| 【発明の名称】 |
車両用灯具 |
| 【発明者】 |
【氏名】夏目 和典
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| 【要約】 |
【課題】複数のLEDからなる光源を備えた点灯モード切換え可能な車両用灯具において、他の車両のドライバ等に違和感を与えてしまうことなく点灯モード切換えを行えるようにする。
【解決手段】灯具ユニット12Aの各光源20Aを、縦横3個ずつ正方形に配置された9個の赤色LED24R1、24R2からなる構成とする。これら9個の赤色LED24R1、24R2のうち、光源20Aの中心位置に配置された1個の赤色LED24R1は、テールランプ点灯モードで点灯させ、この赤色LED24R1を囲む8個の赤色LED24R2は、ストップランプ点灯モードで赤色LED24R1と共に点灯させる。これにより、いずれの点灯モードにおいても、光源20Aを、その中心位置を中心にしてLEDが点灯して見えるようにし、点灯モード切換えの際、光源の数が増減して見えたり光源の位置が変化したように見えてしまうのを未然に防止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のLEDからなる光源を備えてなり、少なくとも2種類の点灯モードで点灯し得るように構成された車両用灯具において、上記光源が、該光源の略中心位置に配置された少なくとも1つのLEDからなる第1LED群と、この第1LED群を囲むようにして配置された複数のLEDからなる第2LED群とを備えており、上記点灯モードとして、上記第1LED群のみが点灯する第1点灯モードと、上記第2LED群が点灯する第2点灯モードとを備えている、ことを特徴とする車両用灯具。 【請求項2】 上記第1LED群と上記第2LED群とが、互いに同じ発光色のLEDで構成されており、上記第2点灯モードで上記第1LED群と上記第2LED群とが共に点灯するように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。 【請求項3】 上記第1LED群と上記第2LED群とが、互いに異なる発光色のLEDで構成されており、上記第2点灯モードで上記第2LED群のみが点灯するように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。 【請求項4】 上記光源の前方に、複数の拡散レンズ素子からなる拡散レンズが設けられている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用灯具。 【請求項5】 上記拡散レンズの前方に集光レンズが設けられている、ことを特徴とする請求項4記載の車両用灯具。 【請求項6】 上記光源が所定配置で複数個設けられている、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の車両用灯具。 【請求項7】 請求項1〜6いずれか記載の車両用灯具を灯具ユニットとして複数個備えてなり、上記各灯具ユニットが有する上記少なくとも2種類の点灯モードが、上記各灯具ユニット相互間で互いに異なる組み合わせに設定されている、ことを特徴とする車両用灯具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、複数のLED(発光ダイオード)からなる光源を備えた点灯モード切換え可能な車両用灯具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、テール&ストップランプ等の車両用灯具においては、2種類の点灯モードで点灯し得るように構成されている。これを実現するための具体的構成としては、ダブルフィラメントからなる光源を用い、そのフィラメントの点灯個数を変化させることにより、テールランプとストップランプとの点灯モード切換えを行うようになっている。 【0003】一方、光源として複数のLEDを用いた車両用灯具も知られているが、このような灯具においてもLEDの点灯個数を適宜変化させるようにすれば、テールランプとストップランプとの点灯モード切換えを行うことが可能である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような車両用灯具において無造作にLEDの点灯個数を変化させる構成とした場合には、点灯モード切換えの際、光源の数が増減して見えたり光源の位置が変化したように見えてしまうので、他の車両のドライバ等に違和感を与えてしまうおそれがある。 