その表面に所望のホログラム処理(エンボス加工)が施されている。図3に、本実施例のホログラム処理層表面の電子顕微鏡写真を示す。尚、蓋20を筐体10から着脱可能な構成としてもよい。このような構成とし、異なる光学処理が施された蓋を複数用意すれば、蓋を交換することにより様々な発光態様を楽しむことができる。 【0017】光源ユニット30はLED光源が内蔵されたユニットであって、図示しない電源及び制御装置に接続される。光源としてLEDを用いることには以下の利点がある。即ち、LEDは発光効率がよいため、少ない消費電力をもってボックス状収納部を照明することができ、また、発熱も少ない。したがって、長時間連続的に照明することに適したものであり、例えばスモールランプと連動させて夜間に常時点灯させることもできる。また、LEDはバルブに比較して長寿命であり、メンテナンスの観点からの好ましいものである。 【0018】次に、図4及び図5を用いて照明装置1において観察される光の態様について説明する。図4は蓋20を閉じた状態における照明装置1の光軸方向の断面図であり、図5は同じく蓋を閉じた状態の照明装置1を乗員側(光源に対向する側)から観察した図である。図4に示されるように、光源ユニット30から放出された光は筐体10内を進み、直接蓋に照射する。そして蓋10に施された光学処理(ホログラム処理)によりホログラム像が形成され、図5に模式的に示したような発光29が観察される。これにより、ボックス状収納部の意匠性が向上される。また、筐体10内に小物類等が収納された場合には光源の光により収納物を照明することができ、これにより収納物の存在を乗員に認識させることができる。尚、光源ユニット30は蓋20に光を直接照射できる位置に配置されればよく、光源の光軸方向の調整を合わせて行えば、およそ符号40で示した範囲においても光源ユニット30を配置することが可能である。 【0019】次に、図6を用いて、光源ユニット30からの光を反射面を用いて反射して蓋20に照射する場合の実施例を説明する。図6は反射面を用いて構成したボックス状収納部照明装置2(以下、「照明装置2」という)における上記図4と同様の断面図を示したものである。尚、図6において図4と同一の部材には同一の符号を付してある。照明装置2では、表面が鏡面のシート60が筐体10の下面上に設置され、光源ユニット30からの光は反射面(シート60表面)に反射された後、蓋20に照射する。このように反射面を用いた場合には、反射面に対する光源の光軸方向を調整することにより、およそ符号50で示した範囲に光源ユニット30を配置することができる。尚、反射面を筐体の下面側ではなく、図7に示す様に開口部と対向する壁面側に配置することもできる。図中、符号17、61はそれぞれ筐体、反射面を形成する鏡面シートを示す。 【0020】この発明は、上記発明の実施の形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000241463 【氏名又は名称】豊田合成株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月29日(2001.3.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095577 【弁理士】 【氏名又は名称】小西 富雅 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−298615(P2002−298615A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月11日(2002.10.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−96519(P2001−96519) |
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