| 【発明の名称】 |
ロッカーアームを備えたバルブ駆動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】ベルンハルト デュル
【氏名】イムケ ブルーンス
【氏名】ユルゲン ヘーバーライン
【氏名】ハラルト シュリーマン
【氏名】イェルク シュロサルツィーク
【氏名】マンフレート ラービス
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| 【要約】 |
【課題】容易に整備を行うことができ、簡単な構成を有し、バルブ駆動装置の構成高に不利な影響を与えることのない、調節ねじのための固定部をバルブ駆動装置のロッカーアームに設けること。
【解決手段】スクリューヘッド(22)が回転防止要素(30)と共に作用し、この回転防止要素(30)が、スクリューヘッド(22)と係合するロック部分(31)と、位置変更モーメントを逃がすサポート部分(32)とを有すること。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】バルブ駆動装置であって、このバルブ駆動装置が、シリンダーヘッド(3)にて支持されているロッカーアーム(10)を有し、このロッカーアーム(10)が、このロッカーアーム(10)に対して横向きに位置する回動軸線(17)を中心に運動可能であり、前記バルブ駆動装置が、ガス交換バルブ(4)を操作するための、ロッカーアーム(10)の一方の端部(9)と係合する制御装置(8)を有し、ガス交換バルブ(4)のバルブステム(6)にはロッカーアーム(10)の他方の端部(11)が作用し、ロッカーアーム(10)が、その端部(9、11)の間にて、シリンダーヘッド(3)と係合する軸受ボルト(18)にて保持されていて、更に、前記バルブ駆動装置が、バルブクリアランスを変える目的でロッカーアーム(10)とシリンダーヘッド(3)との間の軸受間隔(l)を位置調節するための、ロッカーアーム(10)にてシリンダーヘッド(3)とは反対側に位置するスクリューヘッド(22)を有する前記バルブ駆動装置において、スクリューヘッド(22)が回転防止要素(30)と共に作用し、この回転防止要素(30)が、スクリューヘッド(22)と係合するロック部分(31)と、位置変更モーメントを逃がすサポート部分(32)とを有することを特徴とするバルブ駆動装置。 【請求項2】サポート部分(32)が、軸受ボルト(18)、ロッカーアーム(10)、またはシリンダーヘッド(3)にて支持されることを特徴とする、請求項1に記載のバルブ駆動装置。 【請求項3】回転防止要素(30)がスプリング要素(34、35)であり、このスプリング要素(34、35)がそのロック部分(31)を用いてスクリューヘッド(22)のロック面(33)に弾性的に当接することを特徴とする、請求項1または2に記載のバルブ駆動装置。 【請求項4】スプリング要素が、スプリングワイヤから成るスプリング湾曲部材(34)であり、このスプリングワイヤが、円形状の横断面、有利には多角形の横断面、特に長方形の横断面を有することを特徴とする、請求項3に記載のバルブ駆動装置。 【請求項5】ロック部分(31)とロック面(33)との間には形状拘束部が形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。 【請求項6】軸受ボルト(18)が相対回転不能にシリンダーヘッド(3)に固定されていて、スクリューヘッド(22)がナットとして軸受ボルト(18)のボルトシャフト(21)にねじ込まれていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。 【請求項7】ロッカーアーム(10)が、側面の縦壁(28)を有する成形部材であり、少なくとも1つの縦壁(28)がロック部分(31)を形成し、回転防止部(30)が有利にはロッカーアーム(10)の縦壁(28)の間に嵌り込むことを特徴とする、請求項項1〜6のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。 【請求項8】スクリューヘッド(22)が、多角形ヘッドとして形成されていて、ロッカーアーム(10)の縦壁(28)の間に位置し、コーナー(37)を介して測定される多角形ヘッド(22)の最大直径(Dmax)が、ロッカーアーム(10)に対して横向きに測定される両方の対向する縦壁(28)の間隔(a)よりも僅かに大きく、縦壁(28)の少なくとも1つが接触領域にて弾性的に撓むように形成されていることを特徴とする、請求項7に記載のバルブ駆動装置。 