【0005】本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、光源が複数のLEDからなる場合においても、他の車両のドライバ等に違和感を与えてしまうことなく点灯モード切換えを行うことができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本願発明は、LEDの配置およびその点灯のさせ方に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。 【0007】すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、複数のLEDからなる光源を備えてなり、少なくとも2種類の点灯モードで点灯し得るように構成された車両用灯具において、上記光源が、該光源の略中心位置に配置された少なくとも1つのLEDからなる第1LED群と、この第1LED群を囲むようにして配置された複数のLEDからなる第2LED群とを備えており、上記点灯モードとして、上記第1LED群のみが点灯する第1点灯モードと、上記第2LED群が点灯する第2点灯モードとを備えている、ことを特徴とするものである。 【0008】上記「車両用灯具」は、複数のLEDからなる光源を備えたものであれば、他の灯具構成部材の具体的構成については特に限定されるものではない。 【0009】上記「第1LED群」は、光源の略中心位置に配置されたものであれば、該第1LED群が複数のLEDからなる場合における各LEDの具体的配置は特に限定されるものではなく、また上記「第2LED群」は、第1LED群を囲むようにして配置されたものであれば、該第2LED群を構成する各LEDの具体的配置は特に限定されるものではない。これら第1LED群または第2LED群を構成する各LEDの配置の具体例としては、例えば、光源の中心位置に関して点対称となる配置、あるいは光源の中心位置を通る直線に対して線対称となる配置等が採用可能である。上記第1LED群を構成するLEDと第2LED群を構成するLEDとは、発光色が互いに同じものであってもよいし異なるものであってもよい。 【0010】上記第2点灯モードでは第2LED群が点灯するように構成されているが、ここで「第2LED群が点灯する」とは、第2LED群のみが点灯する態様と、第2LED群と共に第1LEDも点灯する態様との双方を含むものである。 【0011】 【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、複数のLEDからなる光源を備えており、少なくとも2種類の点灯モードで点灯し得るように構成されいるが、上記光源は、その略中心位置に配置された少なくとも1つのLEDからなる第1LED群と、この第1LED群を囲むようにして配置された複数のLEDからなる第2LED群とを備えており、また上記点灯モードとして、第1LED群のみが点灯する第1点灯モードと第2LED群が点灯する第2点灯モードとを備えているので、次のような作用効果を得ることができる。 【0012】すなわち、第1LED群は光源の略中心位置に配置された少なくとも1つのLEDからなり、第2LED群は第1LED群を囲むようにして配置された複数のLEDからなっているので、第1LED群のみが点灯した場合と、第2LED群のみが点灯した場合と、第1および第2LED群が共に点灯した場合とのいずれにおいても、光源がその略中心位置を中心にして点灯して見えるようにすることができる。。 【0013】したがって、点灯モード切換えの際、光源の数が増減して見えたり光源の位置が変化したように見えてしまうのを未然に防止することができ、これにより他の車両のドライバ等に違和感を与えてしまうおそれをなくすことができる。 【0014】このように本願発明によれば、複数のLEDからなる光源を備えた点灯モード切換え可能な車両用灯具において、他の車両のドライバ等に違和感を与えてしまうことなく点灯モード切換えを行うことができる。 【0015】なお、上記「光源」は、第1および第2LED群のみからなる構成であってよいことはもちろんであるが、第2LED群を囲むようにして配置された複数のLEDからなる第3LED群等をも備えた構成としてもよく、このようにした場合には、さらに多くの点灯モードを設定することが可能となる。 【0016】上記構成において、第1LED群と第2LED群とが互いに同じ発光色のLEDで構成されている場合には、第2点灯モードで第1LED群と第2LED群とを共に点灯させるようにすれば、点灯モード切換え時における明るさの変化を大きなものとすることができる。例えば、第1LED群と第2LED群とを共に赤色のLEDで構成し、第1点灯モードをテールランプ点灯モードとするとともに第2点灯モードをストップランプ点灯モードとすれば、テールランプ点灯状態においてストップランプが点灯した場合にこれを他の車両のドライバ等に明確に認識させることができる。 