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浴室装置 - 特開2002−4608 | j-tokkyo
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【発明の名称】 浴室装置
【発明者】 【氏名】山元 惠一

【要約】 【課題】施工性に優れ、安価でかつ品質の安定した魅力ある浴室装置の提供を目的とする。

【解決手段】工業化された量産品のバスユニットからなる内側コア(13)の外周部分に、同じく工業化された複数の各種付属ユニット(20)〜(25)を接続してなる外側コア(14)を配置することによって、2重コア構造の浴室装置(10)とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 工業化された量産品のバスユニットからなる内側コアの外周部分に、同じく工業化された複数の各種付属ユニットを接続してなる外側コアを配置することによって、2重コア構造としたことを特徴とする浴室装置。
【請求項2】 内側コアの外周壁を、外側コアの内周壁として兼用するようにした請求項1記載の浴室装置。
【請求項3】 内側コアの外周壁に、内側コア内より外側コア内を見るための窓が設けられている請求項1又は2記載の浴室装置。
【請求項4】 建物本体の外側に併設して、外側コアの外周壁の一部を、建物本体の外壁の一部として兼用するようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の浴室装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅の浴室装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレハブ住宅と呼ばれる工業化住宅においては、安価でかつ施工性及び防水性に優れた工業化された量産品のバスユニットを用いて浴室を施工している。しかし、このような工業化された量産品のバスユニットは、規格化された必要最小限の大きさ(2m×2m程度の大きさ)のものであるため、アメニティ性の高い魅力ある空間とすることが困難である。
【0003】このため、敷地が充分にありかつ建築面積の大きい住宅において、図5に示すようなアメニティ性の高い大型の浴室を設ける場合には、かかるバスユニットを利用することなく、特別に大工左官・設備工事によって浴室を施工している。なお、図5において、(1)は浴槽、(2)は水風呂、(3)はテレビ、(4)はベンチ、(5)は坪庭、(6)はリクライニングチェアである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような大型の浴室を大工左官・設備工事によって施工する場合、水仕舞が難しくて施工性が悪く、職人の技量によって漏水等の品質にもばらつきが生じ易かった。また、工期も長くなり、施工費も高騰することから工業化住宅にはなじまなかった。
【0005】この発明は、上記の不具合を解消して、施工性に優れ、安価でかつ品質の安定した魅力ある浴室装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、この発明の浴室装置は、工業化された量産品のバスユニットからなる内側コアの外周部分に、同じく工業化された複数の各種付属ユニットを接続してなる外側コアを配置することによって、2重コア構造としたことを特徴とする。
【0007】また、内側コアの外周壁を、外側コアの内周壁として兼用するようにしている。さらに、内側コアの外周壁に、内側コア内より外側コア内を見るための窓が設けられている。さらにまた、建物本体の外側に併設して、外側コアの外周壁の一部を、建物本体の外壁の一部として兼用するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)この発明の第1実施形態に係る浴室装置(10)は、図1及び図2に示すように、建物本体(11)の他の生活空間(12)とは区画された状態で、建物本体(11)の外側に併設されている。この浴室装置(10)は、内側コア(13)の外周部分に外側コア(14)を配置した2重コア構造となっている。
【0009】内側コア(13)は、予め浴槽(15)を一体に組み込んでなる工業化された量産品のバスユニットから構成されている。また、外側コア(14)は、同じく工業化された複数の各種付属ユニット(20)〜(25)を接続することによってオプション的に構成されている。
【0010】外側コア(14)を構成する付属ユニット(20)〜(25)としては、洗面台(26)等を備えた大型の洗面所ユニット(20)、テーブル(27)(28)を備えた大型のテーブルユニット(21)、テレビ(29)及びテレビ台(30)を備えた中型のテレビユニット(22)、坪庭(31)を備えた中型の坪庭ユニット(23)、水風呂(32)を備えた小型の水風呂ユニット(24)、及び小型の通路ユニット(25)が用いられている。なお、付属ユニットは、上記のユニット(20)〜(25)に限定されるものではなく、その他の種類のユニットを用いるようにしても良い。また、予め複数種類のユニットを用意しておいて、居住者の要望や敷地の状況に応じて、これらユニットを選択的に組み合わせるようにしても良い。
