| 【発明の名称】 |
管運搬台車 |
| 【発明者】 |
【氏名】西川 裕司
【氏名】井戸本 靖史
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| 【要約】 |
【課題】一次覆工内にできるだけ大径の二次覆工管を敷設できるようにするとともに、一次覆工が曲がりを有する場合にも問題なく管の運搬を行え、また運搬台車以外の特別な装置を必要とせず、しかも余分な工程を必要とせずに、管の運搬および既設管との接合を容易に行えるようにする。
【解決手段】管4の内部に挿入されてこの管4を水平方向に支持する管支持竿25を有する。この管支持竿25は、走行台車23に片持状態で取り付けられている。管支持竿25は、鉛直方向の軸心のまわりに旋回可能である。また管支持竿25は、昇降可能に構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管内に挿入されてこの管を水平方向に支持する管支持竿を有し、この管支持竿が走行台車に片持状態で取り付けられていることを特徴とする管運搬台車。 【請求項2】 管支持竿は鉛直方向の軸心のまわりに旋回可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の管運搬台車。 【請求項3】 管支持竿は昇降可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の管運搬台車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は管運搬台車に関し、特に強化プラスチック管などを一次覆工内へ搬入するのに適した管運搬台車に関する。 【0002】 【従来の技術】一次覆工としてのトンネルなどに二次覆工用の繊維強化プラスチック管などを搬入する場合に、従来は、図4に示すように地中のシールド一次覆工1の内の底部に軌条設備としてのレール2などを敷設し、このレール2上を走行可能な運搬台車3を設けている。運搬台車3は、図示を省略したバッテリー式機関車などに連結されることで、走行が行われる。そして、この運搬台車3に二次覆工用の管4を水平方向に搭載して運搬を行っている。 【0003】しかし、このように運搬台車3に管4を搭載して運搬する場合は、運搬される管4とシールド一次覆工1のセグメント内面との間には、レール2と運搬台車3とのための隙間Sが必要になる。このため、この隙間Sを確保できない径の管4は運搬ができなくなり、その場合には二次覆工用の管4のサイズダウンが余儀なくされる。 【0004】このような問題を解決するため、従来、図5に示すように、一次覆工1の内部で運搬すべき水平方向の管4よりも前方の位置と、この管4よりも後方の位置とに、それぞれ一次覆工1の底部のレール2上を走行可能な台車5、6を配置し、これらの台車5、6に上下方向のステー7、7をそれぞれ設け、これらのステー7、7の上端部どうしの間に、管4よりも長い水平方向の管支持竿8を設けた運搬台車9が用いられている。この運搬台車9は、管支持竿8によって管4の頂部の内面を支持することで、この管4を運搬可能である。 【0005】このような構成であると、台車5、6は上述のように管4よりも前方および後方に位置し、管4の下側には位置しないため、図4に示すものよりも大径の管を運搬することが可能である。 【0006】しかし、二つの台車5、6の間に管支持竿8をわたしたものであるため、車軸間距離が長くなって、曲がり管路の場合に対応困難になることがある。また、このような運搬台車9で運搬した管4を既設の管に接合する場合には、図6に示すように、この運搬台車9にて支持した管4を既設管10の直前まで運搬することになるが、この管4と既設管10との間に台車5が位置することになるため、そのままでは接合が行えない。そこで、図示のように既設管10の内部にあらかじめ心出し装置11を配置しておき、この心出し装置11における水平方向に突出した管支持部12を、運搬台車9によって管4を既設管10に接近させることにともなって、この管4の内部に挿入する。そして、この管支持部12によって管4における既設管10に近い部分の頂部の内面を支持し、その状態で台車5を取り除き、管支持部12を上下左右に位置調節することによって管4を既設管10に対して心出しし、そのうえで管4の先端を既設管10に挿入して管4、10どうしの接合を行っている。 【0007】しかし、このようなものでは、運搬台車9のほかに心出し装置11が別途必要になるうえに、運搬台車9から台車5を取り除く工程が発生するという問題点がある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、このような問題点を解決して、一次覆工内にできるだけ大径の二次覆工管を敷設できるようにするとともに、一次覆工が曲がりを有する場合にも問題なく管の運搬を行え、また運搬台車以外の特別な装置を必要とせず、しかも余分な工程を必要とせずに、管の運搬および既設管との接合を容易に行えるようにすることを課題とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明は、管内に挿入されてこの管を水平方向に支持する管支持竿を有し、この管支持竿が走行台車に片持状態で取り付けられているようにしたものである。 【0010】このような構成であると、片持式の管支持竿を管の後方からこの管の内部に挿入して、この管を水平方向に支持しながら、台車を走行させることで、管の下側には台車が存在せず、したがって一次覆工内にできるだけ大径の管を敷設でき、また管支持竿によって片持式に管を支持するだけであるため、装置が長くならず、したがって一次覆工が曲がりを有する場合にも問題なく管の運搬を行える。また、このように管の後方からこの管を片持式に支持しているだけであるため、この支持した管の前端を既設管の端部に挿入することで、運搬台車以外の特別な装置を必要とせずに、また余分な工程を必要とせずに、管の運搬および既設管との接合を容易に行うことが可能である。 【0011】本発明によると、管支持竿を鉛直方向の軸心のまわりに旋回可能に構成することができる。