| 【発明の名称】 |
バルブケース |
| 【発明者】 |
【氏名】バルデマー フリーセンハーン
【氏名】バルブ フルンツェティ
【氏名】ボルフガンク リヒター
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| 【要約】 |
【課題】製作可能性及び機能安定性を改良したサーモスタットバルブのバルブケースを提供する。
【解決手段】バルブケース内に電気接続導体を有する、内燃機関の冷媒循環用のサーモスタットバルブのバルブケースであり、バルブケースの少なくとも一部はプラスチック材料からなるバルブケースにおいて、電気接続導体がバルブケースのプラスチック材料内に埋設されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バルブケース内に電気接続導体を有する、内燃機関の冷媒循環用のサーモスタットバルブのバルブケースであり、前記バルブケース(12)の少なくとも一部はプラスチック材料(52)からなるバルブケースにおいて、電気接続導体(32;50)が前記バルブケース(12)のプラスチック材料(52)内に埋設されていることを特徴とするバルブケース。 【請求項2】 前記接続導体(32;50)の両端部は、バルブケース(12)のプラスチック材料(52)内に埋設されている電気コネクタ(38、42;56、58)を有していることを特徴とする請求項1に記載のバルブケース。 【請求項3】 前記電気接続導体(32)がバルブケース(12)の支承体(34)内に埋設されており、前記支承体(34)は、冷媒が貫流可能なバルブケース(12)の内室(16)内で延びており、前記内室(16)内に位置している前記支承体の端部において受容部を有しており、前記受容部内に接続導体(32)の電気コネクタ(38)が埋設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブケース。 【請求項4】 前記バルブケース(12)の外壁にコネクタ受容部(44)が形成されており、前記受容部(44)内に接続導体(32)の電気コネクタ(42)が埋設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルブケース。 【請求項5】 前記電気接続導体が金属帯(32、50)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のバルブケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、バルブケース内に電気接続導体を有する、内燃機関の冷媒循環のためのサーモスタットバルブのバルブケースであり、バルブケースが少なくとも一部はプラスチック材料からなるバルブケースに関する。 【0002】 【従来の技術】独国特許公開公報第4233913号により知られている、内燃機関の冷媒循環のためのサーモスタットバルブのバルブケースでは、バルブケース内のサーモスタット作動部材の加熱エレメントから電気供給線が出ている。サーモスタット作動部材のハウジングはバルブケースに定置されており、加熱エレメントから出た電気供給線はサーモスタット作動部材ハウジングのプラスチック外被に埋設されている。これらの電気供給線はさらにバルブケースを貫通してから、サーモスタット作動部材を支持しているバルブケースの横断方向ウェブを通って延びている。サーモスタット作動部材は冷却水が貫流するので、冷却水が電気供給線に沿ってバルブケースから流出することがないように、横断方向ウェブ内のケーブルダクトのシーリングには高い要求が課せられる。電気供給線をバルブケースの外壁に設けられたジャックと接続できるようにするためには、これらの電気供給線を横断方向ウェブ内のケーブルダクトよりも著しく長くしなければならない。さらにバルブケースの外壁にジャックを配置するためには、この供給線の長さ過剰分をバルブケース内のケーブルダクト内に押し戻さなければならない。したがってケーブルダクトの内部では電気供給線は固定されておらず、供給線が動いたり、したがって騒音や、さらには供給線の破損が生じたりするおそれがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、サーモスタットバルブのバルブケースを、製作可能性および機能安定性の点で改善することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、バルブケース内に電気接続導体を有する、内燃機関の冷媒循環のためのサーモスタットバルブのバルブケースが少なくとも一部はプラスチック材料からなり、しかも電気接続導体がバルブケースのプラスチック材料内に埋設されているようにした。たとえばサーモスタットバルブのキャップはプラスチック射出成形品からなり、サーモスタット作動部材に対する電気加熱エレメントの接続のための接続導体は、キャップの製作中に埋め込むように射出成形される。しかし接続導体は、たとえばプラスチック材料内に埋め込むこともできる。電気接続導体がプラスチック材料内に埋設されることによって、折れ曲がったり損耗したりするおそれがなく、騒音の発生または振動による接続導体の破損を懸念する必要もない。さらに、接続導体をプラスチック材料内に埋設することによってバルブケースがシールされており、追加のシーリングは必要ないであろう。