【0017】一方、上記構成において、第1LED群と第2LED群とが互いに異なる発光色のLEDで構成されている場合には、第2点灯モードで第2LED群のみを点灯させるようにすれば、1つの光源が同時に2種類の発光色で点灯するのを防止することができ、これにより他の車両のドライバ等に違和感を与えてしまうことなく点灯モード切換えを行うことができる。例えば、第1LED群を赤色のLEDで構成するとともに第2LED群をアンバ色のLEDで構成し、第1点灯モードをテールランプ点灯モードとするとともに第2点灯モードをターンシグナルランプ点灯モードとすれば、赤色でのテールランプ点灯状態において方向指示器が作動したときアンバ色のターンシグナルランプを点灯させることができる。 【0018】上記構成において、光源の前方に複数の拡散レンズ素子からなる拡散レンズを設けるようにすれば、点灯時に光源全体が略均一に光って見えるようにすることができる。そしてこれにより、光源をより単一の光源らしく見えるようにすることができる。 【0019】この場合において、拡散レンズの前方に集光レンズを設けるようにすれば、該集光レンズと拡散レンズとの組み合わせにより、所要の灯具配光性能を得ることが容易に可能となる。 【0020】上記「光源」は単一であってもよいが、該光源を所定配置で複数個設けるようにすれば、灯具の光量を十分に確保することができる。この場合における「所定配置」は特に限定されるものではなく、例えば直列配置や円環状配置等が採用可能である。 【0021】また、上記車両用灯具を1個の灯具ユニットとして位置付け、この灯具ユニットを複数個備えてなる構成の車両用灯具を採用することも可能である。この場合において、各灯具ユニットが有する少なくとも2種類の点灯モードを、各灯具ユニット相互間で互いに異なる組み合わせとなるように設定すれば、より多くの点灯モードを設定することが可能となる。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。 【0023】図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図であり、図2は、その平断面図であり、図3は、図1のIII-III 線断面詳細図である。 【0024】これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の左側後端部に設けられるリヤコンビネーションランプであって、横長矩形の輪郭形状を有するランプボディ14と素通し状の透光カバー16とで形成される灯室内に、1対の灯具ユニット12A、12Bと、これら灯具ユニット12A、12Bの周囲を囲む遮光パネル18とが設けられてなっている。 【0025】この車両用灯具10は、テールランプ、ストップランプおよびターンシグナルランプの機能を兼ね備えている。具体的には、車幅方向内側に位置する灯具ユニット12Aが、テールランプ点灯モードおよびストップランプ点灯モードで点灯し得るように構成されており、車幅方向外側に位置する灯具ユニット12Bが、テールランプ点灯モードおよびターンシグナルランプ点灯モードで点灯し得るように構成されている。まず、灯具ユニット12Aの構成について説明する。 【0026】この灯具ユニット12Aは、9個の光源20Aと、これら光源20Aの前方(灯具としての前方であって車両としては後方。以下同様)に設けられた透光パネル22とを備えてなっている。 【0027】上記各光源20Aは、縦横3個ずつ正方形に配置された9個の赤色LED24R1、24R2からなっている。これら9個の赤色LED24R1、24R2のうち、光源20Aの中心位置に配置された1個の赤色LED24R1は、第1LED群としてテールランプ点灯モードで点灯するようになっており、この赤色LED24R1を囲む8個の赤色LED24R2は、第2LED群としてストップランプ点灯モードで赤色LED24R1と共に点灯するようになっている。 【0028】上記9個の光源20Aのうち1個は、灯具ユニット12Aの中心位置を通る前後方向に延びる光軸Ax上に配置されており、残り8個は、光軸Axを囲むようにして周方向に45°間隔で同一円周上に配置されている。これら9個の光源20Aの各々を構成する9個の赤色LED24R1、24R2は、単一のプリント基板26に取り付けられている。 【0029】上記各光源20Aの前方には、複数の拡散レンズ素子(魚眼レンズ)からなる拡散レンズ28が各々設けられている。これら拡散レンズ28は、単一の拡散レンズボード30上に形成されている。 【0030】そして、上記光軸Ax上に位置する光源20Aおよびその上下左右に位置する4個の光源20A(十字配置の5個の光源20A)に関しては、該光源20Aの前方に設けられた拡散レンズ28の前方に、さらに集光レンズ34が設けられている。これら各集光レンズ34は、前方側に凸面を有する平凸レンズからなり、単一の集光レンズボード36上に形成されている。 