| 【発明の名称】 |
足下灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】北沢 国浩
【氏名】岩尾 典明
【氏名】山内 隆宏
【氏名】福島 政治
【氏名】森 志朗
|
| 【要約】 |
【課題】メンテナンス性を向上させた足下灯Aを提供する。
【解決手段】足下灯Aの器体20はボディ21とカバー22とレンズカバー23とで構成される。レンズカバー23は透光性を有する合成樹脂から形成され、カバー22とレンズカバー23とはボディ21の前面にボディ21の長手方向に並べて取り付けられる。器体20は、ボディ21の背面から突出する栓刃25を造営面に設けたコンセントに差し込むことにより、レンズカバー23を下向きにして造営面に取り付けられる。器体20の内部には複数の発光ダイオード1や点灯回路の回路部品が実装されたプリント基板33,34が収納される。複数の発光ダイオード1はレンズカバー23と対向するプリント基板33の部位に一列に列設されており、器体20を造営面に取り付けた状態で各発光ダイオード1の光軸が下側を向くように配列されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】造営面に取り付けられる器体に光軸が下方を向くようにして光源を配置し、前記光源を点灯させる点灯回路部を器体の内部に収納し、前記光源を発光ダイオードで構成したことを特徴とする足下灯。 【請求項2】周囲の明るさを検出する明るさセンサと、明るさセンサの検出した周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、前記発光ダイオードを点灯させる点灯制御部とを設けたことを特徴とする請求項1記載の足下灯。 【請求項3】造営面と対向する器体の部位に、造営面に設けたコンセントに接続される栓刃を突設し、前記栓刃を介して電源が供給され前記点灯回路部の動作電源を生成する電源回路部と、電池と、前記栓刃を介して供給される電源の停電を検出する停電検出部と、前記停電検出部が停電を検出すると前記点灯回路部の電源を前記電源回路部から前記電池に切り替える電源切替部とを器体の内部に収納したことを特徴とする請求項1記載の足下灯。 【請求項4】周囲の明るさを検出する明るさセンサと、明るさセンサの検出した周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、前記発光ダイオードを点灯させる点灯制御部とを設けたことを特徴とする請求項3記載の足下灯。 【請求項5】前記明るさセンサは、造営面に取り付けた状態で受光面が上側を向くようにして前記器体に設けられたことを特徴とする請求項2又は4記載の足下灯。 【請求項6】操作に応じて前記電池から前記点灯回路部への電源供給をオン/オフするスイッチを設けたことを特徴とする請求項3記載の足下灯。 【請求項7】前記発光ダイオードは前記器体に複数設けられ、複数の発光ダイオードは一列に列設されており、外側の発光ダイオードほど光軸が外側を向くようにして前記器体に取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至6記載の足下灯。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、足下灯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、廊下などの壁面に設置されて、足下を照明する足下灯が提供されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の足下灯の光源にはなつめ球を用いているため、球切れが発生した場合にはなつめ球を交換する必要があり、メンテナンス性が悪かった。 【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、メンテナンス性を向上させた足下灯を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の発明では、造営面に取り付けられる器体に光軸が下方を向くようにして光源を配置し、光源を点灯させる点灯回路部を器体の内部に収納し、光源を発光ダイオードで構成したことを特徴とし、光源は光軸が下方を向くようにして器体に配置されているので、この器体を廊下の壁面に設置すれば足下の明るさを確保することができ、且つ、光源を発光ダイオードで構成しているので、光源をなつめ球で構成した場合に比べて光源の寿命を長くでき、ランプ交換の手間を無くすことができる。 