【請求項9】回転防止要素(30)が、特に形状拘束的にスクリューヘッド(22)と重なり合うこと、特にスクリューヘッド(22)に軸方向に嵌められていることを特徴とする、請求項項1〜8のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。 【請求項10】回転防止要素(30)がスプリングクランプ(67、68)であり、このスプリングクランプ(67、68)が、摩擦拘束的にスクリューヘッド(22)を取り囲んでいることを特徴とする、請求項項1〜9のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。 【請求項11】軸受球冠(19)を有するロッカーアーム(10)が形成されていて、軸受ボルト(18)の軸受部分(20)が軸受球冠(19)と係合し、軸受球冠(19)がスプリング(65)を介して軸受部分(20)に摩擦拘束的に押し付けられていることを特徴とする、請求項項1〜10のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。 【請求項12】互いに並置するロッカーアーム(10)のスクリューヘッド(22)が共通の回転防止要素(30)で固定されていることを特徴とする、請求項項1〜11のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提部分に記載した、シリンダーヘッドにて支持されているロッカーアームを備えたバルブ駆動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】パワーチェーンソー、刈払機、送風機などのような手動式の作業器械においても使用されている小型構造の4サイクル機関(4ストロークエンジン)は、簡単に構成されていて且つ安価で製作されるバルブ駆動装置を必要とする。プッシュロッドにより操作されるロッカーアームは、重量が原因で金属板成形部材として形成されていて、軸受ボルトを介してシリンダーヘッドにて保持されている。この場合、ロッカーアームの回動軸受は球冠軸受として形成されている。ロッカーアームの一方の端部と係合するガス交換バルブのバルブステムは、バルブスプリングにより強く押し付けられていて、それにより、ロッカーアームは、その端部の間に配置されている軸受を中心に一定量で回転しようとする。このことは、ロッカーアームの他方の端部と係合するバルブ駆動装置のプッシュロッドにより防止される。それにより、この種の軸受において、ガス交換バルブの開放位置は、軸受ボルト、ないしは軸受ボルトにねじ込まれている調節ナットをねじって出入りさせることによって変更され得る。また、この場合には、バルブクリアランスの意図しない変更を防止するためにバルブクリアランスの調節後にスクリューヘッドが固定されることが保証されなくてはならない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、容易に整備を行うことができ、簡単な構成を有し、バルブ駆動装置の構成高に不利な影響を与えることのない、調節ねじのための固定部をバルブ駆動装置のロッカーアームに設けることである。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明に従い、請求項1に記載した特徴により解決される。 【0005】スクリューヘッドは回転防止要素と共に作用し、この回転防止要素は、スクリューヘッドと係合するロック部分と、位置変更モーメントを逃がすサポート部分とから構成される。この場合、サポート部分は、バルブステム、ロッカーアーム、またはシリンダーヘッドにて支持され得る。 【0006】有利には、回転防止要素はスプリング要素であり、このスプリング要素はそのロック部分を用いてスクリューヘッドのロック面に弾性的に当接する。スプリング要素は、スプリングワイヤなどから成るスプリング湾曲部材であり得て、このスプリング湾曲部材は、円形状の横断面、有利には多角形の横断面を有する。 【0007】有利には、スクリューヘッドは、多角形ヘッドとして形成されていて、U字形状に形成されているロッカーアームの縦壁の間に位置する。この場合、コーナーを介して測定される多角形ヘッドの最大直径は、ロッカーアームに対して横向きに測定される両方の対向する縦壁の間隔よりも僅かに大きい。縦壁の少なくとも1つが接触領域にて弾性的に撓むように形成されると、スクリューヘッドは対応する大きさの回転モーメントで容易に位置調節され得て、また、意図しない弛緩ないしは位置変更に対し、弾性的に当接する縦壁によって保護される。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の他の構成は、他の請求項、実施形態の説明、並びに図面から明らかであり、次に、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。 