トップ :: D 繊維 紙 :: D06 繊維または類似のものの処理;ラウンドリ−;他に分類されない可とう性材料




【発明の名称】 支持柱
【発明者】 【氏名】大関 太郎

【要約】 【課題】構造物に穴を開けずにブラケット等を取り付けできると共に、ブラケット等の設置および取り外しを容易に行え、しかも十分な支持力を得る。

【解決手段】長手方向に互いに摺動可能な2つの長手部材2,3と、各長手部材2,3が建築物の構造物4の間で突っ張った状態で長手部材2,3同士を相対的に固定する固定機構5とを備えた支持柱1において、長手部材2,3のうちの一方は、該長手部材2に対して長手方向に摺動可能であると共に該長手部材2の先端から突出した状態と該長手部材2に押し込まれて該長手部材2の押圧力を直接受けて構造物4に伝達する状態とに変位する端部材6と、該端部材6を構造物4に押圧する方向に付勢する付勢手段7とを備えて、尚かつ固定機構5は長手部材2,3を摺動して伸長させるジャッキ部8と該ジャッキ部8を操作する操作部9とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長手方向に互いに摺動可能な2つの長手部材と、各長手部材が建築物の構造物の間で突っ張った状態で前記長手部材同士を相対的に固定する固定機構とを備えた支持柱において、前記長手部材のうちの一方は、該長手部材に対して長手方向に摺動可能であると共に該長手部材の先端から突出した状態と該長手部材に押し込まれて該長手部材の押圧力を直接受けて前記構造物に伝達する状態とに変位する端部材と、該端部材を前記構造物に押圧する方向に付勢する付勢手段とを備えて、尚かつ前記固定機構は前記長手部材を摺動して伸長させるジャッキ部と該ジャッキ部を操作する操作部とを備えることを特徴とする支持柱。
【請求項2】 長手方向に互いに摺動可能な2つの長手部材と、各長手部材が建築物の構造物の間で突っ張った状態で前記長手部材同士を相対的に固定する固定機構とを備えた支持柱において、前記長手部材はいずれも前記構造物に接触可能であり、前記長手部材のうちの一方は、該長手部材に対して長手方向に摺動可能であると共に該長手部材の先端から突出した状態と該長手部材に収容される状態とに変位する端部材と、該端部材を前記構造物に押圧する方向に付勢する付勢手段とを備えて、尚かつ前記固定機構は、前記長手部材を摺動して伸長させるジャッキ部と該ジャッキ部を操作する操作部とを備えることを特徴とする支持柱。
【請求項3】 前記ジャッキ部は、一方の前記長手部材に回転不能に固定される雌ねじ部と、他方の前記長手部材に回転可能に取り付けられると共に前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部とを備えると共に、前記雄ねじ部と前記操作部とを連結する傘歯車が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の支持柱。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の例えば天井と床等の構造物の間で伸ばして突っ支えさせる支持柱に関する。更に詳述すると、本発明は支持柱を構造物に設置する際に仮止めする機構に関する。
【0002】
【従来の技術】各種住宅のベランダに物干し竿を設置する場合には、物干し竿を支持するブラケットを壁面にねじ止めしたり、あるいは物干し竿を吊り下げるブラケットを天井にねじ止めして取り付けることが一般的である。また、ベランダにプランターや目隠し板を設置する場合には、これらを支持する部材を壁面等にねじ止めすることが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したブラケットや支持部材は壁面等の構造物に直接ねじ止めされているので、構造物に穴を開けなければならない。構造物への穴開け作業は煩雑であるため作業性が悪い。また、穴を開けることはブラケット等を外した後の美観が損なわれるので好ましいことではなく、特に賃貸住宅の場合には設置のために大家等の許可を得なければ成らないこともあり手続が面倒である。
【0004】また、ブラケットや支持部材を天井に取り付けるときは、脚立等を利用して上向きにねじ止めしなければならず作業性が悪い。しかも、引越しのとき等にブラケットや支持部材を取り外そうとしても固定ねじが錆び付いていたりして容易に外せないこともある。
【0005】これを解決するために、伸縮可能な棒材を構造物の間に設置して固定することが考えられるが、棒材を強い力で突っ張らせた状態で固定することは困難である。このため、作業性が悪いと共に、十分な突っ張り力を得られずに重量物を支え切れない場合もある。