【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明において、周囲の明るさを検出する明るさセンサと、明るさセンサの検出した周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、発光ダイオードを点灯させる点灯制御部とを設けたことを特徴とし、周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、点灯制御部が点灯回路部を制御し、発光ダイオードを点灯させているので、足下の明るさを確保でき、且つ、周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るくなると、点灯制御部が点灯回路部を制御し、発光ダイオードを消灯させているので、省エネを図ることができる。 【0007】請求項3の発明では、請求項1の発明において、造営面と対向する器体の部位に、造営面に設けたコンセントに接続される栓刃を突設し、栓刃を介して電源が供給され点灯回路部の動作電源を生成する電源回路部と、電池と、栓刃を介して供給される電源の停電を検出する停電検出部と、停電検出部が停電を検出すると点灯回路部の電源を電源回路部から電池に切り替える電源切替部とを器体の内部に収納したことを特徴とし、造営面に設置されたコンセントに栓刃を差し込むことによって、電源回路部に電源が供給され、点灯回路部を動作させることができるので、コンセントが設置されている場所であれば、所望の場所に器体を取り付けて使用することができ、且つ、停電が発生すると電源切替部が点灯回路部の電源を電源回路部から電池に切り替え、発光ダイオードを点灯させているので、停電時に発光ダイオードが点灯することによって足下の明るさを確保でき、保安灯としての機能を持たせることができる。 【0008】請求項4の発明では、請求項3の発明において、周囲の明るさを検出する明るさセンサと、明るさセンサの検出した周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、発光ダイオードを点灯させる点灯制御部とを設けたことを特徴とし、周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、点灯制御部が点灯回路部を制御し、発光ダイオードを点灯させているので、足下の明るさを確保でき、且つ、周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るくなると、点灯制御部が点灯回路部を制御し、発光ダイオードを消灯させているので、省エネを図ることができる。 【0009】請求項5の発明では、請求項2又は4の発明において、明るさセンサは、造営面に取り付けた状態で受光面が上側を向くようにして器体に設けられたことを特徴とし、CdS素子の受光面が器体の影になることはなく、周囲の明るさを正確に検出することができる。 【0010】請求項6の発明では、請求項1の発明において、操作に応じて電池から点灯回路部への電源供給をオン/オフするスイッチを設けたことを特徴とし、スイッチのオン/オフ操作によって、電池から点灯回路部への電源供給をオン/オフすることができるから、コンセントから給電されていない状態でも発光ダイオードを点灯させることができ、コンセントから取り外した状態で使用することにより懐中電灯として利用することができる。 【0011】請求項7の発明では、請求項1乃至6の発明において、発光ダイオードは器体に複数設けられ、複数の発光ダイオードは一列に列設されており、外側の発光ダイオードほど光軸が外側を向くようにして器体に取り付けられたことを特徴とし、外側の発光ダイオードほど光軸が外側を向くようにして器体に取り付けられているので、複数の発光ダイオードの光を扇状に配光することができ、照明範囲を広げることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 【0013】(実施形態1)本発明の実施形態1を図1乃至図7を参照して説明する。図2は本実施形態の足下灯Aのブロック図を示しており、この足下灯Aは、発光ダイオード(LED)1と、発光ダイオード1を点灯させる点灯回路(点灯回路部)2と、周囲の明るさを検出する明るさセンサとしてのCdS素子3と、CdS素子3の検出した明るさが所定のしきい値よりも暗くなると点灯回路2を制御して発光ダイオード1を点灯させる点灯制御回路(点灯制御部)4と、栓刃25を介して商用電源ACに接続され点灯回路2及び点灯制御回路4の動作電源をそれぞれ生成する電源回路5,6とで構成される。