| 【発明の名称】 |
太陽光発電利用機器組込み灯籠 |
| 【発明者】 |
【氏名】久保井 唱美夫
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| 【要約】 |
【課題】火災などの発生もなく、簡単で確実に照明を可能にした太陽光発電利用機器組込み灯籠を提供すること。
【解決手段】太陽光発電利用機器組込み灯籠1は、柱状の石材の内部にバッテリ9及び制御装置10を収納する収納部8を設けかつセンサー取付部6を設けた灯籠本体2と、照明灯11の配置部12及び明かり窓13を設けて灯籠本体2の上に固定された灯部3と、灯部3の上に固定された頭部4と、頭部4上に固定され太陽電池パネル5と、人検出センサー7とを備え、太陽電池パネル5で発電した電力をバッテリ9へ導き、制御装置10は、バッテリ9の過充電、過放電を監視制御し、人検出センサー7が人を検知したときに所定の時間だけ照明灯11を点灯する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 柱状の石材の内部にバッテリ及び各種の機器の制御を行なう制御装置を収納する収納部を設けかつ石材の外周部の所定の位置にセンサー取付部を設けた灯籠本体、柱状の石材の内部に照明灯の配置部を設けるとともに照明灯の配置部周囲の少なくとも一部に明かり窓を設け、この石材を前記灯籠本体の上に固定された灯部、前記灯籠本体の柱状の石材の大きな石材で構成され前記灯部の上に固定された頭部からなる灯籠と、前記灯籠の頭部の上に固定され太陽光から電力を得る太陽電池パネルと、前記灯籠本体のセンサー取付部に配置した人検知センサーとを備え、前記太陽電池パネルで発電した電力を前記バッテリへ導き、前記制御装置は、前記バッテリの過充電、過放電を監視、制御する第1の手段と、人検知センサーが人を検知したときに所定の時間だけ上記照明灯を点灯する第2の手段とを備えたことを特徴とする太陽光発電利用機器組込み灯籠。 【請求項2】 前記灯籠本体の収納部には、所定の手順で音声信号を発生する音声発生回路と、この音声信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路から増幅された音声信号を音声にするスピーカとからなる音声発生装置を内蔵し、前記制御装置の第2の手段で照明灯を点灯している時間、当該回路に前記バッテリから電力を供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電利用機器組込み灯籠。 【請求項3】 前記灯籠本体の所定の位置にヒータを組み込み、かつ、バッテリからヒータに電力を供給可能に構成し、所定の時間でかつ所定の回数、電力を供給できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電利用機器組込み灯籠。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、灯籠本体にバッテリ及び制御装置を内蔵し、かつ、灯籠本体の上に照明灯を配置した灯部を設け、この灯部の上に頭部を設け、この頭部の上に固定した太陽電池パネルにて発電した電力をバッテリに供給し、灯籠本体に人の接近を検知する人検知センサーを設け、人検知センサーで人の接近を検知すると、前記制御装置により前記灯部の照明灯を所定の時間点灯するようにした太陽光発電利用機器組込み灯籠に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、墓地などに設置される石灯籠は、灯籠本体の上に蝋燭などを配置する灯部を設け、その灯部の上に傘状の頭部を設けた形状をしたものが多い。この石灯籠にあっては、通常、灯部に蝋燭を立てて、この蝋燭に火をつけて照明するものであった。 【0003】また、石灯籠の灯部の内部に電球を配置し、夜間などに当該電球を点灯するものが提供されている。この石灯籠の場合、電球が切れていなければ、電力を供給すれば電球が点灯し、いつまでも照明しておけるものであった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石灯籠に蝋燭を立てて、これに火をつけて照明するものは、蝋燭が燃え尽きてしまえば照明ができず、照明を継続させるためには、多大の労力を要するという欠点があった。また、この従来の石灯籠の場合、火災の恐れもあった。 