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【発明の名称】 納骨墓自動搬送礼拝装置
【発明者】 【氏名】出口 信也

【要約】 【課題】納骨墓自動搬送礼拝装置において、コンピュータの故障により墓参ができない場合であっても、代わりの参拝墓により参拝を可能にすること。

【解決手段】納骨墓2を多数収納する収納棚3と、収納棚3と祭壇8間で納骨墓2を搬送する自動搬送手段4、5、6と、収納棚3を隔離する参拝壁面7に設けられた祭壇8を備えた礼拝室10からなる納骨墓自動搬送礼拝装置において、自動搬送手段は収納棚3に沿って走行するスタッカクレーン4と、スタッカクレーン4から移載された納骨墓2を参拝口9に搬送する参拝口コンベヤ6を有し、代表墓11をコンベヤ6に隣接して、コンベヤ6に移載可能に設けたことを特徴とする納骨墓自動搬送礼拝装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 納骨墓を多数収納する収納棚と、収納棚と祭壇間で納骨墓を搬送する自動搬送手段と、収納棚を隔離する参拝壁面に設けられた参拝口からなる祭壇を備えた礼拝室からなる納骨墓自動搬送礼拝装置において、自動搬送手段は収納棚に沿って走行するスタッカクレーンと、スタッカクレーンから移載された納骨墓を参拝口に搬送する参拝口コンベヤを有し、代表墓を参拝口コンベヤに隣接して、参拝口コンベヤに移載可能に設けたことを特徴とする納骨墓自動搬送礼拝装置。
【請求項2】 代表墓を自動搬送手段を制御するコンピュータとは独立した制御系により制御することを特徴とする請求項1記載の納骨墓自動搬送礼拝装置。
【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】本発明は、納骨墓を多数収納する収納棚と、収納棚と祭壇間で納骨墓を搬送する自動搬送手段と、納骨墓を載置する祭壇を備えた礼拝室からなる納骨墓自動搬送礼拝装置に関するものである。
【従来の技術】従来より土地価格が高価な都市部においては、墓地用の土地を確保するのが困難となってきており、墓地を都市部より遠隔地に求めるケースが増加してきている。その一方で、都市部に墓地を設ける手段として、納骨墓を多数収納する収納棚と、収納棚と祭壇間で納骨墓を搬送する自動搬送手段と、納骨墓を載置する祭壇を備えた礼拝室からなる納骨墓自動搬送礼拝墓地装置が実用化されてきている。この墓地装置は、収納棚に納骨墓を立体的に収納することにより、納骨墓の収納効率を大幅に改善することができるため、墓地に占める土地価格を大幅に低下させることができるものであり、都市部においても安価に墓地を入手でき、さらに、墓参者は多数の納骨墓が収納されている収納棚を見ることなく、墓参者個有の墓所として礼拝できるため、墓地の厳かさを失うことなく、墓地としての使用に供されるという特徴を有する。然し、この種の納骨墓自動搬送礼拝墓地においては、納骨墓の搬送を行う自動搬送装置の制御はコンピュータによって行われるため、コンピュータが故障したり、コンピュータ操作時にトラブルが発生したり、また自動搬送装置であるスタッカクレーン等に故障が発生した場合には、墓参者は参拝ができず、また故障回復のために無駄な時間を費すこととなり、墓参者に不快感を与えることになる。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、納骨墓を多数収納する収納棚と、収納棚と祭壇間で納骨墓を搬送する自動搬送手段と、納骨墓を載置する祭壇を備えた礼拝室からなる納骨墓自動搬送礼拝装置において、コンピュータに何らかの原因によりトラブルが発生したり、スタッカクレーンに故障が発生し、墓参者が参拝する納骨墓を祭壇に搬送することができない場合であっても、即座に代わりの参拝墓を祭壇に搬送するようにすることにより、故障発生時における参拝を可能にする礼拝装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するもので、納骨墓を多数収納する収納棚と、収納棚と祭壇間で納骨墓を搬送する自動搬送手段と、収納棚を隔離する参拝壁面に設けられた祭壇を備えた礼拝室からなる納骨墓自動搬送礼拝装置において、自動搬送手段は収納棚に沿って走行するスタッカクレーンと、スタッカクレーンから移載された納骨墓を参拝口に搬送するコンベヤを有し、代表墓をコンベヤに隣接して、コンベヤに移載可能に設けたことを特徴とする納骨墓自動搬送礼拝装置である。本発明によれば、参拝時にコンピュータに何らかの原因によりトラブルが発生したり、スタッカクレーンに故障が発生して、墓参者が参拝する納骨墓を祭壇に搬送することができない場合であっても、即座に代わりの代表墓を祭壇に搬送することができるため、墓参者が参拝をできなかったり、また故障回復のため無駄な時間を費すことなく、平常通りの状態で不快を感ずることなく参拝を行うことができる。
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、納骨墓を多数収納する収納棚と、収納棚と祭壇間で納骨墓を搬送する自動搬送手段と、収納棚を隔離する参拝壁面に設けられた参拝口からなる祭壇を備えた礼拝室からなる納骨墓自動搬送礼拝装置において、自動搬送手段は収納棚に沿って走行するスタッカクレーンと、スタッカクレーンから移載された納骨墓を参拝口に搬送する参拝口コンベヤを有し、代表墓を参拝口コンベヤに隣接して、コンベヤに移載可能に設けたことを特徴とするもので、参拝時にコンピュータに何らかの原因によりトラブルが発生したり、スタッカクレーンに故障が発生して、墓参者が参拝する納骨墓を祭壇に搬送することができない場合であっても、即座に代わりの参拝墓を祭壇に搬送することができるため、墓参者が参拝をできなかったり、また故障回復のため無駄な時間を費すことなく、平常通りの状態で参拝を行うことができる作用を有する。請求項2に記載の発明は、代表墓を自動搬送手段を制御するコンピュータとは独立した制御系により制御することを特徴とするもので、請求項1に記載の発明と同じ作用を有する。