このように、足下灯Aの光源として発光ダイオード1を用いているので、光源になつめ球を用いた場合に比べて、光源の寿命を長くでき、ランプ交換の手間を無くすことができる。また、CdS素子3の検出した周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、点灯制御回路4が点灯回路2を制御し、発光ダイオード1を点灯させているので、足下の明るさを確保でき、且つ、周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るくなると、点灯制御回路4が点灯回路2を制御し、発光ダイオード1を消灯させているので、省エネを図ることができる。 【0014】次に足下灯Aの構造について説明する。足下灯Aの器体20は、前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ21と、ボディ21の前面にそれぞれ被着される合成樹脂製のカバー22及びレンズカバー23とで構成され、レンズカバー23は透光性を有する合成樹脂から形成されている。ここで、足下灯Aの器体20は長手方向を上下方向として造営面に取り付けられ、カバー22とレンズカバー23とは器体20の長手方向に並べてボディ21に取り付けられる。 【0015】器体20の内部には、一対の栓刃25を備えた栓刃ブロック24が収納される。栓刃ブロック24の可動体26は、合成樹脂のような絶縁材料により、後面側が弧状となる形状に形成されている。可動体26の両側面には栓刃25の基部が嵌合されており、栓刃25の先端は可動体26の前面側に突出する。また、可動体26の両側面には回動軸27,27が突設されている。 【0016】ボディ21の長手方向におけるレンズカバー23と反対側の部位には、栓刃ブロック24の栓刃25,25を挿通させる開口28が形成されている。ボディ21の底面における開口28の外側の部位には、可動体26の回動軸27がそれぞれ挿通される凹所29aが形成されたリブ29が立設されている。また、ボディ21の背面におけるレンズカバー23と反対側の端部には栓刃25が入り込む収納凹所30が形成されており、収納凹所30と開口28との間をそれぞれ連通する一対の連通孔31,31がボディ21を貫通して形成されている。 【0017】また、ボディ21の底面には、ボディ21の短幅方向におけるリブ29,29の外側の部位にボス部37,37がそれぞれ立設されている。ボス部37にはねじ孔37aがそれぞれ形成されており、栓刃ブロック24を保持する押さえ板32に設けたねじ挿通孔32bにねじ38を挿通し、ねじ38をボス部37のねじ孔37aにねじ込むことにより、押さえ板32がボディ21にねじ止めされる。ここで、ボディ21の底面と対向する押さえ板32の面には、栓刃ブロック24の回動軸27を軸支するリブ32aが突設されており、リブ32aの先端面は半円状に窪んでいるので、回動軸27をリブ32aの周面に沿って滑らかに回転させることができる。 【0018】器体20の内部にはプリント基板33,34が収納される。プリント基板33には、上述した複数個(本実施形態では例えば6個)の発光ダイオード1や、点灯回路2、点灯制御回路4、電源回路5,6などの回路部品が実装されている。プリント基板33の側縁には、ボディ21の内面に突設されたリブ41〜44に対応する部位に切欠33bが形成されており、切欠33bとリブ41〜44との位置を合わせてプリント基板33をボディ21内に組み込むことにより、プリント基板33がボディ21内に位置決めされる。ここで、6個の発光ダイオード1は、レンズカバー23と対向するプリント基板33の部位に器体1の短幅方向に沿って一列に列設されており、器体20を造営面に取り付けた状態で各発光ダイオード1の光軸が下側を向くように配設されている。したがって、器体20を廊下の壁面に設置すれば、発光ダイオード1によって廊下の表面を照らすことができ、足下の明るさを確保できる。また、複数の発光ダイオード1は、外側の発光ダイオード1ほど光軸が外側を向くようにしてプリント基板33に実装されており、複数の発光ダイオード1の光は扇状に広がるように配光されているので、照明範囲を広げることができる。