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【発明の名称】 ロータリーダンパ及びその製造方法並びにヒンジ
【発明者】 【氏名】志村 良太

【要約】 【課題】Oリングやパッキン等のシール用部材を配設不要とする。

【解決手段】本発明のロータリーダンパは、ケーシング10内に充填される回転速度を減速させる抵抗材料30として、ゲル状の合成樹脂を用いている。従って、シール用部材を配設する必要がない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ケーシング内に充填される回転速度を減速させる抵抗材料として、ゲル状の合成樹脂を用いたことを特徴とするロータリーダンパ。
【請求項2】 請求項1記載のロータリーダンパであって、前記合成樹脂がアクリル樹脂であることを特徴とするロータリーダンパ。
【請求項3】 請求項1又は2記載のロータリーダンパであって、前記ケーシング内に配設されるロータと、前記ケーシングの開口部を閉塞するキャップが一体的に形成されていることを特徴とするロータリーダンパ。
【請求項4】 ケーシング内に所定量の液状の合成樹脂を注入し、該ケーシングを所定の温度下で所定時間放置して前記合成樹脂をゲル化した後、該ケーシング内にロータを配設することを特徴とするロータリーダンパの製造方法。
【請求項5】 ケーシング内にロータを配設し、該ケーシングとロータとの間隙に所定量の液状の合成樹脂を注入した後、所定の温度下で所定時間放置することにより前記合成樹脂をゲル化することを特徴とするロータリーダンパの製造方法。
【請求項6】 請求項4又は5記載のロータリーダンパの製造方法であって、前記合成樹脂がアクリル樹脂であることを特徴とするロータリーダンパの製造方法。
【請求項7】 軸を介して連結され、相互に揺動可能に配設される一対の取付板を備えるヒンジであって、前記軸が収容される筒状ケーシング内に、回転速度を減速させる抵抗材料として、ゲル状の合成樹脂が充填されていることを特徴とするヒンジ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータリーダンパ及びその製造方法並びにヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロータリーダンパは、図6に示したように、シリコンオイル等の粘性液体230が充填されたケーシング210内に、ロータ222が回転可能に配設されて構成されている。かかるロータリーダンパは、蓋や扉等の制御対象物の軸体に連結された回転軸221が回転すると、それに伴ってロータ222が粘性液体230中を回転するようになっており、その際に生ずる抵抗によって回転軸221の回転速度を減速させ、それにより、該回転軸221が連結された制御対象物の軸体の回転速度を減速させて、制御対象物の回転動作を遅動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のロータリーダンパでは、ケーシング210と、その内部に回転可能に配設されるロータ222との間隙に、回転速度を減速させる抵抗材料として、粘性液体230が充填されているため、該粘性液体230の外部への漏れを防止するために、パッキンやOリング等のシール用部材240を配設しなければならない。従って、部品点数が増加し、製作コストが高く付くという問題があった。また、シール用部材240が回転軸221等と擦れ合うことによって摩耗したり、使用により劣化するため、製品寿命が短かった。さらに、粘性液体230による抵抗のみならず、シール用部材240が回転軸221等と擦れ合うことによっても摺動抵抗が生じるため、制動力が小さいロータリーダンパを製作することが困難であった。一方、抵抗材料として粘性液体を利用したダンパ機能付きのヒンジも知られているが、かかるヒンジにおいても、シール用部材を配設する必要があるため、上記したロータリーダンパと同様の問題があった。