【0031】上記透光パネル22は、前方側へ膨出するドーム状に形成されている。この透光パネル22における上記十字配置の5個の光源20Aの前方部分には、灯具正面視において集光レンズ34よりもやや径の大きい円形の開口部22aが形成されており、これら各開口部22aには、該開口部22aの外周形状を略維持したまま後方へ集光レンズボード36まで延びる筒状部22bが形成されている。そして、この透光パネル22のドーム状の表面にはハーフミラー処理が施されており、これによりハーフミラー部22cが構成されている。また、この透光パネル22における筒状部22bの表面にもハーフミラー処理が施されている。 【0032】上記透光パネル22は、その外周部が環状平面部22dとして形成されており、この環状平面部22dの周方向複数箇所において、スペーサ38、40を介してプリント基板26、拡散レンズボード30および集光レンズボード36と共に、ボルト42およびナット44によりランプボディ14に固定されている。この灯具ユニット12Aにおいては、次のようにして光照射が行われるようになっている。 【0033】すなわち、上記十字配置の5個の光源20Aに関しては、該光源20Aを構成する各赤色LED24R1、24R2からの光は、拡散レンズ28の透過により拡散した後、集光レンズ34の透過により一旦集光してから拡散して前方へ照射される。一方、残り4つの光源20Aに関しては、該光源20Aを構成する各赤色LED24R1、24R2からの光は、拡散レンズ28の透過により拡散した後、透光パネル22をそのまま透過して前方へ照射される。そしてこれにより、所要の灯具配光性能を確保するようになっている。次に、灯具ユニット12Bの構成について説明する。 【0034】この灯具ユニット12Bは、その基本的構成は灯具ユニット12Aと同様であるが、その光源20Bを構成するLEDが灯具ユニット12Aとは異なっている。 【0035】すなわち、この灯具ユニット12Bも9個の光源20Bを備えており、これら各光源20Bは縦横3個ずつ配置された9個のLEDからなっているが、該光源20Bの中心位置に配置された1個のLEDが赤色LED32Rで構成されており、この赤色LED32Rを囲む8個のLEDがアンバ色LED32Uで構成されている。そして、各光源20Bは、赤色LED32Rが第1LED群としてテールランプ点灯モードで点灯するようになっており、8個のアンバ色LED32Uが第2LED群としてターンシグナルランプ点灯モードで点灯するようになっている。図4〜7は、本実施形態に係る車両用灯具10が各種点灯モードで点灯している状態を示す正面図である。 【0036】図4に示すように、テールランプ点灯モードでは、両灯具ユニット12A、12Bの各光源20A、20Bは、中央に位置する赤色LED24R1、32Rのみが点灯するようになっている。これにより車両用灯具10としては、両灯具ユニット12A、12Bが共に赤色で点灯し、テールランプとしての機能を果たすようになっている。 【0037】図5に示すように、テールランプ点灯状態でストップランプが点灯するテール&ストップランプ点灯モードでは、テールランプ点灯モードに対して、灯具ユニット12Bの各光源20Bはそのままであるが、灯具ユニット12Aの各光源20Aは赤色LED24R1の周囲に位置する8個の赤色LED24R2が追加点灯してテールランプ点灯モードよりも大幅に明るい赤色で点灯するようになっている。これにより車両用灯具10としては、灯具ユニット12Bがテールランプ点灯モードを維持したまま、灯具ユニット12Aがストップランプ点灯モードで点灯し、テール&ストップランプとしての機能を果たすようになっている。 【0038】なお、灯具ユニット12Aの各光源20Aは、8個の赤色LED24R2が追加点灯しても、これら赤色LED24R2は赤色LED24R1を囲むようにして配置されているので、該光源20Aの中心位置を中心にして発光面積および明るさが増大したように見えることとなる。したがって、光源の数が増減して見えたり光源の位置が変化したように見えてしまうことはない。 【0039】図6に示すように、テールランプ点灯状態でターンシグナルランプが点灯するテール&ターンシグナルランプ点灯モードでは、テールランプ点灯モードに対して、灯具ユニット12Aの各光源20Aはそのままであるが、灯具ユニット12Bの各光源20Bは、中央に位置する赤色LED32Rが消灯し、その周囲に位置する8個のアンバ色LED32Uが間欠点灯するようになっている。これにより車両用灯具10としては、灯具ユニット12Aがテールランプ点灯モードを維持したまま、灯具ユニット12Bがターンシグナルランプ点灯モードで点灯し、テール&ターンシグナルランプとしての機能を果たすようになっている。 