【0006】そこで、本発明は、構造物に穴を開けること無くブラケットや支持部材を取り付けることができると共に、ブラケットや支持部材の設置および取り外しを容易に行え、しかも十分な支持力を得ることができる支持柱を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、長手方向に互いに摺動可能な2つの長手部材と、各長手部材が建築物の構造物の間で突っ張った状態で長手部材同士を相対的に固定する固定機構とを備えた支持柱において、長手部材のうちの一方は、該長手部材に対して長手方向に摺動可能であると共に該長手部材の先端から突出した状態と該長手部材に押し込まれて該長手部材の押圧力を直接受けて構造物に伝達する状態とに変位する端部材と、該端部材を構造物に押圧する方向に付勢する付勢手段とを備えて、尚かつ固定機構は長手部材を摺動して伸長させるジャッキ部と該ジャッキ部を操作する操作部とを備えるようにしている。また、請求項2記載の発明は、長手方向に互いに摺動可能な2つの長手部材と、各長手部材が建築物の構造物の間で突っ張った状態で長手部材同士を相対的に固定する固定機構とを備えた支持柱において、長手部材はいずれも構造物に接触可能であり、長手部材のうちの一方は、該長手部材に対して長手方向に摺動可能であると共に該長手部材の先端から突出した状態と該長手部材に収容される状態とに変位する端部材と、該端部材を構造物に押圧する方向に付勢する付勢手段とを備えて、尚かつ固定機構は、長手部材を摺動して伸長させるジャッキ部と該ジャッキ部を操作する操作部とを備えるようにしている。
【0008】したがって、構造物の間に支持柱を突っ張らせて取り付け、この支持柱に物干し竿やプランター等を設置することができるので、構造物に穴を開けること無く設置することができるようになる。また、ジャッキ部を利用して支持柱を伸長することにより構造物の間に設置できるので、各長手部材を構造物の間で突っ張るように手で力を与えながら固定する必要が無く、支持柱の設置作業を容易化することができると共に強い支持力を得ることができる。
【0009】さらに、構造物の間に支持柱を設けて徐々に伸ばしていくと端部材が付勢手段に抗して長手部材に押し込まれるので、付勢手段の付勢力により支持柱を構造物の間に仮止めすることができる。このため、支持柱を仮止めした状態で支持柱の設置位置や傾きの微調整を行うことができるので、支持柱の位置決めを容易に行うことができる。
【0010】特に請求項1記載の支持柱では、伸長された長手部材と構造物との間に端部材が介在されているので、支持柱を本支持するときに使用される端部材を利用して仮止めを行うことができ、仮止め時の支持柱の安定性を高めることができる。また、請求項2記載の支持柱では、伸長された長手部材は構造物に直接当接しているので、取り付け後の支持柱の安定性を高めることができる。
【0011】そして、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の支持柱において、ジャッキ部は、一方の長手部材に回転不能に固定される雌ねじ部と、他方の長手部材に回転可能に取り付けられると共に雌ねじ部に螺合する雄ねじ部とを備えると共に、雄ねじ部と操作部とを連結する傘歯車が設けられるようにしている。
【0012】したがって、ジャッキ部はねじジャッキであるので、操作部を小さい力で操作しても支持柱の強い突っ張り力を得ることができる。また、操作部の回転中心の方向は支持柱の伸長方向と異なるようになるので、操作部の可動範囲を大きくでき、支持柱を伸長させるときの操作性を良好にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1に本発明の支持柱1の一実施形態を示す。この支持柱1は、長手方向に互いに摺動可能な2つの長手部材2,3と、各長手部材2,3が建築物の構造物4の間で突っ張った状態で長手部材2,3同士を相対的に固定する固定機構5とを備えたものとしている。
【0015】長手部材2,3のうちの一方は、該長手部材2の端部で長手方向に摺動可能な端部材6と、該端部材6を構造物4に押圧する方向に付勢する付勢手段7とを備えている。端部材6は、図1に示すように当該長手部材2の先端から突出した状態と、図2に示すように該長手部材2,3に押し込まれて該長手部材2,3の押圧力を直接受けて構造物4に伝達する状態とに変位する。また、固定機構5は、長手部材2,3を摺動して伸長させるジャッキ部8と、該ジャッキ部8を操作する操作部9とを備えるようにしている。このため、図3に示すようにベランダの床と天井等のような構造物4の間に支持柱1を突っ張らせて取り付け、この支持柱1に物干し竿支持のブラケット10やテント11等を設置することができるので、構造物4に穴を開けること無く設置することができるようになる。また、ジャッキ部8を利用して支持柱1を伸長することにより構造物4の間に設置できるので、各長手部材2,3を構造物4の間で突っ張るように手で力を与えながら固定する必要が無く、支持柱1の設置作業を容易化することができると共に強い支持力を得ることができる。