【0005】一方、電球により照明をする石灯籠の場合には、商用電源が近くになければならず、墓地などでは商用電源を引き込むことは大抵なされていないので、商用電源が引き込まれている地域しか実現できないという欠点があった。本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、火災などの発生もなく、簡単で確実に照明を可能にした太陽光発電利用機器組込み灯籠を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る太陽光発電利用機器組込み灯籠は、柱状の石材の内部にバッテリ及び各種の機器の制御を行なう制御装置を収納する収納部を設けかつ石材の外周部の所定の位置にセンサー取付部を設けた灯籠本体、柱状の石材の内部に照明灯の配置部を設けるとともに照明灯の配置部周囲の少なくとも一部に明かり窓を設け、この石材を前記灯籠本体の上に固定された灯部、前記灯籠本体の柱状の石材の大きな石材で構成され前記灯部の上に固定された頭部からなる灯籠と、前記灯籠の頭部の上に固定され太陽光から電力を得る太陽電池パネルと、前記灯籠本体のセンサー取付部に配置した人検知センサーとを備え、前記太陽電池パネルで発電した電力を前記バッテリへ導き、前記制御装置は、前記バッテリの過充電、過放電を監視、制御する第1の手段と、人検知センサーが人を検知したときに所定の時間だけ上記照明灯を点灯する第2の手段とを備えたことを特徴とする。請求項2記載の発明では、請求項1において、前記灯籠本体の収納部に、所定の手順で音声信号を発生する音声発生回路と、この音声信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路から増幅された音声信号を音声にするスピーカとからなる音声発生装置を内蔵し、前記制御装置の第2の手段で照明灯を点灯している時間、当該回路に前記バッテリから電力を供給するようにしたことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1において、前記灯籠本体の所定の位置にヒータを組み込み、かつ、バッテリからヒータに電力を供給可能に構成し、所定の時間でかつ所定の回数、電力を供給できるようにしたことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1乃至図13は本発明の実施の形態に係る太陽光発電利用機器組込み灯籠を示す図である。ここで、図1は本発明の実施の形態に係る太陽光発電利用機器組込み灯籠の全体構成を示す正面図、図2は同太陽光発電利用機器組込み灯籠の全体構成を示す側面図である。 【0008】これらの図において、太陽光発電利用機器組込み灯籠1は、大略、円柱状をした石材で構成された灯籠本体2と、同様に円柱状をした石材で構成された灯部3と、断面台形状をした石材で構成された頭部4と、この頭部に配置された太陽電池パネル5とを備えている。この灯籠本体2と、灯部3と、頭部4とで石灯籠が構成される。なお、GLはグランドレベルを示し(以下、同じ)、石灯籠が設置されたときにグランドレベルGLより図示下側は土中に埋まることになる。 【0009】灯籠本体2の石材外周の所定の場所にはセンサー取付部6が設けられており、このセンサー取付部6の内部に人検出センサー7が配置されている。灯籠本体2の石材内部には収納部8が設けられており、収納部8には、電力を蓄電するバッテリ9及び各種の機器の制御を行なう制御装置10が収納されている。 【0010】前記灯部3の石材の内部には蝋燭形状をした照明灯11を配置する配置部12が設けられるとともに、照明灯11の配置部12の周囲には明かり窓13、13が設けられている。さらに、太陽電池パネル5は、図2に示すように、頭部4の上で所定の角度αをもって配置されている。 【0011】太陽電池パネル5は、制御装置10に電気的に接続されている。また、制御装置10はバッテリ9及び照明灯11が電気的に接続されている。人検出センサー7は制御装置10に電気的に接続されている。前記制御装置10は、前記バッテリ9の過充電、過放電を監視、制御する第1の手段としての充放電コントローラと、人検出センサー7が人を検知したときに所定の時間だけ上記照明灯11を点灯する第2の手段としての照明コントローラとを備えている。 【0012】また、前記制御装置10は音声発生装置を内蔵している。