【0040】なお、灯具ユニット12Bの各光源20Bは、赤色LED32Rから8個のアンバ色LED32Uへの点灯切換えが行われても、これらアンバ色LED32Uは赤色LED32Rを囲むようにして配置されているので、該光源20Bの中心位置を中心にして発光色が変化するとともに発光面積および明るさが増大したように見えることとなる。したがって、光源の数が増減して見えたり光源の位置が変化したように見えてしまうことはない。 【0041】図7に示すように、ターンシグナルランプとブレーキランプとが同時に点灯するストップ&ターンシグナルランプ点灯モードでは、テール&ターンシグナルランプ点灯モードに対して、灯具ユニット12Bの各光源20Bはそのままであるが、灯具ユニット12Aの各光源20Aは赤色LED24R1の周囲に位置する8個の赤色LED24R2が追加点灯するようになっている。これにより車両用灯具10としては、灯具ユニット12Bがターンシグナルランプ点灯モードを維持したまま、灯具ユニット12Aがストップランプ点灯モードで点灯し、テール&ターンシグナルランプとしての機能を果たすようになっている。 【0042】以上詳述したように、本実施形態に係る車両用灯具10は、互いに異なる2種類の点灯モードで点灯する1対の灯具ユニット12A、12Bを備えているので、その組み合わせにより数多くの点灯モードを設定することができる。 【0043】しかも、上記各灯具ユニット12A、12Bは、各々9個の光源20A、20Bを備えているので、各灯具ユニット12A、12Bの光量を十分に確保することができる。 【0044】また、上記灯具ユニット12A、12Bの各光源20A、20Bは、いずれの点灯モードにおいても、該光源20A、20Bの中心位置を中心にしてLEDが点灯して見えるように構成されているので、点灯モード切換えの際、光源の数が増減して見えたり光源の位置が変化したように見えてしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより他の車両のドライバ等に違和感を与えてしまうおそれをなくすことができる。 【0045】本実施形態においては、灯具ユニット12Aの各光源20Aが、テールランプ点灯モードでは、その中心位置にある赤色LED24R1が点灯し、ストップランプ点灯モードでは、赤色LED24R1とその周囲に位置する赤色LED24R2とが同時点灯するようになっているので、点灯モード切換え時における明るさの変化を大きなものとすることができ、これによりテールランプ点灯状態においてストップランプが点灯した場合にこれを他の車両のドライバ等に明確に認識させることができる。 【0046】また本実施形態においては、灯具ユニット12Bの各光源20Bが、テールランプ点灯モードでは、その中心位置にある赤色LED32Rが点灯する一方、ターンシグナルランプ点灯モードでは、この赤色LED32Rが消灯して、その周囲に位置するアンバ色LED32Uが点灯するようになっているので、各光源20Bが同時に2種類の発光色で点灯するのを防止することができ、これにより他の車両のドライバ等に違和感を与えてしまうことなく点灯モード切換えを行うことができる。 【0047】本実施形態においては、各灯具ユニット12A、12Bを構成する9個の光源20A、20Bの各々の前方に、複数の拡散レンズ素子からなる拡散レンズ28が設けられているので、点灯時に各光源20A、20Bが全体に略均一に光って見えるようにすることができる。そしてこれにより、各光源20A、20Bをより単一の光源らしく見えるようにすることができる。 【0048】しかも本実施形態においては、9個の光源20A、20Bのうち5個の光源の前方には集光レンズ34が設けられているので、該集光レンズ34と拡散レンズ28との組み合わせにより所要の灯具配光性能を容易に得ることが可能となる。 【0049】ところで、上記実施形態においては、各光源20A、20BにおけるLEDの配置が、縦横3個ずつ9個配置された構成となっているが、例えば図8および9に示すように、これ以外の配置を採用することも可能である。なお、図8および9は、光源20AにおけるLEDの配置例を示すものであるが、光源20Bにももちろん適用可能である。 【0050】図8に示す配置例は、光源20Aを構成する赤色LED24R1、24R2のうち、その中心に配置される赤色LED24R1は1個のままで、その周囲に配置される赤色LED24R2を種々変化させたものである。 【0051】すなわち、同図(a)は、上記実施形態の配置であって、8個の赤色LED24R2を全体に正方形となるように配置したものであるが、このような配置に対して、同図(b)は四隅の4個を省略したものであり、同図(b)は、上下左右の4個を省略したものである。また、同図(d)は、8個の赤色LED24R2を全体に菱形となるように階段状に配置したものである。