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【発明の名称】 カクテルの缶詰
【発明者】 【氏名】斎藤 清美
【課題】カクテルを造るには、材料とシェ−カ−・ミキシンググラス等のミキシング用具が必要であるが、これらは専門店や一部の愛好家には必需品として用意されているが、一般の家庭にはほとんど準備されていないため、材料の調達が容易になっても手軽にカクテルを楽しむことが出来なかった。

【解決手段】カクテルの材料セットを収納する容器(缶)に改良を加え、内容物を取り出して組み立てるとシェ−カ−・ミキシンググラス等のミキシング用具として利用できる機能を持たせ、専用の用具がなくてもカクテルを造れるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カクテルを造るのに必要な基酒と副材料を予めレシピに従って計量し、個別の容器に収納したカクテルの材料セットを、組み立てるとミキシング用具として使用できる収納容器(缶)に詰めたことを特徴とするカクテル材料の缶詰。
【請求項2】 収納容器(缶)が、キャップ部・ストレ−ナ−部・本体部から構成され、材料を取り出して組み立てるとシェ−カ−としての機能する構造であることを特長とする、請求項1に記載のカクテル材料の缶詰。
【請求項3】 容器(缶)が、ストレ−ナ−部・本体部から構成され、材料を取り出すとミキシンググラスとしての機能する構造であることを特長とする、請求項1に記載のカクテル材料の缶詰。
【請求項4】 収納容器(缶)が、金属・プラスチック・強化処理した紙で作られ、数回のミキシングに耐える強度を持つことを特長とする、請求項1〜3のいずれかに記載のカクテル材料の缶詰。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カクテル(狭義の混成飲料の一種)材料の供給法と製造に関するものであり、詳しくは、カクテルの材料セットを購入すればミキシング用具が準備されていなくても製造を可能にしたものである。即ち、カクテルの材料を供給するときに用いる収納容器(缶)に、ミキシング用具としての機能を付加することにより、氷とグラスさえあれば何時でも・何処でも簡単にカクテルが造れる手段を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】カクテルは1870年代にアメリカで生まれ、世界大戦(一次・二次)でヨ−ロッパに派遣された兵士達によって伝播され、その後、世界各地に広まった飲み物で、社交界やナイトクラブ・バ−等で多くの人々に親しまれる様になり、種々のカクテルが造られ世界的に名前の通ったものだけでも数百種に達している。日本バ−テンダ−協会編纂の『カクテルの作り方』(金園社 ’65.9.1)によれば、<カテルとは、蒸留酒(スピリッ)を基酒とし、これにアペリティフ(食前酒)・リキュール(混成酒)・ビタ−ズ・シロップ・果汁・卵・薬味料・芳香料等、一種類以上を配合し、氷を持って冷却、主としてカクテルグラス(3オンス入り)に注いで提供するショ−トドリンク(すぐに飲まないと味覚を失う飲み物)>と定義されている。
【0003】カクテルに用いる材料は非常に多種類にわたっている。基酒(ベ−スとなる蒸留酒)には、ジン・ウオッカ・ウイスキ−・ブランデ−・ラム・テキ−ラ等があり、狭義の基酒としてのシャンパン・日本酒・焼酎・白酎(中国酒)等を加えると10種類以上になる。
【0004】副材料には、リキュ−ル、アペリテフ・ビタ−ズ・シロップ・果汁・オリ−ブ・チェリ−・薬味料・芳香料等多くの種類があり、主体となるリキュ−ル類のみでも数百種類に達し、その調達・保管・管理に多くの時間と労力を費やしている。
【0005】これらの材料の収集・管理・保管等の問題は、先に本発明者が出願したカクテルを造るのに必要な基酒と副材料を予めレシピに従って計量し、個別の容器に収納した「カクテルの材料セット」の発明「特願2001−63200号」によって解決された。即ち、先に出願した「特願2001−63200号」の発明は、図4〜7に示されるように、1.カクテルを造るのに必要な基酒と副材料を予めレシピにしたがって計量し、個別の容器に収納してセット化した。
2.容器は液体を収納するに適した「5〜50cc]の小型容器で、相互接続ができる機能を持つ。
3.一体成型の容器の内部を「5〜50cc]の要領に区分して、各々に注入・出口を設けた。
4.容器の素材がアルコ−ルに浸食されないガラス・プラスチック・金属である。
5.カクテルの種類毎に容器を相互に接続して、名称とレシピを記入した帯封を用いて固縛した。
である。しかしながら、その調合には、最低限でもシェ−カ−・ミキシンググラス等のミキシング用具が必要である。
【0006】これらの用具は、カクテルの販売を業とするホテル・客船・レストランのバ−及び一般のバ−等の専門店や、スナック・居酒屋等の小規模店では必需品として取り揃えられているが、世間一般では一部の愛好家以外にはあまり準備されている道具ではない。
【0007】ミキシング用具が準備されていなければカクテルは造れないため、大人の飲み物のとして美味で魅惑的な飲み物が、面倒くさがり屋の現代人(特に若者層)にさほど愛飲されず、焼酎(甲類)をベ−スとして(梅・葡萄・リンゴ・蜜柑等の果汁やウ−ロン茶・緑茶・サワ−等)を混ぜ合わせただけの、色付き飲料が若者達の間で流行しているものと考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カクテルを造るのに必要な基酒と副材料を予めレシピに従って計量し、個別の容器に収納したカクテルの材料セットの発明により、材料の収集・管理・保管の問題が解決されても、シェカ−・ミキシンググラス等のミキシング用具がなければカクテルを造れなくては意味がない。カクテルを造るのに必要な主な用具を下記に示す。
■ シェ−カ−・・・・・・ ?
