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【発明の名称】 駐輪装置の車輪支持装置
【発明者】 【氏名】奥野 承治

【氏名】河野 智佳

【氏名】見勢 馨

【要約】 【課題】種類の異なる自転車等であっても確実の支持できる車輪支持装置を得ること。

【解決手段】エレベータかご側には車輪を載せる移動台のロック装置を設け、ピットにはロックを解除する係合装置を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台に自転車等の前輪が載置される駐輪装置において、前記パレットには車長の長い自転車等と車長の短い自転車等の何れの後輪も支持できる上面が平らな後輪受けを設けたことを特徴とする駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項2】塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台に自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、前記パレットにはロック装置を設け、前記塔内のピットには前記ロック装置を解除する部材を備えたことを特徴とする駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項3】塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台が少なくとも2台以上隣接配置され、該移動台にそれぞれ自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、互いに隣接する移動台の車輪の支持位置が上下に段違いに構成することを特徴とする駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項4】塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台が少なくとも2台以上隣接配置され、該移動台にそれぞれ自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、互いに隣接する移動台の車輪の支持位置が上下に段違いに構成するとともに、前記パレットにはロック装置を設け、前記塔内のピットには前記ロック装置を解除する部材を備えたことを特徴とする駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項5】前記自転車の車輪は前輪であることを特徴とする請求項2又は請求項3又は請求項4に記載の駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項6】前記移動台に前記自転車等の車輪を載せるブラケットを移動自在に設けたことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項7】前記ブラケットは、回動自在に設けられたことを特徴とする請求項6に記載の駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項8】前記ロック装置は、前記移動台をロックする装置であることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項9】前記ロック装置は、前記ブラケットをロックする装置であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項10】前記ブラケットは、くの字形状の部材であることを特徴とする請求項9に記載の駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項11】 塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台に自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、前記移動台にはくの字形状のブラケットを備えたことを特徴とする駐輪装置の車輪支持装置。
【請求項12】塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台に自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、前記移動台にはくの字形状のブラケットを備え、前記ブラケットを拘束する装置を設けたことを特徴とする駐輪装置の車輪支持装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐輪装置における自転車等の車輪支持装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はエレベータを利用する立体駐輪装置の全体図、図3はその平面図であり、エレベータかご1に複数台の自転車2或いは単車3(以下、自転車等と称す)を載せて格納棚4まで運び、各格納棚4に収容するような駐輪装置が最近提案されている。そして、この自転車等はパレット5に載せられてパレット5毎搬送される。
【0003】ところで、このパレット5上の自転車等は、図4に示すように移動自在に支持された移動台6に自転車2等の前輪2aを載せ、後輪2bは切欠きを有する後輪受け7に嵌入させるのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この移動台は駆動装置(図示しない)により自動的に移動させて、パレット5上に自転車等を自動的に引き入れるようになっているため、後輪2bがうまく後輪受け7の切欠きにはまり込まない場合が見受けられ、自転車等の支持が確実に行われないことがあった。特に、自転車には子供用から大人用まで多種類にわたって存在し、車長の違いにより常に正確にパレット5上に引込むことができなかった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、円滑かつ確実に自転車等を支持できる装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1. 塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台に自転車等の前輪が載置される駐輪装置において、パレットには車長の長い自転車等と車長の短い自転車等の何れの後輪も支持できる上面が平らな後輪受けを設ける 。
2. 塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台に自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、パレットにはロック装置を設け、塔内のピットにはロック装置を解除する部材を備える。
3. 塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台が少なくとも2台以上隣接配置され、該移動台にそれぞれ自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、互いに隣接する移動台の車輪の支持位置が上下に段違いに構成する。
4. 塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台が少なくとも2台以上隣接配置され、該移動台にそれぞれ自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、互いに隣接する移動台の車輪の支持位置が上下に段違いに構成するとともに、パレットにはロック装置を設け、塔内のピットにはロック装置を解除する部材を備える。
5. 塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台に自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、移動台にはくの字形状のブラケットを備える。
6. 塔内を昇降するエレベータかごにパレットが載置され、該パレット上を移動する移動台に自転車等の車輪が載置される駐輪装置において、移動台にはくの字形状のブラケットを備え、ブラケットを拘束する装置を設ける。
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、多種類の自転車等の車輪を確実に支持するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す全体図、図5は本発明の動作を説明する説明図であり、図中、図2乃至図4と同一符号のものは同一のものを示す。
【0009】20はパレット5に設けられたロック装置で、中央部が回動自在に支持され、一片にはローラ21が回動自在に取付けられている。一方、30は塔内のピットに設けられた係合部材で、該ローラ21と係合離脱が可能なように対向する位置に配置されている。そして、本発明では後輪受け7’には切欠きは存在しない。
【0010】出入口にエレベータかご1が着床すると、先ず自転車等を利用者がエレベータかご1のパレット5上に乗り入れさせ図5(a)の状態にする。すると、移動台が自動的に奥の方に移動して図5(b)の状態に移行する。その後、図1に示すようにエレベータかご1が上昇すると、ロック装置20と係合部材30の係合が解けてロック装置が時計方向に回転し、移動台6をロックする。この時、自転車が子供用の自転車の場合には、図6に示すように大人用の自転車と同様にロックされるため特に問題は生じない。
【0011】又、エレベータかご1が出入口に着床すると、図5(b)に示すように係合部材30とロツク装置20が係合してロックが解除され、移動台6の移動が可能になる。
【0012】次に、本発明のその他の実施例について説明する。図7は本発明のその他の実施例を示す全体図、図8はこの実施例の動作を説明する説明図である。
【0013】図中、図1及び図5と同一符号のものは同一のものを示すが、40は移動台6の上に中央部分が回動自在に設けられたブラケットで、例えばくの字形状をしており、一方50はパレット5に設けられ、ブラケット40と係合離脱するロック装置である。そして、ピットには係合部材30’が設けられ、先端にローラ31が取付けられている。
【0014】この実施例の場合は、出入口にエレベータかご1が着床して図7の状態になると、先ず自転車等を利用者がエレベータかご1内のパレツト5上に載せて図8(a)の状態にする。即ち、ブラケット40が反時計方向に回転した状態になる。すると、移動台が自動的に奥の方に移動して図8(b)の状態に移行する。
【0015】その後、エレベータかご1が上昇すると、ロック装置50とブラケット40との係合が解消されロツク装置が時計方向に回転し、ブラケット40の回転を拘束してロツクを掛ける。
【0016】尚、以上の説明では、一つの移動台での車輪の支持機構について述べているが、例えば複数の移動台が隣接して配置されている場合に、この隣接した移動台相互の車輪の支持位置を図9に示すように、お互いに上下に段違いになるように構成すれば、自転車等のハンドル部分がお互いに邪魔にならず、自転車等の収容ピッチを小さくでき、スペースをより有効に利用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、自転車等の車輪を載せる移動台などをエレベータの動きに合せて自動的に拘束できるため、自転車等の種類に係わらず車輪の支持を確実に行うことができるものである。
【出願人】 【識別番号】000112705
【氏名又は名称】フジテック株式会社
【出願日】 平成12年6月20日(2000.6.20)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−4621(P2002−4621A)
【公開日】 平成14年1月9日(2002.1.9)
【出願番号】 特願2000−184444(P2000−184444)