このような構成であると、管支持竿によって支持した管を水平方向に旋回させることが可能であり、したがって一次覆工が曲がりを有する場合に特に有利である。また管を既設管に対し水平方向に心出しすることが可能であり、別途心出し装置を使用する必要がないという利点がある。 【0012】また本発明によると、管支持竿を昇降可能に構成することができる。このような構成であると、管を既設管に対し上下方向に心出しすることが可能であり、別途心出し装置を使用する必要がないという利点がある。 【0013】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の管運搬台車を示す。この管運搬台車21は、一次覆工の内部に敷設されたレール上を走行可能な車輪22付きの台車23を有し、この台車23上に鉛直方向の支柱24が設けられている。この支柱24は、油圧装置などによって、鉛直方向の軸心のまわりに回転できるように構成されている。 【0014】支柱24には、水平方向の管支持竿25が片持状態で支持されている。すなわち、管支持竿25は、その一端が支柱24に支持されるとともに、この支柱24から水平方向に延出するように構成され、その他端部すなわち先端部26は何ら支持を受けない自由端として構成されている。管支持竿25は、油圧装置などによって支柱24に沿い上下方向に移動できるように構成されている。また管支持竿25は、一対の竿体27、27が水平方向に適当距離をおいて並設された構成となっている。 【0015】このような構成において、図2に示すように二次覆工用の管4を一次覆工1の内部で運搬する際には、一次覆工1の外部において、この管4を運搬すべき方向の後方からこの管4の内部に管運搬台車21の管支持竿25を挿入する。そして、この管支持竿25を上昇させるか、あるいは別の手段にて吊り下げていた管4を降ろすことによって、管支持竿25を管4の頂部の内面に当ててこの管4を水平方向に支持する。このとき、管支持竿25は一対の竿体27、27が水平方向に適当距離をおいて並設された構成であるため、管4を安定な状態で支持することができる。 【0016】次に、管支持竿25の昇降によって管4を一次覆工1に対して上下方向に位置決めするとともに、支柱24の回転にもとづく管支持竿25の旋回によって管4を一次覆工1に対して水平方向に位置決めする。そして、この状態で台車21をレール2に沿って走行させることで、管4を一次覆工1の内部に挿入して運搬する。 【0017】このとき、管4は片持式の管支持竿25にて支持されており、管4の下側には台車が存在せず、したがって一次覆工1の内部にできるだけ大径の管4を搬入して敷設することができる。また台車21から水平方向に延出する管支持竿25によって片持式に管4を支持するだけであるため、装置が長くならず、したがって一次覆工1が曲がりを有する場合にも問題なく管4の運搬を行える。支柱24の回転によって管支持竿25を水平方向に旋回させることで、一次覆工1が曲がりを有する場合にいっそう容易に管4を運搬することができる。 【0018】図3に示すように、台車21によって管4を既設管10の直前まで運搬したなら、管支持竿25の昇降と、支柱24の回転にもとづく管支持竿25の旋回とによって、管4を既設管10に対して心出しする。そして、この心出し状態で台車21を前進させることによって、管4を既設管10に接合し、二次覆工を構築する。このとき、台車21は管4を片持状態で支持しており、管4と既設管10との間に他の台車などが配置されることがないため、この台車21によって管4を既設管10の近傍まで運搬した直後に、管4の心出しおよび両10、4の接合を行うことができ、したがって容易に作業することができる。また、管支持竿25の旋回および昇降によって管4を既設管10に対して心出しすることができ、この心出しのための特別な装置を必要としないという利点もある。 【0019】 【発明の効果】以上のように本発明によると、管内に挿入されてこの管を水平方向に支持する管支持竿を有し、この管支持竿が走行台車に片持状態で取り付けられているようにしたため、この片持式の管支持竿を管の後方からこの管の内部に挿入して、この管を水平方向に支持しながら、台車を走行させることで、管の下側には台車が存在せず、したがって一次覆工内にできるだけ大径の管を敷設でき、また管支持竿によって片持式に管を支持するだけであるため、装置が長くならず、したがって一次覆工が曲がりを有する場合にも問題なく管の運搬を行える。また、このように管の後方からこの管を片持式に支持しているだけであるため、この支持した管の前端を既設管の端部に挿入することで、運搬台車以外の特別な装置を必要とせずに、また余分な工程を必要とせずに、管の運搬および既設管との接合を容易に行うことができる。 【0020】また本発明によると、管支持竿を鉛直方向の軸心のまわりに旋回できるように構成したため、この管支持竿によって支持した管を水平方向に旋回させることが可能であり、したがって一次覆工が曲がりを有する場合に特に有利である。また管を既設管に対し水平方向に心出しすることが可能であり、別途心出し装置を使用する必要がないという利点がある。 【0021】また本発明によると、管支持竿を昇降可能に構成したため、管を既設管に対し上下方向に心出しすることが可能であり、別途心出し装置を使用する必要がないという利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成12年10月10日(2000.10.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2002−115499(P2002−115499A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月19日(2002.4.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−308546(P2000−308546) |
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