【0016】本実施形態では、図4に示すように2つの長手部材2,3はいずれも角パイプ形状で、一方の長手部材2が他方の長手部材3の内部に挿入されて案内されながら摺動可能に設けられている。そして、外側の長手部材3を下側に、内側の長手部材2を上側に設置するようにしている。そして、端部材6および付勢手段7は上側の長手部材2の上端部に、固定機構5は上下の長手部材2,3の重複部分にそれぞれ設けられている。
【0017】上側の長手部材2の一側部には、長手方向に沿った取付溝12が形成されている。この取付溝12は、断面矩形状であると共に開口を側方から狭める顎部12aを有している。このため、図2に示すように取付溝12の内側にボルト13の頭部を入れることにより、該ボルト13は上下に摺動可能であると共に長手部材2の側方に抜けないようになる。そして、このボルト13に例えば物干し竿を支持するブラケット10やテント11をねじ止めすることができる。このボルト13は上下動可能なので、テント11等をねじ止めする前に設置高さを調整することができる。
【0018】一方、端部材6は、図5に示すように長手部材2に対して出入りする摺動軸14と、該摺動軸14の先端に固定された受板15と、摺動軸14の先端に球形状のスペーサ16を介して揺動可能に設けられた揺動板17と、該揺動板17に接着されたゴム板18と、摺動軸14の基端部にねじ止めされた基端板19とを備えている。揺動板17およびゴム板18はスペーサ16を中心に揺動する。このため、構造物4の取付面が傾斜していたり凹凸があるときでも端部材6の取付面への追従性を高めて支持力を強くすることができる。また、ゴム板18を設けているので、接触する構造物4への摩擦を高めて側方へのずれを防止して支持力を強くすることができると共に、構造物4の表面を傷めることを抑制できる。
【0019】上側の長手部材2の上部には、端部材6の摺動軸14を摺動可能に支持する軸受20が取り付けられている。そして、この端部材6の基端板19と軸受20とに、引っ張りコイルばねから成る付勢手段7が取り付けられている。したがって、端部材6を長手部材2に押し込んだときは、図2に示すように基端板19が押し下げられると共に付勢手段7が引き伸ばされる。そして、受板15が長手部材2に当接するまで押し込まれる。このときは、長手部材2から構造物4への押圧力は、長手部材2→受板15→スペーサ16→揺動板17→ゴム板18を経て構造物4に伝達される。このように、長手部材2と構造物4との間に端部材6が介在されているので、支持柱1を本支持するときに使用する端部材6を利用して仮止めを行うことができ、仮止め時の支持柱1の安定性を高めることができる。
【0020】そして、図6(A)に示すように構造物4の間隔より短くした支持柱1を構造物4,4間に設けて徐々に伸ばしていくと、突出している端部材6が構造物4に当接する(同図(B))。そして、支持柱1を更に伸ばすと端部材6が付勢手段7に抗して長手部材2に押し込まれる。このとき、付勢手段7の付勢力により支持柱1を構造物4の間に仮止めすることができる。支持柱1を仮止めした状態では支持柱1の設置位置や傾きの微調整を行うことができるので、支持柱1の位置決めを容易に行うことができる。
【0021】また、固定機構5のジャッキ部8は、図1に示すように一方の長手部材2に回転不能に固定される雌ねじ部21と、他方の長手部材3に回転可能に取り付けられると共に雌ねじ部21に螺合する雄ねじ部22とを備えるようにしている。そして、雌ねじ部21は、例えばナットから成ると共に上側の長手部材2に溶接などで固着されている。また、雄ねじ部22は、下側の長手部材3にスラスト軸受23を介して回転可能に取り付けられている。すなわち、このジャッキ部8はねじジャッキを構成している。ジャッキを使用することにより、操作部9を小さい力で操作するだけで支持柱1を強い力で伸長することができる。よって、支持柱1の強固な突っ張り力を得ることができる。また、雄ねじ部22は複数のスラスト軸受23,23により支持されているので、長手部材2,3の突っ張り状態を強固に維持することができる。
【0022】さらに、操作部9は、長手部材3の内部で長手方向と直交して回転可能に設けられた回転軸25と、該回転軸25に支持柱1の外部から着脱可能なクランク形状のハンドル26とを備えている。回転軸25は長手部材3の内部に設けられているので、ハンドル26を取り外すことにより余計な突起物が無くなり人や物が引っ掛かることを防止できる。また、操作部9の回転軸25と雄ねじ部22とは、傘歯車24により連結されている。