【0011】そして、内側コア(13)の外周壁(35)は、外側コア(14)の内周壁としても兼用されている。この外周壁(35)の4つの壁面には、洗面所ユニット(20)、テーブルユニット(21)、坪庭ユニット(23)、通路ユニット(25)への出入口(36)(37)(38)(39)が夫々形成されている。
【0012】外側コア(14)の外周壁(40)は、各付属ユニット(20)〜(25)の外周壁を一体的に連続させてなり、その一部が建物本体(11)の外壁(41)の一部としても兼用されている。そして、この外周壁(40)における洗面所ユニット(20)部分の壁面には、内側コア(13)の出入口(36)に対向して建物本体(11)内への出入口(42)が形成されている。また、外周壁(40)における水風呂ユニット(24)と坪庭ユニット(23)に跨る壁面には、ガラス窓(43)が設けられ、このガラス窓(43)の内側に開閉自在なロールスクリーン(44)が取り付けられている。よって、外部から視線を気にせず、坪庭(31)を堪能できる。
【0013】このように構成された浴室装置(10)においては、内側コア(13)の浴槽(15)につかった後、テーブルユニット(21)でテレビ(29)を見ながらくつろいだり、或いは水風呂ユニット(24)の水風呂(32)につかったりすることができる。また、出入口(38)を開けておくと、浴槽(15)につかりながら坪庭(31)を鑑賞することもできる。さらに、外周コア(14)におけるロールスクリーン(44)を開けておくと、浴槽(15)や水風呂(32)につかりながら屋外の庭(45)を鑑賞することもできる。
【0014】(第2実施形態)第2実施形態に係る浴室装置(50)は、図3及び図4に示すように、建物本体(11)の他の生活空間(12)とは区画された状態で、建物本体(11)の外側の入隅部分に併設されている。この浴室装置(50)は、第1実施形態に係る浴室装置(10)と同様に、工業化された量産品のバスユニットからなる内側コア(13)の外周部分に、同じく工業化された複数の各種付属ユニット(51)〜(54)を接続してなる外側コア(65)を配置した2重コア構造となっている。
【0015】付属ユニット(51)〜(54)としては、入口ユニット(51)、テーブルユニット(52)、坪庭ユニット(53)、及びサウナユニット(54)が用いられており、これらは同じ大きさで同じ形状とされている。なお、付属ユニットは、上記のユニット(51)〜(54)に限定されるものではなく、その他の種類のユニットを用いるようにしても良い。また、予め複数種類のユニットを用意しておいて、居住者の要望や敷地の状況に応じて、これらユニットを選択的に組み合わせるようにしても良い。
【0016】そして、内側コア(13)の外周壁(35)において、テーブルユニット(52)及び坪庭ユニット(53)に面する壁面には、ガラス窓(55)(55)が設けられ、このガラス窓(55)(55)の外側に開閉自在なロールスクリーン(56)(56)が取り付けられている。これにより、ロールスクリーン(56)(56)を開けることによって、浴槽(15)につかりながらテレビ(57)や坪庭(58)を鑑賞できるようにしている。
【0017】また、外側コア(65)の外周壁(60)における入口ユニット(51)部分の壁面には、内側コア(13)の出入口(36)に対向して建物本体(11)内への出入口(61)が形成されている。さらに、外周壁(60)における坪庭ユニット(53)部分の壁面には、内側コア(13)の外周壁(35)におけるガラス窓(55)に対向するようにして、ガラス窓(62)が設けられ、このガラス窓(62)の内側に開閉自在なロールスクリーン(63)が取り付けられている。これにより、内側コア(13)側及び外側コア(65)側のロールスクリーン(56)(63)を開けることによって、浴槽(15)につかりながら屋外の庭(45)を見ることができるようになっている。その他の構成については、第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
【0018】なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発明の浴室装置は、工業化された低廉・良質な量産品のバスユニットの周りに、同じく工業化された各種の付属オプションユニットを配置して魅力付けすることで構成されているので、居住者の要望に応じた魅力あるアメニティ性の高いものでありながら、従来のように大工左官・設備工事によって施工するときと比べて施工性を向上することができ、漏水等の品質も安定させることができる。さらに、工期の短縮及び施工費の低減を図ることができる。
【0020】また、内側コアの外周壁を、外側コアの内周壁として兼用したり、外側コアの外周壁の一部を、建物本体の外壁の一部として兼用すれば、部材の共有化によってさらなる施工費の削減を図ることができる。
【0021】さらに、内側コアの外周壁に窓を設けているので、内側コア内において浴槽につかりながら、外側コア内に設けた坪庭やテレビ等を鑑賞することができ、より一層魅力のある使用性の高いものとすることができる。
【出願人】 【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
【出願日】 平成12年6月20日(2000.6.20)
【代理人】 【識別番号】100082278
【弁理士】
【氏名又は名称】樽本 久幸
【公開番号】 特開2002−4608(P2002−4608A)
【公開日】 平成14年1月9日(2002.1.9)
【出願番号】 特願2000−184000(P2000−184000)