【0009】図1に図示されている内燃機関1は主にシリンダー2から構成され、このシリンダー2のシリンダーヘッド3には、詳細には図示されていないが、ガス交換バルブ4が設けられている。図1ではバルブスプリング5が見て取れ、これらのバルブスプリング5はバルブステム6を取り囲んでいる。各バルブスプリング5は、一方ではシリンダーヘッド3にて、他方ではバルブディスク7にて支持されていて、このバルブディスク7はバルブステム6に軸方向に移動不能に固定されている。 【0010】ガス交換バルブ4の各バルブステム6は制御装置8を介して操作され、この制御装置8は、シリンダーヘッド3にて支持されているロッカーアーム10の一方の端部9と係合する。ロッカーアーム10の他方の端部11(図4)にはガス交換バルブ4のバルブステム6の端部が接している。 【0011】制御装置8は、主に、ロッカーアーム10に付設されているそれぞれのプッシュロッド12から構成され、このプッシュロッド12は、一方の端部を用いて、それぞれのドラッグレバー13にて保持されていて、他方の端部を用いて、ロッカーアーム10の端部9における凹部14に位置固定されている。 【0012】ドラッグレバー13は制御カム15のカム軌道上に載置されていて、制御カム15はカム形状に対応してドラッグレバー13を矢印方向16に操作する。この際、プッシュロッド12は同じ方向16に押され、その結果、ロッカーアーム10は、その縦方向に対して横向きに位置するその回動軸線17を中心に横転される。このためにロッカーアーム10は軸受ボルト18を用いてシリンダーヘッド3にて保持されている。 【0013】その軸受は、ロッカーアーム10に形成されている軸受球冠19(図3)から形成されていて、この軸受球冠19は、対応的に半球形状に形成されている軸受ボルト18の軸受部分20と共に作用する。図示されている実施形態において、軸受ボルト18は、ストップするまでシリンダーヘッド3内にねじ込まれる植込ボルトである。シリンダーヘッド3から突出するボルトシャフト21にはねじ山が設けられていて、このねじ山には、ナットとして形成されているスクリューヘッド22がねじ込まれている。図1から図5による実施形態においてスクリューヘッド22は半球形状の軸受部分20と一体式に形成されている。スクリューヘッド22を回すことにより、シリンダーヘッド3に対する軸受間隔lが変更され得て、それによりバルブクリアランスが調節可能である。 【0014】プッシュロッド12の操作時にはロッカーアーム10が球冠軸受を中心として回動し、ガス変換バルブ4のそれぞれのバルブステム6を押し下げ、吸気バルブないしは排気バルブが開口される。吸気バルブは吸気通路23と接続していて、この吸気通路23を介して新混合気が供給される。排気バルブは排気ガス通路24と接続していて、この排気ガス通路24は排気ガス消音器25(図2)に通じている。 【0015】吸気バルブ及び排気バルブのために有利には別個に実施されている制御カム15は、内燃機関のクランクシャフト26によって、有利には、車輪駆動部、チェーン駆動部、またはベルト駆動部を介して駆動される。クランクシャフトはクランクケース27内にて回転する。 【0016】バルブ駆動装置のロッカーアーム10はそれぞれのバルブスプリング5によってスプリングで負荷されている。スプリング力はロッカーアーム10の端部11を介してロッカーアーム10のプッシュロッド側の端部9に作用して、更にプッシュロッド12を介してドラッグレバー13に作用する。その結果、ドラッグレバー13は制御カム15のカム軌道における接触位置にて保持されている。スクリューヘッド22が、ねじ込みの意味で、ねじシャフト21にて回転される場合、軸受間隔lは短くなり、その結果、プッシュロッド12は逃げることができないのでロッカーアーム10の回動がもたらされてバルブステム6が押し下げられる。スクリューヘッド22の反対の回転方向では、バルブステム6がバルブスプリング5によってガス交換バルブ4の閉鎖の意味で位置調節される。従って、スクリューヘッド22の回転および軸受間隔lの変更により、ガス交換バルブ4におけるバルブクリアランスの調節が可能である。有利には混合気潤滑式の4サイクル機関または2サイクル機関として実施されている内燃機関1の稼動においてスクリューヘッド22の意図しない位置変更並びにそれによる意図しないバルブクリアランスの変更を回避するために回転防止要素30が設けられている。図4と図5による実施形態において回転防止要素30は、スクリューヘッド22と、有利には金属板から形成されるロッカーアーム10との間の共同作用により構成されている。 【0017】ロッカーアーム10は合目的には側面の縦壁28、29を有する成形部材であり、これらの縦壁28、29はロッカーアーム底部29の補強のために必要な安定性を提供する。