トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F21 照明




【発明の名称】 ヘッドライト装置
【発明者】 【氏名】小川 良春

【要約】 【課題】ヘッドライト装置による作業中に車両のドライバ等の注意を喚起する。

【解決手段】前部に照明灯(5)を有し後部に警告灯(8)を有するライト(2,3)と、ライト(2,3)を頭部装着体(1,16)の側面に着脱自在に連結する連結手段(9,17)とを具備する。このヘッドライト装置によれば、作業者は頭部装着体(1,16)に装着されたライト(2,3)の照明灯(5)で前方を照明し、両手で作業を行うことができる。また、ライト(2,3)の後部の警告灯(8)が後方にも光を発するので、作業者の背後の車両等に注意を喚起することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前部に照明灯を有し後部に警告灯を有するライトと、ライトを頭部装着体の側面に着脱自在に連結する連結手段とを具備することを特徴とするヘッドライト装置。
【請求項2】 頭部装着体が帽子であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドライト装置。
【請求項3】 頭部装着体が眼鏡であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドライト装置。
【請求項4】 ライトが頭部装着体の左右両側面に夫々取り付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヘッドライト装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ライトを人体の手以外の箇所で保持して手作業を自由に行うことができるようにすることが考えられている。例えば、実開昭61−70301号公報が開示する考案は、めがね式フレームに電球を取り付け、めがね式フレームをめがねを掛けるように顔面に装着することで手を解放した状態で前方を照明しようとする。登録実用新案第3024841号公報の考案は、帽子のひさしにライトを取り付けることにより手を解放した状態で前方を照明しようとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】警察官、ドライバー、土木作業員等は、夜間に道路上で作業を行う場合、自己の前方を照明すると同時に目の行き届かない後方に警報を発し車両等に注意を喚起したいところである。ところが、従来のめがね式にライトを装着する方法、帽子のひさしにライトを装着する方法は人間の頭部の前方を照明することができるが、後方に光を発することができない。
【0004】本発明は、ライトを人間の頭部に装着することで前方を照明すると同時に、後方にも光を発して他者の注意を喚起等することができるヘッドライト装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、前部に照明灯(5)を有し後部に警告灯(8)を有するライト(2,3)と、ライト(2,3)を頭部装着体(1,16)の側面に着脱自在に連結する連結手段(9,17)とを具備するヘッドライト装置を採用する。
【0006】この請求項1に係る発明によれば、作業者は頭部装着体(1,16)に装着されたライト(2,3)の照明灯(5)で前方を照明し、両手で作業を行うことができる。また、ライト(2,3)の後部の警告灯(8)が後方にも光を発するので、作業者の背後の車両等に注意を喚起することができる。また、ライト(2,3)は頭部装着体(1,16)から取り外すことができるので、ライト(2,3)を手で持って照明したり、警告したりすることも可能である。
【0007】また、請求項2に係る発明は、頭部装着体が帽子(1)である請求項1に記載のヘッドライト装置を採用する。
【0008】この請求項2に係る発明によれば、帽子(1)を被って作業を行う作業者の手作業が簡易化される。また、作業中の安全性も確保される。
【0009】また、請求項3に係る発明は、頭部装着体が眼鏡(16)である請求項1に記載のヘッドライト装置を採用する。
【0010】この請求項3に係る発明によれば、眼鏡(16)を装着して作業を行う作業者の手作業が簡易化される。また、安全性も確保される。
【0011】また、請求項4に係る発明は、ライト(2,3)が頭部装着体(1,16)の左右両側面に夫々取り付けられる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヘッドライト装置を採用する。
【0012】この請求項4に係る発明によれば、作業者の前方を適正に照明することができ、また後方の車両等に対する注意も喚起しやすい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0014】<実施の形態1>図1及び図2に示すように、このヘッドライト装置は、頭部装着体である帽子1に装着される。帽子は種々の形態のものであってよく、ヘルメット等も含む。
【0015】ヘッドライト装置は、ペン型のライト2,3と、ライト2,3を帽子1の側面に連結する連結手段とを具備する。
【0016】ライト2,3は二灯用意され、帽子1の左右両側面に夫々取り付けられる。もちろん、ライトは一本のみ用意して帽子1の左右両側面のいずれか一方に取り付けるようにしてもよい。
【0017】ライト2,3は、図3に示すように、電池等を収納する筒状の胴体4と、胴体4の前部に設けられる照明灯5とを有する。電池は胴体4外に別体として取り出して電池箱に収納し、電池箱と胴体4とを導電線で結ぶようにしてもよい。照明灯5は望ましくは自在継手等により胴体4に対し回転調節可能に取り付けられる。照明灯5を胴体4に対して回転調節することにより、照射光の向きを自在に変えることができる。胴体4にはライト2,3を被服のポケット等にペン式に掛けるためのクリップ6や、図示しないオン・オフスイッチ等が設けられる。また、胴体4には連結手段との位置関係を規制するための案内レール7が必要に応じて設けられる。
