| 【発明の名称】 |
衣類乾燥機 |
| 【発明者】 |
【氏名】宗形 英明
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| 【要約】 |
【課題】ドアポートとドラム支持体の気密保持と火傷防止を実現する。
【解決手段】鋼板製ドラム支持体17の内周壁17−2の内側と外側を覆うようにドアポート20の端部に内外リブ20−2,20−3を設けて断面コ字形状に形成し、内周壁17−2の外周面と外側リブ20−2の内周面間に気密保持部材21を介在させ、内周壁17−2の内側を内側リブ20−3で覆って内周壁17−2に触れることによる火傷を防止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ドラムを前側で保持する鋼板製のドラム支持体と、前記ドラム支持体および開閉するドアとの気密を保持する樹脂製のドアポートを備え、衣類を収納して回転するドラムに温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、前記ドラム支持体の内周壁の内側と外側を覆うように前記ドアポートの端部を断面コ字形状に形成したことを特徴とする衣類乾燥機。 【請求項2】請求項1において、前記ドラム支持体の内周壁外側と前記ドアポートの断面コ字形状の端部の外側壁内側の間に気密保持用部材を介在させたことを特徴とする衣類乾燥機。 【請求項3】請求項1において、前記ドラム支持体の内周壁を挟むように断面U字形状の気密保持部材を設け、この機密保持部材を覆うように前記ドアポートの断面コ字形状の端部を構成したことを特徴とする衣類乾燥機。 【請求項4】請求項1において、前記ドアポートの内周壁よりも外側に膨らませて前記断面コ字形状の端部を形成したことを特徴とする衣類乾燥機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、衣類乾燥機に関する。 【0002】 【従来の技術】衣類乾燥機は、衣類を収納するドラムの前側を保持する鋼板製のドラム支持体と、開閉するドアとの気密を保持すると共に、運転途中でドラム内が高温の状態で使用者がドアを開けて衣類を取り出すときに高温のドラム支持体および外枠体前板に触れて火傷しないように支持体および外枠体前板を覆う樹脂製のドアポートを備えている。このドアポートは、火傷防止のためにドラム支持体の内周を覆うという目的から、ドラム支持体の内周壁の内側にドアポートの端部が挿入された構成であり、ドラム支持体の内周に貼り付けられたパッキンによって気密を保持する格好となっている。しかしながら、ドアポートは、火傷防止の目的から樹脂製であることが必要であり、乾燥運転が繰り返されるうちに少しづつ径が縮小するように変形し、ドアポートとドラム支持体の隙間が大きくなり、気密保持機能が低下する。更に、パッキンもへたってくることから、ドラム内の湿度の高い空気が前記隙間から外枠内に漏れ、特に外気温度が低い場合には外枠内壁面に結露し、水たれが発生することがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的は、このような衣類乾燥機におけるドアポートとドラム支持体の隙間の発生を抑制することにより、該部における気密保持機能を維持して信頼性の良好なる衣類乾燥機を提供することにある。 【0004】また、更なる目的は、ドラム支持体が衣類投入口に露出して火傷の原因になるのを防止することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、ドラムを前側で保持する鋼板製のドラム支持体と、前記ドラム支持体および開閉するドアとの気密を保持する樹脂製のドアポートを備え、衣類を収納して回転するドラムに温風を供給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、前記ドラム支持体の内周壁の内側と外側を覆うように前記ドアポートの端部を断面コ字形状に形成したことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。 【0007】図1は、本発明の一実施の形態における衣類乾燥機の縦断側面図である。 【0008】外枠体1の内部には、衣類を収納して回転駆動することにより該衣類を撹拌しながら回転するドラム3が、前側は前記外枠体1の外枠体前板1−1に取り付けたドラム支持体17に摺動するように当接させて回転自在に支持し、後側は外枠体1の後方に取り付けたドラム・ファン支持板9に固定したドラム軸9−1にドラム軸受3−2を介して回転自在に支持することにより設置している。このドラム3の内側には、衣類を効率良く撹拌するためのバッフル3−3を突出させている。 【0009】ドラム3の回転駆動は、このドラム3の外周とドラム駆動プーリ4−2の回りに掛け回して張力印加プーリ13により張力を与えたドラムベルト15を、外枠体1にモータベース4−1を介して取り付けたモータ4により駆動することによって行う構成である。 【0010】2は、前記ドラム3内への衣類の出し入れを行うときに開閉するドアであり、前記外枠体前板1−1に支持している。また、ドア2を閉じているときはドラム支持体17とドア2の間を気密状態に保持するようドアポート20を設置する。そして、このドアポート20は、その内側に衣類投入口20−1を形成し、鋼板製のドラム支持体17や外枠体前板1−1が高温のときでも、使用者が衣類投入口20−1に手を入れたときに外周部に位置する前記ドラム支持体17や外枠体前板1−1の縁部に触れて火傷しないように、熱伝導速度が遅い樹脂により製作して前記ドラム支持体17や外枠体前板1−1の内側(衣類投入口側)の縁部を内側から覆うように設置している。 【0011】ドラム3のドラム排気口3−1の後方にはファンケーシング8および該ファンケーシング8に収めたファン6を設置する。ファンケーシング8は、前記ドラム・ファン支持板9に固定し、ファン6はドラム・ファン支持板9に固定したファン軸9−2に回転自在に支持させる。