したがって、器体20を廊下の壁面に取り付けた場合は、発光ダイオード1の光を廊下の延びる方向に沿って広い範囲に照射させることができ、廊下を通る人の足下を明るく照らすことができる。 【0019】また、プリント基板33における栓刃ブロック24と対向する部位には切欠33aが形成されており、プリント基板33には一対の栓刃25にそれぞれ電気的に接続される端子板39,40が実装されている。端子板39,40は導電性を有する板金から略L字状に形成され、一端がプリント基板33に電気的に接続されている。端子板39,40の他端は栓刃ブロック24の回動軸27,27と対向する部位にそれぞれ配置され、端子板39,40の他端には栓刃25,25と弾接する二股の接触ばね39a,40aがそれぞれ設けられている。而して、栓刃ブロック24の栓刃25をボディ21の前面側から開口28に挿入した状態で、プリント基板33をボディ21内に組み込むと、栓刃ブロック24の回動軸27を間に挟むようにして接触ばね39a,40aが栓刃25,25とそれぞれ弾接し、電気的接続が行われるので、栓刃25,25をコンセントの栓刃挿入口に差し込むと、栓刃25,25を介して電源回路5,6に給電される。 【0020】一方、プリント基板34にはCdS素子3が実装されており、プリント基板34のスルーホールにプリント基板33に実装されたコネクタ35のピン端子35aを通して半田付けすることにより、プリント基板34はプリント基板33に電気的且つ機械的に結合される。CdS素子3は、器体20を造営面に取り付けた状態で上側となるカバー22の面に受光面が対向するようプリント基板34に実装されている。CdS素子3と対向するカバー22の部位には切欠22aが形成され、この切欠22aに透光性を有する合成樹脂から形成された受光カバー36が取り付けられており、受光カバー36を通してCdS素子3に周囲の光を入射させることができる。このように、CdS素子3は受光面が上側を向くように器体20に取り付けられているので、CdS素子3の受光面が器体20の影になることはなく、周囲の明るさを正確に検出することができる。 【0021】また、ボディ21内面に突設したリブ41,42には、ボディ21の厚み方向に沿って走る溝41a,42aが形成されており、プリント基板33をボディ21に組み込んだ状態で、溝41a,42a内に遮光性を有する合成樹脂から形成された仕切板45を挿入し、ボディ21の前面にカバー22及びレンズカバー23を被着すると、カバー22及びレンズカバー23とプリント基板33との間の空間が仕切板45によって発光ダイオード1の配設された空間と、CdS素子3の配設された空間とに分離される。したがって、発光ダイオード1の光がCdS素子3に入射することはなく、発光ダイオード1の光によってCdS素子3が誤動作するのを防止できる。 【0022】ここで、足下灯Aの器体20を組み立てる手順について簡単に説明する。先ず、ボディ21の前面側から栓刃ブロック24の栓刃25を開口28内に挿入すると共に、回動軸27をリブ29の凹所29a内に挿入して、栓刃ブロック24をボディ21に組み込む。その後、プリント基板33の切欠33bとボディ21のリブ41〜44との位置を合わせてプリント基板33をボディ21内に組み込むと、栓刃ブロック24の回動軸27を間に挟むようにして端子板39,40の接触ばね39a,40aが栓刃25,25とそれぞれ弾接し、端子板39,40と栓刃25,25とが電気的に接続される。そして、この状態で押さえ板32をねじ38を用いてねじ止めすると、ボディ21と押さえ板32との間に栓刃ブロック24が回動自在に保持される。次にプリント基板34をボディ21内に組み込み、プリント基板34のスルーホールにコネクタ35のピン端子35aを通して半田付けした後、ボディ21のリブ41,42に設けた溝41a,42a内に仕切板45の両側部を挿入すると共に、レンズカバー23の係止リブ23aをボディ21の内面に嵌め込み、受光カバー36を取り付けたカバー22をボディ21の前面に嵌合或いはねじ締めなどの方法で取り付ける。この時、レンズカバー23の係止リブ23bがカバー22の内面と係止し、レンズカバー23がボディ21とカバー22とに固定され、組立が完了する。 【0023】次に本実施形態の足下灯Aを廊下の壁面のような造営面60に取り付けるための埋込コンセント61について説明する。埋込コンセント61は足下灯Aの器体20と嵌合する嵌合凹所62を有し、嵌合凹所62の底には一対の栓刃挿入口64を有するプラグ接続部63が上下に2つ並べて配設されている。