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【発明の名称】 車両用ランプ装置
【発明者】 【氏名】川崎 剛

【要約】 【課題】個々のランプの発光面積を大きくでき且つ昼間でも常時非点灯にならない車両用ランプ装置を提供する。

【解決手段】赤色光源R1と黄色光源Yの両方を備えているため、赤色光源R1のみを点灯させれば、赤色発光のテールランプとなり、赤色光源R1と黄色光源Yの両方を点灯させれば、アンバー色発光のターンランプとなる。1つのランプで、テールランプとターンランプとストップランプとの機能を有するため、発光面積が大きくなり、ランプの視認性が向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両の後部に取付けられたハウジングの内部に、ハウジングと一体又は別体の2つのリフレクタを並べて設け、一方のリフレクタに赤色光源を取付けると共に、他方のリフレクタに黄色光源を取付け、ハウジングの開口に無色のアウタレンズを取付けた構造で、赤色光源のみの点灯時に赤色発光のランプとなり、赤色光源と黄色光源の同時点灯時にアンバー色発光のランプとなることを特徴とする車両用ランプ装置。
【請求項2】 請求項1記載の車両用ランプ装置であって、赤色光源と黄色光源の間に、シェードが設けられていることを特徴とする車両用ランプ装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テールランプ、ターンランプ、ストップランプなどの車両用ランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の後部には、いわゆるリヤコンビネーションランプと称されるランプ装置が取付けられている。この種のランプ装置には、テールランプ、ターンランプ、ストップランプが組み合わせられている(類似技術として、実開平6−36116号公報、実開平5−69803号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のランプ装置にあっては、組み合わされるランプの種類が多いため、個々のランプの発光面積はその分小さくなる。また、ストップランプとターンランプは、昼間でも点灯するが、テールランプは夜のみ点灯する種類のものであるため、昼間においては常時非点灯のテールランプが目立ち、他のランプとの一体感に欠け、改善が望まれている。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、個々のランプの発光面積を大きくでき且つ昼間でも常時非点灯にならない車両用ランプ装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、車両の後部に取付けられたハウジングの内部に、ハウジングと一体又は別体の2つのリフレクタを並べて設け、一方のリフレクタに赤色光源を取付けると共に、他方のリフレクタに黄色光源を取付け、ハウジングの開口に無色のアウタレンズを取付けた構造で、赤色光源のみの点灯時に赤色発光のランプとなり、赤色光源と黄色光源の同時点灯時にアンバー色発光のランプとなる。
【0006】請求項1記載の発明によれば、赤色光源と黄色光源の両方を備えているため、赤色光源のみを点灯させれば、大きなアウタレンズの全てが赤色発光のテールランプ或いはストップランプなどのランプとなり、赤色光源と黄色光源の両方を点灯させれば、大きなアウタレンズの全てがアンバー色発光のターンランプなどのランプとなる。1つのランプ装置で、大きなアウタレンズの全てが、テールランプ、ターンランプ、ストップランプの3つの機能の発光を可能とするため、アウタレンズの発光面積が大きくなり、ランプの視認性が向上する。また、少なくとも、ターンランプ機能を有し、昼間でも点灯するため、他のストップランプとの一体感がある。
【0007】請求項2記載の発明は、赤色光源と黄色光源の間にシェードが設けられている。
【0008】請求項2記載の発明によれば、一方の光源から他方の光源側に直接入射する光がなくなり、いったん自己のリフレクタで反射されてから他方の光源側へ広がるため、均一でムラのない発光状態が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は、上側ランプ1と、下側ランプ2とを組み合わせたリヤコンビネーションランプ3で、上側ランプ1が本発明に関するランプ装置である。
【0010】上側ランプ1及び下側ランプ2は、両方とも、2つのリフレクタ4a、4bと、リフレクタ5a、5bを横に並べて連結した構造のハウジング4、5を備えている。ハウジング4、5の後側の開口は、それぞれ無色のアウタレンズ6、7により塞がれている。上側ランプ1と下側ランプ2の間には、仕切壁8が形成され、光がもれることはない。
【0011】上側ランプ1の各リフレクタ4a、4bの底部には、赤色光源R1と黄色光源Yがそれぞれ取付けられている。そして、赤色光源R1と黄色光源Yの、それぞれ内側にシェード9が立設されている。下側ランプ2の各リフレクタ5a、5bの底部には、それぞれ赤色光源R2、R3が取付けられている。
【0012】図4に、このリヤコンビネーションランプ3の点灯パターンを示した。まず、(A)では、上側ランプ1の赤色光源R1のみを点灯させ、下側ランプ2では片方の赤色光源R2のみを点灯させた。すると、上側ランプ1及び下側ランプ2が全体的に赤色発光した大型のテールランプとなり、視認性が向上する。上側ランプ1だけでも、赤色光源R1から発せられた赤色光が、いったんリフレクタ4aに反射されて黄色光源Yのリフレクタ4b側にも達するため、発光面積が増加している。
【0013】次に、(A)の状態で、ドライバーがブレーキを踏むと、下側ランプ2のもう1つの赤色光源R3も点灯し、下側ランプ2が上側ランプ1より明るい赤色発光パターンのストップランプとなる。上側ランプ1はテールランプのままである。
【0014】そして、(A)の状態で、ドライバーがターンシグナルスイッチを操作すると、上側ランプ1の黄色光源Yも点灯して、赤色光源R1と同時点灯状態となるため、上側ランプ1はアンバー色(橙色)の発光パターンのターンランプとなる。この時、赤色光源R1と黄色光源Yの間にシェード9があるため、赤色光源R1又は黄色光源Yから発せられた赤色光又は黄色光が、直接反対のリフレクタ4a、4b側に入射することがなく、いったん自己のリフレクタ4a、4b、で反射されてから反対側へ広がるため、均一でムラのない発光状態が得られる。また、上側ランプ1は少なくともターンランプ機能を有しているため、昼間でも発光することになり、昼間において常時非点灯になることはなく、下側ランプ2との一体感がある。
【0015】尚、この実施形態では、ハウジング4、5と一体のリフレクタ4a、4b、5a、5bを備えたものを例にしたが、ハウジング4、5の内部に別物のリフレクタを備えたものであっても良い。また、上側ランプ1及び下側ランプ2は、両方とも、2つのリフレクタ4a、4bと、リフレクタ5a、5bを横に並べて連結した構造のハウジング4、5を備えている、と説明したが、横に並べることに限定するものではなく、縦でも斜めでも適宜で良い。
【0016】また、リフレクタ4,5に形成するそれぞれの中心軸の設定方向を、平行に並べるものでも良いし、互いにクロスするものでも良い。クロスする方向に設定すると、色むらがより生じにくいことになる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、赤色光源と黄色光源の両方を備えているため、赤色光源のみを点灯させれば、赤色発光のテールランプとなり、赤色光源と黄色光源の両方を点灯させれば、アンバー色発光のターンランプとなる。1つのランプで、テールランプとターンランプトストップランプとの機能を有するため、発光面積が大きくなり、ランプの視認性が向上する。また、少なくともターンランプ機能を有し、昼間でも点灯するため、他のランプとの一体感がある。
【出願人】 【識別番号】000000136
【氏名又は名称】市光工業株式会社
【出願日】 平成12年11月13日(2000.11.13)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【公開番号】 特開2002−150809(P2002−150809A)
【公開日】 平成14年5月24日(2002.5.24)
【出願番号】 特願2000−345505(P2000−345505)