■ ミキシンググラス・・・厚手の大形グラス■ ストレ−ナ−・・・・・穴開きしゃもじ■ メジャ−カップ・・・・計量スプ−ン■ バ−スプ−ン・・・・・柄の長いスプ−ン■ スクイザ−・・・・・・市販の果汁を使用すれば不要■ アイスピック・・・・・千枚通し、錐■ アイスペ−ル・・・・・ホ−ル・桶・空缶この中の大部分の用具は右側に示す如く一般家庭に常備されている用具で代用できるが、シェ−カ−の代替品は見当たらずミキシンググラスの代用品も数が少ない。シェ−カ−の代替品に蓋付の縦長容器を代替品にする案もあるが、材料を取り出す時に氷も一緒に出て来てしまうので、氷と炭酸を加えて供するフィズ類ならともかく、カクテル(ショ−トドリンク:すぐに飲まないと味覚を失う飲み物)を造るのには実用的ではない。ミキシンググラスの代替品としては厚手で大型のグラスが最適であるが、この種のグラスも一般の家庭ではあまり見かけない用具であり、材料を取り出す時に氷の流入を防止する必要がある。カクテルの材料セットを利用して本格的なカクテルを造るためには、シェ−カ−・ミキシンググラス等のミキシンググ用具が是非とも必要である。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明は、カクテルの材料セットを用いてカクテルを造るに際して、専用の用具が準備されていなくてもミキシングできる手段を提供するものである。即ち、カクテルの材料セットの収納容器(缶)に、内容物を取り出して組み立てると、シェ−カ−又はミキシンググラ等のスミキシング容器として使用できる機能を付加することにより、専用の用具がなくても氷とグラスさえあれば手軽にカクテルを楽しめる様にした。
【0010】以下、本発明について説明する。第一の発明は、カクテルの材料セットの収納容器(缶)に図1に示すシェ−カ−としての機能を持たせたことである。シェ−カ−は、キャップ部・ストレ−ナ−部・本体部から構成されるので、円筒型の収納容器をキャップ部・ストレ−ナ−部・本体部に3分割して、材料を取り出した後に組み立てるとシェ−カ−として使用出来る構造とした。
【0011】第二の発明は、カクテルの材料セットの収納容器(缶)に図2に示すミキシンググラスとしての機能を持たせたことである。ミキシンググラスはストレ−ナ−部と本体部から構成されるので、円筒型の収納容器を2分割してストレ−ナ−部・本体部に2分割して、材料を取り出した後に組み立てるとミキシンググラスとして使用出来る構造とした。。
【0012】この発明により、材料としてカクテル缶詰を購入すればミキシング用具が準備されていなくても、氷とグラスさえあれば気軽にカクテルを造って楽しむことができるようになった。
【0013】シェ−カ−型容器(缶)の材質は、材料と氷を投入してミキシング(混合・冷却)するためガラス製では強度に不安があるので、表面処理鋼又はアルミニウムを用いる。表面処理鋼板製の容器は頑丈で使用後も当分の間はシェ−カ−として用いることもできるが、アルミニウム製は柔軟なので数回のミキシングには使用できるが長期間の使用には耐えない。
【0014】ミキシンググラス型容器(缶)の材質は、材料と氷を投入してステァ−(静かに素早く攪拌して混合・冷却する)するだけなので、カラス製でもよいが重量がかさむ上に破損し易いので、シェ−カ−型と同様に表面処理鋼又はアルミニウムを用いる。
【0015】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれにより何ら制限を受けるものではない。
【0016】
【実施例1】ホワイトレディ−・・・ジンベ−スのポピュ−ラ−なカクテルでホワイトキュラソ−の甘い香りとレモンジュ−スの酸味が一体となり、幾ら飲んでも飲み飽きることがない。
■ 材 料・・・・・ポリエチレン製の一体成型容器(2)に収納ドライジン・・・・・・・・・2/4(30cc)
ホワイトキュラソ−・・・・・1/4(15cc)
レモンジュ−ス・・・・・・・1/4(15cc)
■ 収納容器・・・・・シェカ−−型(7)(8)(9)