ここで、足下灯Aを埋込コンセント61に取り付ける際は、レンズカバー24を下側にして器体20を嵌合凹所62内に挿入すると、上側のプラグ接続部63の栓刃挿入口64に栓刃25がそれぞれ挿入され、電源回路5,6に栓刃25を介して給電される。また、足下灯Aの器体20は、埋込コンセント61の嵌合凹所62内に半分埋め込まれた状態で取り付けられるので、造営面60からの突出量が少なくなり、造営面60にすっきりと取り付けることができ、しかも器体20の周面が嵌合凹所62の内面によって保持されるので、器体20のがたつきを無くすことができる。このように、造営面に設置されたコンセントに栓刃25を差し込むことによって、電源回路5,6に電源が供給され、点灯回路2及び点灯制御回路4を動作させることができるので、コンセントが設置されている場所であれば、所望の場所に器体20を取り付けて使用することができる。 【0024】なお、栓刃ブロック24は回動自在に器体20に取り付けられているので、足下灯Aを使用しない場合は、栓刃ブロック24を回動軸27を中心として回転させ、図2(c)中に二点鎖線で示すように、栓刃25を連通孔31を通して収納凹所30内に収納することにより、栓刃25が邪魔にならずコンパクトに収納することができる。 【0025】(実施形態2)本発明の実施形態2を図8乃至図13を参照して説明する。図9は本実施形態の足下灯Aのブロック図を示しており、この足下灯Aは、発光ダイオード(LED)1と、発光ダイオード1を点灯させる点灯回路2と、周囲の明るさを検出する明るさセンサとしてのCdS素子3と、CdS素子3の検出した明るさが所定のしきい値よりも暗くなると点灯回路2を制御して発光ダイオード1を点灯させる点灯制御回路4と、明るさのしきい値を設定するための可変抵抗器(VR)7と、点灯制御回路4の動作モードをCdS素子3の検出した周囲の明るさに応じて発光ダイオード1を自動的に点滅させる自動モード、又は、CdS素子3の検出した周囲の明るさと無関係に発光ダイオード1を消灯させる切モードに切り替える動作モード切替スイッチ8と、栓刃25を介して商用電源ACが供給され点灯回路2や点灯制御回路4などの動作電源をそれぞれ生成する電源回路5と、ニッカド電池からなる充電池9と、電源回路5から給電されて充電池9を充電するトリクル充電回路10と、充電池9の電圧をスイッチング素子でスイッチングすることにより昇圧する昇圧回路11と、電源回路5の出力から停電の発生を検知する停電検知回路(停電検出部)12と、停電検知回路12が停電を検知するか又はスイッチ15がオン操作されると昇圧回路11の昇圧動作を開始させて点灯回路2への給電を開始させるオン・オフ制御回路13と、停電検知回路12が停電を検知すると電源回路5から点灯回路5及びトリクル充電回路10への給電経路を遮断して、点灯回路2の電源を昇圧回路11側に切り替える電源切替回路(電源切替部)14とで構成される。 【0026】この足下灯Aの動作を簡単に説明する。通電時において動作モード切替スイッチ8が自動モードに設定されている場合、点灯制御回路4はCdS素子3の検出した明るさに応じて発光ダイオード1の点灯制御を行っており、CdS素子3の検出した明るさがしきい値よりも暗くなると、点灯制御回路4は点灯回路2を制御して発光ダイオードを点灯させ、CdS素子3の検出した明るさがしきい値よりも明るくなると、点灯制御回路4は点灯回路2を制御して発光ダイオードを消灯させる。一方、動作モード切替スイッチ8が切モードに設定されている場合、点灯制御回路4はCdS素子3の検出した明るさと無関係に発光ダイオード1を消灯させる。 【0027】一方、停電が発生すると、停電検知回路12が停電検知信号をオン・オフ制御回路13及び電源切替回路14に出力する。オン・オフ制御回路13では、停電検知回路12から停電検知信号が入力されると昇圧回路11の動作を開始させ、昇圧回路11は充電池9の電圧を昇圧して点灯回路2に供給する。また電源切替回路14では、停電検知回路12から停電検知信号が入力されると、電源回路5から点灯回路4への給電経路を遮断して、点灯回路2の電源を昇圧回路11側に切り替えており、点灯回路2は、昇圧回路11から電源供給されて発光ダイオード1を点灯させる。したがって、停電時には電源切替回路14が点灯回路2の電源を電源回路5から充電池9側に切り替え、発光ダイオード1を点灯させているので、停電時に発光ダイオードが点灯することによって足下の明るさを確保でき、保安灯としての機能を持たせることができる。 