【0004】本発明は上記に鑑みなされたものであり、シール用部材を配設する必要がないロータリーダンパ及びその製造方法並びにヒンジを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明のロータリーダンパは、ケーシング内に充填される回転速度を減速させる抵抗材料として、ゲル状の合成樹脂を用いたことを特徴とする。請求項2記載の本発明のロータリーダンパは、請求項1記載のロータリーダンパであって、前記合成樹脂がアクリル樹脂であることを特徴とする。請求項3記載の本発明のロータリーダンパは、請求項1又は2記載のロータリーダンパであって、前記ケーシング内に配設されるロータと、前記ケーシングの開口部を閉塞するキャップが一体的に形成されていることを特徴とする。請求項4記載の本発明のロータリーダンパの製造方法は、ケーシング内に所定量の液状の合成樹脂を注入し、該ケーシングを所定の温度下で所定時間放置して前記合成樹脂をゲル化した後、該ケーシング内にロータを配設することを特徴とする。請求項5記載の本発明のロータリーダンパの製造方法は、ケーシング内にロータを配設し、該ケーシングとロータとの間隙に所定量の液状の合成樹脂を注入した後、所定の温度下で所定時間放置することにより前記合成樹脂をゲル化することを特徴とする。請求項6記載の本発明のロータリーダンパの製造方法は、請求項4又は5記載のロータリーダンパの製造方法であって、前記合成樹脂がアクリル樹脂であることを特徴とする。請求項7記載の本発明のヒンジは、軸を介して連結され、相互に揺動可能に配設される一対の取付板を備えるヒンジであって、前記軸が収容される筒状ケーシング内に、回転速度を減速させる抵抗材料として、ゲル状の合成樹脂が充填されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施の形態に基づきさらに詳しく説明する。図1は本発明の第1の実施形態にかかるロータリーダンパを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A部断面図である。この図に示したように、本実施形態のロータリーダンパは、ケーシング10、ロータ20及び抵抗材料30を有して構成される。
【0007】ケーシング10は、有底の略円筒形に形成され、底壁10a内面には、凹部10bが形成されている。また、ケーシング10の周壁のうち、開口部寄りの部位10cは、それ以外の周壁の外径よりも小さい外径で形成されており、該開口部寄りの部位10cの外周面には、円周方向に沿って外方に突出する突起10dが形成されている。
【0008】ロータ20は、回転軸21と一体に形成されている。回転軸21は、一端21aがケーシング10の外方に突出して配置され、他端21bがケーシング10の底壁10a内面に形成された凹部10bに填め込まれて、該ケーシング10の軸心に沿って配設される。ロータ20は、回転軸21とケーシング10との間に形成される室内で、該回転軸21の回転に伴って回転し得るように、ケーシング10の内径よりも小さい外径を有する断面略円形に形成されると共に、軸方向の長さがケーシング10の底壁10aとの間に隙間を形成しうる長さを有して構成され、ケーシング10内において、その外周面20aとケーシング10の内周面10eとの間、及びその底面20bとケーシング10の底壁10a内面との間にそれぞれ隙間を形成して配設される。なお、後述する抵抗材料30は、かかる隙間に充填される。
【0009】ロータ20は、また、ケーシング10の開口部を閉塞するキャップ22と一体に形成されることが好ましい。本実施形態では、後述するように、抵抗材料30としてゲル状の合成樹脂を採用し、シール用部材を配設不要としたため、キャップ22をロータ20と一体に形成することができ、キャップを別部材で構成した場合と比較して製作コストの低減を図ることができる。但し、上記した回転軸21やキャップ22をロータ20と別部材で構成してもよいことはもちろんである。このキャップ(キャップに相当する部位)22は、ケーシング10の外径とほぼ同じ外径を有する略円盤状に形成されると共に、周縁に沿ってケーシング10の開口部寄りの部位10cが填め込まれる溝22aが刻設されており、該溝22aの内面には、上記突起10dが係合するくぼみ22bが形成されている。
【0010】上記のように構成されるロータ20は、回転軸21の他端21bをケーシング10の凹部10bに填め込むと共に、ケーシング10の開口部を閉塞すべくキャップ22に形成されたくぼみ22bをケーシング10の突起10dに係合させることにより、ケーシング10内に配設される。