接続導体はプラスチック材料内に埋設されているので、その追加的な絶縁も必要ない。本発明の方策により、バルブケースは極めて機能的に安定し、しかも合理的に製作できる。 【0005】本発明の構成において、接続導体の両端部はバルブケースのプラスチック材料内に埋設されている電気コネクタを有している。電気コネクタとして、たとえば接点ばねまたはブシュを設けることができる。これらはプラスチック材料内に埋設することにより電気的に絶縁され、同時に機械的に負荷可能に配置されている。こうした方策により、電気コネクタを取り付けるための追加の工程が必要なくなるので、本発明によるバルブケースの製作はさらに合理化される。 【0006】本発明の構成において、電気接続導体がバルブケースの支承体内に埋設されている。この支承体は、バルブケースの、冷媒が貫流可能な内室中に延びていて、その内室にある端部に受容部を有しており、この受容部内に接続導体の電気コネクタが埋設されている。このように構成することによって、電気接続導体を冷媒が貫流できるバルブケースの内室中に通すことができ、しかもシーリングの問題を懸念する必要はないであろう。接続導体はバルブケースの作製と同時に射出成形により埋設できる。たとえば、支承体はサーモスタット作動部材のハウジングのための受容部、またはサーモスタット作動部材の作動ピストンのための受容部を有することができる。受容部内に配置されるのが作動部材のハウジングそれ自体かその作動ピストンであるかは、サーモスタットバルブの構造、すなわち固定式サーモスタット作動部材を有するか、可動式サーモスタット作動部材を有するかによる。作動ピストンのための作動部材または加熱エレメントの接触ピンが、電気コネクタに差し込まれる。受容部は好ましくは環状壁体を有している。この環状壁体は凹部を画定していて、その底部にコネクタが配置されている。作動部材のハウジングのシーリングは、好ましくは受容部の環状壁体と係合している。 【0007】本発明の構成において、バルブケースの外壁にコネクタ受容部が形成されていて、この受容部内に接続導体の電気コネクタが埋設されている。このようにすることによって、外部エネルギー供給の接続のためのプラグ受容部をバルブケースに統合できる。そうすることにより、電気接続を可能にするために、追加的な構成部材は必要ない。 【0008】本発明の構成において、電気接続導体は金属帯である。このような金属帯、いわゆるバスバーは、その固有安定性に基づき、バルブケースを作製する過程でプラスチック材料内に射出成形によって埋め込むのに良く適している。金属帯をその長手方向平面を中心にしてねじることにより、一方ではプラスチック材料内で良好な定着を達成でき、他方ではそうすることによって金属帯を任意に、かつ簡単に折り曲げることができる。 【0009】本発明のその他の特徴および利点が従属請求項に記載されている。以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。 【0010】 【発明の実施の形態】図1に示す描写では、断面図で示されているサーモスタットバルブ10は、蓋部12と下部14を備えたバルブケースを有している。蓋部12はプラスチック材料からなり、下部14とねじで接続されている。サーモスタットバルブ10は内燃機関の冷却水循環内に配置されており、冷却水はサーモスタットバルブ10の内室16を貫流する。内室16を通る冷却水流を制御するために、サーモスタット作動部材22の作動ピストン20によって動かされる弁体18が設けられている。弁体18は、見やすさの理由から図示されていないばねによって、図1に示した位置の方向で予荷重がかけられている。このばねは、一方では弁体18に支持され、他方では同様に図示されていない、バルブケースと接続したアームによって支持されている。 【0011】サーモスタット作動部材22は金属ハウジングと、ワックス26を充填した内室とを有しており、この内室中に袋状の膜28が延びている。サーモスタット作動部材22の内室とは反対の膜28の側面には、サーモスタット作動部材の作動ピストン20が配置されている。サーモスタットバルブの内室16を貫流する冷却水でワックス26を加熱すると、ワックス26が膨張して作動ピストン20を図1において下方に移動させる。それにより弁体18も同様に下方に移動し、サーモスタットバルブ10を通る流路が開放される。 【0012】サーモスタット作動部材22の特性曲線に影響を与えるために、サーモスタット作動部材22の内室に加熱エレメント30が設けられている。この加熱エレメント30によってワックス26を加熱し、それにより、作動ピストン20を移動させることができる。加熱エレメント30は、サーモスタット作動部材22のハウジングの内室の熱抵抗体からサーモスタット作動部材の外側まで続いている接触ピン24を有している。接触ピン24が貫通する範囲でサーモスタット作動部材のハウジングを密封するために、接触ピン24は、サーモスタット作動部材22の黄銅製のハウジング内に挿入した後で、プラスチック材料で封入される。そうすることによってサーモスタット作動部材22のハウジングがシールされ、接触ピン24は機械的に固定され、かつ電気的に絶縁される。 【0013】電気加熱エレメント30の接触ピン24への給電は、金属帯からなるバスバー32として構成された電気接続導体を用いて行われる。これらの電気接続導体はケースの支承体34内に埋設されており、この支承体はサーモスタットバルブ10の内室16中に延びている。