【0028】そして、停電発生から一定時間が経過すると、オン・オフ制御回路13では、スイッチ15のオン/オフに応じて昇圧回路11の昇圧動作をオン/オフして、発光ダイオード1を点灯又は消灯させており、復電時には停電発生前の動作状態で点灯制御回路4が動作する。 【0029】また、この足下灯Aをコンセントから外した状態でも、スイッチ15をオン/オフすることによって、オン・オフ制御回路13が昇圧回路11の昇圧動作をオン/オフして、発光ダイオード1を点灯又は消灯させることができるから、足下灯Aを懐中電灯として利用することもできる。 【0030】次に足下灯Aの構造について説明する。尚、足下灯Aの基本的な構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。ボディ21の底面略中央の一側には、底面の一部を凹設することによって充電池9を収納する電池収納凹所46が形成されており、この電池収納凹所46を開閉自在に覆う電池蓋47がボディ21に着脱自在に取り付けられる。電池蓋47は絶縁性を有する合成樹脂から形成され、矩形板状の主部47aと、主部47aの長手方向における一端縁から主部47aと直交する方向に突出する側片47bとで断面略L字状に形成されている。主部47aの長手方向における他端縁には先端に係止爪47cの突設された係止片47dが突設されており、側片47bには一対の係止片47eが突設されている。而して、ボディ21の電池収納凹所46を覆うようにしてボディ21の裏面に電池蓋47を載置して、電池蓋47をスライドさせると、側片47bに設けた係止片47eがボディ21の係止孔48,48と係止すると共に、係止片47dの係止爪47cがボディ21の底面と係止することにより、電池蓋47がボディ21に取り付けられる。一方、電池蓋47を取り外す際には、電池蓋47を逆方向にスライドさせると、係止爪47cとボディ21の底面との係止状態が解除され、電池蓋47をボディ21から容易に取り外すことができる。尚、電池蓋47の表面には滑り止めのため複数の突条47fが電池蓋47のスライド方向と略直交する方向に突設されている。 【0031】器体20の内部には、上述の回路を構成する回路部品がそれぞれ実装されたプリント基板33,34が収納される。プリント基板33は略L字状に形成されており、栓刃ブロック24が配置される部位や電池収納凹所46を避けるようにしてボディ21内に配置される。そして、レンズカバー23と対向するプリント基板33の部位には複数個(本実施形態では例えば6個)の発光ダイオード1が一列に列設されており、器体20を造営面に取り付けた状態で各発光ダイオード1の光軸が下側を向くように配設されている。また、複数の発光ダイオード1は、外側の発光ダイオード1ほど光軸が外側を向くようにしてプリント基板33に実装されており、複数の発光ダイオード1の光は扇状に広がるように配光されているので、照明範囲を広げることができる。したがって、器体20を廊下の壁面に取り付けた場合は、発光ダイオード1の光を廊下の延びる方向に沿って広い範囲に照射させることができ、廊下を通る人の足下を明るく照らすことができる。 【0032】また、プリント基板33には一対の栓刃25にそれぞれ電気的に接続される端子板39,40が実装されている。端子板39,40は導電性を有する板金から略L字状に形成され、一端がプリント基板33に電気的に接続されている。端子板39,40の他端は栓刃ブロック24の回動軸27,27と対向する部位にそれぞれ配置され、端子板39,40の他端には栓刃25,25と弾接する二股の接触ばね39a,40aがそれぞれ設けられている。而して、栓刃ブロック24の栓刃25をボディ21の前面側から開口28に挿入した状態で、プリント基板33をボディ21内に組み込むと、栓刃ブロック24の回動軸27を間に挟むようにして接触ばね39a,40aが栓刃25,25とそれぞれ弾接し、電気的接続が行われるので、栓刃25,25をコンセントの栓刃挿入口に差し込むと、栓刃25,25を介して電源回路5に給電される。 【0033】一方、プリント基板34にはCdS素子3や、上述の動作モード切替スイッチ8を構成するスライドスイッチ49や、上述のスイッチ15を構成する押釦スイッチ51などの回路部品が実装されており、プリント基板34のスルーホールにプリント基板33に実装されたコネクタ35のピン端子35aを通して半田付けすることにより、プリント基板34はプリント基板33に電気的且つ機械的に結合される。 