この音声発生装置は、所定の手順でお経など音声信号を発生する音声発生回路と、この音声信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路から増幅された音声信号を音声にするスピーカとからなり、前記制御装置10の照明コントローラで照明灯11を点灯している時間、当該各回路に前記バッテリ9から電力を供給できるようにしている。 【0013】なお、図示しないが灯籠本体2の所定の位置にはヒータが組み込まれており、このヒータにバッテリ9から電力を供給可能に構成し、所定の時間(例えば2分間)で、所定の回数(例えば3回)、電力を供給できるようになっている。 【0014】図3は同太陽光発電利用機器組込み灯籠の灯籠本体を示す平面図、図4は同太陽光発電利用機器組込み灯籠の灯籠本体を示す側面図、図5は同灯籠本体に用いる係止体の側面図、図6は同灯籠本体に用いる係止体の平面図である。図3及び図4において、灯籠本体2は円柱状をした石材で構成されており、この石材の一端から所定の大径穴15を穿設し、この石材の他端から小径孔16を穿設して構成される。また、円柱状をした石材からなる灯籠本体2の外部の所定の位置には、センサー取付部6が設けられている。 【0015】図5及び図6において、係止体17は、円板状で外径が前記灯籠本体2の大径穴15の径よりやや小さな外径の石材からなり、この石材の中心に小径孔18を穿設してある。これら小径孔16及び小径孔18は配線用の孔である。図3ないし図6において、灯籠本体2の大径穴15に、係止体17を挿入し固定することにより、バッテリ9や制御装置10を収納する収納部8が形成されることになる。 【0016】図7は同太陽光発電利用機器組込み灯籠の灯部を示す正面図、図8は同灯部を示す側面図、図9は同灯部を示す平面図である。これらの図において、灯部3は円柱状の石材からなり、石材の内部を所定の径で刳り抜いて蝋燭形状をした照明灯11を配置できる配置部12を設けるとともに、照明灯11の配置部周囲の明かり窓13,13を設けている。円柱状の石材からなる灯部3の中心部には小径孔19を穿設している。また、上記灯部3の上面には、中心から一定の径を有する円形凹部20が形成されている。 【0017】図10は同太陽光発電利用機器組込み灯籠の頭部を示す正面図、図11は同頭部を示す平面図である。これらの図において、頭部4は円錐台形状の石材からなり、当該円錐台形状の石材の底面には、前記灯部3の上面の円形凹部20に係合する係合円柱突部21が設けられている。また、円錐台形状の石材からなる頭部4は、その中心に小径孔22が穿設されている。 【0018】図12は、同太陽光発電利用機器組込み灯籠に使用される太陽電池パネルを示す平面図である。この図12において、太陽電池パネル5は、所定の縦横長さをもつ平面板状の構造をしている。 【0019】図3ないし図12において、灯籠本体2の上面に灯部3の底面を接着材などで接着固定し、かつ、灯部3の円形凹部20と頭部4の係合円柱突部21との一方あるいは双方に接着材を塗布して灯部3の円形凹部20と頭部4の係合円柱突部21とを係合し固定することにより、石灯籠が構成される。 【0020】また、頭部4の上部に、図1及び図2に示すように、太陽電池パネル5を設置し、太陽電池パネル5、バッテリ9、制御装置10、人検出センサー7などを電気的に接続する。しかる後に、灯籠本体2の大径穴15に、制御装置10、バッテリ9を収納した後、係止体17を灯籠本体2の大径穴15に係合させることにより、収納部8の内部にバッテリ9及び制御装置10が収納される。 【0021】図13は、本発明の実施の形態に係る太陽光発電利用機器組込み灯籠の電気系統を示すブロック図である。この図13において、制御装置10には、太陽電池パネル5と、人検出センサー7と、バッテリ9と、照明灯11と、ヒータ25とが接続されている。前記制御装置10は、前記バッテリ9の過充電、過放電を監視、制御する第1の手段としての充放電コントローラ31と、人検出センサー7が人を検知したときに所定の時間だけ上記照明灯11を点灯する第2の手段としての照明コントローラ32と、ヒータコントローラ33と、音声発生装置(お経発生器)34とを備えている。ヒータコントローラ33は、線香をヒータ25に接触させると、所定の制御シーケンスでバッテリ9からヒータ25に電力を供給できるようになっている。 