| 【発明の名称】 |
杭打機 |
| 【発明者】 |
【氏名】大和 通泰
【氏名】伝田 袈裟男
【氏名】望月 勝美
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| 【要約】 |
【課題】小型、軽量で狭隘な場所でも簡便に取扱うことができるとともに、杭打作業時における支持枠体への振動伝達を防止することができる杭打機を提供する。
【解決手段】下部に杭打ちキャップ4が取付けられ、エンジン31で駆動されるランマ2と、このランマ2を支持する支持枠体1とを有し、前記ランマ2を支持枠体1に振動吸収手段3を介して支持させたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】下部に杭打ちキャップが取付けられ、エンジンで駆動されるランマと、このランマを支持する支持枠体とを有し、前記ランマを支持枠体に振動吸収手段を介して支持させたことを特徴とする杭打機。 【請求項2】請求項1記載の杭打機であって、前記振動吸収手段は、支持枠体とランマとの間に介装された左右一対のショックアブソーバと、このショックアブソーバとランマとを連結する左右一対の上部防振ゴム及び下部防振ゴムと、前記ショックアブソーバと支持枠体とを連結する前後一対の上部防振ゴム及び下部防振ゴムとからなることを特徴とする杭打機。 【請求項3】請求項2記載の杭打機であって、前記ショックアブソーバは、シリンダ内にピストンを一体的に有するピストンロッドを上下方向に移動自在に設けるとともに、前記ピストンの上下位置に上部ばね受けと下部ばね受けを固設し、前記ピストンと上部ばね受けとの間およびピストンと下部ばね受けとの間にそれぞれコイルスプリングを介装してなることを特徴とする杭打機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は土木構造物及び建築構造物の基礎工事に使用される杭打機に係り、詳細には、ランマを利用した杭打機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、土木構造物及び建築構造物の基礎工事では一般的に杭を打設することにより地盤の改良を行っている。 【0003】この杭の打設は、ディーゼルパイルハンマや振動杭打抜機(パイブロパイルハンマ)あるいは油圧ジャッキによる圧入装置等の杭打機が一般に用いられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の杭打機はいずれも大型で重量物(1トン以上)であるため、住宅や墓地の基礎工事や市街地での狭隘な場所の基礎工事に用いる例えば2m程度のコンクリート杭や木杭等の打設には取扱いが困難であると共に、使用することができない場合があった。 【0005】そこで、本願出願人は、縦長に形成した支持枠体の上部位置に駆動源としてのエンジンを固定すると共に、下部位置に前記エンジンにより駆動されて振動を発生する振動発生装置としてのランマを固定し、前記エンジンとランマをベルト伝導機構を介して連動連結し、前記ランマのブロック体に杭打ちキャップを取付けたことを特徴とする杭打機を提案している。(実用新案登録第3028534号) 【0006】本発明は上記杭打機の改良に係り、小型、軽量で狭隘な場所でも簡便に取扱うことができるとともに、杭打作業時における支持枠体への振動伝達を防止することができる杭打機を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は下部に杭打ちキャップが取付けられ、エンジンで駆動されるランマと、このランマを支持する支持枠体とを有し、前記ランマを支持枠体に振動吸収手段を介して支持させたことを特徴とする。 【0008】請求項1記載の杭打機であって、前記振動吸収手段は、支持枠体とランマとの間に介装された左右一対のショックアブソーバと、このショックアブソーバとランマとを連結する左右一対の上部防振ゴム及び下部防振ゴムと、前記ショックアブソーバと支持枠体とを連結する前後一対の上部防振ゴム及び下部防振ゴムとからなることを特徴とする。 【0009】請求項2記載の杭打機であって、前記ショックアブソーバは、シリンダ内にピストンを一体的に有するピストンロッドを上下方向に移動自在に設けるとともに、前記ピストンの上下位置に上部ばね受けと下部ばね受けを固設し、前記ピストンと上部ばね受けとの間およびピストンと下部ばね受けとの間にそれぞれコイルスプリングを介装してなることを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1〜図5を用いて説明する。 【0011】図1は本実施形態の杭打機の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は要部を破断した断面図、図4は図2のA−A線断面図、図5は本実施形態の杭打機の使用状態を示す斜視図である。 【0012】この杭打機は、支持枠体1と、振動発生装置としてのランマ2と、前記支持枠体1とランマ2との間に介装された振動吸収手段3と、前記ランマ2の下端部に取付けられた杭打ちキャップ4とにより構成されている。 【0013】支持枠体1は、図1及び図2に示すように、4本のパイプ材からなる垂直支持杆5を平面視において略正方形の四角に配置し、これら4本の垂直支持杆5の対角の上端部をフック取付杆6で連結するとともに、これら4本の垂直支持杆5の四角を上下2個所で上部連結杆7と下部連結杆8とによりそれぞれ連結して縦長の枠体に形成されている。そして、フック取付杆6には支持枠体1をミニクレーン等で吊り下げるためのフック9が設けられている。 【0014】ランマ2は従来より公知のもので、図2に示すように、外筒10内に摺動自在に挿合された内筒11の上端をクランクケース12に回動自在に支持されたクランク軸13に連杆14を介して連結している。内筒11内には加動体15が摺動自在に設けており、この加動体15に下向きの脚杆16を一体的に設け、この脚杆16を内筒11から突出させるとともに、前記加動体15の上下に一対のばね17、18が配設されている。前記脚杆16の突出端部には、ブロック体19が固定され、このブロック体19の回動を止めるために、脚杆16の前側に案内支脚20が設けられている。この案内支脚20は、下端がブロック体19に固定され、上部が外筒10に一体的に設けられている案内支脚受け部21に摺動自在に挿合されている。 