【0011】抵抗材料30は、ケーシング10とロータ22との間隙に充填され、ケーシング10に対してロータ20が相対的に回転動作することによってせん断抵抗を生じるものである。かかる抵抗材料30として、本実施形態では、ゲル状の合成樹脂を採用している。このゲル状の合成樹脂は、当初からゲル状のものをケーシング10内に充填して使用することもできるが、ゲル状のものはケーシング10内に充填すべき量を一定に調整することが困難であり取り扱いが不便である。そこで、本実施形態では、溶剤が添加され液状化された合成樹脂を材料として用いている。具体的には、以下の工程を経て本実施形態のロータリーダンパは製造される。
【0012】まず、ケーシング10内に所定量の液状の合成樹脂を注入する。液状であるため、ケーシング10内に充填すべき量を一定に調整することが容易である。ここで、合成樹脂としては、通常の使用環境においてゲル状態を維持できるものを使用する必要がある。例えば、分子量が20万〜200万であり、ガラス転移温度が−50℃であるアクリル樹脂を用いることができる。本実施形態では、かかるアクリル樹脂にトルエン系の溶剤を添加して液状化したものをケーシング10内に注入している。ケーシング10内に上記の液状のアクリル樹脂を注入したならば、次に、該ケーシング10を恒温装置付きの炉などに入れ、所定の温度下において所定時間放置する。それにより、溶剤が除去され、アクリル樹脂がゲル化する。なお、温度や放置時間は、添加された溶剤等によって異なるが、本実施形態では、液状のアクリル樹脂が注入されたケーシング10を100℃前後の温度下において約1時間放置した。そして、最後に、ゲル状のアクリル樹脂が入ったケーシング10内に、ロータ20を配設する。それにより、ケーシング10とロータ20との間隙に、ゲル状のアクリル樹脂が充填されることとなる。
【0013】かかるアクリル樹脂はゲル状であるため、その一部が他と分離して垂れ落ちることがない。従って、ケーシング10と、その開口部を閉塞するキャップ22との間に僅かな隙間が生じたとしても、従来の粘性液体のように、その隙間を通じて外部へ漏れ出すことはない。そのため、本実施形態のロータリダンパによれば、シール用部材を配設する必要がなく、従来のようなシール用部材の摩耗や劣化が起こり得ず、耐久性が向上すると共に、雰囲気の悪い場所での使用が可能となる。また、シール用部材を配設しないことで、従来よりも部品点数が減少するため、製作コストを低減させることができる。
【0014】上記のように構成されるロータリーダンパは、回転軸21の一端21aが図示しない制御対象物の軸体に連結され、ケーシング10が所定位置に固定されて使用される。ここで、制御対象物としては、例えば、自動車に装備されるカップホルダ、コンソールボックスの開閉蓋、アシストグリップなどが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、軸体によって支持された基端部を中心として自由端が回転動作する種々の開閉体等に対して適用することが可能である。
【0015】そして、制御対象物が回転動作を開始すると、その軸体に連結された回転軸21が回転する。この際、回転軸21と一体に形成されたロータ20が、所定位置に固定されたケーシング10内で回転するため、該ケーシング10内において、ケーシング10とロータ20との間隙に抵抗材料30として充填されたゲル状のアクリル樹脂にせん断力が作用することとなる。本実施形態のロータリーダンパは、このようにゲル状のアクリル樹脂にせん断力が作用するときに生じるせん断応力が抵抗となって回転軸21の回転速度を減速させる。それにより、回転軸21が連結された制御対象物の軸体の回転速度を減速させて、制御対象物の回転動作を遅動させることができる。なお、このロータリーダンパは、シール用部材が配設されていないので、従来のようにシール用部材が回転軸等と擦れ合うことによる摺動抵抗が生じない。従って、ゲル状のアクリル樹脂が充填されるケーシング10とロータ20との間の隙間の大きさを適宜調節することにより、制動力が小さいロータリーダンパを製作することが可能である。