【0034】CdS素子3とスライドスイッチ49とはプリント基板33におけるカバー22側の面に実装されており、器体20を造営面に取り付けた状態で上側となるカバー22の面にCdS素子3の受光面や操作子49aが対向するようにして配置される。CdS素子3と対向するカバー22の部位には切欠22aが形成され、この切欠22aに透光性を有する合成樹脂から形成された受光カバー36が取り付けられており、受光カバー36を通してCdS素子3に周囲の光を入射させることができる。また、スライドスイッチ49と対向するカバー22の部位には切欠22bが形成されており、スライドスイッチ49の操作子49aに被せたスライド摘み50の摘み50aは切欠22bから外側に露出しているので、摘み50aをスライド操作させることによってスライドスイッチ49を切り替え、動作モードを自動モード又は切モードに切り替えることができる。 【0035】また押釦スイッチ51はプリント基板34におけるボディ21側の面に実装されており、押釦スイッチ51の操作子51aがボディ21の側面に対向するような位置に配置されている。押釦スイッチ51の操作子51aと対向するボディ21の部位には切欠21aが形成されており、押釦スイッチ51の操作子51aに被せた押釦52の操作部52aが切欠21aから外側に露出しているので、操作部52aを押し操作することによって、発光ダイオード1を点灯又は消灯させることができる。 【0036】ここで、足下灯Aの器体20を組み立てる手順について簡単に説明する。先ず、ボディ21の前面側から栓刃ブロック24の栓刃25を開口28内に挿入すると共に、回動軸27をリブ29の凹所29a内に挿入して、栓刃ブロック24をボディ21に組み込む。その後、プリント基板33を、栓刃ブロック24が配置される部位や電池収納凹所46を避けるようにしてボディ21内に組み込むと、栓刃ブロック24の回動軸27を間に挟むようにして端子板39,40の接触ばね39a,40aが栓刃25,25とそれぞれ弾接し、端子板39,40と栓刃25,25とが電気的にそれぞれ接続される。そして、この状態で押さえ板32をねじ38を用いてねじ止めすると、ボディ21と押さえ板32との間に栓刃ブロック24が回動自在に保持される。 【0037】次に押釦52をボディ21の切欠21aに組み込むと共に、プリント基板34をボディ21内に組み込み、プリント基板34の挿通孔34aに挿通したねじ38をボディ21の底面に立設されたボス部53のねじ孔にねじ込んで、プリント基板34をボディ21に固定した後、プリント基板34のスルーホールに挿通されたコネクタ35のピン端子35a及びリード線54をそれぞれ半田付けして、プリント基板33,34間の電気的接続を行う。 【0038】そして、ボディ21の側面と押さえ板32との間にスライド摘み50を差し込んで、スライド摘み50をスライドスイッチ49の操作子49aに被せた後、ボディ21のリブ41,42に設けた溝41a,42a内に仕切板45を挿入すると共に、レンズカバー23の係止リブ23aをボディ21の内面に嵌め込み、受光カバー36を取り付けたカバー22をボディ21の前面に嵌合或いはねじ締めなどの方法で取り付ける。この時、レンズカバー23の係止リブ23bがカバー22の内面と係止し、レンズカバー23がボディ21とカバー22とに固定される。その後、ボディ21の背面から電池収納凹所46内に充電池9を組み込み、充電池9のコネクタ9aをプリント基板34のコネクタ(図示せず)に接続した後、電池蓋47をボディ21に取り付けることにより、組立が完了する。 【0039】ところで、実施形態1で説明したように、栓刃ブロック24は回動自在に器体20に取り付けられているので、足下灯Aを懐中電灯として使用する場合や収納する場合は、栓刃ブロック24を回動軸27を中心として回転させ、図10(d)中に二点鎖線で示すように、栓刃25を連通孔31を通して収納凹所30内に収納することにより、栓刃25が邪魔にならず携帯や収納に便利である。 【0040】 【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、造営面に取り付けられる器体に光軸が下方を向くようにして光源を配置し、光源を点灯させる点灯回路部を器体の内部に収納し、光源を発光ダイオードで構成したことを特徴とし、光源は光軸が下方を向くようにして器体に配置されているので、この器体を廊下の壁面に設置すれば足下の明るさを確保することができ、且つ、光源を発光ダイオードで構成しているので、光源をなつめ球で構成した場合に比べて光源の寿命を長くでき、ランプ交換の手間を無くすことができるという効果がある。 