ホ−ムパ−ティ−で数種類のカクテルの缶詰を使用した中の一つである。シェ−カ−型の容器は、見た目にもカクテル材料の容器らしく若者層を筆頭に参加者にも好評であった。材料を取り出して組み立てるとシェ−カ−に変身するのは、仮面ライダ−・ウルトラマン等を見て育った『変身願望』の年代には大受けで、我も我もと希望者が出てシェ−カ−の取り合いになって主催者を大いに喜ばせた。
【0017】
【実施例2】マンハッタン・・・・・ウイスキ−ベ−スのアメリカの古いカクテル。傷を負ったガンマンの気つけ用に造ったと言う説もある。
■ 材 料・・・・・ポリエチレン製の容器(2)に収納して帯封で締結ライウイスキ−・・・・・・・・2/3(40cc)
スイ−トベルモット・・・・・・1/3(20cc)
アロマチックビタ−ズ・・・・・1ダッシュマラスキ−ノチェリ−・・・・・1個■ 収納容器・・・・・ミキシンググラス型(7)(9)
中年過ぎの大人の集まりで静かな雰囲気の中で飲みたいとの要望もあったので、シェ−カ−を使わずにミキシンググラスを用いるカクテルとした。材料を取り出した後組み立てるとミキシンググラスに変身するのはここでも好評で、使用後すべての容器が希望者に持ち帰られてしまって、主催者の手元には一つも残らなかった。まさに、大人の玩具と言うにピッタリの小道具であった。
【0018】
【実施例3】サイドカ−・・・・・ベ−スに用いる基酒(蒸留酒)を変えると、別のカクテルに変身するバリエ−ションの多いカクテルである。
(ジン:ホワイトレディ−・ウォッカ:バラライカ・ラム:XYZ等)
■ 材 料・・・・・ポリエチレン製の一体成型容器(2)に収納ブランディ−・・・・・・・・・2/4(30cc)
ホワイトキュラソ−・・・・・・1/4(15cc)
レモンジュ−ス・・・・・・・・1/4(15cc)
■ 収納容器 ・・・・シェカ−−型(7)(8)(9)
カクテル好き若者が集まるホ−ムパ−ティ−で使用した中の一つである。材料を取り出して組み立てるとシェ−カ−に変身するのはここでも好評であり、散会後全ての容器が参加者に持ち帰られて主催者を喜ばせた。
【0019】
【実施例4】雪 国・・・・・・・日本生まれの世界的に知られたカクテルである。縁取りの砂糖とミントチェリ−の緑が美しい大人のカクテルである。
■ 材 料・・・・・ポリエチレン製の容器(2)に収納して帯封で締結ウオッカ・・・・・・・・・・・1/2(30cc)
ホワイトキュラソ−・・・・・・1/4(15cc)
ライムジュ−ス・・・・・・・・1/4(15cc)
■ 収納容器・・・・・シェカ−−型(7)(8)(9)
気のあった仲間同士のホ−ムパ−ティ−使用した中の一つである。シェ−カ−型の容器と材料を取り出した後の変身は、ここでも好評で俄かバ−テンダ−が続出した。ミントチェリ−が1個添えられているのがミソであるが、容器を開封して準備中に酔っ払いに食べられる場面もあり、爆笑の内に散会したが全ての容器が参加者に持ち帰られて主催者を更に喜ばせた。
【0020】
【発明の効果】カクテルを造るためには,シェ−カ−・ミキシンググラス等ミキシング用具が必要である。しかし、これらの用具は専門店や一部の愛好家以外にはほとんど準備されていないため、カクテルの材料セットの発明で材料の調達が容易になっても、調合してカクテルに仕上げられなくては意味がない。発明者らは、カクテルの材料セットの収納容器(缶)に改良を加え、中身を取り出して組み立てるとミキシング用具に変身する容器を開発した。その結果、多くの人々が氷とグラスさえ用意すれば、何時でも・何処でも・誰にでも気軽にカクテルが楽しめる様になった。
【出願人】 【識別番号】500337473
【氏名又は名称】株式会社ソフテム
【出願日】 平成13年3月7日(2001.3.7)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−262852(P2002−262852A)
【公開日】 平成14年9月17日(2002.9.17)
【出願番号】 特願2001−63240(P2001−63240)