【0023】ハンドル26と回転軸25との接続は、例えば回転軸25の頭部に六角形状の穴25aを形成すると共にハンドル26に当該穴25aに嵌合する六角柱形状の突起26aを形成しておき、これら穴25aと突起26aとの嵌合により行うようにする。これにより、ハンドル25を回転軸25に装着して回転させることにより回転軸25および傘歯車24を介して雄ねじ部22を回転させることができる。よって、操作部9の回転中心の方向を支持柱1の長手方向と異なるようにできハンドル25の回転半径を大きくできるので、操作性を良好にすることができる。
【0024】また、下側の長手部材3の下端部には接地部材27が取り付けられている。この接地部材27の接地面には、図7に示すようにゴム板28が取り付けられている。これにより、接触する構造物4への摩擦を高めて側方へのずれを防止して支持力を強くすることができると共に、構造物4の表面を傷めることを抑制できる。そして、接地部材27は長手部材3の内側に入り込んでねじ止めにより固定されている。そして、この接地部材27の接地面は長手部材3の太さに比べて十分に大きな円形状にしている。このため、支持柱1の倒れを防止する作用がある。
【0025】上述した支持柱1を図3に示すようなベランダの天井と床との間に設置する手順を以下に説明する。
【0026】予め支持柱1の全長を構造物4の間隔より短くしておき、この支持柱1を構造物4の間に立てる(図6(A))。そして、支持柱1にハンドル26を取り付けて回転操作し、ジャッキ部8を作動させて支持柱1を伸ばしていく。
【0027】端部材6が構造物4に当接してからも更に支持柱1を伸ばすと、端部材6が付勢手段7に抗して長手部材2に押し込まれる(同図(B))。このとき、付勢手段7の付勢力を利用して支持柱1を構造物4の間に仮止めすることができる。すなわち、手を離しても支持柱1は倒れずに立ったままになる。
【0028】さらに、ハンドル26を回転操作して支持柱1を伸ばすことにより、端部材6が長手部材2に完全に押し込まれる(同図(C))。このときは、長手部材2と端部材6とが長手方向に接触して、構造物4の間で2本の長手部材2,3と端部材6とがばね部材を介さずに突っ張り合うようになる。そして、ハンドル26を回転操作して突っ張り力を適切に設定したらハンドル26を取り外す(同図(D))。これにより、支持柱1の取り付けが完了する。
【0029】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では支持柱1にテント11や物干し竿のブラケット10を取り付けているが、これには限られず例えばプランターや目隠し板や各種の部材あるいはその取付部材を取り付けることができる。また、本実施形態では支持柱1をベランダに鉛直に設置しているが、これには限られず室内に設置したり、あるいは向かい合った壁面の間に水平になるように設置しても良い。さらに、本実施形態では端部材6を上側にして設置しているが、これには限られず端部材6を下側にして設置しても良い。
【0030】そして、本実施形態では端部材6が揺動可能な揺動板17およびゴム板18により構造物4に接触するようにしているが、これには限られず図8に示すように摺動軸14に揺動不能に固定した固定板29およびゴム板18により構造物4に接触するようにしても良い。この場合、端部材6の構造を簡易化できる。
【0031】また、上述した実施形態では上側の長手部材2を構造物4に押圧するときに端部材6を介在するようにしているが、これには限られず図9に示すように端部材6が長手部材2に完全に入り込むようにして長手部材2が構造物4に直接当接するようにしても良い。すなわち、この支持柱1では、2つの長手部材2,3はいずれも構造物4に接触可能であり、また一方の長手部材2に設けられた端部材6は当該長手部材2に対して長手方向に摺動可能であると共に該長手部材2の先端から突出した状態(図9(A))と該長手部材2に収容される状態(同図(B))とに変位するものとしている。
【0032】この支持柱1では上側の長手部材2の端部に受部30が取り付けられている。この受部30は構造物4に直接接触可能であると共に、端部材6を完全に収容する空間31を有している。そして、この支持柱1は仮止め状態では、図9(A)に示すように端部材6のみが接触し長手部材2は接触しない。ここで、長手部材2を更に伸長させると同図(B)に示すように端部材6が長手部材2の受部30に収容されて受部30が構造物4に直接接触するようになる。この場合、伸長された長手部材2が構造物4に直接当接することになるので、取り付け後の支持柱1の安定性を高めることができる。