【0015】そして、図2及び図4に示すように、前記ブロック体19にブナ合板等からなる緩衝体22を介して鋼製の杭打ちキャップ4が複数のボルト23およびナット24により取付けられている。 【0016】外筒10の下端と緩衝体22との間にゴム製のベローズ25が介装され、脚杆16および案内支脚20を全面的に覆っている。 【0017】ランマ2のクランクケース12の外壁面には、左右一対の上部防振ゴム26が一体的に取付けられており、また、外筒10の外壁面には、左右一対の下部防振ゴム27が一体的に取り付けられている。 【0018】左右の上部防振ゴム26と下部防振ゴム27は、それぞれ左右一対のサイド支持フレーム28に連結されている。 【0019】このサイド支持フレーム28は、左右一対のショックアブソーバ29をそれぞれ支持するものであり、両サイド支持フレーム28の上端部には、エンジン台取付フレーム30が連結されている。 【0020】ランマ2を駆動するエンジン31は、防振ゴム板32を介してエンジン台33に複数のボルト34により固定されており、さらに、前記エンジン台33を介して複数のボルト35によりエンジン台取付フレーム30上に取付けられている。 【0021】そして、エンジン31とランマ2は、エンジン31の出力軸に取付けられた遠心クラッチ37のプーリ38とランマ2のクランク軸13に取付けられたプーリ39との間にベルト40を掛け回してなるベルト伝導機構41により連動連結されている。 【0022】遠心クラッチ37のプーリ38、ベルト40及びプーリ39は、上部連結杆7に取付けられたカバー42により全面的に覆われている。 【0023】前記左右一対のショックアブソーバ29は、それぞれシリンダー42内にピストン43を一体的に有するピストンロッド44を上下方向に移動自在に設け、前記ピストン43の上下位置に上部ばね受け45を下部ばね受け46を固設し、ピストン43と上部ばね受け45との間およびピストン43と下部ばね受け46との間にそれぞれコイルスプリング47、48を介装して構成され、ピストンロッド44は、上部ばね受け46及び下部ばね受け47を貫通して、シリンダー42の上下に突出されている。 【0024】そして、ピストンロッド44の上下両端部は、それぞれ上部支持フレーム49及び下部支持フレーム50にナット51、52により固定されている。 【0025】さらに、上部支持フレーム49は、前後一対の上部防振ゴム53を介して上部連結杆7に固定され、また、下部支持フレーム50は、前後一対の下部防振ゴム54を介して下部連結杆8の支持フレーム連結杆8aに固定されている。 【0026】前記支持枠体1とランマ2との間に介装された左右一対のショックアブソーバ29と、このショックアブソーバ29とランマ2とを連結する左右一対の上部防振ゴム26及び下部防振ゴム27と、、前記ショックアブソーバ29と支持枠体1とを連結する前後一対の上部防振ゴム53及び下部防振ゴム54とにより振動吸収手段3が構成されている。 【0027】なお、前記杭打ちキャップ4内には、ブナ合板等からなる緩衡体51がボルト52により取付けられており、コンクリート杭や木杭の杭頭の衝撃による破損を防止するようにしている。 【0028】つぎに、上記一実施形態に係る杭打機の作用を説明する。 【0029】この杭打機を用いてコンクリート杭や木杭の杭打ちを行う場合には、図5に示すように、支持枠体1をフック9を介してミニクレーン等で吊り上げ、支持枠体1の垂直支持杆5を人が手で持って杭打ちする杭頭に杭打ちキャップ4を被せた後、エンジン31を始動してランマ2を駆動すると、このランマ2の駆動による上下振動によって杭が打ち込まれる。 【0030】この杭打ち作業時におけるランマ2の上下振動は、振動吸収手段3を構成する支持枠体1とランマ2との間に介装された左右一対のショックアブソーバ29と、このショックアブソーバ29とランマ2とを連結する左右一対の上部防振ゴム26及び下部防振ゴム27と、前記ショックアブソーバ29と支持枠体1とを連結する前後一対の上部防振ゴム53及び下部防振ゴム54との三者によって吸収される。 【0031】従って、杭打機の支持枠体1への振動伝達を防止することができるため、支持枠体1を支える作業者に伝達されることがなく、杭打ち作業が楽になる。 【0032】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項1記載の発明によれば、杭打ち作業時におけるランマの上下振動を振動吸収手段で吸収することができるため、支持枠体への振動伝達を防止することができる。 【0033】請求項2記載の発明によれば、支持枠体とランマとの間に介装された左右一対のショックアブソーバと、このショックアブソーバとランマとを連結する左右一対の上部防振ゴム及び下部防振ゴムと、前記ショックアブソーバと支持枠体とを連結する前後一対の上部防振ゴム及び下部防振ゴムとの三者で吸収するため、振動の吸収効果を高めることができ、支持枠体への振動伝達を、殆ど零にすることができる。 【0034】請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加え、振動を充分に吸収することができるショックアブソーバを容易に操作することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592219536 【氏名又は名称】和光機械工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月9日(2000.8.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065260 【弁理士】 【氏名又は名称】谷山 守
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| 【公開番号】 |
特開2002−54138(P2002−54138A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月20日(2002.2.20) |
| 【出願番号】 |
特願2000−241531(P2000−241531) |
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