縦壁28の少なくとも1つ、図4における実施形態では両方の縦壁28は回転防止要素30のロック部分31を形成する。各ロック部分31には回転防止要素30のサポート部分32が付設されていて、図4による実施形態では回転防止要素30はロッカーアーム10の縦方向にてロック部分31の両側へと延びている。図4による実施形態においてサポート部分32は縦壁28の端部分により形成されている。 【0018】多面体ヘッドとして実施されているスクリューヘッド22にはロック面33が形成されていて、この場合、図4と図5による実施形態では同様の8つのロック面33がスクリューヘッド22の周に渡って設けられている。バルブクリアランスのための調節において所望とされる精密性に応じて8つよりも多い面33または8つよりも少ない面33がヘッドの周に渡って同様に分配されて設けられ得る。 【0019】図4による組立位置においてスクリューヘッド22は縦壁28の間に位置し、この場合、位置調節工具との係合のためにスクリューヘッド22の端面には係合スリット38が形成されている。 【0020】図4に示されているスクリューヘッド22の位置において回転防止要素30のロック部分31は、直径上で対向するスクリューヘッド22のロック面33に当接する。この場合、スクリューヘッド22はロッカーアーム10に対して相対的に寸法としては、コーナー37を介して測定される多面体ヘッドの最大直径Dmaxが、ロッカーアーム10に対して横向きに測定される両方の対向する縦壁28の間隔aよりも僅かに大きいように決定されている。有利には、直径上で対向する2つのロック面33の間にて測定される間隔Dminも、間隔aと同じ、ないしは間隔aよりも僅かに大きく、それにより、有利には、回転防止要素30のロック部分31の間における多面体ヘッド22の遊びのない締付固定が達成される。直径Dminは直径Dmaxよりも小さいので、多面体ヘッド22の回転時には限界モーメントが克服されなくてはならない。スクリューヘッド22の回転時に縦壁28は、少なくとも接触領域にて、即ちロック部分31の領域にて弾性的に撓む。このことは、ロッカーアーム10の安定性を失うことなく、対応的な構造上の形態により可能である。スクリューヘッド22の最大直径Dmaxの領域にてロッカーアーム10を弾性的に拡大しながらスクリューヘッド22を回転させるために、ロッカーアーム10の縦壁28にスクリューヘッド22の高さにてリーフスプリングなどのようなスプリング要素を取り付けることは合目的であり得る。 【0021】ロッカーアーム10の縦壁28の間にてスクリューヘッド22を回転可能に配置することは有利であり、この際には回転防止要素30としてスプリング湾曲部材34が配置され得て、このスプリング湾曲部材34はその端部35を用いてシリンダーヘッド3にて支持されている。この場合、スプリング湾曲部材34の端部35の間の中央領域において回転防止要素30のロック部分31が提供されていて、この回転防止要素30はプリテンションに基づいてスクリューヘッド22の周に当接している。この場合、回転防止要素30のサポート部分32は端部35により形成されていて、この端部35はシリンダーヘッド3にて支持されている。 【0022】スプリング湾曲部材34の確実な把持を可能とするために、スクリューヘッド22に周溝36を設けることが考慮されていて、この周溝36はスプリング湾曲部材34の直径に適合されている。スプリング湾曲部材34は、スクリューヘッド22のこの種の形態において、スクリューヘッド22の領域にてそれぞれの周溝36に確実に案内されるので、スプリング湾曲部材34の両方の端部35は、スプリング湾曲部材34が接触領域にてスプリング力に基づいてスクリューヘッド22に当接するように、シリンダーヘッド3にて支持されている(図6)。このようにしてスプリング湾曲部材34のロック部分31と周溝36との間には摩擦拘束部、即ち摩擦で互いに拘束し合う部分が達成され、この摩擦拘束部は稼動中に生じる弛緩モーメントを受け止め、この際に生じる力はサポート部分32を介してシリンダーヘッド3へと送り去られる。図7とは異なってスプリング湾曲部材34の横断面を円形状ではなく、多角形、有利には図8のように長方形または正方形に形成することは合目的であり得る。この種の構成においてスクリューヘッド22は図5に対応して多面体ヘッドとして実施され得て、この場合、バルブクリアランスを調節するための多面体ヘッドの位置調節は、単に多面体ヘッド22のコーナー37を越える回転が成されることによって可能である。この種の構成においてスプリング湾曲部材34の両方の端部35は確実なガイドのために有利にはシリンダーヘッド3にて固定されている。 