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鋼管柱組立装置 - 特開2002−4635 | j-tokkyo
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【発明の名称】 鋼管柱組立装置
【発明者】 【氏名】高島 康泰

【要約】 【課題】鋼管柱等の組立作業効率がよく、高所作業負担を低減してなる鋼管柱組立装置を提供することを課題とする。

【解決手段】左右両側に滑車用取付部を複数有する荷吊部を回動自在に配設した頭部を形成し、この頭部を配設してなる支柱部を形成し、この支柱部を鋼管柱の所定位置に少許幅広の上間装部材及び少許幅狭の下間装部材をそれぞれ介して取付金具により着脱自在に取り付けるようにしてなる構成である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 滑車用取付部を有する荷吊部を回動自在に配設した頭部を形成し、この頭部を配設してなる支柱部を形成し、この支柱部を鋼管柱の所定位置に上下間装部材を介して取付金具により着脱自在に取り付けるようにしてなる鋼管柱組立装置。
【請求項2】 前記上下間装部材が、上間装部材の横幅より下間装部材の横幅を少許幅狭にしてなることを特徴とする請求項1記載の鋼管柱組立装置。
【請求項3】 前記取付部を荷吊部の左右両側に複数箇所設けてなることを特徴とする請求項1、2記載の鋼管柱組立装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送配電、無線アンテナ、照明灯等を取り付ける鋼管柱を組み立てる際に使用する鋼管柱組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、送配電、無線アンテナ、照明灯等を取り付ける鋼管柱を組み立てる際に使用する鋼管柱組立装置は、図6に示すように、真っ直ぐな支柱部51の上端フランジ部52の孔(図示せず)にUクレビス58を固着し、このUクレビス58に滑車53を取り付け、図5に示すように、前記支柱部51を組み立て中の鋼管柱Bに台付ワイヤー、ナイロンスリング等の公知の取付金具54により取り付け、鋼管柱部材55を吊り上げるため、ワイヤ56をウインチ57に飛滑車59を介して連結し、使用している。
【0003】しかし、鋼管柱Bは、全体的に上方に行くに従って細くなっており、これに取り付けて使用する当該鋼管柱組立装置の支柱部51は、少許傾斜した状態で鋼管柱に取り付けられることになる。
【0004】従って、既に組み立てた鋼管柱Bの上部に鋼管柱部材55を継ぎ足す際に、継ぎ足す鋼管柱部材55を垂直に吊り上げると、吊り上げた鋼管柱部材55のフランジが既に組み立てた鋼管柱のフランジ等に接触したり、するため、介錯ロープ56で横引きしながら、ワイヤ56、飛滑車59を介してウインチ57で、これら鋼管柱部材、照明灯、アンテナ等の各種部材を吊り上げなければならなかった。
【0005】又、前記の如く、鋼管柱部材を単に吊り上げただけでは、既に組み立てた鋼管柱の芯位置に吊り上げられないため、介錯ロープを引っ張りながら、鋼管柱のフランジ同士を重ね合わせ、さらに当該フランジのボルト孔を一致させる必要があり、当該組立作業が容易でなかった。
【0006】このように、これらの組立作業は、作業効率が悪いばかりでなく、高所作業となるため作業員に負担となるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鋼管柱等の組立作業効率がよく、高所作業負担を低減してなる鋼管柱組立装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の発明は、滑車用取付部を有する荷吊部を回動自在に配設した頭部を形成し、この頭部を配設してなる支柱部を形成し、この支柱部を鋼管柱の所定位置に上下間装部材を介して取付金具により着脱自在に取り付けるようにしてなる構成である。
【0009】この構成によれば、荷吊部が回動するため、介錯ロープで横引きすることなく継ぎ足す鋼管柱部材を垂直に吊り上げて後、荷吊部を回動して、既に組み立てた鋼管柱の組立位置に配することができ、鋼管柱のフランジ同士を重ね合わせ作業が容易で、当該組立作業が容易で、鋼管柱等の組立作業効率がよく、高所作業負担を低減することができるものである。