さらに、同図(e)は、3個の赤色LED24R2を同一円周上に120°間隔で配置したものであり、同図(f)は、6個の赤色LED24R2を同一円周上に60°間隔で配置したものである。 【0052】これら各配置例では、複数の赤色LED24R2が光源20Aの中心に位置する赤色LED24R1を囲むようにして配置されているので、赤色LED24R1のみが点灯する点灯モード、赤色LED24R1、24R2が共に点灯する点灯モード(さらには赤色LED24R2(光源20Bのアンバ色LED32U)のみが点灯する点灯モード)のいずれにおいても、光源20Aを単一の光源が点灯して見えるようにすることができる。 【0053】しかも、これら各配置例では、複数の赤色LED24R2が幾何学的な規則性をもって配置されているので、光源20Aを単一の光源として一層違和感なく点灯させることができる。ただし、幾何学的な規則性が多少崩れた配置とした場合であっても、光源20Aを単一の光源が点灯して見えるようにすることは十分可能である。図9に示す配置例は、光源20Aを構成する赤色LED24R1、24R2の双方の配置を種々変化させたものである。 【0054】すなわち、同図(a)は、4個の赤色LED24R1を全体に正方形となるように配置し、その周囲に12個の赤色LED24R2を全体に正方形となるように配置したものである。同図(b)は、5個の赤色LED24R1を全体に十字形となるように配置し、その周囲に8個の赤色LED24R2を全体に菱形となるように階段状に配置したものである。同図(c)は、4個の赤色LED24R1を縦長の略菱形となるように配置し、その周囲に10個の赤色LED24R2を全体に縦長の略菱形となるように階段状に配置したものである。同図(d)は、4個の赤色LED24R1を横一列に配置し、その周囲に10個の赤色LED24R2を配置したものである。同図(e)は、8個の赤色LED24R1を同一円周上に45°間隔で配置し、その周囲に12個の赤色LED24R2を30°間隔で配置したものである。 【0055】これら各配置例では、複数の赤色LED24R1が光源20Aの中心位置に配置されており、これら赤色LED24R1を囲むようにして複数の赤色LED24R2が配置されているので、赤色LED24R1のみが点灯する点灯モード、赤色LED24R1、24R2が共に点灯する点灯モード(さらには赤色LED24R2(光源20Bのアンバ色LED32U)のみが点灯する点灯モード)のいずれにおいても、光源20Aを単一の光源が点灯して見えるようにすることができる。しかも、これら各配置例では、赤色LED24R1が複数個設けられているので、赤色LED24R1のみが点灯する点灯モードでの光量を十分に確保することができる。 【0056】これら各配置例においても、複数の赤色LED24R1、24R2が幾何学的な規則性をもって配置されているので、光源20Aを単一の光源として一層違和感なく点灯させることができる。ただし、幾何学的な規則性が多少崩れた配置とした場合であっても、光源20Aを単一の光源が点灯して見えるようにすることは十分可能である。 【0057】上記実施形態においては、車両用灯具10が、テールランプ点灯モードおよびストップランプ点灯モードで点灯する灯具ユニット12Aと、テールランプ点灯モードおよびターンシグナルランプ点灯モードで点灯する灯具ユニット12Bとを備えたリヤコンビネーションランプである場合について説明したが、他の種類の車両用灯具においても上記実施形態と同様の構成を採用することによりこれと同様の作用効果を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001133 【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
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| 【出願日】 |
平成12年9月18日(2000.9.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099999 【弁理士】 【氏名又は名称】森山 隆
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| 【公開番号】 |
特開2002−93212(P2002−93212A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月29日(2002.3.29) |
| 【出願番号】 |
特願2000−281899(P2000−281899) |
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