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【発明の名称】 照明ファイバモジュール
【発明者】 【氏名】松田 宏

【要約】 【課題】十分な明るさを得ることができ、かつコストの低減を図ることのできる照明ファイバモジュールを提供する。

【解決手段】平面状の発光面1aをもつ二個のLED素子1と二本の光ファイバ2とを、第1ハウジング3及び第2ハウジング4により順次一方向に配置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】平面状の発光面をもつLED素子と、一端が該発光面と対面して配置された光ファイバとを有することを特徴とする照明ファイバモジュール。
【請求項2】発光面と光ファイバの一端とが当接していることを特徴とする請求項1記載の照明ファイバモジュール。
【請求項3】発光面と光ファイバの一端との間には、該発光面の屈折率及び該光ファイバのコアの屈折率と略等しい屈折率の液体が封入されていることを特徴とする請求項1又は2記載の照明ファイバモジュール。
【請求項4】発光面及び光ファイバの一端を収納する収納室は鏡面により形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の照明ファイバモジュール。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明ファイバモジュールに関する。この発明の照明ファイバモジュールは、水栓金具、浴室、キッチン、洗面、浄化槽、給湯機器、建材等に使用して好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、半球状の発光面をもつLED素子と、球状のボールレンズと、光ファイバとが順次一方向に配置されてなる照明ファイバモジュールが知られている(特開平10−206700号公報)。
【0003】この照明ファイバモジュールによれば、LED素子の発光面の光が球状のボールレンズを介して光ファイバにより伝達されることから、LED素子とは別に光ファイバを比較的自由に移動させることができ、狭い場所や水中であっても照らすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の照明ファイバモジュールでは、LED素子と光ファイバとの間にボールレンズを設けているため、LED素子とボールレンズとの間及びボールレンズと光ファイバとの間の光の伝達において光の損失が生じ得る。そのため、光ファイバによる光の透過率が低くなり、照明装置として十分な明るさを得ることができない場合も生じる。また、LED素子と光ファイバとの間にボールレンズを設けているため、部品点数が増加しコストの高騰化を招くこととなる。
【0005】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、十分な明るさを得ることができ、かつコストの低減を図ることのできる照明ファイバモジュールを提供することを解決すべき課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の照明ファイバモジュールは、平面状の発光面をもつLED素子と、一端が該発光面と対面して配置された光ファイバとを有することを特徴とする。
【0007】本発明の照明ファイバモジュールでは、平面状の発光面をもつLED素子を採用しているため、ボールレンズを採用する必要なく、LED素子の平面状の発光面と光ファイバの一端とを対面して配置することができている。このため、ボールレンズによる光の損失を無くすことができる。こうして、本発明の照明ファイバモジュールでは光ファイバによる光の透過率を高くすることができる。また、本発明の照明ファイバモジュールではボールレンズを使用しないことにより、コストの低減が図られる。
【0008】したがって、本発明の照明ファイバモジュールによれば、十分な明るさを得ることができ、かつコストの低減を図ることができる。
【0009】また、本発明の照明ファイバモジュールでは、発光面と光ファイバの一端とが当接していることが望ましい。これにより、発光面と光ファイバとの間での光の損失を少なくすることができる。
【0010】さらに、本発明の照明ファイバモジュールでは、発光面と光ファイバの一端との間には、発光面の屈折率及び光ファイバのコアの屈折率と略等しい屈折率の液体が封入されていることが望ましい。これにより、端面反射を減少させることができる。
【0011】また、本発明の照明ファイバモジュールでは、発光面及び光ファイバの一端を収納する収納室は鏡面により形成されていることが望ましい。これにより、発光面から光ファイバへ伝達されることなく漏れた光が鏡面で反射されて光ファイバに伝達されやすいからである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形態を参照しつつ説明する。実施形態の照明ファイバモジュールは、図1に示すように、平面状の発光面1aをもつ二個のLED素子1と二本の光ファイバ2とが第1ハウジング3及び第2ハウジング4により順次一方向に配置されてなる。LED素子1はAC100Vで駆動する白色高輝度LED素子である。
【0013】第1ハウジング3は、ソケット部3aとLED取付部3bとカバー取付部3cとからなる。LED取付部3bに各LED素子1が固定され、ソケット部3aを通して各LED素子1にAC100Vが供給される。
【0014】また、第2ハウジング4を貫通して二本の光ファイバ2が設けられている。そして、第1ハウジング3のカバー取付部3cと第2ハウジング4とを嵌合させることにより、発光面1a及び各光ファイバ2の一端2aを収納する収納室5が形成される。この収納室5は鏡面により形成され、屈折率が1.4〜1.6のマッチングオイルMが封入されている。こうして、収納室5が鏡面により形成されていることから、各発光面1aから各光ファイバ2へ伝達されることなく漏れた光が、鏡面で反射されて光ファイバ2に伝達されやすい。また、収納室5内にマッチングオイルMが封入されていることにより、端面反射を減少させている。
【0015】各光ファイバ2の一端2aは各発光面1aと当接している。この際、発光面1aの中心にある発光点の大きさは数100μmであり、光ファイバ2のコアの直径は数mmであるため、発光面1aの発光点と光ファイバ2のコアとを確実に対面させることができる。これにより、発光面1aと光ファイバ2との間での光の損失を少なくすることができる。
【0016】以上のように構成された実施形態の照明ファイバモジュールでは、各LED素子1の平面状の発光面1aと各光ファイバ2の一端2aとが対面して配置され、ボールレンズは使用されていない。そのため、ボールレンズを使用している場合と比較して、光の損失を少なくすることができる。こうして、この照明ファイバモジュールでは光ファイバ2による光の透過率を高くすることができる。また、この照明ファイバモジュールではボールレンズを使用しないことにより、コストの低減が図られている。
【0017】したがって、この照明ファイバモジュールによれば、十分な明るさを得ることができ、かつコストの低減を図ることができる。
【0018】また、この照明ファイバモジュールは、各LED素子1をAC100Vで駆動することができるため、家庭用のAC100V電源コンセントから直接使用することができる。
【0019】なお、本実施形態においては、LED素子1及び光ファイバ2を二組用いているが、これらは一組であってもよく、又三組以上であってもよい。
【出願人】 【識別番号】000000479
【氏名又は名称】株式会社イナックス
【出願日】 平成13年3月23日(2001.3.23)
【代理人】 【識別番号】100109069
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 敬
【公開番号】 特開2002−289002(P2002−289002A)
【公開日】 平成14年10月4日(2002.10.4)
【出願番号】 特願2001−86044(P2001−86044)