| 【発明の名称】 |
ゴム糸集束体 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡津 正純
【氏名】小城 昭弘
【氏名】盧 忠雲
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| 【要約】 |
【課題】容易に亀裂が発生し、断裂したりせず、加工性も良好であり、連結した場合にも、容易に分離し、断裂したりしないゴム糸集束体を提供する。
【解決手段】複数のゴム糸2,2,2を直径方向に立体的に連結してゴム糸集束体1を構成する。そして、各ゴム糸2,2,2間に空隙3を画成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のゴム糸を直径方向に立体的に連結したことを特徴とするゴム糸集束体。 【請求項2】 一のゴム糸を中心部に配置し、他の複数のゴム糸をその周囲に配置したことを特徴とする請求項1に記載のゴム糸集束体。 【請求項3】 各ゴム糸間に空隙を画成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴム糸集束体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数のゴム糸を直径方向に連結したゴム糸集束体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ゴム糸には、生ゴムを配合してシート状にし加硫後切断して形成する角ゴム糸と、ラテックスに配合してノズルから凝固液中に押出し加硫して形成する丸ゴム糸とがある。かかるゴム糸は、衣料品の素材、ゴム紐の芯材、ゴルフボールの芯材等多様な用途に使用され、各用途に適合させて、ゴム糸単体で、ゴム糸と繊維を編成して、又、ゴム糸に繊維を被覆して等多様な形態で使用されている。さらに、取扱性、耐久性、太さ等を考慮して、複数のゴム糸を直径方向に接着して帯状のゴム糸集束体としたり、複数のゴム糸を直径方向に結束して帯状のゴム紐として使用されてもいる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ゴム糸と繊維を編成したり、ゴム糸に繊維を被覆した場合には、ゴム糸部分の強度はゴム糸単体の場合と何等変わらないから、一方、帯状のゴム糸集束体としたり、帯状のゴム紐とした場合にも、ゴム糸の配列方向に直交する方向については、やはり、ゴム糸部分の強度はゴム糸単体の場合と何等変わらないから、比較的短期間使用しただけで亀裂が発生し、断裂し易い。 【0004】角ゴム糸は、繊維を被覆した場合にも、四角形断面の角が明確に表れ、特に、太いものでは、四角形断面の角が顕著になって捩れ等が発生し、衣料品その他のゴム製品に使用する際に、加工性に問題がある。一方、丸ゴム糸は、加工性が良好であるが、現在の製造方法では、直径2mm以上の太さのゴム糸を形成することが困難である。 【0005】さらに、ゴム糸を長さ方向に連結する場合、通常、ゴム糸の端部同士を結ぶようにしているが、ゴム糸が太くなるに従って結び目も大きくなり、製品加工時に機械に絡まり、ゴム糸が切断されるという問題が発生している。 【0006】本発明は、かかる従来における問題点に鑑みて為されたものであり、強度を向上させて、長期間使用しても容易に亀裂が発生したり、断裂したりせず、又、太くなっても、加工性を良好にでき、さらに、連結した場合にも、容易に分離したり、断裂したりしないゴム糸集束体を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、複数のゴム糸を直径方向に立体的に連結してゴム糸集束体を構成したものである。 【0008】ここで、一のゴム糸を中心部に配置し、他の複数のゴム糸をその周囲に配置してゴム糸集束体を構成してもよい。 【0009】複数のゴム糸集束体をその端面同士で接着して長いゴム糸集束体又はリング状のゴム糸集束体を形成する場合に、接着した端面において連結したゴム糸集束体が容易に分離し、断裂しないよう、各ゴム糸間に空隙が画成されているのが好ましい。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明のゴム糸集束体の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。 【0011】図1及び図2に示すゴム糸集束体1は、各丸ゴム糸2,2,2の中心が正三角形の頂点位置にくるように、3本の丸ゴム糸2,2,2を直径方向に連結したものである。丸ゴム糸2,2,2は、周面において接着されることによって連結され、その際に圧力が付加されて周面形状が変形するが、各丸ゴム糸2,2,2間には狭小ながらも空隙3を保有させておく。 【0012】丸ゴム糸2の材料としては、用途に適合させて、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)等適宜材料を適用できる。又、丸ゴム糸2に適宜着色を施してもよく、各丸ゴム糸2,2,2に別々の着色を施してもよい。これによって、例えば、丸ゴム糸2の材料を明示したり、ゴム糸集束体1の仕様、使用条件等を明示したりすることができる。 