【0022】また、前記制御装置10に内蔵された音声発生装置(お経発生器)34は、所定の手順でお経など音声信号を発生する音声発生回路341と、この音声信号を増幅する増幅回路342と、前記増幅回路から増幅された音声信号を音声にするスピーカ343とからなり、前記制御装置10の照明コントローラ32で照明灯11を点灯している時間、当該音声発生回路341及び増幅回路342に前記バッテリ9から電力を供給できるようにしある。 【0023】このような太陽光発電利用機器組込み灯籠の動作を図1乃至図13を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る太陽光発電利用機器組込み灯籠1を墓地などに設置する。すると、石灯籠はグランドレベルGL以下が土中に埋設される。昼間に太陽電池パネル5で発電した電力は制御装置10の充放電コントローラ31のコントロール下に充電される。充放電コントローラ31の働きによって過充電されないようになっている。 【0024】ここで、お参りに人が当該太陽光発電利用機器組込み灯籠1に接近すると、人検出センサー7が人の接近を検知する。この検知信号は、制御装置10の照明コントローラ32に送られる。すると、照明コントローラ32は、所定の時間、バッテリ9の電力を照明灯11と、音声発生装置(お経発生器)34とに電力を供給する。これにより、照明灯11が点灯する。また、音声発生装置(お経発生器)34の音声発生回路341はお経の音声信号を所定の手順で発生する。この音声信号は増幅回路342で増幅され、スピーカ343で音声に変換される。 【0025】また、ヒータ25に線香を接触させると、ヒータコントローラ33が動作し、所定の制御シーケンす、例えば一定の時間(例えば2分間)で、所定の回数(例えば3回)で、前記ヒータ25にバッテリ9から電力を供給する。これにより、線香に点火することができる。なお、充放電コントローラ31の働きにより、バッテリ9の過放電が抑えられるようになっている。 【0026】このような実施の形態によれば、次のような利点がある。 (1)照明を継続させるために、労力が必要としない。 (2)火災の発生する恐れがない。 (3)電球により照明するために商用電源を要しない。すなわち、何処にでも設置できる。 (4)太陽光を使用しているので、省電力である。 (5)人がいるときにのみ動作し、お参りに必要なお経や照明や線香に点火などを提供できる。 【0027】上記実施の形態では、石灯籠の形状を図示のように円柱状に形成したが、この形状に限定されるものではなく、あらゆる形状の灯籠に適用できる。また、上記実施の形態では、石灯籠は人造石、自然石で構成したが、もちろん、石でなくとも他の材料、例えばFPRなどに石に見える塗装をしたものであってもよい。また、上記実施の形態では、照明灯11による照明、音声発生装置(お経発生器)34によるお経、ヒータ25による線香の点火の全部を含む形で説明したが、照明灯11のみ、照明灯11とお経発生器34のみの構成であってもよい。さらに、上記実施の形態では、音声発生装置(お経発生器)34は、制御装置10に内蔵した形で説明したが、これに限らず、制御装置10の外部に設けるものであってもよい。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上述したように構成したので、次のような効果がある。 (1)照明を継続させるために、労力が必要としない。 (2)火災の発生する恐れがない。 (3)電球により照明するために商用電源を要しない。すなわち、何処にでも設置できる。 (4)太陽光を使用しているので、省電力である。 (5)人がいるときにのみ動作するので、お参りに必要な照明などを提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500398603 【氏名又は名称】久保井 唱美夫
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| 【出願日】 |
平成12年7月21日(2000.7.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−42509(P2002−42509A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月8日(2002.2.8) |
| 【出願番号】 |
特願2000−254623(P2000−254623) |
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