【0041】請求項2の発明は、請求項1の発明において、周囲の明るさを検出する明るさセンサと、明るさセンサの検出した周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、発光ダイオードを点灯させる点灯制御部とを設けたことを特徴とし、周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、点灯制御部が点灯回路部を制御し、発光ダイオードを点灯させているので、足下の明るさを確保でき、且つ、周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るくなると、点灯制御部が点灯回路部を制御し、発光ダイオードを消灯させているので、省エネを図ることができるという効果がある。 【0042】請求項3の発明は、請求項1の発明において、造営面と対向する器体の部位に、造営面に設けたコンセントに接続される栓刃を突設し、栓刃を介して電源が供給され点灯回路部の動作電源を生成する電源回路部と、電池と、栓刃を介して供給される電源の停電を検出する停電検出部と、停電検出部が停電を検出すると点灯回路部の電源を電源回路部から電池に切り替える電源切替部とを器体の内部に収納したことを特徴とし、造営面に設置されたコンセントに栓刃を差し込むことによって、電源回路部に電源が供給され、点灯回路部を動作させることができるので、コンセントが設置されている場所であれば、所望の場所に器体を取り付けて使用することができ、且つ、停電が発生すると電源切替部が点灯回路部の電源を電源回路部から電池に切り替え、発光ダイオードを点灯させているので、停電時に発光ダイオードが点灯することによって足下の明るさを確保でき、保安灯としての機能を持たせることができるという効果がある。 【0043】請求項4の発明は、請求項3の発明において、周囲の明るさを検出する明るさセンサと、明るさセンサの検出した周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、発光ダイオードを点灯させる点灯制御部とを設けたことを特徴とし、周囲の明るさが所定のしきい値よりも暗くなると、点灯制御部が点灯回路部を制御し、発光ダイオードを点灯させているので、足下の明るさを確保でき、且つ、周囲の明るさが所定のしきい値よりも明るくなると、点灯制御部が点灯回路部を制御し、発光ダイオードを消灯させているので、省エネを図ることができるという効果がある。 【0044】請求項5の発明は、請求項2又は4の発明において、明るさセンサは、造営面に取り付けた状態で受光面が上側を向くようにして器体に設けられたことを特徴とし、CdS素子の受光面が器体の影になることはなく、周囲の明るさを正確に検出できるという効果がある。 【0045】請求項6の発明は、請求項1の発明において、操作に応じて電池から点灯回路部への電源供給をオン/オフするスイッチを設けたことを特徴とし、スイッチのオン/オフ操作によって、電池から点灯回路部への電源供給をオン/オフすることができるから、コンセントから給電されていない状態でも発光ダイオードを点灯させることができ、コンセントから取り外した状態で使用することにより懐中電灯として利用できるという効果がある。 【0046】請求項7の発明は、請求項1乃至6の発明において、発光ダイオードは器体に複数設けられ、複数の発光ダイオードは一列に列設されており、外側の発光ダイオードほど光軸が外側を向くようにして器体に取り付けられたことを特徴とし、外側の発光ダイオードほど光軸が外側を向くようにして器体に取り付けられているので、複数の発光ダイオードの光を扇状に配光することができ、照明範囲を広げることができるという効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年6月27日(2000.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2002−8411(P2002−8411A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月11日(2002.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−193512(P2000−193512) |
|