【実施の形態】以下本発明の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。図において、1は本発明の礼拝墓地装置を示し、該礼拝墓地装置1は、納骨墓2を収納する収納棚3、収納棚3間を走行するスタッカクレーン4、スタッカクレーン4から移載される納骨墓2を参拝口側に移送するコンベヤ5、コンベヤ5から移載される納骨墓2を参拝口9に移送するコンベヤ6、収納棚3、スタッカクレーン4、コンベヤ5、6と礼拝室を隔離する参拝壁面7、参拝壁面7の開口部に設けられた参拝口9、祭壇8、礼拝室10、コンベヤ6に隣接してコンベヤ6に移載可能に定置された代表墓11から構成されている。12はスタッカクレーン4に動作の指示をするコンピュータ、13は搬送制御装置、14はスタッカクレーン制御装置である。また代表墓11はコンピュータ12とは独立した制御系により制御されるように構成されている。上記礼拝墓地装置1において、収納棚3は、納骨墓2を効率よく収納するため、収納スペースの形状に合わせて適宜設計され、図1に示すように、参拝口9と同一方向に設けてもよいし、また図2に示すように、参拝口9に対して横方向に設けてもよい。収納棚3はスタッカクレーン4の移動スペースの幅分だけを残して、スタッカクレーン4を挟んで並設されており、各収納棚3は仕切板等により納骨墓2が立体的に効率よく収納されるように仕切られている。スタッカクレーン4の参拝壁面側のターミナルには、スタッカクレーン4に並んでコンベヤ5が設けられ、該コンベヤ5はスタッカクレーン4から移載された納骨墓2を参拝口コンベヤ6に移載する作用を行う。参拝口コンベヤ6は納骨墓2を祭壇8の参拝口9に移送し、納骨墓2を参拝口9に載置する。代表墓11は常時は参拝口コンベヤ6に隣接した場所に定置されており、作動ボタンを押すことにより、コンベヤ6aが駆動し、代表墓11は参拝口コンベヤ6上に移載され、参拝口9に載置される。代表墓11は先述した通り、スタッカクレーン4を制御するコンピュータ12とは別系統の制御手段により制御される。礼拝室10は参拝壁面7により、収納棚3、スタッカクレーン4、コンベヤ5、6、6aと隔離されており、参拝時には祭壇8に祭られている納骨墓2または代表墓11だけしか目視できないため、墓参者は厳かな状態で参拝を行うことができる。次に、本発明の納骨墓自動搬送礼拝装置における参拝時の動作フローについて図4〜6を用いて説明する。図4は通常時の動作フローを示し、図5は正常時の処理の流れ、図6は異常時の処理の流れを示す。図4において、■参拝者は参拝の受付けを行い、その際コンピュータ12に参拝者情報(例えば檀家登録名、登録コード等)が入力される。■コンピュータ12は、参拝者情報に基づいて納骨墓2のロケーション情報(列、連、段、等)を指示し、ロケーション情報を搬送制御装置13に伝達する。■搬送制御装置13は、指定されたロケーションから納骨墓を出庫するようにスタッカクレーン制御装置14に指示を与え、■スタッカクレーン4は、指定されたロケーションから納骨墓を出庫し、コンベヤ5上に移載し、■納骨墓2は、参拝口コンベヤ6により参拝口9に運ばれて祭壇上に載置され、参拝が行われる。■参拝が終了すると完了釦を押すことにより納骨墓はコンベヤ6、5からスタッカクレーン4に運ばれ、■スタッカクレーンにより所定の位置に格納される。また、上記装置において、参拝口9には納骨墓2が定置された後に開閉する扉を設けてもよいし、また礼拝室10を参拝口9に納骨墓2が定置された後に開くようにしてもよい。一方、コンピュータに故障等が発生した場合には、図6に示す処理が行われる。すなわち、墓参者が参拝の受付けを行い、コンピュータに参拝者情報を入力しても、納骨墓の出庫指示が行われない。この時受付者は現在使用していない礼拝室10を特定し、特定した礼拝室10の参拝口9に定置されている代表墓参拝釦を押すと、代表墓11はコンベヤ6aにより参拝口コンベヤ6に移載され、参拝口9に載置される。
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば参拝時にコンピュータに何らかの原因によりトラブルが発生したり、スタッカクレーンに故障が発生して、墓参者が参拝する納骨墓を祭壇に搬送することができない場合であっても、即座に代わりの代表墓を祭壇に搬送することができるため、墓参者が参拝をできなかったり、また故障回復のため無駄な時間を費すことなく、平常通りの状態で参拝を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000129367
【氏名又は名称】株式会社キトー
【出願日】 平成12年6月19日(2000.6.19)
【代理人】 【識別番号】100105223
【弁理士】
【氏名又は名称】岡崎 謙秀 (外1名)
【公開番号】 特開2002−4637(P2002−4637A)
【公開日】 平成14年1月9日(2002.1.9)
【出願番号】 特願2000−183783(P2000−183783)