【0016】図2は本発明の第2の実施形態にかかるロータリーダンパを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A部断面図、(c)は(a)のB−B部断面図である。本実施形態にかかるロータリーダンパも上記した第1の実施形態と同様に、ケーシング10、ロータ20及び抵抗材料30を有して構成され、さらに、抵抗材料30として第1の実施形態と同様のゲル状のアクリル樹脂が用いられている。但し、ケーシング10及びロータ20の形状等が上記した第1の実施形態とは異なる。
【0017】すなわち、本実施形態のケーシング10は、外周面に軸方向に沿って突出する突起部10fを有する略円筒形に形成されている。ロータ20は、ケーシング10の内径よりもやや小さい外径を有すると共に、軸心に沿って貫通して形成された孔部20cを有する略円筒形に形成されている。このロータ20の外周面には、円周方向に沿って溝20dが刻設されており、また、一方の端面から突出するように回り止め用の突起20eが設けられている。かかるロータ20は、ケーシング10の両端の開口部を閉塞して、該ケーシング10の軸心に沿って回転可能に配設される。
【0018】本実施形態のロータリーダンパは、また、上記のようにロータ20がケーシング10内に配設された後に抵抗材料30が充填される点でも上記した第1の実施形態とは異なる。すなわち、本実施形態では、ロータ20がケーシング10内に配設されることによって、ロータ20の溝20dとケーシング10の内周面10eとの間に隙間が形成される。図2(a)及び(c)に示したように、このロータリーダンパには、かかる隙間と外部とを連通するように、所定の部位に注入口40が形成されており、その注入口40を通じて、まず、液状のアクリル樹脂が当該隙間へ注入される。次に、恒温装置付きの炉などに入れ、所定の温度下において所定時間放置する。それにより、ケーシング10内において、液状のアクリル樹脂から溶剤が除去され、そのアクリル樹脂がゲル化して、ケーシング10とロータ20との間隙に充填されることとなる。
【0019】本実施形態にかかるロータリーダンパも第1の実施形態のものと同様に、ケーシング10とロータ20との間隙に抵抗材料30としてゲル状のアクリル樹脂が充填されているため、シール用部材を配設する必要がない。従って、従来よりも耐久性が向上すると共に、雰囲気の悪い場所での使用が可能である。また、部品点数の減少による製作コストを低減を図ることができる。
【0020】図3及び図4は、本実施形態にかかるロータリーダンパの使用例を示す図である。これらの図に示したように、本実施形態のロータリーダンパ100は、自動車等の車両の出入口上部に配設される、乗降を補助するためのアシストグリップ300に適用することができる。この制御対象物としてのアシストグリップ300は、把持部310の両側に脚部320,330を有して構成され、該脚部320,330が、それぞれ支持体340,340に対して軸350,350を介して回転可能に連結されている。また、一方の脚部320側には、一端360aが一方の脚部320に、他端360bが支持体340にそれぞれ支持され、一方の脚部320を車両の天井面に近接させる方向に付勢するねじりコイルばね360が配設されている。ロータリーダンパ100は、かかるアシストグリップ300の他方の脚部330側において、ロータ20の軸心に沿って貫通形成された孔部20cに、他方の脚部330と支持体340とを連結する軸部350が挿通され、また、ロータ20に形成された回り止め用の突起20eを支持体340に、ケーシング10に形成された突起部10fを他方の脚部330にそれぞれ係合させて配設される。
【0021】かかるアシストグリップ300によれば、図4に示したように、未使用時において車両の天井面に近接している把持部310を利用者が手指で把持して車両の天井面から引き下げると、両脚部320,330が下方向に回転動作してアシストグリップ300が下方向に倒立した姿勢となり、利用者が乗降の際に把持することができるグリップとして機能する。
【0022】一方、使用後に利用者が把持部310から手を離すと、一方の脚部320側に配設されたねじりコイルばね360の付勢力によって両脚部320,330が上方向に回転動作して車両の天井面に近接するように跳ね上がっていく。この際、ロータリーダンパ100を構成するロータ20は、回り止め用の突起20eが支持体340に係合しているため回転せず、突起部10fが他方の脚部330に係合しているケーシング10がロータ20の周りで回転する。それにより、ケーシング10とロータ20との間隙に抵抗材料30として充填されたゲル状のアクリル樹脂にせん断力が作用し、その際に生じるせん断応力が抵抗となってケーシング10の回転速度が減速する。その結果、アシストグリップ300は、その回転速度が減速されつつ回転動作していき、最終的に車両の天井面に近接した状態で収納される。