【0018】また、ライト2,3の後部には、必要に応じて警告灯8が設けられる。警告灯8は例えば赤色点滅ライトとされる。警告灯8のオン・オフは照明灯5のオン・オフと連動させてもよいし、照明灯5のオン・オフスイッチとは別個のオン・オフスイッチによりオン・オフ操作するようにしてもよい。
【0019】連結手段は、図4に示すように、挟み具9として形成される。挟み具9は、頭部10(図2参照)の周りを囲む帽子1の腰1a(図1参照)の側面を挟む挟み部11と、挟み部11に結合されたライト2,3の保持部12とを具備する。
【0020】挟み部11は、帽子1の腰1aを内外から挟む挟み片11a,11bをヒンジ11cにより連結し、ヒンジ11cに装着したねじりコイルバネ(図示せず)で挟み片11a,11bを常時挟み方向に付勢した構成とされる。あるいは、挟む挟み片11a,11bとヒンジ11cはバネ材により一体成形することもできる。挟み片11a,11bの一方は帽子1のあご紐1bを腰1aに止めるためのボタンに被さるキャップ状の突起13を有する。
【0021】保持部12はすり割溝14が形成されたバネ材よりなる筒体であり、筒体内にライト2,3の胴体4が挿入されることでライト2,3を帽子1の側面に保持する。保持部12にはライト2,3の胴体4に形成された案内レール7を案内する案内溝15が形成される。この案内溝15は案内レール7と共に必要に応じて設けられる。
【0022】次に、上記構成のヘッドライト装置の作用について説明する。図3に示すライト2,3を図4に示す挟み具9の保持部12に挿入し固定する。ライト2,3はその胴体4の案内レール7が保持部12の案内溝15に案内されるので、保持部12に一定の向きを保ったまま挿入される。望ましくはライト2,3及び挟み具9は左右一対用意される。
【0023】図1に示すように、帽子1の腰1aの左右両側面を挟み具9の挟み部11で挟むようにしてライト2,3を帽子1の左右両側に装着する。そこで、オン・オフスイッチをオン操作し、ライト2,3の照明灯5と警告灯8を点灯する。照明灯5が自在継手により胴体4に連結されている場合は、照明灯5を所望の向きに回すことで光の照射方向を調整することができる。図2に示すように、作業者はこの帽子1を被ることにより、手元を照明しながら、筆記作業、車両の修理作業、道路工事等を行うことができる。また、その作業中に警告灯8により作業者の背後に光を発し、車両の運転者、通行人等に注意を喚起することができる。
【0024】ライト2,3は、挟み具9の保持部12から取り外すことにより、単体で使用することが可能であり、また、クリップ6を利用して被服に係止することもできる。
【0025】<実施の形態2>図5に示すように、このヘッドライト装置は、頭部装着体である眼鏡16のフレームにおけるテンプル16aに装着される。
【0026】図3に示すように、ライト2,3の胴体4にはライト2,3を頭部装着体である眼鏡16の側面に着脱自在に連結する連結手段として係止片17が取り付けられている。係止片17はライト2,3の胴体4の長さ方向に下向きの溝を形成するように伸びている。ライト2,3を帽子1、眼鏡16のいずれにも装着することができるように、係止片17は実施の形態1の場合も設けられているが、実施の形態1の場合は係止片17を省略してもよい。
【0027】各ライト2,3の係止片17を眼鏡16のフレームのテンプル16aに引っ掛けるようにして、各ライト2,3を眼鏡16のフレームの左右両側に取り付け、この眼鏡16を頭部10に装着することで、実施の形態1の場合と同様に作業者は照明灯5手元を照明しながら、筆記作業、車両の修理作業等を簡易に行うことができる。また、その作業中に警告灯8により作業者の背後に光を発し、車両の運転者、通行人等に注意を喚起することができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前部に照明灯を有し後部に警告灯を有するライトと、ライトを頭部装着体の側面に着脱自在に連結する連結手段とを具備するヘッドライト装置であるから、作業者は頭部装着体に装着されたライトの照明灯で前方を照明し、両手で作業を行うことができる。また、ライトの後部の警告灯が後方にも光を発するので、作業者の背後の車両等に注意を喚起することができる。また、ライトは頭部装着体から取り外すことができるので、ライトを手で持って照明したり、警告したりすることも可能である。
【0029】請求項2の発明によれば、頭部装着体が帽子である請求項1に記載のヘッドライト装置であるから、帽子を被って作業を行う作業者の手作業が簡易化される。また、安全性も確保される。
【0030】請求項3の発明によれば、頭部装着体が眼鏡である請求項1に記載のヘッドライト装置であるから、眼鏡を装着して作業を行う作業者の手作業が簡易化される。また、安全性も確保される。
【0031】請求項4に係る発明によれば、ライトが頭部装着体の左右両側面に夫々取り付けられる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヘッドライト装置であるから、作業者の前方を適正に照明することができ、また後方の車両等に対する注意も喚起しやすい。
【出願人】 【識別番号】596079688
【氏名又は名称】小川 良春
【出願日】 平成13年6月9日(2001.6.9)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−367402(P2002−367402A)
【公開日】 平成14年12月20日(2002.12.20)
【出願番号】 特願2001−212853(P2001−212853)