【0033】また、上述した各実施形態では、付勢手段7として引っ張りコイルばねを使用しているが、これには限られず圧縮コイルばねを使用するようにしても良い。この場合、長手部材2の内部に固定板を設けて、摺動軸14と固定板との間で付勢手段7を圧縮することにより端部材6の抗力を得るようにする。
【0034】さらに、上述した各実施形態では長手部材2,3をいずれも角パイプ形状としているが、これには限られず例えば図10に示すように上側の長手部材2を角パイプ形状、下側の長手部材3を丸パイプ形状としたり、あるいは図示してないが上側の長手部材2を丸パイプ形状、下側の長手部材3を角パイプ形状としたり、若しくは各長手部材2,3を丸パイプ形状とすることができる。図10に示すように上側の長手部材2を角パイプ形状、下側の長手部材3を丸パイプ形状とするときは、上側の長手部材2の回転を防止するために、下側の長手部材3の内部に上側の長手部材2の角部を案内する案内レール32を設けるようにする。
【0035】そして、上述した各実施形態では固定機構5の操作部9の回転軸25が長手部材3に隠れているが、これには限られず図11に示すように長手部材3から突出していても良い。また、上述した各実施形態では操作部9のハンドル26は着脱可能にしているが、これには限られず取り付けられたままであっても良い。さらに、上述した各実施形態ではハンドル26の回転中心は長手方向と直交する方向としているが、これには限られず長手方向と平行にしたり、あるいは直交と平行以外の角度であっても良い。このため、設置場所や設置角度に応じて最適な操作を行えるハンドル25を設けることができる。
【0036】また、上述した各実施形態ではジャッキ部8は雌ねじ部21を長手部材に固定して雄ねじ部22を回転させているが、これには限られず雌ねじ部21を回転して雄ねじ部22を長手部材に固定するようにしても良い。さらに、上述した各実施形態では固定機構5のジャッキ部8としてねじジャッキを採用しているが、これには限られず例えばラック・ピニオンを利用するジャッキを採用しても良い。このため、設計の自由度を高めることができる。
【0037】また、上述した実施形態では下側の長手部材3の接地部材27は長手部材3の内側に入り込んでいるが、これには限られず図12に示すように長手部材3の外側に嵌合しても良く、また図13に示すように長手方向に沿った補強板33を有するようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1および2記載の支持柱によれば、構造物の間に支持柱を突っ張らせて取り付け、この支持柱に物干し竿やプランター等を設置することができるので、構造物に穴を開けること無く設置することができるようになる。このため、設置の際に穴開け作業が不要になって作業性を高めることができると共に、ブラケット等を取り外した後に穴が残らないので美観を良好に維持できる。
【0039】また、ジャッキ部を利用して支持柱を伸長することにより構造物の間に設置できるので、各長手部材を構造物の間で突っ張るように手で力を与えながら固定する必要が無く、支持柱の設置作業を容易化することができると共に強い支持力をえることができる。
【0040】しかも、ジャッキ部を緩めれば支持柱を容易に取り外すことができるので、支持柱の設置位置を変更するときや引越しの際などの作業性を高めることができる。
【0041】さらに、付勢手段の付勢力により支持柱を構造物の間に仮止めすることができるので、支持柱を仮止めした状態で支持柱の設置位置や傾きの微調整を行うことができ、支持柱の位置決めを容易に行うことができる。
【0042】特に請求項1記載の支持柱では、伸長された長手部材と構造物との間に端部材が介在されているので、支持柱を本支持するときに使用される端部材を利用して仮止めを行うことができ、仮止め時の支持柱の安定性を高めることができる。また、請求項2記載の支持柱では、伸長された長手部材は構造物に直接当接しているので、取り付け後の支持柱の安定性を高めることができる。
【0043】そして、請求項3記載の支持柱によれば、ジャッキ部がねじジャッキであるので、操作部を小さい力で操作しても支持柱の強い突っ張り力を得ることができる。また、操作部の回転中心の方向は支持柱の伸長方向と異なるようになるので、操作部の可動範囲を大きくでき、操作性を良好にすることができる。
【出願人】 【識別番号】391030686
【氏名又は名称】株式会社協和興業
【出願日】 平成13年2月5日(2001.2.5)
【代理人】 【識別番号】100087468
【弁理士】
【氏名又は名称】村瀬 一美
【公開番号】 特開2002−224497(P2002−224497A)
【公開日】 平成14年8月13日(2002.8.13)
【出願番号】 特願2001−28769(P2001−28769)