【0013】ゴム糸集束体1は、ラテックスに配合して3本のノズルから凝固液中に押出して丸ゴム糸2,2,2を形成した後、直ちに各丸ゴム糸2,2,2を周面において当接させ、圧力を付加しながら接着し、直径方向に連結することによって形成する。 【0014】このように、本発明のゴム糸集束体1は、各丸ゴム糸2,2,2の中心が直線的になるように、すなわち、各丸ゴム糸2,2,2を平面的に連結したものではなく、各丸ゴム糸2,2,2の中心が正三角形の頂点位置にくるように、すなわち、各丸ゴム糸2,2,2を立体的に連結したものであるから、ゴム糸部分の強度は大幅に向上し、十分長期間使用しても容易に亀裂が発生したり、断裂したりすることはない。 【0015】又、各丸ゴム糸2,2,2を正三角形の頂点に配置して連結したから、ゴム糸集束体1の外周も角のない円弧からなり、繊維を被覆した場合に、全体として断面形状が円形に近いものとなって、加工性は良好である。 【0016】さらに、本発明のゴム糸集束体1は、ゴム糸集束体1をその端面同士で接着して長いゴム糸集束体又はリング状ゴム糸集束体を形成する場合に、丸ゴム糸2,2,2間に画成された空隙3に接着の際塗布した接着材料が流入するので、ゴム糸集束体1端面同士の連結強度は高くなり、接着した端面において連結したゴム糸集束体が容易に分離したり、断裂したりすることはない。 【0017】図3及び図4に示すゴム糸集束体11は、一の丸ゴム糸2の中心が正六角形の中心に位置し、他の丸ゴム糸2,2,・・・の中心が正六角形の頂点に位置するように、7本の丸ゴム糸2,2,・・・を直径方向に連結したものである。ゴム糸集束体1と同様、丸ゴム糸2,2,・・・は、周面において接着されることによって連結され、その際に圧力が付加されて周面形状が変形するが、各丸ゴム糸2,2,・・・間には狭小ながらも空隙3を保有させておく。 【0018】ゴム糸集束体11を構成する丸ゴム糸2の材料、着色についても、ゴム糸集束体1と同様である。又、ゴム糸集束体11の形成についても、一の丸ゴム糸2を中心部に配置し、他の丸ゴム糸2,2,・・・をその周囲に配置する以外は、ゴム糸集束体1と同様である。 【0019】このように、本発明のゴム糸集束体11も、ゴム糸集束体1同様、各丸ゴム糸2,2,・・・の中心が正六角形の頂点に位置するように、すなわち、各丸ゴム糸2,2,・・・を立体的に連結したものであるから、ゴム糸部分の強度は大幅に向上し、加えて、一の丸ゴム糸2が正六角形の中心部に存在するから、さらに、ゴム糸部分の強度は向上し、十分長期間使用しても容易に亀裂が発生したり、断裂したりすることはない。 【0020】又、各丸ゴム糸2,2,2を正六角形の頂点に配置して連結したから、ゴム糸集束体11の外周も角のない円弧からなり、繊維を被覆した場合に、全体として断面形状が円形に近いものとなって、加工性は良好である。 【0021】さらに、本発明のゴム糸集束体11も、ゴム糸集束体1同様、ゴム糸集束体11をその端面同士で接着して長いゴム糸集束体又はリング状ゴム糸集束体を形成する場合に、丸ゴム糸2,2,・・・間に画成された複数の空隙3,3,・・・に接着の際塗布した接着材料が流入するので、ゴム糸集束体11端面同士の連結強度はより高くなり、接着した端面において連結したゴム糸集束体11が容易に分離したり、断裂したりすることはない。 【0022】上記においては、ゴム糸集束体として3本又は7本の丸ゴム糸2を連結したものについて説明したが、勿論、3本以上であれば、連結する丸ゴム糸2の本数は任意である。 【0023】 【発明の効果】本発明のゴム糸集束体は、各ゴム糸を平面的に連結したものではなく、各ゴム糸を立体的に連結したものであるから、強度は大幅に向上し、長期間使用しても容易に亀裂が発生したり、断裂したりすることはない。 【0024】又、各丸ゴム糸を正多角形の頂点に配置して連結したから、ゴム糸集束体の外周も角のない円弧からなり、繊維を被覆した場合に、全体として断面形状が円形に近いものとなって、加工性は良好である。 【0025】さらに、本発明のゴム糸集束体は、ゴム糸間に画成された空隙に接着材料が流入するので、ゴム糸集束体端面同士の連結強度は高くなり、連結したゴム糸集束体が容易に分離したり、断裂したりすることはない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003919 【氏名又は名称】株式会社ナイガイ
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| 【出願日】 |
平成12年7月27日(2000.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103399 【弁理士】 【氏名又は名称】橋本 清 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−38353(P2002−38353A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−226964(P2000−226964) |
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