【0010】請求項2の発明は、前記上下間装部材が、上間装部材の横幅より下間装部材の横幅を少許幅狭にしてなることを特徴とする構成である。
【0011】この構成によれば、全体的に上方に行くに従って細くなっている鋼管柱にも、当該鋼管柱組立装置の支柱部を垂直な状態で取り付けることができるため、荷吊部が回動することと相俟って、より簡単に、既に組み立てた鋼管柱の真直上の芯位置に配することができるものである。
【0012】請求項3の発明は、前記取付部を荷吊部の左右両側に複数箇所設けてなることを特徴とする構成である。
【0013】この構成によれば、左右両側にアームを突設しているため左右張力のバランスがよく、当該アームにかかる力が均等になり、当該荷吊部の円滑な回動が確保でき、又、太い鋼管柱を吊り上げる場合には軸筒部より離れた位置の取付部に、細い鋼管柱の場合には軸筒部に近い位置の取付部に、それぞれ滑車を取り付けることにより、鋼管柱部材を単に吊り上げただけで、既に組み立てた鋼管柱の連結位置により正確に配することができ、鋼管柱のフランジ同士を重ね合わせ作業が容易で、組立作業に必要な敷地面積が少なくてすむものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
【0015】本発明に係る鋼管柱組立装置Aは、図1に示すように、滑車用取付部9を有する荷吊部6を回動自在に配設した頭部1を形成し、この頭部1を配設してなる支柱部10を形成し、この支柱部10を鋼管柱Bの所定位置に上下間装部材21、22を介して取付金具32により着脱自在に取り付けるようにしてなる構成である。
【0016】頭部1は、図2に示すように、筒状の基軸部4の下端に連結用フランジ2を固着し、その連結用フランジ2の上方に基フランジ3を固着し、この基軸部4に荷吊部6を回動自在に配設し、上端に頂フランジ5を固着してなるものである。
【0017】荷吊部6は、図2に示すように、前記頭部1の基軸部4に回動自在に配設した軸筒部7の左右両側にアーム8を張り出させて固着し、左右アーム8の下辺付近に複数の孔を横方向に等間隔に穿設してなる取付部9を形成してなるものである。
【0018】支柱部10は、図1に示すように、上下端にそれぞれ連結用フランジ11、12を固着してなる第一支柱部13を形成し、上端に連結用フランジ14を固着し、この柱状部の二カ所に横貫通孔(図示せず)を穿設し、下端に連結用フランジ15を固着し、このフランジ15の底面部に貫通孔16を有する半円板状の底部17を突設してなる第二支柱部18を形成し、これら第一及び第二支柱部13、18の各連結用フランジ12、14を重ね合わせてボルトにより螺着して連結してなるものである。
【0019】間装部材21、22は、ゴム製で、図3に示すように、平面視上、鋼管側を略V字状に切り欠いた接当部24を設け、その接当部24の中央にボルト30の頭部が鋼管と接触しないように切り欠いた凹部25を設けてなり、支柱部10側は、当該支柱部10の円柱状表面に接触するように半円形部26を設けてなるものである。そして、この上下間装部材21、22の幅wは、上部用の方が下部用のものより広くして、上方に行くに従って細くなっている鋼管柱Bに当該鋼管柱組立装置Aの支柱部10が垂直に取り付けられるようにしている。
【0020】次ぎに、本発明に係る鋼管柱組立装置Aの使用方法について、図面に基づき説明する。
【0021】まず、頭部1の下端のフランジ2と第一支柱部13の上端のフランジ11とを重ね合わせてボルト(図示せず)により螺着して頭部1と第一支柱部13とを連結し、上下間装部材21、22の接当部側から挿通し突出したボルト30を、第二支柱部18の貫通孔(図示せず)に挿通しナット31を螺着して上下間装部材21、22を第二支柱部18に取り付け、前記頭部1の所定の取付部9に滑車40を取り付ける。
【0022】前記上下間装部材21、22を所定の鋼管柱Bに接当させ、台付ワイヤー、ナイロンスリング等の公知の帯状の取付金具32を第二支柱部18と共に巻き付けて、鋼管柱Bに当該鋼管柱組立装置Aの支柱部10を取り付ける。この間装部材21、22がゴム製であるため、支柱部10を取付金具32で鋼管柱Bに締結した際に、当該鋼管柱Bを傷付けることなく又ずり落ちることなく鋼管柱Bに取り付けることができる。
【0023】この後、図4に示すように、前記滑車40に通したワイヤ43の先端に継ぎ足す鋼管柱部材42を連結し、ワイヤ43の他端をウインチ44に飛滑車48を介して連結し、前記ウインチ44によりワイヤ43を巻き上げて前記鋼管柱部材42を所望の高さまで吊り上げ、当該鋼管柱部材42に予め結びつけておいた介錯ロープ45を引っ張って荷吊部6を回動させる。
