| 【発明の名称】 |
LED照明用電球 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 卓司
【氏名】水上 実
【氏名】丹羽 郁夫
|
| 【要約】 |
【課題】メンテナンス・フリー及び省エネルギーを実現することができ、さらに電球自体を大型化することなく十分な照度を得ることができるLED照明用電球を提供する。
【解決手段】多数の正五角形基板1、正六角形基板2上にそれぞれチップ型LED4が実装され、これら基板1,2が立体的に組み立てられ略球体状の多面体7を構成している。多面体7の内部空間にはチップ型LED4を点灯するための電源回路を備えている。多面体7の一部には電球口金11を取り付け、多面体7を取り囲んで透過性材料からなるカバー10を取り付けている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 五角形、及び六角形からなる多数の基板上にそれぞれチップ型LEDが実装され、前記多数の基板が立体的に組み立てられ略球体状の多面体を構成していることを特徴とするLED照明用電球。 【請求項2】 前記多面体の内部空間に前記チップ型LEDを点灯するための電源及び電源回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のLED照明用電球。 【請求項3】 前記多面体の一部に電球口金を取り付け、前記多面体を取り囲んで透過性材料からなるカバーを取り付けた請求項1または2記載のLED照明用電球。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、多数のLEDを光源として用いたLED照明用電球に関する。 【0002】 【従来の技術】照明用電球として、従来からフィラメントを用いた発熱電球が広く普及しているが、寿命が2000時間程度と比較的短いため、頻繁に電球の交換が必要となっている。また、電力変換効率も10〜20%程度と低いため、省エネルギーの点からも課題がある。 【0003】このため、LEDを光源として用いたLED照明用電球が知られている。LED電球は、光出力が初期値の50%まで劣化する半減時間を寿命とすると、平均寿命が10×1014時間程度と公表されており、これは連続通電で11年以上の寿命となる。 【0004】LED電球としては、実開昭62−82752号公報に開示されているようなものが知られている。すなわち、図2に示すように、複数の砲弾型LED21を平面基板3上に実装し、砲弾型LED21の上方に透過性のカバー10を設け、平面基板3の下方に電球口金11を備えた構造となっている。平面基板3の下部には、砲弾型LED21を点灯するための電源8、抵抗素子6などを実装した電源回路9を備えている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記説明したように従来のLED照明用電球は、点灯部であるLED電球そのものよりも電源回路などLED点灯部品の方が大容量を占めるため、電球を小型化することが困難であった。また、複数のLEDを平面基板上に配置しているため、実装できるLEDの個数に限度があり、十分な照度を得ることが困難であった。 【0006】また、実装するLEDの向きが一方向に限られるため、広指向性を得ることが困難であった。 【0007】本発明は上記問題点を解決するためのものであり、LEDを光源とすることでメンテナンス・フリー及び省エネルギーを実現することができ、さらに電球自体を大型化することなく十分な照度及び広指向性を得ることができるLED照明用電球を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明によるLED照明用電球は、五角形、及び六角形からなる多数の基板上にそれぞれチップ型LEDが実装され、これら多数の基板が立体的に組み立てられ略球体状の多面体を構成しているものである。 【0009】立体的に組み立てられた多面体の内部空間にチップ型LEDを点灯するための電源及び電源回路を備えることが好ましい。また、多面体の一部に電球口金を取り付け、多面体を取り囲んで透過性材料からなるカバーを取り付けることが好ましい。 【0010】これによれば、電球自体を大型化することなく、多数のLEDを実装することができる。また、多数のLEDを様々な角度で配置することができるため、広指向性を得ることができる。 【0011】また、多面体の一部に電球口金を取り付けることで一般の商用電源でLED電球を点灯させることができる。多面体の内部空間に前記LEDを点灯するための電源及び電源回路を備えたことでLED電球の小型化を図ることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態によるLED照明用電球について図面を参照しながら説明する。 【0013】図1は本実施の形態によるLED照明用電球の概略図である。正五角形の基板1を6枚と、正六角形の基板2を15枚で立体的に組み立てられ、略球体の多面体7を構成している。基板1,2には表面実装パッケージからなるチップ型LED4をそれぞれ実装している。チップ型LED4にはそれぞれ4個のLEDチップ5を搭載している。基板1,2にはそれぞれ抵抗素子6も実装している。基板1,2にはガラスエポキシ製のプリント配線基板を用いている。 【0014】多面体7の下部にはAC100Vの電球口金11を取り付け、一般の商用電源で使用できるようにしている。多面体7の外側には、透過性のカバー10を設けている。カバー10は楕円形を2分割した構成としている。 【0015】図示しないが、多面体7の内部空間には、LED点灯に必要なスイッチング電源(AC100VをDC3Vに変換)を設けている。 【0016】実装対象が立体物である場合、素子の実装が非常に困難となるが、多数の基板を平面状に並べた状態でLEDを実装し、この後に多面体を組み立てているため、LED電球を容易に製造することができる。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電球を大型化することなく多数のLEDを実装できるため、十分な照度を得ることができるLED電球を提供することができる。 【0018】また、LEDの向きも様々な方向に実装することができるため、広指向性を有するLED電球を提供することができる。 【0019】また、このようなLED電球を商用電源で点灯させることができるLED電球を提供することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年12月15日(2000.12.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2002−184207(P2002−184207A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月28日(2002.6.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−381896(P2000−381896) |
|