【0023】図5は、本発明の一の実施形態にかかるヒンジを示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A部断面図、(c)は(b)のB−B部断面図である。この図に示したように、本実施形態のヒンジは、軸50を介して連結され、相互に揺動可能に配設される一対の取付板61,62を有して構成される。
【0024】軸50は、中途に、両端部50a,50bの外径よりも小さい外径で形成された小径部50cを有している。軸50を挟んで、その両側にそれぞれ配置される一対の取付板61,62のうち、一方の取付板61は、その側部に、一体的に形成された筒状ケーシング61aを有しており、該筒状ケーシング61a内に軸50の小径部50cを収容して、該軸50に連結されている。筒状ケーシング61a内には、軸50の小径部50cとの間に隙間が形成され、この隙間に、回転速度を減速させる抵抗材料30としてゲル状の合成樹脂が充填されている。他方の取付板62は、その側部両端に、それぞれ筒状連結部62a,62bを有しており、該筒状連結部62a,62b内に軸50の両端部50a,50bを収容して、該軸50に連結されている。なお、他方の取付板62は軸50と共に回転するように配設されている。
【0025】上記のように構成されるヒンジは、蓋や扉等の開閉体とその支持体との連結部に配設されて使用される。例えば、一方の取付板61を開閉体の支持体に、他方の取付板62を開閉体にそれぞれ取り付けた場合には、開閉体が開放状態から閉止状態へと閉じていくのに従って、他方の取付板62が回転動作し、それに伴って軸50が筒状ケーシング61a内で回転する。筒状ケーシング61a内において、筒状ケーシング61aと軸50の小径部50cとの間隙には、抵抗材料30としてゲル状の合成樹脂が充填されているため、筒状ケーシング61a内で回転する軸50はゲル状の合成樹脂によるせん断抵抗を受けながら回転することとなり、その回転速度が減速される。従って、開閉体はゆっくりとした回転動作で閉じていくこととなる。
【0026】本実施形態にかかるヒンジは、このように開閉体等の制御対象物の回転動作を遅動させるダンパ機能を備えたものであり、上記したロータリーダンパと同様に、回転速度を減速させる抵抗材料として、ゲル状の合成樹脂を用いたことによって、シール用部材を配設不要とすることができる。
【0027】なお、本発明はケーシング内に充填される回転速度を減速させる抵抗材料として、ゲル状の合成樹脂を用いたことを特徴とするものであり、上記した実施形態に限定されるものではない。ロータリーダンパのケーシングやロータ、又はヒンジの軸や一対の取付板の形状等はその使用形態に応じて適宜変更可能である。また、回転速度を減速させる抵抗材料としては、ゲル状のアクリル樹脂を用いることが好ましいが、その他のゲル状の合成樹脂を用いることも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロータリーダンパ及びヒンジは、ケーシング内に充填される回転速度を減速させる抵抗材料として、ゲル状の合成樹脂を用いている。従って、シール用部材を配設する必要がなく、従来よりも耐久性を向上させることができると共に、部品点数の減少による製作コストを低減を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】000236735
【氏名又は名称】不二精器株式会社
【識別番号】000198271
【氏名又は名称】株式会社ソミック石川
【出願日】 平成12年9月26日(2000.9.26)
【代理人】 【識別番号】100073139
【弁理士】
【氏名又は名称】千田 稔 (外1名)
【公開番号】 特開2002−98184(P2002−98184A)
【公開日】 平成14年4月5日(2002.4.5)
【出願番号】 特願2000−291710(P2000−291710)