【0023】回転防止部30を、ロッカーアーム10及びスクリューヘッド22とは別個の部分として形成することは合目的であり得る。図9と図10による実施形態では、横断面でほぼU字形状に形成されているクランプ40が設けられていて、このクランプ40は図2にて鎖線で示されているようにスクリューヘッド22に隣接するロッカーアーム10と重なり合っている。この場合、第1クランプ40aは吸気バルブのスクリューヘッド22と重なり合い、同時に他のクランプ40bは排気バルブのスクリューヘッド22と重なり合う。この場合、クランプ40a及び40bの脚部41は、ロッカーアーム10の縦方向に対して横向きに設けられていてスクリューヘッド22と重なり合う。図9と図10による実施形態において脚部41にはスリット42が設けられていて、このスリット42はスクリューヘッド22の刻み43と共に作用する。スクリューヘッド22は、ボルト縦軸線に対して直径上で対向する脚部41の間に挟み込まれているので、スクリューヘッド22の意図しない位置変更が防止される。スクリューヘッド22に対して場合によって作用する回転モーメントはクランプ40aと40bとの間のサポート部分32を介してそれぞれ他のスクリューヘッド22にて支えられている。 【0024】図11による実施形態では回転防止部30がストッパー45として形成されていて、このストッパー45は、断面でU字形状に形成されているロッカーアーム10の縦壁28の間に押し込まれ、特に形状拘束的に、即ち形状で互いに拘束し合うようにスクリューヘッド22と重なり合う。このためにストッパー45は内側の受容部46を有し、この受容部46はスクリューヘッド22の外側の形状、例えば刻み43に対応して形成されている。受容部46は、摩擦拘束的または形状拘束的にスクリューヘッド22と係合する回転防止部30のロック部分31を形成し、ストッパー45自体はロッカーアーム10の縦壁28の間のその形状拘束状態に基づいてサポート部分32を形成し、生じる弛緩モーメントがサポート部分32を介してロッカーアーム10へと送り去られる。 【0025】図12にはストッパー45aが示されていて、このストッパー45aは、図9におけるダブルクランプ40に対応して、2つのロッカーアーム10の並置されているスクリューヘッドのために使用され得る。図12によるダブルストッパー45aは図9によるダブルクランプ40における場合と同じ効果を提供する。個々の受容部46の構造上の形態は図11における受容部に対応する。 【0026】固定ストッパーとして形成されている回転防止要素30をバルブカバーに配置することは有利であり得て、それにより、バルブカバーを装着することによるバルブ駆動装置の閉鎖時に同時にロッカーアーム10のスクリューヘッド22の回転防止が行われる。 【0027】図13による実施形態において回転防止要素30は、形状拘束的または摩擦拘束的にスクリューヘッド22と重なり合うキャップ47として形成されていて、このキャップ47の受容部48は回転防止要素30のロック部分31を形成する。キャップ47は半径方向に張り出す延長部49を有し、この延長部49はその自由端を用いてシリンダーヘッド3と又はロッカーアーム10の縦壁28とも係合可能である。この場合、延長部49は、回転防止要素30のサポート部分32を形成する。スクリューヘッド22を位置調節するためには、図13における矢印で示唆されているように、シリンダーヘッド3、ロッカーアーム10などの要素の固定開口部50から延長部49が外されなくてはならない。 【0028】図14による実施形態はロッカーアーム10の球冠軸受の断面図を示している。軸受ボルト18に対して同軸にコイルスプリング65が配置されていて、このコイルスプリング65はシリンダーヘッド3の底部とロッカーアーム10との間にて作用する。それにより軸受球冠19は、摩擦拘束的な接触位置にて、軸受ボルト18ないしはスクリューヘッド22の軸受部分20に対して押圧され、それにより軸受部分20と軸受球冠19との間における摩擦拘束が高められている。摩擦拘束が高められたこの部分は、稼動中に生じるスクリューヘッド22の弛緩モーメントを受け止め、それにより回転防止が提供されている。 【0029】図15による実施形態では、図7または図17でも図示されているように、スクリューヘッド22が周溝36を有する。この周溝36にはU字形状に曲げられているスプリング湾曲部材67の脚部66が嵌り込む。この場合、スクリューヘッド22はスプリング湾曲部材67の脚部66の間に挟まれて保持されている。スプリング湾曲部材67は回転防止要素30を形成し、この回転防止要素30はロッカーアーム10の縦壁28の間に位置する。スクリューヘッド22が回転される場合には、スプリング湾曲部材67が縦壁28に接触するまで、スクリューヘッド22がスプリング湾曲部材67を連行する。