【0024】そして、図1に示すように、当該鋼管部材42を既に立設した鋼管柱Bの上端の真上まで配設し、徐々に当該鋼管部材42を降下させて、前記鋼管柱Bの上端のフランジ46と吊り上げた鋼管柱部材42のフランジ47とを重ね合わせ、各フランジ46、47のボルト孔(図示せず)を一致させてボルト(図示せず)を挿通して締め付けて、当該鋼管柱部材42を連結し組み立てる。
【0025】そして、照明灯、アンテナ等の所望の部材を、組み立てた鋼管柱Bに取り付けた後、取付金具32を外し、鋼管柱Bから当該鋼管柱組立装置A及び飛滑車48を取り外し、組立作業を完了する。
【0026】前記荷吊部6の取付部9に滑車40を取り付ける場合において、太い鋼管柱を吊り上げる場合には軸筒部7より離れた位置の取付部9に、細い鋼管柱の場合には軸筒部7に近い位置の取付部9に、それぞれ滑車40を取り付けることにより、鋼管柱部材42を単に吊り上げただけで、既に組み立てた鋼管柱Bの真直上の芯位置に配することができるため、既に立設した鋼管柱Bの上端のフランジ46と吊り上げた鋼管柱部材42のフランジ47との重ね合わせ作業が容易になるものである。
【0027】前記実施例では、二本の支柱部からなる鋼管柱組立装置の例で説明したが、第二支柱部と同様のものをさらにもう一本追加して当該支柱部を三本連結したものとしてもよく、連結する支柱部の本数は特に限定するものではない。
【0028】前記実施例では、間装部材をゴム製の例で説明したが、当該鋼管柱組立装置を取付金具で鋼管に締結した際に、当該鋼管柱を傷付けることなく又ずり落ちることなく鋼管に取り付けられる材質のものであればよく、その形状や材質は、特に限定するものではない。
【0029】前記実施例では、複数の孔を横方向に等間隔に穿設してなる取付部を形成した例で説明したが、鋼管柱部材等の太さに応じて、滑車を取り付ける位置を調節できるものであればよく、滑車取付用のピンを複数個突設したものとしてもよく、その形状、手段等は、特に限定するものではない。
【0030】前記実施例では、軸筒部の左右両側にアームを突設した荷吊部の例で説明したが、左右両側にアームを突設しているため左右張力のバランスがよく、当該アームにかかる力が均等になり、当該荷吊部が回動しやすいものであるが、当該荷吊部の回動が円滑に確保できれば、アームは左右のどちらか一方でもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に係る鋼管柱組立装置は、以下に列挙する実用上の様々の優れた効果を有する。
【0032】本発明に係る鋼管柱組立装置は、荷吊部が回動するため、介錯ロープで横引きすることなく継ぎ足す鋼管柱部材を垂直に吊り上げて後、荷吊部を回動して、既に組み立てた鋼管柱の組立位置に配することができ、鋼管柱のフランジ同士を重ね合わせ作業が容易で、当該組立作業が容易で、鋼管柱等の組立作業効率がよく、高所作業負担を低減することができるものである。
【0033】又、全体的に上方に行くに従って細くなっている鋼管柱にも、当該鋼管柱組立装置の支柱部を垂直な状態で取り付けることができるため、荷吊部が回動することと相俟って、より簡単に、既に組み立てた鋼管柱の真直上の芯位置に配することができるものである。
【0034】さらに、左右両側にアームを突設しているため左右張力のバランスがよく、当該アームにかかる力が均等になり、当該荷吊部の円滑な回動が確保でき、又、太い鋼管柱を吊り上げる場合には軸筒部より離れた位置の取付部に、細い鋼管柱の場合には軸筒部に近い位置の取付部に、それぞれ滑車を取り付けることにより、鋼管柱部材を単に吊り上げただけで、既に組み立てた鋼管柱の連結位置により正確に配することができ、鋼管柱のフランジ同士を重ね合わせ作業が容易で、組立作業に必要な敷地面積が少なくてすむものである。
【出願人】 【識別番号】596184971
【氏名又は名称】岡上興業株式会社
【出願日】 平成12年6月19日(2000.6.19)
【代理人】 【識別番号】100083172
【弁理士】
【氏名又は名称】福井 豊明
【公開番号】 特開2002−4635(P2002−4635A)
【公開日】 平成14年1月9日(2002.1.9)
【出願番号】 特願2000−182979(P2000−182979)