ファン6は、前記モータ4に取り付けたファン駆動プーリ(図示省略)とファンベルト10を介して前記モータ4によって回転駆動する。ここで、ファン6は、ファンケーシング8を仕切り板7とによって仕切ってその表裏により循環側Aと冷却側Bとに区画し、循環側Aにドラム3内の空気を循環させ、冷却側Bには前記外枠体1の後面を覆う裏板14に設けた裏板吸気口14−1と裏板排気口14−2で外気の吸・排気を行う表裏両翼タイプの所謂熱交換形のものである。 【0012】5は、温風を供給するための発熱体であり、前記ドラム支持体17の下部に位置するドラム吸気口17−1の直前に設置する。 【0013】16は、ドラム3内の衣類から発生する糸屑等の塵埃を捕集する糸屑捕集装置であり、前記ドラム3の前記ドラム排気口3−1の直前に設置した捕集ネット19−1を有するフィルタ支持台19に着脱自在に取り付ける。 【0014】ファンケーシング8のケーシング吐出口8−1とドラム吸気口17−1は、途中に排水口11−1を設けた後部循環ダクト11および前部循環ダクト12によって気密を保持した状態で連結する。かくして、ドラム3内の空気を、ドラム3→糸屑捕集装置16→ドラム排気口3−1→ファンケーシング8(循環側A)→ケーシング吐出口8−1→後部循環ダクト11→前部循環ダクト前12→発熱体5→ドラム吸気口(温風吹出口)17−1→ドラム3の順に循環させる循環風路を形成する。 【0015】18は、前記モータ4や発熱体5等の運転制御を司る制御装置であり、パネル18−1を介して外枠体前板1−1に取り付ける。 【0016】仕切り板7の部位に関して更に詳述する。ファン6の外周に一体に設けた櫛歯状断面のリブと仕切り板7に設けられた同じく櫛歯状断面のリブは、互いに非接触の状態で凹凸嵌入するように対向させることにより所謂ラビリンスシールを構成させている。 【0017】かくして、このように構成された衣類乾燥機が運転され、モータ4および発熱体5に通電されると、モータ4が回転することによりドラム3とファン6が各々回転して、前記循環風路に循環風が発生し、発熱体5が発熱して循環風が加熱されて温風がドラム3内へ供給され、ドラム3に収納されている衣類を撹拌されながら水分を蒸発させる。 【0018】衣類から蒸発した水分を含んだ湿気は、循環風となって糸屑捕集装置16を通過し、ドラム排気口3−1を通ってファンケーシング8の循環側Aへ流入する。また、外気が裏板14の裏板吸気口14−1からファンケーシング8の冷却側Bへ流入し、裏板排気口14−2より排気される。ファン6の外周部においては仕切り板7とのラビリンスシール部で循環風と冷却風とが出入りすることなく仕切られており、ここでファン6の表裏においてファンケーシング8の循環側Aと冷却側Bとの間で熱交換作用が発生し、循環風が冷却されることから該循環風に含まれる水分は凝縮され水となってファンケーシング8のケーシング吐出口8−1から循環ダクト11へと流下し、排水口11−1から機外へ排出される。こうして一連の衣類乾燥機の乾燥運転を継続する。 【0019】この一連の乾燥運転においてドラム3内の衣類から発生する糸屑等の塵埃は糸屑捕集装置16に捕集されて循環風から除去される。 【0020】このような乾燥運転が繰り返されると、各部品はそれぞれに熱膨張、熱収縮を繰り返すが、特にドアポート20のような環状の部品は、次第にその径が縮小されていく。このとき、ドアポート20は、ドラム支持体17とドア2との気密を保持する役割を担っているが、この実施の形態においては、図2に拡大して示すように、その気密は、ドラム支持体17の縁部の内周壁17−2の外側面と、ドアポート20の断面コ字形状の端部の外側リブ20−2の内側面の間に介在させて設けた気密保持部材21にて気密を保持するように構成しているために、ドアポート20の収縮は、その隙間を縮小して気密保持部材21を圧縮する方向に発生するので、ドラム支持体17とドアポート20の間の気密は確保することができる。そして、ドラム支持体17の縁部の内周壁17−2の内周面は、その内側に膨らむように伸びたドアポート20の断面コ字形状の端部の内側リブ20−3によって覆われるので、衣類投入口20−1に差し入れた手がドラム支持体17の縁部に触れて火傷するのを防止することができる。 【0021】また、図3に拡大して示すように、断面U字形状の気密保持部材22をドアポート20の断面コ字形状の端部の内外リブ20−2,20−3間に挿入してドラム支持体17の内周壁17−2を挟むように構成すれば、気密範囲を拡大することができ、気密性を更に確実なものとすることができる。 【0022】また、図4に拡大して示すように、ドアポート20の断面コ字形状の端部の内側リブ20−3を真っ直ぐに形成し、外側リブ20−2を外側に膨らむように形成すれば、衣類投入口20−1を大きくすることができ、操作性向上する。 【0023】前記気密保持部材21,22は、耐熱性ゴムのような耐熱性弾性部材が好適である。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、ドアポートとドラム支持体の気密保持と火傷防止効果を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所
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| 【出願日】 |
平成13年2月19日(2001.2.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074631 【弁理士】 【氏名又は名称】高田 幸彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−239296(P2002−239296A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月27日(2002.8.27) |
| 【出願番号】 |
特願2001−42514(P2001−42514) |
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