その際には、スクリューヘッド22とスプリング湾曲部材67との間の摩擦拘束を克服するために、より一層の力が加えられなくてはならない。このようにして、簡単な回転防止が提供されていて、この場合、回転防止要素30のロック部分は、脚部66により形成されていて、摩擦拘束的にスクリューヘッド22の周溝36に嵌り込んでいる。回転防止要素30のサポート部分は残りのスプリング湾曲部材67により形成されていて、このサポート部分はスクリューヘッド22に対する弛緩回転モーメントをロッカーアーム10の縦壁28にぶつけることによって取り払う。 【0030】図16と図17による実施形態は、円形に曲げられた第1端部70と、長尺の第2端部69とを有するスプリング湾曲部材68を示している。円形状の端部70の直径は、周溝36(図17)の接触直径よりも僅かに小さいので、円形状の端部70はプリテンションにより周溝36の領域にてスクリューヘッド22を取り囲む。スプリング湾曲部材68の自由端69は、ケーシング部分の固定開口部50、例えばシリンダーヘッド3またはロッカーアーム10の固定開口部50内に位置する。位置をずらす要素がスクリューヘッド22に作用されると、この要素は円形状の端部70と周溝36との間の摩擦拘束部によって受け止められる。生じる力は、回転モーメントを支持する端部69を介して送り去られる。 【0031】図16による実施形態では、矢印方向71に向かう弛緩モーメントがある場合には円形状の端部70が引き締められ、その際にはスプリング湾曲部材68とスクリューヘッド22との間の初期摩擦(イニシャルブレークアウェイモーメント)が増加するということが強調されている。位置調節のためには自由端69が固定開口部50から外されなくてはならない。 【0032】図18による実施形態では、ねじ山を有するボルトシャフト21に、スクリューヘッド22に並んで止めナット72がねじ込まれていて、この止めナット72の大きさはスクリューヘッド22の大きさよりも小さい。従って、止めナット72のためにはスクリューヘッド22自体のためよりも小さなスパナ幅が必要とされる。大きな箱スパナを用いてスクリューヘッド22と係合し、止めナット72と係合するための小さな箱スパナが前記の大きな箱スパナ内に設けられているようなコンビネーション工具が使用され得る。このようにして、スクリューヘッド22が縦壁28の間に位置する場合にもバルブクリアランスの調節が容易に行われる。 【0033】図19による実施形態では止めナットがキャップナット73として形成されていて、このキャップナット73は図18の場合と同様に形成され得る。特別な実施形態では、キャップナット73の底部74に、中空スパナ、星形スパナなどのような位置調節工具のための係合開口部75を設けることが考慮されている。この場合、係合開口部75は有利にはスクリューヘッド22のための位置調節工具の箱スパナにおける中央開口部に通じるように考慮され得る。 【0034】図20による実施形態では、ねじシャフト21にスクリューヘッド22を固定するために、ねじシャフト自体に、ねじ山を有する止り穴76が設けられていて、この止り穴76内には直径に関して更に大きな無頭ねじ77がねじ込まれている。ボルトシャフト21には止り穴の長さに渡ってスリットが付けられているので、より大きな無頭ねじ77がねじ込まれる場合にはスリットが付けられているボルト端部が拡大し、それにより、ナットとして形成されているスクリューヘッド22が回転不能に固定される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598052609 【氏名又は名称】アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー
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| 【出願日】 |
平成13年9月3日(2001.9.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063130 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 武久 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−115508(P2002−115508A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月19日(2002.4.19) |
| 【出願番号】 |
特願2001−265862(P2001−265862) |
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