この場合、支承体34は、内室16に向いた蓋部12の壁体を起点として、最初に流れの方向に対して直角に内室16を通って内室16の中軸線に向かって延びている。支承体34は中軸線から折れ曲がってさらに進み、次いで内室16内の流れの方向および内室16の中軸線に対してほぼ平行に延びている。内室16内に位置している支承体の一方の端部には、環状壁体36を有する、サーモスタット作動部材22の受容部が形成されている。環状壁体36は凹部を取り囲んでいる。この凹部の底には電気コネクタ38が埋設されていて、サーモスタット作動部材22の電気加熱エレメント30の接触ピン24を受容する。 【0014】サーモスタット作動部材22を組み付けるために、環状壁体36に囲まれた凹部にサーモスタット作動部材22を導入し、最後に電気加熱エレメント30の接触ピン24がコネクタ38内に受容され、サーモスタット作動部材22に形成された環状肩部が支承体34の環状壁体36の対応する段部に当接している。サーモスタット作動部材22の環状肩部には、直径がより小さい円筒部分が接続していて、その外周にシーリング40を付けている。シーリング40は環状壁体36の内面と密封係合して、電気コネクタ38とその中に配置されている接触ピン24を内室16から侵入する冷却水から保護している。 【0015】蓋部12の支承体34はプラスチック材料からなり、バスバー32は蓋部12を作製する間に支承体34のプラスチック材料内に埋め込むように射出成形される。受容部の凹部の底に配置された電気コネクタ38からバスバー32が支承体34の推移に従って延びていて、互いにほぼ平行に配置されている。さらに蓋部12の外壁に向かって延びると、バスバー32は長手方向軸線を基準にして90度ねじれている。バスバー32は蓋部12の外部に位置している各端部で、それぞれの1つの接触ばね42を構成している。この場合、接触ばね42は蓋部12の外側のコネクタ受容部44に配置されている。このコネクタ受容部44は蓋部12の作製と同時に形成される。コネクタ受容部44には導線のプラグを差し込むことができる。このようなプラグを確保するために、コネクタ受容部44はその外周面に射出成形された固定鼻状部46を有している。これによりプラスチック射出成形工程により蓋部12の作製と同時に、コネクタ受容部44と、内室16に設けられたサーモスタット作動部材22用の受容部を備えた支承体34とが形成され、さらに接触ばね42とコネクタ38とを有するバスバー32が蓋部12のプラスチック材料中に埋設され、それによって蓋部12内に固持されると同時に電気的に絶縁される。 【0016】図2では、本発明の別の実施形態の接続導体50が示されているが、これは図1に示されたバスバーと同様に金属帯によって形成されている。接続導体50はプラスチック材料52に埋設されているが、このプラスチック材料52は、図1に示す実施形態に対応して、サーモスタットバルブに対するバルブケースの蓋部を形成している。接続導体50を見えやすくするために、プラスチック材料52の直方体の部分のみ示してある。接続導体50は、長手方向軸線を中心に90度ねじられることによって、それぞれ1つの部片54を有している。これにより、一方ではプラスチック材料52内で接続導体50が良好に定着される。それにより他方では、バスバー50を部片56内で横断方向軸線を中心に簡単に折り曲げることができる。これにより、接触ばね56を共通平面内に配置したにもかかわらず、接続導体50は合理的に所定の形で作製できる。接続導体50は接触ばね56とは反対側の端部で、それぞれ1つのブシュ58を備えている。これらのブシュ58はサーモスタット作動部材の加熱エレメントの接触ピンを受容する働きをする。接触ばね56も、ブシュ58もプラスチック材料中に確実に定着させるために、ブシュ58は環状カラーを有し、接触ばねはバルブケースを作製する際にプラスチック材料52中に埋設される突出部を有している。この場合、確実な保持を保証するために、プラスチック材料52は破線で略示した線60もしくは62まで延びている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593187434 【氏名又は名称】ベール テルモト−トロニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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| 【出願日】 |
平成13年11月7日(2001.11.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077517 【弁理士】 【氏名又は名称】石田 敬 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−168125(P2002−168125A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月14日(2002.6.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−341586(P2001−341586) |
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